2012年09月29日 19:23
諸君 私はエルミナージュが好きだ
諸君 私はエルミナージュが好きだ
諸君 私はエルミナージュが大好きだ
そんなわけで、PSP版から大ファンになった、
にわかエルミナージュファンの岳るです。
とりあえず、これからエルミナージュをやってみようという人には、
PSP版の2をオススメします。
ストーリーからマップ構成に至るまで、
とにかくプレイしていて楽しいバランスに仕上がっているので、
「ウィザードリィは敷居が高いけどDRPGには興味ある」なんて人は、
是非是非これをプレイしてエルミナージュを好きになりましょう!
2を遊び尽くしたら、3もあります!
こちらは「世界樹の迷宮」でお馴染みの、
ダンジョンを徘徊する目に見える強敵「F.O.E.」のようなモンスターが追加された、
純粋な2のパワーアップ版となっております。
更なる恐怖と探求の旅を求める人は、こちらもどうぞ。
…とまぁ、宣伝はこれくらいにして、本題に行きましょう。
今回問題としているのは、最近発売されたエルミナージュ関連作品の、
あまりの残念なデキについてです。
具体的には、「エルミナージュ・ゴシック」と、
「エルミナージュ異聞 アメノミハシラ」の2本。
もう本当に「エルミナージュ」の名前を冠していることすら恥ずかしい。
どうしてこうなったorz
個人的な意見になりますが、エルミナージュの魅力とは、
その圧倒的な自由度と情報量にあると思っています。
提示されるのは「幾つかのアイテムを集めろ」ということと、
「その後でラストダンジョンのボスを倒せ」ということの2つのみ。
これは1~3にかけて共通するメインシナリオです。
逆に言えば、これ以外はどう進んでも構わないわけです。
この投げっ放しぶりは、ドラクエⅢやロマンシング・サガを彷彿とさせます。
どちらもプレイヤーが「冒険している」感覚を呼び起こさせる、
ストーリーを強要しないのに、しっかりと物語の中に自分が入り込んでいる、
不思議なプレイ感覚が魅力的な作品でした。
それでいてエンドレスゲームではなく、きちんと物語の決着が付くのも同様。
つまり、しっかりとRPGとしての骨子ができているのです。
慎重に難易度の低いダンジョンから攻略してもよし。
一気に高レベルダンジョンに挑み、一攫千金を狙うもよし。
プレイヤーの性格に合わせて、それこそ自由に遊びこめる箱庭こそが、
エルミナージュの魅力だったはずです。
もうひとつは、無駄に大量に用意されたテキストです。
これ、本当に驚きなんですが、
登場するアイテムひとつひとつ、そして雑魚からボスに至るすべてのモンスターに、
フレーバーテキストが用意されています。
しかも簡単な「体力を回復する」などといった簡素な説明ではなく、
本当にゲーム的には何の意味も無い解説が大量に書かれています。
もちろん、ゲーム的な性能や強さも確認できますよ?
