PSV『ダンジョントラベラーズ2-2』総評

2017年05月24日 19:30

クリアしたぞー! うおー!

【クリア時間:94時間  個人評価:9点  一般評価:9点】
※ダンジョンはすべてマップ完全踏破。DLCダンジョン3つ制覇済み。

完全な続編でありながら、前作のラスボスに負けた後の時間軸を描いた、
一風変わった続編物です。

今作からプレイしても支障はないと思いますが、それほど前作とのシステム的差異がないので、
どちらが先でもいいけれど、両方プレイした方が、より楽しめると思います。
ちなみに前作はクリアまで60時間ほどでした。ボリューム1.5倍。

パーティメンバーも敵として出て来るマモノも、ほぼすべて女の子という、
見た目には非常に軟派なので、萌えやエロで釣るクソゲーだと勘違いする人も多そうですが、
最初のダンジョンを少し歩けば「あ、これ『世界樹の迷宮』だ」と思い直すことでしょう。
つまり、非常にシビアなDRPGです。

しかし、ただ難しいだけのクソゲーではなく、実にバランスがとれた難しさなので、
攻略してる実感が心地よく、プレイしていて楽しい、『ダークソウル』系の面白さがあります。
ダクソとの違いは、アクションが苦手でもクリアできることですね。
大切なのは、考える力と慎重さです。

バトルは伝統的なコマンドバトルですが、素早さによる行動順形式なので、
ターン毎に交互に殴り合うタイプよりも、より戦略的な戦いが求められます。

大きなポイントは、「技」は即座に発動するが、
「魔法」には詠唱時間があり、発動に時間がかかることです。
詠唱中に攻撃を受けると詠唱を中断させられてしまい、
魔法の発動を妨害される可能性があります。
これは敵も同じ条件なので、上手くすれば、敵の魔法を妨害できたりします。

今作の特徴としては「活性化」というものがあり、これはマップ上の特定の場所では、
活性化に対応する条件が強化されるというもの。
具体的には「火属性活性」とか「物理攻撃強化」等があり、
基本的に活性化している属性は2倍の威力になるので、凄まじいダメージが飛んできます。
これも敵味方共通なので、上手く使えば有利に戦いを進められます。
つまり、今作では属性の重要度が上がっています。
「魔法禁止」なんてものもあり、しかもボス戦で発動してたりするので、
パーティメンバーとスキルの選別が非常に楽しいですぞ。

そう、ダントラの魅力は、どんなパーティ構成にするか、
そして、どんなスキルを取得するかを考えることにあります!

成長は経験値によるレベルアップ方式ですが、レベルアップ時にスキルポイントが入手でき、
これを使ってスキルを覚えることができます。
この辺は『世界樹の迷宮』とほぼ同じ仕組みです。

違いは、ダントラは下級職・中級職・上級職の3つの段階があり、
それぞれ経由したクラスのスキルを覚えられることです。
例えば、ファイターは守備系のパラディンか、攻撃系のバーサーカーになれます。
パラディンからはヴァルキリーか侍、バーサーカーからはダークロードか侍になれます。
この時、どちらでもなれる侍を選ぶと、パラディンのスキルを使える侍や、
バーサーカーのスキルが使える侍になれるんですね。
特化するのもいいですが、少し変わった選択肢も選べるのがダントラの魅力です。
自分のパーティに足りないものを補うか、より特化していくかはプレイヤー次第。

今作の特徴として「大封印書のマモノ」が仲間として戦ってくれたり、
「傭兵」を雇うことができるので、戦力の底上げができるようになりました。
パーティに足りないものを補えたりするので、パーティ構成で多少無茶ができるのも嬉しい。
まぁ、指示できないので運頼みになりますが、傭兵は金を払う分、いい仕事しますぜ。

