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「機動戦士ガンダム 水星の魔女」シーズン2視聴完了

2023年07月02日 22:34

この日のために今まで視聴を待っていたといっても過言ではない。最終話放映に合わせての一気視聴、最高でした。
いやー、ガンダム作品とは思えない爽やかで綺麗な終わり方をしましたねー。ハピエン厨としてはこれ以上ない決着の着け方でしたよ。
あとは下手な続編作ってこの美しい作品を台無しにしないでくれれば完璧ですね。鉄血だって1期は素直に面白かったじゃん。

そんなわけでシーズン2でしたが、学園がメイン舞台でどこかほのぼのしてたシーズン1から一転、一気に血生臭い戦場に放り込まれて温度差に風邪引きそうでした。これぞガンダム。
開始早々に前シーズンで敵として登場したメスガキちゃんが急に出てきて不穏さが一気にマックスを振り切ったかと思えば、まさかの平和な学園物の再開かと喜んだのも束の間、速攻で平穏はぶち破られるはメスガキちゃんいきなり退場しちゃうわでマジかーマジかーと言いながら見てましたw
だってシーズン1の感想でソフィたん萌え~とか書いた直後にこれですよ。ショック受けるなって方が無理よ。

更にどんどん不穏な空気が増してきて、もういつ誰が死んでもおかしくない状況で、なんかもう視聴しながら「死ぬな…死ぬな…!」って超祈ってた。ノレアが暴走したところなんかもう血の気が引いてて、アニメ見てて苦しいとか初めてでしたよ(苦笑
最後らへんはもう「みんな幸せになれ…ッ!」とブツブツ言いながら見てましたね。危ない人すぎる。

でもシーズン2の見どころはグエルよね。シーズン1で落としに落とされて頂点からどん底に滑り落された男が、そこから這い上がる様は涙なしには見れなかった。グエルが出てくる度に「グエルがんばえー!」って応援してたからね。プリキュアかよ。
とはいえ、最後までカッコよく決められないのも実にグエルらしくて、制作側から本当に愛されてたのを感じました。や、制作側に愛されるとロクな目にあわないんだけどねキャラクターは。

そんなわけで、情緒不安定になりながらも最後までしっかり楽しめて、実に満足感の高い作品でした。
政治的な話はちょっと難しすぎて話の流れがつかみきれない部分もありましたが、そこまで徹底的な理屈やリアリティは求めてないので、話の筋が破綻さえしてなければ、その辺は雰囲気で流していい部分じゃないかと思います。そもそもに別にそこまで破綻もしてないけど、その辺は重箱の隅をつつきたがる人もいると思うのでー。

悲惨な話は誰でも作れるし、どこまでも悲惨にすることも簡単なんですが、そこから希望を持たせて終わらせるのは難しいんですよね。その点、「水星の魔女」は考えうる最高のハッピーエンドで終わらせてくれたことを評価したいし、そういう方向に持っていってくれたことに感謝してます。見終わった後の満足感よ。最高オブ最高。

てなわけで、ここからは私のお気に入りキャラを個別に語りながらネタバレも解放した感想になります。
まだ見てない人は速やかに回れ右して視聴してくるように。絶対面白いから。
で、その後でまた見に来てもらえたら嬉しいですね。あなたのお気に入りのキャラについて愛を語っていってくれてもいいのよ。


以下、ネタバレありのキャラ愛感想

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「機動戦士ガンダム 水星の魔女」シーズン1視聴完了

2023年07月02日 11:31

面白い面白いと評判の「水星の魔女」、ガンプラまで買ってたのに実は今まで見てませんでした。
というのも、最近はアニメを見ることすら億劫で、空いた時間はソシャゲかYouTubeをダラダラ見るばかりだったからですね。いやー我ながらよくないわー。

で、丁度今日でシーズン2の最終回ということで、一気に見るには良いタイミングだなと思い、重い腰を上げて観始めたわけですが…メチャクチャ面白くてヤバかった。これは人気出るのもわかるわー。毎回ラストの引きで笑ったり興奮したりしてましたねー。作り方が上手いのよ。

特に何が良いって、出てくる女の子がメスガキばっかりなんですよねw
ほぼみんな口悪いし誰かを見下してるし悪い顔してるしで最高かよ(ぇー
個人的にグエルの取り巻きのフェルシーちゃんが超好みで、あの三下イキりムーブ可愛すぎる。グエルが落ちぶれると同時に一気に登場回数が激減しちゃったのがマジで残念。
かと思ったら次なるメスガキを供給してくれるのが水星の魔女でして、ソフィ…いいよね…。アニメ版だとフワフワな髪型がちょっと微妙なんだけど、エンドカードのイラスト版だとクッソ可愛くてハートを撃ち抜かれました。12話でいきなり死んだりしなくてよかった。