時には真面目に、時にはネタを混ぜて語られるアイテムや魔物の解説は、
その膨大な量と合わせて、1日中眺めていても楽しめる、
まさに大図鑑となっています。
これにより、アイテムを収集する楽しさと、未知の魔物に出会う喜びが倍化され、
新しいダンジョンへ赴くモチベーションとなっていたのです。
これらエルミナージュを彩り、象徴し、愛されてきた要素を、
完膚なきまでに叩き壊したのが上記2本です。
何故か1本道のお使いストーリー。
何故か全削除された無駄テキスト&アイテムイラスト。
それに加えて、様々な不親切さが絶妙な不快感を与えてくれる、
まさに迷作と呼ぶにふさわしいデキでした。
開発者は過去に自分たちが作ったゲームを遊んでみればいいと思います。
特に、1本道&お使いシナリオ。これがもうダメです。
「自由度が高い」ということを嫌う人もいますが、
自由度が高いということは、面倒なことはやらなくてもいいとも言えるのです。
「あのダンジョンに居る爺さんに酒を届けてくれ」というクエストがあっても、
それが面倒でつまらないと思えば無視してもクリアはできる。
それが従来のナンバリングタイトルのエルミナージュには許されていました。
しかし、ゴシックやアメノミハシラになってから、
何故か行き先に制限がつくようになり、
更に新しいダンジョンを解禁するために数々のお使い(という名のたらい回し)を、
延々と繰り返す、つまらないゲームに成り下がってしまいました。
これの弊害は展開の単調さも生んでいます。
というのも、決められたダンジョンに決められた順番で行くということは、
決められたような強さの装備を決められた通りに入手することになるわけで、
強い装備を手に入れても「ああ、また装備し直しか」という作業感ばかりが募り、
未知の装備を手に入れる喜びが皆無となってしまったのです。
これはJRPGによくある
「次の町に行ったら、より強い装備に買い換える」行為と同じであり、
それが金を払うか敵から奪うかの違いでしかありません。
エルミナージュ独自の「レアアイテムを入手する喜び」が完全に消えています。
そういったメインとなる部分の変更も最悪なのに、
それに輪をかけて不親切さを難易度と勘違いしたシステム&マップ構成に、
苛立ちを感じないプレイヤーは、ただのマゾヒストです。
これで面白くなっているなら救いがあるんですが、
残念ながら従来作品の良い所を潰しただけとなっており、
評価に値する部分はカケラもありません。
もしまだエルミナージュに続編を望めるのであれば、
とりあえず2と3でできたことは全部できるようにして下さいと、
土下座して頼みたいです。お願いしますマジで。
だって、削る必要がある部分なんて何もなかったんだから、
それを削ったらそりゃゴミになるよね。
あとは面倒くさい=難しい=難易度高いwという勘違いをなんとかしてください。
敵のスキル構成、マップの構造など、改善して欲しい部分だらけです。
つーか、2をやり直せば理解できることなんじゃね?
主要な開発スタッフが抜けたなどの噂も聞きますが、
開発側の事情なんて知ったこっちゃありません。
どこの誰が作っても構わないんで、
従来の面白いエルミナージュをまたプレイさせてください。
遊び心のなくなったエルミナージュなんてつまらないですよ?
諸君 私はエルミナージュが好きだ
諸君 私はエルミナージュが大好きだ
そんなわけで、PSP版から大ファンになった、
にわかエルミナージュファンの岳るです。
とりあえず、これからエルミナージュをやってみようという人には、
PSP版の2をオススメします。
ストーリーからマップ構成に至るまで、
とにかくプレイしていて楽しいバランスに仕上がっているので、
「ウィザードリィは敷居が高いけどDRPGには興味ある」なんて人は、
是非是非これをプレイしてエルミナージュを好きになりましょう!
2を遊び尽くしたら、3もあります!
こちらは「世界樹の迷宮」でお馴染みの、
ダンジョンを徘徊する目に見える強敵「F.O.E.」のようなモンスターが追加された、
純粋な2のパワーアップ版となっております。
更なる恐怖と探求の旅を求める人は、こちらもどうぞ。
…とまぁ、宣伝はこれくらいにして、本題に行きましょう。
今回問題としているのは、最近発売されたエルミナージュ関連作品の、
あまりの残念なデキについてです。
具体的には、「エルミナージュ・ゴシック」と、
「エルミナージュ異聞 アメノミハシラ」の2本。
もう本当に「エルミナージュ」の名前を冠していることすら恥ずかしい。
どうしてこうなったorz
個人的な意見になりますが、エルミナージュの魅力とは、
その圧倒的な自由度と情報量にあると思っています。
提示されるのは「幾つかのアイテムを集めろ」ということと、
「その後でラストダンジョンのボスを倒せ」ということの2つのみ。
これは1~3にかけて共通するメインシナリオです。
逆に言えば、これ以外はどう進んでも構わないわけです。
この投げっ放しぶりは、ドラクエⅢやロマンシング・サガを彷彿とさせます。
どちらもプレイヤーが「冒険している」感覚を呼び起こさせる、
ストーリーを強要しないのに、しっかりと物語の中に自分が入り込んでいる、
不思議なプレイ感覚が魅力的な作品でした。
それでいてエンドレスゲームではなく、きちんと物語の決着が付くのも同様。
つまり、しっかりとRPGとしての骨子ができているのです。
慎重に難易度の低いダンジョンから攻略してもよし。
一気に高レベルダンジョンに挑み、一攫千金を狙うもよし。
プレイヤーの性格に合わせて、それこそ自由に遊びこめる箱庭こそが、
エルミナージュの魅力だったはずです。
もうひとつは、無駄に大量に用意されたテキストです。
これ、本当に驚きなんですが、
登場するアイテムひとつひとつ、そして雑魚からボスに至るすべてのモンスターに、
フレーバーテキストが用意されています。
しかも簡単な「体力を回復する」などといった簡素な説明ではなく、
本当にゲーム的には何の意味も無い解説が大量に書かれています。
もちろん、ゲーム的な性能や強さも確認できますよ?