ダンジョンも非常に凝った作りになっています。
基本的なゲーム性は『世界樹の迷宮』を踏襲しているようで、
長い回り道をした末に、入り口近くにショートカットを開通できるような構造になってます。
が、そのためか、ショートカット開通までの道のりは非常に険しく、
幾つもの階層を昇り降りしたり、ワープを駆使したり、仕掛け扉で悩んだりと、
とにかく「存分に探索するがよい」と言わんばかりの複雑なダンジョンが目白押し。
それでも、こちらが力尽きる前にショートカットに辿り着けるようなバランスになっているのが凄い。

総じて、プレイヤーが頑張った分、しっかりと報われるようにできていて、
豊富なサブイベントも含めて、ダンジョン探索に飽きが来ない工夫がされています。
無駄なレベル上げや装備品集めをする必要なく、自然と強くなっていくバランスも見事。
恐ろしいことに、このクリア時間は、特に作業的なことは殆どしてないのにこうなったのです。
マップをすべて埋めるようにはしましたけどね。

ボタン連打で適当に無双したい人には不向きですが、
それはそういうつまらないRPGばかり遊んでいるからだと思います。
ダントラは雑魚戦も実にシビアなので、きちんとスキルを選び、リソースを管理しないと、
いつの間にか全滅してるゲームです。

だからこそ、戦略的に戦うことの楽しさや、
自分の選んだパーティが上手く機能した時の喜びがあります。
じっくりと腰を据えてプレイするには、これ以上ない逸品だと思います。

実は初期バージョンでは、ロード時間に問題がありましたが、
現在はアップデートで改善されており、快適にプレイできるようになっています。

不満があるとすれば、戦闘がシビアであるだけに、全滅時の救済策が何もないことですね。
問答無用でタイトル画面に戻されてしまうので、属性活性エリアで不意打ちされて、
為す術無く全滅したりすると、しばらく呆然とすることが割りとあります。ミミックの自爆とか凶悪。
ダンジョン内ではいつでもセーブできるので、こまめなセーブで対処するしかないですが、
できれば全滅時のリトライ機能が欲しいところですね。

で、ダントラのお約束ですが、実はゲームはまだまだ続きます。
クリア後には新たな物語とダンジョンが解放されるので、更なる冒険が楽しめます。
あと、個人的にエンディングが物足りなかったので、トゥルーエンドがあると予想しています。
つまり、真のハッピーエンドに辿り着くには、更なる探索が必要だということです!
まさか、新しいライバルキャラがクリア後に出てくるとは思わなかったもんなあ…。

そんなわけで、ただでさえクリアに100時間近くかかったというのに、
まだまだ入り口だったという絶望を味わいたいマゾヒストなゲーマーは、
四の五の言わずにこれをプレイするといいですぞ!


以下、岳るのハーレムパーティ晒し。

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PS4『ホライゾン・ゼロドーン』総評

2017年04月27日 19:37

すごくよかった…。

Horizon Zero Dawn™_20170422210542


【クリア時間:76時間※  個人評価:10点  一般評価:10点】
※腕試し以外のすべてのサブクエ終了。収集物(交換品)コンプリート。

あらゆる要素が「超」ハイレベルにまとまった、凄まじいゲームでした。
PS4持ってるなら、とりあえずコレ遊んどけば間違いない。

私は洋ゲーをあまりプレイしたことがないので、
いわゆる海外のAAAタイトルと呼ばれる代物に触れる機会がほぼなかったこともあり、
要するに耐性がない状態でコレを遊んだ結果、
あらゆる要素が面白くて面白くて仕方ありませんでした。

なんといっても、「和ゲーに慣れている人間でも遊びやすい」ことに感動しました。
個人的偏見ですが、洋ゲーってとにかく操作が複雑で面倒な印象があるんですよ。
なんでもできるようにしたくて、結果としてコントローラーのボタンは全部使わせて、
それでも足りなくてボタン組み合わせとか採用しまくるの。

「ホライゾン」の素晴らしいところは、理にかなった操作性と、
取捨選択の巧みさにあると思います。
なんでもかんでもできるようにしないで、でも必要な要素はしっかり残している感じ。

