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アニメ『葬送のフリーレン』最終話を終えて

2024年03月23日 21:10

またひとつ、神アニメが終わってしまった…。
やー、『葬送のフリーレン』は完璧で究極の幸せなアニメ化作品でしたねー。ここまで非の打ち所のないアニメ化はそうそうない。

皮肉にも、これをやっていた裏では原作改変問題が騒がれて、原作者が亡くなられるという最悪な事件もありましたが(しかもフリーレンと同じ小学館がらみというのが悲しすぎる)、一方で原作者視聴者すべてを幸せな気持ちにしてくれる映像化もあるわけで、まさにめぐり合わせの奇跡としか言い様がないです。本当に良い制作陣に恵まれましたね。

正直、今回のフリーレンのアニメは、傑作と呼ばれる過去の作品群と比べると、突出した何かがあるタイプの作品ではないと思っています。感情を強く揺さぶるタイプの作品ではなく、静かに心に沁み込ませるタイプなので、強烈な印象を抱く場面があまりないのが原因かな、と。
しかし、フリーレンのアニメは間違いなくアニメ史に残すべき傑作であるとも思っています。
それは、とにかく平均値が高いということ。
100点はあまりないけど、全教科で90点以上を取る、そんなハイレベルさの塊が、この作品の凄まじさの正体かと思います。総合力の化け物。

だって、連続2クールやって作画が崩れた瞬間が一度もないだけで化け物なのに、ちょくちょく入るアニオリは原作を良い意味で補完し続け、原作の弱い部分だったバトルを別次元のレベルで表現する等、とにかく原作を壊さず、良い所は最大限まで高めて、不足している部分は完璧に補って、不要な装飾は一切せずに、しかし欲しいものはすべて付与するという贅沢ぶりでアニメ化されたわけで、いやはや、これに文句を言う人間は究極の逆張り野郎だと思います。もう好みの問題以外でケチつける要素ないんよなあ。

昔はアニメ化はアニオリ入れるのが普通、という感じだったんですが、最近はそういうことはほぼなくなって、忠実にアニメ化されるようになりました。善き哉。
ただ、何も考えずにそのままアニメ化されても、漫画ならではの間というものがあるので、それをいかにアニメに落とし込むかが重要になります。
わかりやすいのがバトル物で、何も考えずにアニメ化すると、敵の真ん前で棒立ちになった仲間たちが長々と解説会話を続ける(敵は何故か待っててくれる)みたいなシュールな絵面になります。これがダメな「そのままアニメ化」の例ですね。

こういう部分で違和感を抱かせないことが、その世界に没頭する上で大事なことなので、アニメ化の品質を測る上で「違和感を感じる瞬間があるか否か」は重要な指標になると思います。
フリーレンはその違和感を感じる部分が皆無であり、すべてが完璧に噛み合った結果、とにかくクオリティの高さだけを享受できる作品になったのではないかと。演出も使うべき音楽も音を入れるタイミングも一切合切ミスがないって逆に異常。怖い。

とまぁ、色々と理論立てて凄さを解説しましたが、単純にアニメへの感想としては、とにかくキャラクターの言動が心に沁みる作品だったなと思います。声が付いたのが猶更良かった。ヒンメルが喋る度に泣いてた。
最終話ではゼーリエの弟子への想いを語るシーンがあるんですが、静かに語る中でゼーリエの深い愛情を感じられる素晴らしい場面で、気が付くと頬を涙が伝ってました。「フリーレン」の良さは、誰かが死ぬとか激しい事件があるとかではなく、ただキャラクターが静かに語る中から感じられる暖かさで感情を揺さぶられるところにあるんですよね。創作における一番良い感動のさせ方だと思っています。

実は原作の方はそこまで感情を揺さぶられることってないんですよね。間違いなく面白いんだけど、泣くほどの何かがあるかというと、そこまでではない。
でもアニメで同じことをやってるはずなのに間違いなく泣けるのは、やはりそれが映像の強みであり、感情を感じる肉声の良さなんでしょうね。ああ、このキャラはここでこんなに優しい声音で喋ってたのか、とかね。