時には真面目に、時にはネタを混ぜて語られるアイテムや魔物の解説は、
その膨大な量と合わせて、1日中眺めていても楽しめる、
まさに大図鑑となっています。
これにより、アイテムを収集する楽しさと、未知の魔物に出会う喜びが倍化され、
新しいダンジョンへ赴くモチベーションとなっていたのです。
これらエルミナージュを彩り、象徴し、愛されてきた要素を、
完膚なきまでに叩き壊したのが上記2本です。
何故か1本道のお使いストーリー。
何故か全削除された無駄テキスト&アイテムイラスト。
それに加えて、様々な不親切さが絶妙な不快感を与えてくれる、
まさに迷作と呼ぶにふさわしいデキでした。
開発者は過去に自分たちが作ったゲームを遊んでみればいいと思います。
特に、1本道&お使いシナリオ。これがもうダメです。
「自由度が高い」ということを嫌う人もいますが、
自由度が高いということは、面倒なことはやらなくてもいいとも言えるのです。
「あのダンジョンに居る爺さんに酒を届けてくれ」というクエストがあっても、
それが面倒でつまらないと思えば無視してもクリアはできる。
それが従来のナンバリングタイトルのエルミナージュには許されていました。
しかし、ゴシックやアメノミハシラになってから、
何故か行き先に制限がつくようになり、
更に新しいダンジョンを解禁するために数々のお使い(という名のたらい回し)を、
延々と繰り返す、つまらないゲームに成り下がってしまいました。
これの弊害は展開の単調さも生んでいます。
というのも、決められたダンジョンに決められた順番で行くということは、
決められたような強さの装備を決められた通りに入手することになるわけで、
強い装備を手に入れても「ああ、また装備し直しか」という作業感ばかりが募り、
未知の装備を手に入れる喜びが皆無となってしまったのです。
これはJRPGによくある
「次の町に行ったら、より強い装備に買い換える」行為と同じであり、
それが金を払うか敵から奪うかの違いでしかありません。
エルミナージュ独自の「レアアイテムを入手する喜び」が完全に消えています。
そういったメインとなる部分の変更も最悪なのに、
それに輪をかけて不親切さを難易度と勘違いしたシステム&マップ構成に、
苛立ちを感じないプレイヤーは、ただのマゾヒストです。
これで面白くなっているなら救いがあるんですが、
残念ながら従来作品の良い所を潰しただけとなっており、
評価に値する部分はカケラもありません。
もしまだエルミナージュに続編を望めるのであれば、
とりあえず2と3でできたことは全部できるようにして下さいと、
土下座して頼みたいです。お願いしますマジで。
だって、削る必要がある部分なんて何もなかったんだから、
それを削ったらそりゃゴミになるよね。
あとは面倒くさい=難しい=難易度高いwという勘違いをなんとかしてください。
敵のスキル構成、マップの構造など、改善して欲しい部分だらけです。
つーか、2をやり直せば理解できることなんじゃね?
主要な開発スタッフが抜けたなどの噂も聞きますが、
開発側の事情なんて知ったこっちゃありません。
どこの誰が作っても構わないんで、
従来の面白いエルミナージュをまたプレイさせてください。
遊び心のなくなったエルミナージュなんてつまらないですよ?