顕著なのは△ボタンの使い方で、これひとつで何でもできるようになってます。
基本的に和ゲーでいうところの「調べる」ボタンなんですが、
要所要所で、必要に応じて役割が変わり、
しかし、そのボタンを押すと何ができるかが常に表示されているので、結果が理解しやすい。

これは△ボタンに限らず、「何かができる」場所やタイミングでは、
どのボタンを押せばいいのかが常に表示されてます。

例えば敵から隠れた状態で不意打ちをしたい時は、敵に近づいて攻撃可能範囲に入ると、
「【R1】 サイレントストライク」という風に表示されるので、どのボタンを押せば何ができるのか、
どのタイミングで押せばいいのかが視覚的に分かります。
やってみれば分かりますが、超便利で助かる機能です。

「ホライゾン」は「どのボタンで何ができるか」が基本的に常に表示されているので、
操作に困るということが殆どありませんでした。
困ったら画面のどこかを見れば書いてあります。この親切さは和ゲーでもあんまりない。

おそらく、多くの人が洋ゲーで躓くのは、この「なんだか面倒そう」という部分だと思うので、
基本的に分かりやすく、シンプルにまとまっているこのゲームは、
「なんだか難しそうな洋ゲー」の入り口として100点満点でオススメできると断言できます。
洋ゲー初心者の私が言うんだから間違いない(ぉ

色々な所で漏れ聞こえる評判としては、
「色々な要素がハイレベルにまとまっているけど特徴がない」などと言われてます。
つまり、「ハイレベルでまとまってる」わけです。ここ大事。

ゲームを印象付けるのは、そのゲーム独自のオリジナリティですが、
そこを尖らせすぎた結果、取っ付きにくくなっているのが洋ゲーです(偏見
そういった尖りは武器になりますが、苦手な人も作ってしまいます。

では、そういう尖りはとりあえず無くして、
代わりにベースとなる部分を究極にまで磨き上げたらどうなるか?
その答えが、誰にでも勧めることができる満点評価のコレです。

ハイレベルなグラフィックを下地にした、奥深く説得力に満ちた世界観。
世界への没入を阻害せず、しかし時折ハッとさせられる美しいBGM。
軽快なアクションで楽しむ世界の広さとド迫力の戦闘。
ストレートな王道ゆえに、謎を追うのが楽しく、そして最後に涙が出る物語。

私は寄り道しまくった結果、クリアまでこんなに時間がかかりましたが、
結果として、すべてが繋がる壮大な物語に触れることができたので、非常に満足しています。
これはメイン一本道で最速クリアしたら勿体無いというか、ストーリー的に薄くなるので、
是非とも寄り道しまくって欲しいですね。
出逢いすべてに意味がある物語って最高だ。

個人的に思い残すことがないくらい楽しみ尽くした感がありますが、
不満というか、改善要求としては、所持品の所持数を増やして欲しいですね。
せめてストック上限を増やしてくれないかなあ。
1つのアイテム毎に500くらいまとめて持てるようにして欲しい。
あまり必要ないとはいえ、敵の素材が荷物になる仕様はいただけない。
ストームバードの心臓とか勿体なくて売れない。

あと、クリア後のやりこみ要素が狩場でのタイムアタックと、
やり残したクエストの回収くらいしかないのは寂しいですね。
せっかく(物語に影響はほぼないんだろうけど)選択肢が色々あるゲームなんだから、
強くてニューゲームくらいあっても良かったんじゃないかなー。

「ホライゾン」は本格的に「狩り」のゲームだけど、
それだけに不必要な狩りは特にしなくてもいいゲームだったりするんで、
モンスター(機械)を狩りまくる必要ないんだよねぇ。
装備の強化にこだわるならやってもいいけど、ストーリー進めてれば自然と集まるのよな。
私は作業感なくていいと思うけど、和ゲーの作業的なやり込みに慣れてると物足りないかも。

まぁ、それくらいしか気になる点はないので、
PS4買ったはいいけど、どのゲームをやればいいか迷ってる人は、とりあえずコレ買っとこう。
萌え要素はないけど、アーロイハーレムは体験できるよ!(マテ
海外ではハーレム展開は受けないって聞いたけど、逆ハーレムならいいんだろうか。