ガンダムって敷居が高いイメージがあって、でも定期的に新規へのアピールもやってて、SEEDやOOなんか大成功してたと思いますが、令和のガンダムとして水星の魔女は正しく「令和ガンダム」をやれてると思います。
1話目でいきなり百合路線を押し出しながら、しっかりイケメンハーレム要素も用意して、男女問わず受け入れ態勢バッチリ。謎を用意しながら基本は学園で決闘という平和なんだか物騒なんだかよくわからん「戦争ごっこ」で血生臭い感じを出さなかったのも敷居を下げる効果があったんじゃないですかね。戦争物にしちゃうと途端に敷居上がるので、学園物の皮を被せたのは上手いやり方だったと思います。

で、シーズン1最終回で一気にどん底に落とすというねw
今まで平和に楽しくやってたのに、いきなり人がバンバン死に始める展開に唖然とした人も多そうですね。
私、スレッタがサイコパスなことやる場面だけネタバレしてたんですが、具体的にどういうシチュエーションなのかは知らなくて、で、12話ももう終わる頃まで該当シーンないからアレ?と思いながら不穏な空気を感じていたら、最後の最後に「そうきたか」という感じでいやもう最初から最後まで面白かった!

それにしても、グエルはマジで可哀想ですね。ただの咬ませ犬なら笑い飛ばせたんですが、落ちぶれ方が半端なくて、そして12話はね…ちょっと強引ではありましたが、グエルにとって最悪なラストになったわけで、なんかあれですね。『進撃の巨人』のライナーと同じ匂いを感じます。多分、脚本家か監督かに歪んだ愛され方をしてしまったキャラ。
1話目の印象が最悪だったのがアレですが、でも私はグエル嫌いじゃないです。むしろ好き。シーズン2でどう立ち直るのか見ものですね。

さて、興奮のあまり放置してたブログまで更新しちゃったわけですが、引き続きシーズン2に突入して、その流れで最終話も見る予定。完璧な計画やで…。
その前にお昼ごはんの準備して、食べながら続きを見るとしましょうかね!

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』観てきた

2021年03月13日 20:39

最近は忙しすぎて、なかなか更新できませんでした。やはり日曜しか休みがないのはキツいよぉ…。
書きたいことは色々あるけど、まずはコレを書いておかねばなるまいて。
実は公開初日に観に言ってたんですが、マジで書く余裕なかったので、ここまで遅れてしまいました。
つーか、しばらく更新休んだ後で、映画の感想と共に戻ってくるのが定番になりつつあるなあ…。

さて、本編についてですが、正直なところ、専門用語の嵐と目まぐるしい場面転換の連続で、内容の半分も理解できずに気が付いたら終わっていたという感じでした。ただまぁ、みんな危惧していただろう「実はまだ続くんじゃよ」という感じにはせずに、キチンと終わってくれたのは安心しましたw

個人的に思ったこととしては、まさに集大成的に作られているなあということ。
それこそ最初のTVシリーズから、旧劇と呼ばれる「新」ではない劇場版も絡めて、エヴァという壮大な世界についてのアンサーが詰まっていたと思います。どこかで見たようなシーンや演出やセリフや描写は、長くエヴァを追ってきた辛抱強いファンであるほど感慨深いものがあることでしょう。逆に、話題性だけで観に来た人にはマジで???となることだらけな気がするので、プレーンでカジュアルな視聴者の感想こそ気になりますねw

そういった構成である分、実に「エヴァらしい」抽象的な演出や表現が多いので、特に後半になるほど(シン・エヴァではなく作品そのものの核心に近付くため)理解が追いつかなくなり、段々と「とりあえず理解できる部分だけ見よう」という感じになった結果、伏線だの実はアレはこういう意味だっただのを考える余裕がないので、純粋に、こんがらがりまくってた人間関係が整理されていく流れを楽しめたような気がします。とにかく各キャラクター達に関して色々な形で決着が着いていく流れが、最終作として丁寧な仕事だなあと感じました。

まぁ、最後の展開は、ねw
正直、最後の最後で脳が破壊された感はあるんですが、衝撃展開と長時間視聴でボンヤリとした頭の中にスッと流れ込んでくる宇多田ヒカルの「One Last Kiss」が実に美しくて、これを聴くためにここまで来たのかもしれない…などと思ってましたねw
そして改めて流れる「Beautiful World」ですよ。この歌の本当の意味というか、何でここでまた流れるのかも含めて、上手い演出だなと感心しました。エヴァは宇多田ヒカルがいたからこそ完成した。

そんな感じで、終わったことに納得はしたけど、ぶっちゃけ内容は全然理解できなかったので、パンフレット買って帰ってきました。
これねー、演者さんのインタビューが中心で、それはそれで非常に興味深く面白い内容なんですけど、肝心の専門用語の解説的なものが一切ないので、そういうのを期待して買うと肩透かし感が強いかもしれません。や、「なのは」のパンフってマジでデキ良かったんだなあって改めて思うわ。あのレベルを期待して買うと若干後悔しそう。高いし。
でも、「中の人」によるキャラクター解説はかなり読み応えあるので、悪い買い物ではなかったですよ。最後だしね!