そういう意味でも、原作とまったく同じ内容だとしてもアニメを見る価値は間違いなくあり、それゆえにわざわざ原作を改変する必要性はない、ということの答えでもあります。絵が動いて声が入るだけで原作と違うんよなあ。それを理解するためにどれだけの古い名作たちが犠牲になってきたかを考えると、今の作品は幸せだなと思います。以前ならアニメ化なんて絶対しないような作品にもアニメ化のチャンスがあるし、それで世の中に認知された名作もある。『ゆるキャン』なんてその大きい例よな。あれ、原作新刊は書店に1冊入るかどうか程度の作品だったんだぜ…。

さて、話がとっ散らかってきましたが、まとめるとアニメの「フリーレン」は最高だった!ということです。超良かった。
そして最終話の後に総集編をやるというのが理想すぎる。総集編って本来こういうものよな。製作が間に合わないから埋め合わせでやるものじゃないんや…。
おそらく、総集編の終わりに二期か劇場版の発表があるんじゃないかと思います。仮にマハト編が劇場版になるとしたら、今年の年末くらいにやれたら最高ですねぇ。熱が冷めるギリギリくらいのタイミングだし、その流れで来年4月に2期、とかやれたら完璧だと思うけど、さすがに無理そう。理想的すぎる。

まぁ、急ぎ過ぎてクオリティが下がるよりは、この流れを大切にしてほしいのも事実。結局のところ、ここまで愛される作品になったのは、総合力の化け物であったがゆえだと思っているので、クオリティを下げてしまったら、そこでコンテンツは死ぬと思います。
まぁ、待たせすぎても死んじゃうんだけどね…難しいよね。





鬼滅が何故大ヒットしたのかをフリーレンから学ぶ

2023年12月23日 15:10

やー、雪やっばいですねー。雪国住まいの方はご自愛ください。
有給とってマジで助かったけど、日曜挟んだくらいじゃどうにもならんよなコレ…。

軽く未来に絶望してるわけですが、今回は最近あったちょっと面白い視点の話。

秋アニメが始まって少し経った頃、同僚のアニメ好きな人と雑談したんですよ。ちなみにその人はオタ知識ゼロのただのアニメが好きな一般人という、個人的に珍しい人です。結構色々見てるのにオタクじゃないんだよなあ。

で、当然のように秋の新作でオススメを聞かれたので、今期はもうフリーレンでしょ!と自信満々でオススメしたところ、何故か難しい顔をされまして。
話を聞くと、どうやら最初の2時間スペシャルは見たそうなんだけど、話がよくわからなかったとか言う。え、フリーレンて難しい描写何もないよね? 世界観は超王道の中世ファンタジーだし、勇者が魔王を倒したって話だし。

何がわからないのか聞いてみると、どうやらその「中世ファンタジー」という概念そのものが理解外らしいことがわかりまして、いわゆる「なろう」系が何で中世ヨーロッパが舞台なの?みたいに訊かれて、あー、これが一般人の感覚なのかと目からうろこでした。まぁ興味ない人はファンタジーという概念を知ろうとすらしてない可能性はあるのよね。

つまり、ファンタジー知識がガチでゼロなため、フリーレンがエルフなことも、エルフという種族が長命なことも、その辺の「下地」の知識が何もない上に、実は『フリーレン』ってその辺の知識はもう常識で知ってる前提で作られてて、作中で説明ほとんどないのよね。なんとなく「この耳の長い子が長生きなんだな」くらいは分かっても、それが何でなのかが分からない。「エルフ」というものに理解がないから。そういう「よくわからない」が蓄積して気持ち悪さが生じるタイプの作品であることに、知識がある人は気づけないんですね。なるほどー。