…で、本当はここで撮りまくったスクショを放出しようと思ったのだけど、
あまりに膨大な量(450枚くらいあった)で選別する気も失せたので、ナシです!(ぇー

「フォトモード」っていう撮影に特化したシステムがあって、
風景だけ撮りたいなら主人公を消したり、通常の視点では無理な位置にカメラを移動できたり、
時間を戻したり進めたり、特殊効果を重ねたり、フレームをつけてみたりと、色々できるのです。
だからスクショ撮影が楽しくて楽しくて、つい。

※ちょっとだけ追加。素晴らしき冒険の思ひ出。
Horizon Zero Dawn™_20170420201236
この絶望的体格差と戦い、勝利する喜びたるや。

Horizon Zero Dawn™_20170407204824
これ、ムービーじゃなくて、リアルタイムのゲーム画面なんだぜ…。

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貴重な「生きている」機械の超至近ショット。これは鳥型機械グリントホーク。造形やべぇ。

Horizon Zero Dawn™_20170416122648
風景が美しすぎて、世界を撮影して回るだけのゲームでも満足するレベル。

Horizon Zero Dawn™_20170407210845
フォトモードの特殊効果でこんなことも。知らない人に見せたら実写と言っても信じそう。

Horizon Zero Dawn™_20170406195717
おまけ。作中もっとも好感度が低いと思われる人物への嫌がらせw

そういえば、初めて動画の録画機能使ってみていい感じだったんで、
これ使って何かできたらいいですね。
…まさかのユーチューバー!?(ナイナイ

PSV『ワールドオブファイナルファンタジー』総評

2016年11月14日 20:33

FFシリーズのキャラクターやモンスターが大集合したお祭りゲーム、
『ワールドオブファイナルファンタジー』を無事にクリアしたので、レビューです。

【クリア時間:58時間  個人評価:9点  一般評価:9点】
※仲間モンスター130種、お願いクエストほぼ未達成、真エンド到達時のクリア時間です。

可愛くデフォルメされたFFのモンスターを、ポケモンみたいに仲間として集めるRPG。
独自要素として、仲間にするための条件がモンスター毎に色々設定されていることと、
仲間にしたモンスターは単独で使うのではなく、タワーのように上に乗せて合体して使うことが特徴。

このタワー合体「ノセノセ」は非常に面白いシステムです。
一番下からLサイズ、Mサイズ、Sサイズの最大3体のモンスターを積み上げて、
それぞれのステータスとアビリティを併せ持った1体のモンスターとしてバトルで使う仕組み。
なので、様々なアビリティを持ったモンスターを色々と仲間にしたくなるし、
アビリティ習得のためにレベルを上げたくなります。
収集と育成のモチベーションを常に高く維持しているところがポイント。

ちなみに、主人公たちは真エンド後ならパーティから外せるようになるので、
クリア後はノセノセの組み合わせの自由度が一気に広くなりますよ。
クリア後には隠しダンジョンも追加されます。やり込みの王道ですな。

FFのモンスターというと、ドラクエほど馴染みがありませんが、
デフォルメされたデザインのモンスターたちがとにかく可愛くて、収集意欲を刺激します。
色々なモンスター収集RPGがありますが、ダントツでデザインが優れていると感じました。可愛い。

バトルのシステムも非常に練られていて、特に「AP」による行動管理は素晴らしい発明です。
攻撃のスキルや魔法は全部APを消費して使うため、MPといった概念がありません。
APは少しずつ回復するので、RPGではMPがもったいなくて、つい使わずに終わる魔法が、
非常に使いやすくなってるのが素晴らしいと思います。

弱点属性をついて攻撃するのが非常に有効なゲームなので、
ただ「たたかう」を繰り返すよりも、積極的に魔法を使う方が有利なんですが、
この「AP」のシステムのおかげで、魔法が使い放題なのが面白いのです。

