PSV『ダンジョントラベラーズ2-2』総評

2017年05月24日 19:30

クリアしたぞー! うおー!

【クリア時間:94時間  個人評価:9点  一般評価:9点】
※ダンジョンはすべてマップ完全踏破。DLCダンジョン3つ制覇済み。

完全な続編でありながら、前作のラスボスに負けた後の時間軸を描いた、
一風変わった続編物です。

今作からプレイしても支障はないと思いますが、それほど前作とのシステム的差異がないので、
どちらが先でもいいけれど、両方プレイした方が、より楽しめると思います。
ちなみに前作はクリアまで60時間ほどでした。ボリューム1.5倍。

パーティメンバーも敵として出て来るマモノも、ほぼすべて女の子という、
見た目には非常に軟派なので、萌えやエロで釣るクソゲーだと勘違いする人も多そうですが、
最初のダンジョンを少し歩けば「あ、これ『世界樹の迷宮』だ」と思い直すことでしょう。
つまり、非常にシビアなDRPGです。

しかし、ただ難しいだけのクソゲーではなく、実にバランスがとれた難しさなので、
攻略してる実感が心地よく、プレイしていて楽しい、『ダークソウル』系の面白さがあります。
ダクソとの違いは、アクションが苦手でもクリアできることですね。
大切なのは、考える力と慎重さです。

バトルは伝統的なコマンドバトルですが、素早さによる行動順形式なので、
ターン毎に交互に殴り合うタイプよりも、より戦略的な戦いが求められます。

大きなポイントは、「技」は即座に発動するが、
「魔法」には詠唱時間があり、発動に時間がかかることです。
詠唱中に攻撃を受けると詠唱を中断させられてしまい、
魔法の発動を妨害される可能性があります。
これは敵も同じ条件なので、上手くすれば、敵の魔法を妨害できたりします。

今作の特徴としては「活性化」というものがあり、これはマップ上の特定の場所では、
活性化に対応する条件が強化されるというもの。
具体的には「火属性活性」とか「物理攻撃強化」等があり、
基本的に活性化している属性は2倍の威力になるので、凄まじいダメージが飛んできます。
これも敵味方共通なので、上手く使えば有利に戦いを進められます。
つまり、今作では属性の重要度が上がっています。
「魔法禁止」なんてものもあり、しかもボス戦で発動してたりするので、
パーティメンバーとスキルの選別が非常に楽しいですぞ。

そう、ダントラの魅力は、どんなパーティ構成にするか、
そして、どんなスキルを取得するかを考えることにあります!

成長は経験値によるレベルアップ方式ですが、レベルアップ時にスキルポイントが入手でき、
これを使ってスキルを覚えることができます。
この辺は『世界樹の迷宮』とほぼ同じ仕組みです。

違いは、ダントラは下級職・中級職・上級職の3つの段階があり、
それぞれ経由したクラスのスキルを覚えられることです。
例えば、ファイターは守備系のパラディンか、攻撃系のバーサーカーになれます。
パラディンからはヴァルキリーか侍、バーサーカーからはダークロードか侍になれます。
この時、どちらでもなれる侍を選ぶと、パラディンのスキルを使える侍や、
バーサーカーのスキルが使える侍になれるんですね。
特化するのもいいですが、少し変わった選択肢も選べるのがダントラの魅力です。
自分のパーティに足りないものを補うか、より特化していくかはプレイヤー次第。

今作の特徴として「大封印書のマモノ」が仲間として戦ってくれたり、
「傭兵」を雇うことができるので、戦力の底上げができるようになりました。
パーティに足りないものを補えたりするので、パーティ構成で多少無茶ができるのも嬉しい。
まぁ、指示できないので運頼みになりますが、傭兵は金を払う分、いい仕事しますぜ。

ダンジョンも非常に凝った作りになっています。
基本的なゲーム性は『世界樹の迷宮』を踏襲しているようで、
長い回り道をした末に、入り口近くにショートカットを開通できるような構造になってます。
が、そのためか、ショートカット開通までの道のりは非常に険しく、
幾つもの階層を昇り降りしたり、ワープを駆使したり、仕掛け扉で悩んだりと、
とにかく「存分に探索するがよい」と言わんばかりの複雑なダンジョンが目白押し。
それでも、こちらが力尽きる前にショートカットに辿り着けるようなバランスになっているのが凄い。

総じて、プレイヤーが頑張った分、しっかりと報われるようにできていて、
豊富なサブイベントも含めて、ダンジョン探索に飽きが来ない工夫がされています。
無駄なレベル上げや装備品集めをする必要なく、自然と強くなっていくバランスも見事。
恐ろしいことに、このクリア時間は、特に作業的なことは殆どしてないのにこうなったのです。
マップをすべて埋めるようにはしましたけどね。

ボタン連打で適当に無双したい人には不向きですが、
それはそういうつまらないRPGばかり遊んでいるからだと思います。
ダントラは雑魚戦も実にシビアなので、きちんとスキルを選び、リソースを管理しないと、
いつの間にか全滅してるゲームです。

だからこそ、戦略的に戦うことの楽しさや、
自分の選んだパーティが上手く機能した時の喜びがあります。
じっくりと腰を据えてプレイするには、これ以上ない逸品だと思います。

実は初期バージョンでは、ロード時間に問題がありましたが、
現在はアップデートで改善されており、快適にプレイできるようになっています。

不満があるとすれば、戦闘がシビアであるだけに、全滅時の救済策が何もないことですね。
問答無用でタイトル画面に戻されてしまうので、属性活性エリアで不意打ちされて、
為す術無く全滅したりすると、しばらく呆然とすることが割りとあります。ミミックの自爆とか凶悪。
ダンジョン内ではいつでもセーブできるので、こまめなセーブで対処するしかないですが、
できれば全滅時のリトライ機能が欲しいところですね。

で、ダントラのお約束ですが、実はゲームはまだまだ続きます。
クリア後には新たな物語とダンジョンが解放されるので、更なる冒険が楽しめます。
あと、個人的にエンディングが物足りなかったので、トゥルーエンドがあると予想しています。
つまり、真のハッピーエンドに辿り着くには、更なる探索が必要だということです!
まさか、新しいライバルキャラがクリア後に出てくるとは思わなかったもんなあ…。

そんなわけで、ただでさえクリアに100時間近くかかったというのに、
まだまだ入り口だったという絶望を味わいたいマゾヒストなゲーマーは、
四の五の言わずにこれをプレイするといいですぞ!


以下、岳るのハーレムパーティ晒し。

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