更に言えば、その人はゲームも全然やらない人なので、「魔王って何? 勇者…?」って感じらしく、冒頭で何でお祭りや凱旋パレードやってたのかもよくわからないまま見てたそうです。おおう、そうなるのか…確かにその辺説明まったくないもんね…「勇者と魔王」って題材は今では文字通り死ぬほど世の中に溢れてて、誰でも知ってると勘違いしそうになるけど、誰もがドラクエを知ってるわけじゃないのと同じで、「勇者と魔王」という概念も実はオタ知識の一種なんだなと改めて実感しました。そしてそれを知らない人に説明するのメッチャ難しいことも知りました。そもそもドラクエ知らないからそこから繋げることもできんしね。

でまぁ、改めて見直してみると、『フリーレン』は読者(視聴者)の知識を信頼して雰囲気作りを重視しているため、ファンタジーやお約束に関する説明は殆どないんですよ。あの世界独自の魔法や理屈に関する説明は当然あるんだけど、それ以前の「エルフとは?」という大前提が実は説明されてないのよね。「そのくらいは説明するまでもなく分かるよね?」ということで。

で、実はそこが同じような世界観である『ロード・オブ・ザ・リング』とかと違う『フリーレン』ならではの致命的な部分でして、『フリーレン』は「エルフ」という種族を理解してないと、そもそもの物語のテーマやら諸々が理解できないというか、そこが鍵なんですが、『ロード・オブ・ザ・リング』は実はホビットがどんな種族かとか知らなくても全然楽しめるんですよ。それは物語を語る上で「ホビットとは何か?」ということがあんまり重要じゃないからですね。鍵は「ひとつの指輪」であり、その説明はちゃんとされるからね。
要は『フリーレン』は「ひとつの指輪とは何か?という説明をしてないロード・オブ・ザ・リング」だと考えると、それは確かに知らない人からは「?」になるわな、ということです。

まぁ、そこまで極端に知識が偏ってる人も珍しいとは思うのだけど、とはいえその手の知識がオタ知識の一種であることも事実であり、実は『フリーレン』て大衆向けではないんだなあと実感する一幕でした。ちなみにその人がよく見てるのは現代を舞台とするタイプのアニメが多いようでした。

そんなその人も『鬼滅の刃』はしっかり見てて、今でも見返すくらい面白いと言ってまして、では鬼滅とフリーレンの違いとはなんぞや?と考えると、割とあっさり答えは見つかりました。

それは「常識」です。

フリーレンはファンタジー知識がないと十全に楽しめない作品なわけですが、鬼滅はそもそも昔の日本が舞台であり、敵も鬼と日本人なら誰でも知ってる怪物なので、もう土台が違うんですよね。見た瞬間の理解度からして天と地の差がある。
なので、鬼滅は「よくわからなくて気持ち悪い」と思う部分がほぼ出てこないのがもう強い。ストーリーラインも家族が鬼に殺された復讐、鬼になった妹を助ける、みたいなストレートな流れなので、難しいことが何もないのも+要因ですね。わかりやすいって大事なんすよ。

で、どうしてそうなるかというと、それが「常識」なんですね。だって日本人なんだから日本が舞台な時点で世界観は理解できるし、鬼も昔話や童謡で散々出てくるし、なんなら季節のイベントまである。知らない人の方が少ないでしょう。
対して西洋ファンタジーは、そこに興味がないと触れる機会はほぼ無いし、その上で勇者と魔王という概念はファンタジー知識だけだと実は補完できなくて、ゲームみたいな媒体にも触れる必要がある。それらは別に生きてる上では不要な知識なので、そのアニメ好きな一般人みたいな人も当然出てくるわけです。

誤解のないように念押ししとくと、これは別にフリーレンと鬼滅のどっちが上かとかそういう話じゃなくて、オタ知識のない人でも鬼滅は普通に受け入れられたということが、フリーレンを理解できないというオタクではない一般人の反応から、そうなった理由みたいなものが見えてきたのが面白いなぁというお話です。