AP制の素晴らしい点は、弱い魔法にも最後まで意味があることですね。
このゲームでは、レベルアップでAPは増えず、最後まで固定値で戦うので、
大量のMPで大魔法連発ーみたいな頭の悪い戦い方ができません。
強い魔法はそれだけ消費APも高いので、連発できないのです。
すると、AP消費の少ない弱い魔法の使い勝手が非常に大きく、
威力も弱点を突く分には申し分ないので、弱い魔法も戦術に組み込めるんですね。
個人的に「ラ」系の魔法がコスパに優れていて便利でした。全種揃えて使ってました。

バトルはFFでおなじみのATB(アクティブタイムバトル)ですが、
これはオプションで「ウェイト」に切り替えることで、自分のターン中は時間を止めることができます。
なので、じっくり考えたい人も、忙しないのは嫌だという人も安心です。
ちなみに私は最後までウェイトでやってました。

基本的に動きがモッサリしていてスローリーですが、Rボタンで早送りができます。
かなり高速になるので、戦闘速度がストレスになることはあまりないかと。

PSV版では、戦闘開始からコマンド入力可能になるまでのロード時間は7~8秒くらいかかります。
ただ、常にBGMが鳴り続けているのと、映像演出で体感時間を誤魔化されるため、
思ったより気にならないと思います。
この辺は体験版で実際に確認することをオススメします。

ストーリーに関しては、主人公の姉弟2人が記憶喪失になったところから始まり、
記憶を取り戻すためにミラージュ(モンスター)を集める旅に出るという、王道の展開です。
あまり捻くれたストーリーではないので、素直に楽しめると思います。
全体的にノリが軽く、終始ギャグやおちゃらけた雰囲気で進行するのに、
終盤で一気に話が重くなるので、落差に驚くかもしれません。

総じて、非常に高いレベルでまとめられた良作なので、買って損したということはないと思います。
特に、地道に何かを集めたり、レベル上げの育成が好きというような人には、
延々と楽しめる作品になってるのではないでしょうか。

個人的に不満があるとすれば、ランダムエンカウント方式のため、
戦闘したい時にできないことですね。レベル上げしたい時に不便。
なので、次作があるなら、任意でエンカウントできる仕組みを入れて欲しいです。
あと、パーティ人数を増やしましょう。使いたい仲間が多すぎて、2人(6体)では全然足りません。

古き良きRPGの匂いを残しながら、ゲーム的な遊び心とチャレンジ精神に溢れた、
まさに「かつてのFF」らしさが光る1作です。
「最近のFFは何か違う」という人や、「昔のFFは良かった」という人ほど、
これを遊んでみて欲しいですね。
懐かしさと新しさが同居する、不思議な体験が楽しめるはずですよ。

PSV『デモンゲイズ2』総評

2016年10月09日 14:27

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【クリア時間:35時間  個人評価:8点  一般評価:8点】
※クリア後ダンジョンのクリアまで40時間。プラチナトロフィー取得まで41時間。


PSVでのオリジナルDRPGとして人気を博した前作から随分間が開きましたが、
ようやく続編の登場です。
ちょっと間が開きすぎて、数少ないDRPGというアドバンテージを失ってしまったのは痛いですね。
ただ、シンプルゆえに遊びやすい作品なので、DRPGの入門としてオススメです。

基本的には前作とほぼ同じですが、
キャラメイク制を廃止した代わりにキャラクターをより深める方向に進化しているので、
ストーリーはより賑やかになっています。
また、仲間キャラもかなりの数がいるので、パーティを考える楽しみは健在です。
ついでに、全部の仲間キャラとの個別エンディングも用意されてますよ。

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とはいえ、ストーリーは割とストレートなもので、あまり奇をてらったものではなく、
悲劇からの逆境を這い上がる展開の前作を知っていると、物足りないかもしれません。
ストーリー的には完全に「2」だけで独立しているので、前作を知らなくても大丈夫ですが、
クリア後に設定的なネタバレがあって、そこを見ると、前作との深い繋がりが分かります。
あくまでファンサービスなので、気にしなくてもよいですが。