とまぁ、綺麗に終わってくれただけで満足感がかなりあるんですが、わかりにくいとかカジュアルなファンに優しくないとかは置いといて、映像作品としてのダメ出しとして、3DCGの使い方が下手すぎるなぁということだけ言いたいですね。これ、3Dモデルがヘボいとかいう話ではなくて、アニメ作品で3DCGを使う時にやっちゃいけないことをやりまくってて、見た目はド派手で凄そうだけど、何やってるのか全然わからん絵になってるのがダメだなぁと思いました。カメラ回しすぎなんだよ…。

そんなわけで、不満がないとは言い切れないけど、きちんと終わってくれただけで満足感はあります。
Qからの流れでどん底まで落ちてるシンジが立ち直るまでの丁寧な描写で1泣き、ミサトとシンジのシーンで2泣きしました。やっぱり主役はシンジだから、シンジに感情移入しちゃうのよね。だからこそ、何で…ラスト…あれだけが…ッ(諦めろ

「鬼滅の刃」みたいに分かりやすい作品ではないだけに、素直に絶賛されるような作品ではありませんが、考察の可能性に塗れた実にエヴァらしい映画でした。
改めて考察などを読んでみると、色々なことに気が付けるのも面白いので、そのうえでもう一度見たら、色々と感じるものが変わるかもしれませんね。

とりあえず、これ見た後で無性に漫画版を読みたくなったので、愛蔵版を買ってしまうかもしれないw
つーか、「破」と「Q」の間の話が必要だと思うので、もう1本作ってくれてもいいのよ?


以下、ネタバレありで徒然と語ってみる

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アニメで描く思考バトルの最高峰! 「呪術廻戦」第17話が神ってる!

2021年02月06日 11:12

一週間ほど前に予約してた中華製プラモの発送告知が来たんですが、到着予定日が7月になってて、何で半年近くかかるねん…って愕然としてたら、今日届きました_(┐「ε:)_
海外からの直輸入は安い代わりにこういうことがままある。そして相変わらずダンボールが臭い。

さて、みんなー! 「呪術廻戦」のアニメは見てるー!?
もうね、17話がヤバすぎて大興奮ですよ! 興奮しすぎて勢いでこれ書いてるよ!
ちなみに朝っぱらからビール飲みながら見てましたイヤッフゥー! 休日万歳!

「鬼滅の刃」がもたらしたものは色々あるけれど、一番大きかったのは、アニメのスポンサーサイドの意識を変えたことじゃないかと思いますねー。だって、鬼滅の前後で明らかにクオリティ変わったでしょ。
これ、手を抜いて作るアニメには何の価値もない(逆に言えば本気で作ると莫大な利益を生む可能性がある)ってことが純然たる数字で出たから、少しでも原作人気がある作品のアニメは、とりあえずクオリティ高めておけって流れになってるんじゃないかと思うんですよねー。あと、アニオリをやる意味があんまりないなってことも。

で、今期って名作のアニメ2期とか3期とかメッチャ多くて、しかもどれも素晴らしいクオリティなんですよね。こんなことは今までなかったんで、いわゆる「鬼滅効果」ってこういう所にも出てるんじゃないかと思ったりする妄想。単にコロナで制作に余裕があっただけの可能性もある。
まぁ理由はなんだっていいから、質の良いアニメを見せてくれれば文句はないんじゃよ!

そんな中で「呪術廻戦」ですけど、これ、単に作画が良いってだけのことじゃなくて、考えながらバトルする「思考バトル」の出来が完璧なんですよね。あ、「思考バトル」ってのは、「HUNTER×HUNTER」みたいにバトル中に戦術分析とかしてるやつのことです。「ブリーチ」みたいなのは「オサレバトル」です。

この思考バトル、漫画で見る分には何の問題もないんですが、アニメになると間延びする問題がって、表現が難しいんですよねー。どうしても分析思考中は動きが止まってしまうから、バトルのテンポが悪くなったり、間がおかしくなったりする。

「呪術廻戦」17話のすごいところは、思考中も動きが一切止まらなくて、まさに「戦いながら思考してる」という演出が表現できていた点にあります。特にマキの攻撃を受ける三輪視点のシーンなんて鳥肌もので、三輪の焦燥が凄く伝わってくるんですよね。臨場感という言葉はまさにこの場面のためにあると思えます。すんげえわ。

