2020年06月28日 01:07
部屋の掃除を少しずつ進めております。
改めて部屋にある本棚の数を見てみると、3段カラーボックスが14台も置いてあって、
プチ図書館状態になってるの笑える(真顔
更に追加で未組立のが2台あるんだぜ…くくく…。
だからというわけでもないですが、最近は漫画アプリで漫画を読む機会が増えました。
電子書籍には多分、まだまだ移行できそうにないですが、
試し読みで無駄な買い物をする量を減らせればいいかなと思っております。
まぁ結果として買う物が増える可能性も微レ存。
で、やはり今は異世界物って多いんですよね。
個人的には「ファンタジー」ではなく「異世界」と銘打たれてるものには拒否感があるんですが、
食わず嫌いも良くないので、ちょっとつまみ食いしておりました。
「異世界物」というと現代からの転生やら転移やらというイメージがありましたが、
意外と純粋に異世界の住民が冒険してるような話が多いのが最初の発見。
では何が「ファンタジー」ではなく「異世界物」というカテゴリになってるのかというと、
思うに、「ゲーム風ファンタジー」というのが昨今の「異世界」なのかなと思います。
冒険者のランク制、レベル、スキル、ステータス、ポーションで即回復といった、
ゲームでの「お約束」を採用しているものですね。
個人的には、そんな仕組みにするならVRゲームの話でいいだろと思うんですが、
生活感を出すにはそのまま「ゲーム」ではダメということなんでしょう。
スローライフ物とかも多いしね。
ただ、やはりこれを「ファンタジー」と呼ぶのは物凄い違和感があります。
モンハンをベースにしたであろうハンター漫画にて、
モドリ玉を普通に使ってるシーンを見て唖然としました。
なんでそれで家に帰還できるのか読者は疑問に思わないんだろうか。
作者的にもその仕組を説明する気がないって時点でファンタジー舐めてる。
つまり、私のような面倒くさい老害から「そんなんファンタジーちゃうやん」とツッコまれないように、
「異世界」という新たなカテゴリを生み出したんじゃないかと思ったりなんだり。
正確に呼ぶなら「ゲーム風異世界」なんでしょうけども。
あと、気になったのは、主人公を立てるために他を下げる構成が多いことですね。
コレ系で何故かよく見かける「勇者パーティ追放」とか、「王様から不当な扱いを受ける」とか、
そういうヤツ。
こういうのって、特に正当な理由がなく(つまり理不尽に)主人公に不利益を与えることで、
主人公の行動理由を生みながら、仮想敵にヘイトを集めさせる構造になってるわけですが、
勇者や王様等の行動が単なる「物語上の都合」なだけで、まるで正当性がないため、
カタルシスを生む下地にすらなってないんですよね。どうでもいいということです。
これは必要以上に主人公以外(主に敵役)を無能に描くことで、
相対的に主人公を持ち上げる仕組みなんですが、
敵対者がバカとか無能だと盛り上がらないんですよねぇ。
何で「HUNTER×HUNTER」が面白いのか読み直してみればいいと思います。
あと、必要以上に敵役を「悪」にしてしまうことで、
主人公に独善的な印象を与えるというのもマイナスかなー。
一部の人間から迫害を受けたからといって、それで人間全てがクズと断じるのは極端だし、
それを人間を殺す正当性にされても困惑しちゃうんですよね。
「主人公の行動はすべて正しい」という物語構造が、読んでて凄く気持ち悪いのです。
そういう作品が多くて辟易してた中で、いい感じの作品がひとつあったのでご紹介。
「おっさん冒険者ケインの善行」
文字通り、人がいいだけで特に強くもなんともないおっさんが、
その人の良さゆえに世界を救うという、いわゆる「ラッキーマン」的な構造の作品です。
個人的に気に入ってるのは、主人公は本当に特に何の力もない低ランク冒険者であり、
チート能力に目覚めたりすることもなく、それでも周囲の凄い人たちの力を借りて、
困難を乗り越えていくという展開ですね。
構造的には「ワールドトリガー」のようなダブル主人公みたいなもので、
主人公は無力なものの、その助力者がチート級に強いため、
適度なストレスと解放のカタルシスを同時に得ることができます。
これ、今の作風のトレンドになってもいいくらい優れた構造だと思います。
それと、主人公をアゲるために他をサゲることが多い異世界物にしては珍しく、
優秀なキャラクターが数多く登場するのもいいですね。
というか、主人公が非力なので、まわりが有能だらけになるのは必然なんですが、
その有能たちの中にあって、主人公にしかできない役割があることから、
主人公の存在意義を生むことに成功しているし、
無能が大騒ぎする煩わしい展開を見なくていいというメリットが目立っています。
最初は面白いのに、話が進むにつれて主人公がウザくなっていくというのが、
今まで見てきた異世界物でよくある展開だったので、
単行本にして4巻が出ている現在でも、主人公の好感度を高く保ってる本作は、
なかなかに優良な物件だと言えますね。
基本的にはハズレの方が多い異世界物ですが、
たまにこういうアタリも埋もれてるので侮れません。
とりあえず、「俺、なんかやっちゃいました?」系のイキリ主人公でさえなければいいかな。
「な、なんでそんなことができるんだー!?」という周囲の反応も寒いし、ホントやめて欲しい。
主人公のレベルを99にするなら、敵のレベルは1000とかにして欲しいものですね。
そういう意味では、最近だと「ラグナクリムゾン」がオススメ。