前作同様、狙った財宝を手に入れられる独特のハック&スラッシュは健在ですが、
前作ではランダムで入手することで財宝の質がよくなるシステムがあったため、
あまり活用できているとは言い難かったものですが、
今回はランダムは廃止されているので、完全に自分の望んだものを狙えるのがいいですね。

一度歩いた場所なら、マップから場所を指定するだけで自動で移動してくれる仕組みも、
回転床等のトラップを無効化して進んでくれるなど、便利になっています。
面倒な移動が緩和されているのは非常に助かります。

ロード時間もまったく気にならないので、無用なストレスを感じないのもいいですね。
ちなみに、右スティックを使うと平行移動ができるので、お試しあれ。地味に便利。

難易度設定もできるので、躓く人もいないかと思いますが、
デフォルトの難易度だと、かなり簡単です。
とはいえ、中盤以降は舐めてオート戦闘してると、いつの間にか誰かが死んでることもあり、
段々と気が抜けない難しさになってくるので、バランスは良好かと。

基本的に強化・支援系の魔法が強力なゲームなので、
敵に勝てないと思ったら、そちらにも目を向けると突破口になると思います。
攻撃よりもまずは防御を固めた方が安定します。

あまりにも及第点なデキすぎて、悪い部分はまるでない代わりに、
特筆するべき良い点もないというのが、欠点と言えば欠点でしょうか。
超スピードでプレイできる戦闘は非常に快適なのに、
戦闘でのコマンドリピートが特定のスキルで対応してないのは不満でしたね。
あと、デモン(仲間)との好感度を上げる「メンテナンス」が、数が多すぎて作業的になるのも微妙。
低レベルデモンを育てるのが大変。
目立った欠点はそれくらいでしょうか。

ボリュームがやや物足りない分は、大型ストーリーDLCが無料で提供されることが判明してるので、
それを待ってみないと何とも言えませんね。

安心して遊べるDRPGなので、入門用に最適な1本ですが、
様々なDRPGが発売されてる現状ではパンチが弱いのは否めません。
発売が2年ほど遅かった。勿体無い。


以下、追加ダンジョンクリア時のパーティとか小ネタとか色々。

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PSV『ガンダムブレイカー3』総評

2016年03月14日 21:51

【クリア時間:?(多分30時間くらい)  個人評価:9.5点  一般評価:9点】
※バウンティハンターやガンプラ集め等、寄り道はかなりしてます。
※※難易度は終始カジュアル。


ガンダムのプラモデル、通称「ガンプラ」を動かすシミュレーターでバトルする、
「ガンプラバトル」が世界的人気を誇る世界で、
寂れた商店街を救うためにガンプラ大会に出ようとする少女・ミサと共に、
主人公(プレイヤー)はガンプラ選手権に出場することとなる。


そんなアニメ『ガンダムビルドファイターズ』のような設定で始まる今作は、
全体的に雰囲気が明るく、シナリオもギャグ要素が強くて、気楽に楽しめるのが魅力。
それでいて熱い展開と、夢と希望に満ち溢れたストーリーが最高に良かった!
すべてのガンダムファンに、是非ともクリアまで遊んで欲しい名作。

ゲームとしては、ガンプラ(自分が使うことになる機体)の作成の自由度がお大幅にアップしたことで、
作成の楽しさは段違いに上がってます。
頭・腕・胴体・脚・背中装備・近接武器・射撃武器・盾と、それぞれの部位で、
自由な組み合わせで「俺ガンプラ」を作ることが可能。

更に今回の目玉は「ビルダーズパーツ」ですね。
これは最大で7個まで付けられる追加装備で、ビーム砲やファンネルといった武装の他に、
指揮官機用のツノといった装飾的なものまで色々あるんですが、
それぞれ取り付ける位置や確度を調整できるので、外見のカスタマイズの幅が凄く広がってます。
もちろん、ただ取り付けるだけでなく、ちゃんと使うこともできますよ。

