2014年04月30日 21:32
最近になって、再び「ロードス島戦記」が復活の兆しを見せています。
小説も新装版で登場してるし、漫画連載も始まっています。
漫画は以前にH君から掲載誌を見せて貰ったら、
ディードリットが「風が…精霊が騒いでるわ…」とかなんとか言ってて、
「男子高校生の日常」みたいで思わず笑っちゃったんですが、どうしてこうなった。
ロードスは定期的に角川が推してくる印象がありますが、
本家の原作小説以外のメディアが盛り上がってるのをあまり見た記憶がありませんね。
それこそ登場時はアニメにゲームにCDにと、
メディアミックスの成功例みたいになってたもんですが、
TVアニメの微妙なデキの辺りからケチがつき始めたような気がします。
まぁあれは、その前に展開されてたOVAのデキが良すぎたってのもあるんですがー。
当然、あのクオリティで原作通りの内容をやってくれると期待しちゃいますよねぇ。
ゲームに関しては、ドリームキャストで出たヤツは面白かったけど、
あれはもうロードスの名前を付けただけの別物でしたし、
純粋なロードスブランドのゲームで良い評判は、あまり聞いたことがありません。
最近ではブラウザゲーム版が早々にサービス終了してますし、
新たに発表されたロードスオンラインは、
一昔前のビジュアルで早くも不穏な空気が流れてますしねぇ。
それ以前に、今放映されてる謎のショートアニメは何なんだろうか。
や、これはこれで悪くないんですけど、ロードスの販促効果があるとは思えないなぁ。
こういうことに予算をチマチマ割くくらいなら、
ガッツリと本格的にアニメ化して欲しいんですけどね。
それこそ、伝説になって神格化されてるOVAを超える意気込みでお願いしたい。
私は新装版が出たことで、改めて読み直してるんですが、
今読んでも十分面白いというか、重厚感があっていいですね。
最近のラノベとの違いとしては、キャラクターのセリフが少ないのが特徴。
描写や説明が締める割合が高く、「文章を読んでる」という感じがします。
そのくせ、きちんとキャラ立ちしてるんだから素晴らしい。
ディードリットなんかは細かい仕草の描写がいちいち可愛くて、
これは末永く愛される理由もわかろうというものですよ。
最近の「とりあえず変態だしとけばいいだろ」的な安易なキャラ付けに逃げてるラノベは、
ちょっとこれ読み直してこいと言いたいですな。
や、変態ばかり出てくる最近のラノベも嫌いじゃないんですけどね。
そういえば、改めて読んでて気付いたこととしては、
アシュラムの髪型が想像と違ったことがあります。
あれ、挿絵だと腰まであるロンゲなんですけど、原作の描写だとセミロングなんですよ。
「スレイヤーズ」のゼロスみたいなイメージ。
完全に挿絵やアニメのイメージが根付いてることもあり、原作読んでて「アレ?」となる、
不思議な感覚を味わいました。
同じく、アシュラムで驚いたのは、登場時(3巻)ですでに30半ばである、ということ。
原作終了時には40後半とかマジか。
まぁアシュラムに関しては魂砕きがあるので、年齢的な問題はあまり意味がないとはいえ、
主人公のライバルキャラとして、あまりに高めの年齢にビックリしました。
それこそ、主人公であるパーンも原作終了時には30超えてますからねぇ。
リアルではありますが、今のラノベのトレンドを考えると、信じられないですよね。
でも普通に考えて、伝説的英雄として名前を残すには、それくらいの時間は必要ですし、
20年も生きてない若造が化け物みたいに強いとかも嘘臭い話なんで、
ロードスはこのリアルさを楽しむものでもあると思いますが。
とりあえず、原作は今読んでも実に新鮮で面白いので、
昨今のチート主人公や異世界もの、異能力学園物やら、
なんちゃって勇者や魔王とかのテンプレラノベに食傷を感じてる人は、
ハイ・ファンタジーの先駆けでもあるロードスを読んでみるのもいいと思いますよ。