早く7巻出ろー。
以下、どうでもいい追記。
改めて部屋にある本棚の数を見てみると、3段カラーボックスが14台も置いてあって、
プチ図書館状態になってるの笑える(真顔
更に追加で未組立のが2台あるんだぜ…くくく…。
だからというわけでもないですが、最近は漫画アプリで漫画を読む機会が増えました。
電子書籍には多分、まだまだ移行できそうにないですが、
試し読みで無駄な買い物をする量を減らせればいいかなと思っております。
まぁ結果として買う物が増える可能性も微レ存。
で、やはり今は異世界物って多いんですよね。
個人的には「ファンタジー」ではなく「異世界」と銘打たれてるものには拒否感があるんですが、
食わず嫌いも良くないので、ちょっとつまみ食いしておりました。
「異世界物」というと現代からの転生やら転移やらというイメージがありましたが、
意外と純粋に異世界の住民が冒険してるような話が多いのが最初の発見。
では何が「ファンタジー」ではなく「異世界物」というカテゴリになってるのかというと、
思うに、「ゲーム風ファンタジー」というのが昨今の「異世界」なのかなと思います。
冒険者のランク制、レベル、スキル、ステータス、ポーションで即回復といった、
ゲームでの「お約束」を採用しているものですね。
個人的には、そんな仕組みにするならVRゲームの話でいいだろと思うんですが、
生活感を出すにはそのまま「ゲーム」ではダメということなんでしょう。
スローライフ物とかも多いしね。
ただ、やはりこれを「ファンタジー」と呼ぶのは物凄い違和感があります。
モンハンをベースにしたであろうハンター漫画にて、
モドリ玉を普通に使ってるシーンを見て唖然としました。
なんでそれで家に帰還できるのか読者は疑問に思わないんだろうか。
作者的にもその仕組を説明する気がないって時点でファンタジー舐めてる。
つまり、私のような面倒くさい老害から「そんなんファンタジーちゃうやん」とツッコまれないように、
「異世界」という新たなカテゴリを生み出したんじゃないかと思ったりなんだり。
正確に呼ぶなら「ゲーム風異世界」なんでしょうけども。
あと、気になったのは、主人公を立てるために他を下げる構成が多いことですね。
コレ系で何故かよく見かける「勇者パーティ追放」とか、「王様から不当な扱いを受ける」とか、
そういうヤツ。
こういうのって、特に正当な理由がなく(つまり理不尽に)主人公に不利益を与えることで、
主人公の行動理由を生みながら、仮想敵にヘイトを集めさせる構造になってるわけですが、
勇者や王様等の行動が単なる「物語上の都合」なだけで、まるで正当性がないため、
カタルシスを生む下地にすらなってないんですよね。どうでもいいということです。
これは必要以上に主人公以外(主に敵役)を無能に描くことで、
相対的に主人公を持ち上げる仕組みなんですが、
敵対者がバカとか無能だと盛り上がらないんですよねぇ。
何で「HUNTER×HUNTER」が面白いのか読み直してみればいいと思います。
あと、必要以上に敵役を「悪」にしてしまうことで、
主人公に独善的な印象を与えるというのもマイナスかなー。
一部の人間から迫害を受けたからといって、それで人間全てがクズと断じるのは極端だし、
それを人間を殺す正当性にされても困惑しちゃうんですよね。
「主人公の行動はすべて正しい」という物語構造が、読んでて凄く気持ち悪いのです。
そういう作品が多くて辟易してた中で、いい感じの作品がひとつあったのでご紹介。
「おっさん冒険者ケインの善行」
文字通り、人がいいだけで特に強くもなんともないおっさんが、
その人の良さゆえに世界を救うという、いわゆる「ラッキーマン」的な構造の作品です。
個人的に気に入ってるのは、主人公は本当に特に何の力もない低ランク冒険者であり、
チート能力に目覚めたりすることもなく、それでも周囲の凄い人たちの力を借りて、
困難を乗り越えていくという展開ですね。
構造的には「ワールドトリガー」のようなダブル主人公みたいなもので、
主人公は無力なものの、その助力者がチート級に強いため、
適度なストレスと解放のカタルシスを同時に得ることができます。
これ、今の作風のトレンドになってもいいくらい優れた構造だと思います。
それと、主人公をアゲるために他をサゲることが多い異世界物にしては珍しく、
優秀なキャラクターが数多く登場するのもいいですね。
というか、主人公が非力なので、まわりが有能だらけになるのは必然なんですが、
その有能たちの中にあって、主人公にしかできない役割があることから、
主人公の存在意義を生むことに成功しているし、
無能が大騒ぎする煩わしい展開を見なくていいというメリットが目立っています。
最初は面白いのに、話が進むにつれて主人公がウザくなっていくというのが、
今まで見てきた異世界物でよくある展開だったので、
単行本にして4巻が出ている現在でも、主人公の好感度を高く保ってる本作は、
なかなかに優良な物件だと言えますね。
基本的にはハズレの方が多い異世界物ですが、
たまにこういうアタリも埋もれてるので侮れません。
とりあえず、「俺、なんかやっちゃいました?」系のイキリ主人公でさえなければいいかな。
「な、なんでそんなことができるんだー!?」という周囲の反応も寒いし、ホントやめて欲しい。
主人公のレベルを99にするなら、敵のレベルは1000とかにして欲しいものですね。
そういう意味では、最近だと「ラグナクリムゾン」がオススメ。
早く7巻出ろー。
以下、どうでもいい追記。