あと、機体の色塗りは当然として、汚れやダメージ表現といった、
実際のプラモでも使われる塗装表現が色々と可能なため、
より理想に近いガンプラ作りができるようになってます。
色を変えるだけで、ガラリと印象も変わるんですよね。
ちなみに、全体の色を指定するだけで綺麗に塗ってくれる機能もあるので、
なんか面倒くさそう…という人でも安心手軽に塗装できます。

ただ、PSV版はかなり頑張っているんですけど、
塗装に関してはイマイチ表現不足な部分があるので(特にダメージ表現等の特殊加工)、
そこは大きく期待しない方がいいかも。PS4版はすげえですよ。

バトルの自由度もビックリしました。
装備できる(使える)武装の数が、通常で持ってる近接武器と射撃武器の他に、
盾に仕込まれた盾装備や、各部位パーツに仕込まれたオプション武装、
ビルダーズパーツで追加した武器まで色々持ち込めるんですが、
設定次第でほぼすべて使えちゃいます。

しかも特別難しい操作も必要としない上、別武器同士でガンガン連続攻撃ができるので、
とにかく攻撃が繋がる感覚の気持ちよさは格別。
ランスで突撃→サーベルで追撃→ムチで叩きつけ、みたいな近接別武器でのコンボも可能。
ここまで自由に、しかも手軽に多彩に攻撃が繋がるアクションゲームはちょっと記憶にありません。

最初からアレコレやろうとすると投げ出しそうだけど、なんとなく物足りなくなって、
ちょっと別のことを試してみようかなと思った瞬間から、一気に世界が広がる感じですね。
まずは近接の別武器をオプション装備として使ってみることをオススメします。
別武器で決めるコンボの気持ちよさは想像以上ですよ!

そんな爽快感溢れるバトルが楽しめるのはいいんですが、
色々なところで言われている通り、敵が妙に硬いんですよね。
なので、強化が中途半端だと、敵を倒すのに時間がかかり、リアルで疲れてきます。
通常攻撃だけで戦ってるとシンドイので、EXアクションや射撃等の攻撃を適度に使って、
効率よく戦う方法を学習していく必要あり。
あと、パーツの強化も地味に重要。

この「妙に敵が硬い」部分でバランス面の不満があったため、10点満点にできなかったんですが、
限りなく満点を付けたいデキだったので、初めてこんな中途半端な点数付けました。
多分、今後のアップデートで改善されていくと思うので、リアルタイムの感想って、
もうあまり意味がない気がしてきているんですけどね。

ともあれ、ストーリーもシステムも文句なしでした!
ガンダムが好きなら、絶対に遊んで損はしないと思います。
最終戦闘からラストの展開、そしてエンディングへの入り方まで完璧すぎて胸熱ですよ!
夢いっぱいで本当にいいラストでした。

そうそう、慢性的にお金(GP)不足に悩まされるゲームでもあるんですが、
GP稼ぎに便利な「バウンティハンター」という、
他プレイヤーがアップロードした機体と戦えるモードがあります。
GP稼ぎにも使えますが、それよりも他人がどんなガンプラを作ってるのか見るのも楽しいので、
是非ともやってみて欲しいですね。
もちろん、自分の機体をアップロードすることもできるので、
俺ガンプラ自慢にも使えますよ。

さて、次はエクストリームに挑戦してMG機体集めでもするかね。
でもその前に、パトレイバー作りたいなあ。
もう作ってる人もいるんだけど、ジム系をベースにすれば簡単にできそうだし、
どうせなら自分で動かしたいものね。
あー、これは延々と遊んでいられる系ですよ。楽しいぜ!


追記:
クリア後に出てくる難易度:エクストリームがエクストリームすぎて楽しい…!
ずっとカジュアルで遊んでたのもあるけど、敵の攻撃がメチャクチャ激しくて、
気を抜いてるとあっという間に耐久値が削られてるのが怖楽しい。
これくらい歯応えあってもいいね。



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