真の名作は色褪せないことを実感させてくれます。
小説も新装版で登場してるし、漫画連載も始まっています。
漫画は以前にH君から掲載誌を見せて貰ったら、
ディードリットが「風が…精霊が騒いでるわ…」とかなんとか言ってて、
「男子高校生の日常」みたいで思わず笑っちゃったんですが、どうしてこうなった。
ロードスは定期的に角川が推してくる印象がありますが、
本家の原作小説以外のメディアが盛り上がってるのをあまり見た記憶がありませんね。
それこそ登場時はアニメにゲームにCDにと、
メディアミックスの成功例みたいになってたもんですが、
TVアニメの微妙なデキの辺りからケチがつき始めたような気がします。
まぁあれは、その前に展開されてたOVAのデキが良すぎたってのもあるんですがー。
当然、あのクオリティで原作通りの内容をやってくれると期待しちゃいますよねぇ。
ゲームに関しては、ドリームキャストで出たヤツは面白かったけど、
あれはもうロードスの名前を付けただけの別物でしたし、
純粋なロードスブランドのゲームで良い評判は、あまり聞いたことがありません。
最近ではブラウザゲーム版が早々にサービス終了してますし、
新たに発表されたロードスオンラインは、
一昔前のビジュアルで早くも不穏な空気が流れてますしねぇ。
それ以前に、今放映されてる謎のショートアニメは何なんだろうか。
や、これはこれで悪くないんですけど、ロードスの販促効果があるとは思えないなぁ。
こういうことに予算をチマチマ割くくらいなら、
ガッツリと本格的にアニメ化して欲しいんですけどね。
それこそ、伝説になって神格化されてるOVAを超える意気込みでお願いしたい。
私は新装版が出たことで、改めて読み直してるんですが、
今読んでも十分面白いというか、重厚感があっていいですね。
最近のラノベとの違いとしては、キャラクターのセリフが少ないのが特徴。
描写や説明が締める割合が高く、「文章を読んでる」という感じがします。
そのくせ、きちんとキャラ立ちしてるんだから素晴らしい。
ディードリットなんかは細かい仕草の描写がいちいち可愛くて、
これは末永く愛される理由もわかろうというものですよ。
最近の「とりあえず変態だしとけばいいだろ」的な安易なキャラ付けに逃げてるラノベは、
ちょっとこれ読み直してこいと言いたいですな。
や、変態ばかり出てくる最近のラノベも嫌いじゃないんですけどね。
そういえば、改めて読んでて気付いたこととしては、
アシュラムの髪型が想像と違ったことがあります。
あれ、挿絵だと腰まであるロンゲなんですけど、原作の描写だとセミロングなんですよ。
「スレイヤーズ」のゼロスみたいなイメージ。
完全に挿絵やアニメのイメージが根付いてることもあり、原作読んでて「アレ?」となる、
不思議な感覚を味わいました。
同じく、アシュラムで驚いたのは、登場時(3巻)ですでに30半ばである、ということ。
原作終了時には40後半とかマジか。
まぁアシュラムに関しては魂砕きがあるので、年齢的な問題はあまり意味がないとはいえ、
主人公のライバルキャラとして、あまりに高めの年齢にビックリしました。
それこそ、主人公であるパーンも原作終了時には30超えてますからねぇ。
リアルではありますが、今のラノベのトレンドを考えると、信じられないですよね。
でも普通に考えて、伝説的英雄として名前を残すには、それくらいの時間は必要ですし、
20年も生きてない若造が化け物みたいに強いとかも嘘臭い話なんで、
ロードスはこのリアルさを楽しむものでもあると思いますが。
とりあえず、原作は今読んでも実に新鮮で面白いので、
昨今のチート主人公や異世界もの、異能力学園物やら、
なんちゃって勇者や魔王とかのテンプレラノベに食傷を感じてる人は、
ハイ・ファンタジーの先駆けでもあるロードスを読んでみるのもいいと思いますよ。
真の名作は色褪せないことを実感させてくれます。