そうね、フリーレンを楽しく見たいという人は、とりあえずドラクエ遊ぶところから始めようか。
でもドラクエだけだとエルフに関する知識は入らないのよな。むしろ「あー、エルフって知ってる知ってる。涙がルビーになるんだよね!」とか言われそうなんで、『ロードス島戦記』オススメしときますね。

皆さんはどこでファンタジー知識を仕入れましたか?
よろしければコメントなど残していただければ嬉しいです。

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」シーズン2視聴完了

2023年07月02日 22:34

この日のために今まで視聴を待っていたといっても過言ではない。最終話放映に合わせての一気視聴、最高でした。
いやー、ガンダム作品とは思えない爽やかで綺麗な終わり方をしましたねー。ハピエン厨としてはこれ以上ない決着の着け方でしたよ。
あとは下手な続編作ってこの美しい作品を台無しにしないでくれれば完璧ですね。鉄血だって1期は素直に面白かったじゃん。

そんなわけでシーズン2でしたが、学園がメイン舞台でどこかほのぼのしてたシーズン1から一転、一気に血生臭い戦場に放り込まれて温度差に風邪引きそうでした。これぞガンダム。
開始早々に前シーズンで敵として登場したメスガキちゃんが急に出てきて不穏さが一気にマックスを振り切ったかと思えば、まさかの平和な学園物の再開かと喜んだのも束の間、速攻で平穏はぶち破られるはメスガキちゃんいきなり退場しちゃうわでマジかーマジかーと言いながら見てましたw
だってシーズン1の感想でソフィたん萌え~とか書いた直後にこれですよ。ショック受けるなって方が無理よ。

更にどんどん不穏な空気が増してきて、もういつ誰が死んでもおかしくない状況で、なんかもう視聴しながら「死ぬな…死ぬな…!」って超祈ってた。ノレアが暴走したところなんかもう血の気が引いてて、アニメ見てて苦しいとか初めてでしたよ(苦笑
最後らへんはもう「みんな幸せになれ…ッ!」とブツブツ言いながら見てましたね。危ない人すぎる。

でもシーズン2の見どころはグエルよね。シーズン1で落としに落とされて頂点からどん底に滑り落された男が、そこから這い上がる様は涙なしには見れなかった。グエルが出てくる度に「グエルがんばえー!」って応援してたからね。プリキュアかよ。
とはいえ、最後までカッコよく決められないのも実にグエルらしくて、制作側から本当に愛されてたのを感じました。や、制作側に愛されるとロクな目にあわないんだけどねキャラクターは。

そんなわけで、情緒不安定になりながらも最後までしっかり楽しめて、実に満足感の高い作品でした。
政治的な話はちょっと難しすぎて話の流れがつかみきれない部分もありましたが、そこまで徹底的な理屈やリアリティは求めてないので、話の筋が破綻さえしてなければ、その辺は雰囲気で流していい部分じゃないかと思います。そもそもに別にそこまで破綻もしてないけど、その辺は重箱の隅をつつきたがる人もいると思うのでー。

悲惨な話は誰でも作れるし、どこまでも悲惨にすることも簡単なんですが、そこから希望を持たせて終わらせるのは難しいんですよね。その点、「水星の魔女」は考えうる最高のハッピーエンドで終わらせてくれたことを評価したいし、そういう方向に持っていってくれたことに感謝してます。見終わった後の満足感よ。最高オブ最高。

てなわけで、ここからは私のお気に入りキャラを個別に語りながらネタバレも解放した感想になります。
まだ見てない人は速やかに回れ右して視聴してくるように。絶対面白いから。
で、その後でまた見に来てもらえたら嬉しいですね。あなたのお気に入りのキャラについて愛を語っていってくれてもいいのよ。


以下、ネタバレありのキャラ愛感想

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「機動戦士ガンダム 水星の魔女」シーズン1視聴完了

2023年07月02日 11:31

面白い面白いと評判の「水星の魔女」、ガンプラまで買ってたのに実は今まで見てませんでした。
というのも、最近はアニメを見ることすら億劫で、空いた時間はソシャゲかYouTubeをダラダラ見るばかりだったからですね。いやー我ながらよくないわー。