「ワールドトリガー」2期もこの辺すごく頑張ってて、できるだけ画面が止まらないように配慮されてはいるんですが、戦闘の間の取り方がちょっとスローに感じるのが惜しいですね。まぁでも、全然文句はないです。むしろ那須隊VSウェンの丁寧な描写(ウェンの服装チェンジとか)がありがたすぎる。細かい所にこだわってて最高。原作をリスペクトしてるアニメって、いいよね。

「呪術」に話を戻すと、17話は単純に物語としても素晴らしくて、原作もいい話だったんだけど、これは声優さんの演技と作画の良さが完璧に噛み合ってて、マイがマキを責める所では涙ボロボロ流してました。才能無い子が努力して頑張ってるだけならよくある話だけど、本当は頑張りたくなんてなかったという所がリアルなんですよねぇ。高田ちゃんにハマったりと、マイって憎めない良いキャラだと思います。好き。

しかしこれ、どこまでやるんですかねー。OP見る限り九相図まで出てきそうなんで、五条の過去話直前までやって、過去話は劇場ってパターンかな。鬼滅と違ってこれなら本編と直結しないから今後のTVシリーズに影響でないし、伏黒パパとか人気キャラだから普通に人気も取れそうだしで、win-winだしね。なんなら劇場は0巻という手もあるし、夢が広がるねぃ。

最近はYouTubeも面白いし、ゲームもしたいし漫画も溜まっていく一方で、コンテンツはどんどん消費していかないと追いつかないので、繰り返し楽しむことは少ないんですが、今回の「呪術」はもう1回見よう。なんならワートリももう1回見たい。
充実してる…これがリア充ってことか…(違

アニメ『ワールドトリガー』2期のデキが素晴らしかった!

2021年01月11日 11:02

今作ってるプラモの中に30MMっていう量産機をテーマにしたシリーズがあるんですが、カスタムパーツが大量にあるのと、パーツの互換性が高いこともあって、集めれば集めるほど遊びの幅が広がる面白いキットなんスよ。
で、昨日は積んでた1機作ったついでに、カスタム中で放置してた機体にゴリゴリと武装追加してたら、ロマサガ2のダンターグみたいになってきて楽しすぎたw
どんどんパーツ追加できるんだもん…。
みんなも30MM作ろうぜ!

さて、原作者の体調不良もあって、先行き不安な『ワールドトリガー』ですが、なんとか連載は継続されているようでホッとしてます。
ゆっくりでいいので、確実に話を続けて貰えればそれだけで十分ですよ…。

そんな中、何故か唐突にアニメ版の2期の放映が開始されました。
つーか、「アニメなんてあったの?」という人も多そうなんですが、あったんですよ。しかも何故か日曜朝枠の子供番組扱いで。
部位欠損バリバリな上に分かりにくいチーム戦術が主眼の作品を、どうしてこんな枠でやったし…。
案の定、原作が足りないのに6クールもやったもんだから、全体のクオリティは低めだし、原作理解が低いアニオリが入るしで、正直残念なアニメ化になってしまいました。
まぁ私はアニメがあったから原作を知れたので、販促にはなってたのかもしれませんがー。

で、今回の2期も製作は東映ということで、半ば覚悟していたんですが、深夜枠になったのと、鬼滅のヒットで集英社の意識が変わったためか、非常に高いクオリティになっており、大満足の2期1話でした。ガトリン隊長と香取ちゃんの声だけちょっと違和感あるかなー。でもバリバリ動く香取ちゃん見れただけで感動ものですよ!
このレベルを維持してくれたら間違いなく神アニメになりますが、東映ー頑張ってくれー。

ただ、完全に1期の続きものとなっている上に、この手の作品によくある「前回のおさらい」みたいなものがまるでないので、2期から見始めて原作も知らない人には意味がわからない展開だったろうなと思います。
なんかよくわからん敵が攻めてきてるのに、何で基地内部では呑気に試合やってんだよ、とかね。
一応、OP中でダイジェスト的に前回までの流れを見せてくれるんですが、まぁMVみたいなもので解説するのは不可能なので、これまた原作知らなければ意味不な上に、知らない人にはネタバレになってしまうという、逆に悪手な気もするのががが。
もうね、原作は宇宙一面白いから、何も言わずに原作読んで欲しいですね。それからアニメ見よう。1期アニメは別にわざわざ見なくてもいいです。

とりあえず、原作ファンでもほぼ満点な出来栄えだったので、続きが非常に楽しみですね!
つーか、今季は進撃の巨人もあるし、ゆるキャンはあるしダイ大もフレイザード登場したしで、神アニメ祭りなんですけど!?
生きねば。



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