終わった物語の「続き」

2013年02月28日 20:46

「GOD EATER -ザ・セカンド・ブレイク-」2巻が出ましたー。
片桐先生の絵が美しすぎて、それだけで読む価値有りだと思いますが、
それはそれとして、この作品はゲーム版の1と2を繋ぐ物語らしいので、
GEファンは目を通しておくと、2への予習になるかもしれませんよ?

で、2巻を読んでて驚いたのが、
小説版の主人公たちのその後が描かれていたことですね。
希望を夢見て旅立ったはずの彼らが、まさかこんな悲惨なことになってるとは…。
GEの世界は夢も希望もありませんな。

物語のラストは、
その先の光り輝く未来を夢見て旅立つところで終わるものが多々あります。
無茶で無謀で無計画で無責任で、
でもそれゆえに若さと力強さと眩しいまでの輝きを放って、
「彼らならどうにかしてしまうんじゃないか?」
などというご都合主義を容認し、納得してしまいます。
それは希望に満ちていて、彼らはきっと幸せになったのだろうと夢想したまま、
描かれない物語の「その先」を知ることなく、記憶の奥にしまわれるものです。

ただ、「その先」を描いた作品は、大抵悲劇が綴られているように思います。
世の中そんなに甘いものじゃないと、
フィクションでまで現実を思い知らされるのは悲しいことですね。
それは小説版GEの彼らにも当てはまってしまったわけですが…。

たとえば、私の好きな漫画に「天使禁猟区」というのがあって、
これは妹に恋をしてしまった兄が、数奇な運命に翻弄された挙句に、
妹とガチ恋愛する道を選ぶという、実に岳るが好きそうなお話でして(ぇ

物語としては、兄が妹と本気で恋人になることを選んだところで終わってしまい、
「その先」が描かれずに終わったタイプのお話です。
や、物語としては実に綺麗に終わっているので、
その後のリアルで汚い現実まで見せる必要はないと思うわけですが、
どう考えても安寧には程遠いことになるだろうなぁとは容易に想像できますよね。
それが不幸なこととは限りませんが。幸せのカタチは人それぞれですから。

まぁつまり、すべて描いてしまえばいいというものでもなくて、
たとえリアルに考えれば先に待ってるのは不幸ばかりだとしても、
その時点でのハッピーエンドを見ることができたなら、
読者はそこで満足するわけです。
「その先」を描くことは、作家のエゴでしかありません。

とはいえ、今回のGEについては、まだまだ続く物語の一部ということもあり、
小説版の彼らにしても、「実はまだ終わってなかった」ということですから、
ちょっと事情が違うわけですがー。
や、ちょっとビックリしたもんで、こんな話をタラタラ書いてるわけですけども。
だってまさか、他の媒体で主役張ってたキャラが、
気がついたら大変なことになってたとか驚くじゃない?
でもまぁ、案外とこういうことって多いような気もしますけど。

とはいえ、そのキャラを気に入ってる人もいるかもしれないわけですから、
やっぱりあんまり無体な目に合わせるのはどうかと思いますね。
GEの漫画はこの後の展開で何かフォローされるのかしら?
もしかしたら、ゲーム版とリンクするのかもしれませんね。
それはちょっと楽しみだ!



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