で、丁度今日でシーズン2の最終回ということで、一気に見るには良いタイミングだなと思い、重い腰を上げて観始めたわけですが…メチャクチャ面白くてヤバかった。これは人気出るのもわかるわー。毎回ラストの引きで笑ったり興奮したりしてましたねー。作り方が上手いのよ。

特に何が良いって、出てくる女の子がメスガキばっかりなんですよねw
ほぼみんな口悪いし誰かを見下してるし悪い顔してるしで最高かよ(ぇー
個人的にグエルの取り巻きのフェルシーちゃんが超好みで、あの三下イキりムーブ可愛すぎる。グエルが落ちぶれると同時に一気に登場回数が激減しちゃったのがマジで残念。
かと思ったら次なるメスガキを供給してくれるのが水星の魔女でして、ソフィ…いいよね…。アニメ版だとフワフワな髪型がちょっと微妙なんだけど、エンドカードのイラスト版だとクッソ可愛くてハートを撃ち抜かれました。12話でいきなり死んだりしなくてよかった。

ガンダムって敷居が高いイメージがあって、でも定期的に新規へのアピールもやってて、SEEDやOOなんか大成功してたと思いますが、令和のガンダムとして水星の魔女は正しく「令和ガンダム」をやれてると思います。
1話目でいきなり百合路線を押し出しながら、しっかりイケメンハーレム要素も用意して、男女問わず受け入れ態勢バッチリ。謎を用意しながら基本は学園で決闘という平和なんだか物騒なんだかよくわからん「戦争ごっこ」で血生臭い感じを出さなかったのも敷居を下げる効果があったんじゃないですかね。戦争物にしちゃうと途端に敷居上がるので、学園物の皮を被せたのは上手いやり方だったと思います。

で、シーズン1最終回で一気にどん底に落とすというねw
今まで平和に楽しくやってたのに、いきなり人がバンバン死に始める展開に唖然とした人も多そうですね。
私、スレッタがサイコパスなことやる場面だけネタバレしてたんですが、具体的にどういうシチュエーションなのかは知らなくて、で、12話ももう終わる頃まで該当シーンないからアレ?と思いながら不穏な空気を感じていたら、最後の最後に「そうきたか」という感じでいやもう最初から最後まで面白かった!

それにしても、グエルはマジで可哀想ですね。ただの咬ませ犬なら笑い飛ばせたんですが、落ちぶれ方が半端なくて、そして12話はね…ちょっと強引ではありましたが、グエルにとって最悪なラストになったわけで、なんかあれですね。『進撃の巨人』のライナーと同じ匂いを感じます。多分、脚本家か監督かに歪んだ愛され方をしてしまったキャラ。
1話目の印象が最悪だったのがアレですが、でも私はグエル嫌いじゃないです。むしろ好き。シーズン2でどう立ち直るのか見ものですね。

さて、興奮のあまり放置してたブログまで更新しちゃったわけですが、引き続きシーズン2に突入して、その流れで最終話も見る予定。完璧な計画やで…。
その前にお昼ごはんの準備して、食べながら続きを見るとしましょうかね!

『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』観てきた

2021年03月13日 20:39

最近は忙しすぎて、なかなか更新できませんでした。やはり日曜しか休みがないのはキツいよぉ…。
書きたいことは色々あるけど、まずはコレを書いておかねばなるまいて。
実は公開初日に観に言ってたんですが、マジで書く余裕なかったので、ここまで遅れてしまいました。
つーか、しばらく更新休んだ後で、映画の感想と共に戻ってくるのが定番になりつつあるなあ…。

さて、本編についてですが、正直なところ、専門用語の嵐と目まぐるしい場面転換の連続で、内容の半分も理解できずに気が付いたら終わっていたという感じでした。ただまぁ、みんな危惧していただろう「実はまだ続くんじゃよ」という感じにはせずに、キチンと終わってくれたのは安心しましたw

個人的に思ったこととしては、まさに集大成的に作られているなあということ。
それこそ最初のTVシリーズから、旧劇と呼ばれる「新」ではない劇場版も絡めて、エヴァという壮大な世界についてのアンサーが詰まっていたと思います。どこかで見たようなシーンや演出やセリフや描写は、長くエヴァを追ってきた辛抱強いファンであるほど感慨深いものがあることでしょう。逆に、話題性だけで観に来た人にはマジで???となることだらけな気がするので、プレーンでカジュアルな視聴者の感想こそ気になりますねw

そういった構成である分、実に「エヴァらしい」抽象的な演出や表現が多いので、特に後半になるほど(シン・エヴァではなく作品そのものの核心に近付くため)理解が追いつかなくなり、段々と「とりあえず理解できる部分だけ見よう」という感じになった結果、伏線だの実はアレはこういう意味だっただのを考える余裕がないので、純粋に、こんがらがりまくってた人間関係が整理されていく流れを楽しめたような気がします。とにかく各キャラクター達に関して色々な形で決着が着いていく流れが、最終作として丁寧な仕事だなあと感じました。

まぁ、最後の展開は、ねw
正直、最後の最後で脳が破壊された感はあるんですが、衝撃展開と長時間視聴でボンヤリとした頭の中にスッと流れ込んでくる宇多田ヒカルの「One Last Kiss」が実に美しくて、これを聴くためにここまで来たのかもしれない…などと思ってましたねw
そして改めて流れる「Beautiful World」ですよ。この歌の本当の意味というか、何でここでまた流れるのかも含めて、上手い演出だなと感心しました。エヴァは宇多田ヒカルがいたからこそ完成した。

そんな感じで、終わったことに納得はしたけど、ぶっちゃけ内容は全然理解できなかったので、パンフレット買って帰ってきました。
これねー、演者さんのインタビューが中心で、それはそれで非常に興味深く面白い内容なんですけど、肝心の専門用語の解説的なものが一切ないので、そういうのを期待して買うと肩透かし感が強いかもしれません。や、「なのは」のパンフってマジでデキ良かったんだなあって改めて思うわ。あのレベルを期待して買うと若干後悔しそう。高いし。
でも、「中の人」によるキャラクター解説はかなり読み応えあるので、悪い買い物ではなかったですよ。最後だしね!

とまぁ、綺麗に終わってくれただけで満足感がかなりあるんですが、わかりにくいとかカジュアルなファンに優しくないとかは置いといて、映像作品としてのダメ出しとして、3DCGの使い方が下手すぎるなぁということだけ言いたいですね。これ、3Dモデルがヘボいとかいう話ではなくて、アニメ作品で3DCGを使う時にやっちゃいけないことをやりまくってて、見た目はド派手で凄そうだけど、何やってるのか全然わからん絵になってるのがダメだなぁと思いました。カメラ回しすぎなんだよ…。

そんなわけで、不満がないとは言い切れないけど、きちんと終わってくれただけで満足感はあります。
Qからの流れでどん底まで落ちてるシンジが立ち直るまでの丁寧な描写で1泣き、ミサトとシンジのシーンで2泣きしました。やっぱり主役はシンジだから、シンジに感情移入しちゃうのよね。だからこそ、何で…ラスト…あれだけが…ッ(諦めろ

「鬼滅の刃」みたいに分かりやすい作品ではないだけに、素直に絶賛されるような作品ではありませんが、考察の可能性に塗れた実にエヴァらしい映画でした。
改めて考察などを読んでみると、色々なことに気が付けるのも面白いので、そのうえでもう一度見たら、色々と感じるものが変わるかもしれませんね。

とりあえず、これ見た後で無性に漫画版を読みたくなったので、愛蔵版を買ってしまうかもしれないw
つーか、「破」と「Q」の間の話が必要だと思うので、もう1本作ってくれてもいいのよ?


以下、ネタバレありで徒然と語ってみる

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