PSP「ブレイブルー コンティニュアムシフトⅡ」総評

2011年04月14日 16:06

まだまだ続くブレイブルー・フィーバー。
格ゲーというのは基本、対戦してナンボな所があるので、
環境によってはプレイアビリティが著しく低いことも多いのだが
(ネット環境の整備によってかなり向上はしている)、
ことブレイブルーにおいてはソロでも楽しめるモードがてんこ盛り。

そんなこんなで、各モードについて解説を書いていたら、
普通にレビューみたいになっていたので、とりあえず一通り遊んだことだし、
総評として書いておくことにする。


【プレイ時間:30時間? 個人評価:10 一般評価:9】


2D格闘ゲームとして完成されていると言っても過言ではない。
キャラクター毎の個性の強さは、プレイ感覚がまるっきり変わるほどの変化を与え、
キャラクターの扱いに習熟していくことを楽しいと感じることができる。

その分、当然のようにキャラクター間の強さの差は存在するが、
どのキャラも似たような強さであるよりは、これくらい尖ったバランスの方が、
キャラの特徴が出ていいと思う。
お気に入りのキャラが弱い時は…ガンバレ。

格闘ゲームとは技の向上以外のやり込み要素はほぼ無いイメージがあるのだが、
ブレイブルーは実に上手く格闘要素を利用して、様々な遊びを提供していると思う。
そしてそれらが、単なる思い付きではなく、
しっかりと「遊べる」物として用意されているのが凄い。

また、初心者を無視するのではなく、
むしろ積極的に初心者に楽しんでもらおうという配慮が伺えるのも高得点。
チュートリアルは用語の解説は当然として、
移動やガードの仕方まで懇切丁寧に教えてくれる親切すぎる設計。
初心者救済用に、コマンド入力無しで必殺技が簡単に出せる操作タイプも完備。
気軽に手軽にスタイリッシュに戦えるのも、ブレイブルーの魅力のひとつ。

ストーリーを進めるだけでお金や経験値は手に入るし、
特別難しい条件を満たさなくてもギャラリーモードはオープンできる。
ブレイブルーというキャラや世界には興味あるけど、
格闘ゲームは苦手という人にも入りやすいような工夫が随所に見える。
このユーザーに対して真摯な姿勢をこそ評価したい。
当然、それらはゲームの質の高さという前提の上で成り立っていることも
忘れてはならない。

ブレイブルーは閉塞しがちな格闘ゲームというジャンルに
新たな息吹を吹き込む革新的な作品である。
2D格闘の集大成として存在しながらも、その間口は限りなく広い。
ジャンルで苦手意識を持っている人も…いや、むしろ苦手意識がある人こそ、
これをプレイすることで、格闘ゲームの楽しさを知る一助になることを期待したい。


以下、各モード解説

まずは簡易ストーリーモードとも呼ぶべき「アーケード」。
こちらはストーリーを簡略化した代わりに、対戦比率を上げたモード。
ゲーセンでプレイするのは主にこれ。
手っ取り早くCSⅡのストーリーを体験したい人や、
バトルを多くやりたいという人用。
ただ、基本的に1キャラ1回ずつクリアすれば十分なモードなので、
やり込むようなものではないが、キャラ数がそれなりにあるので、
全キャラ制覇はそれなりに時間がかかる。


お次はストーリー。
アーケードより詳しくストーリーを描き、物語の真相にも辿り着ける、
世界観をより深く楽しみたい人向けのモード。
バトルも若干あるが、難易度も高くなく、選択肢的意味しかない。
こちらも基本、1キャラ毎に1度ずつコンプリートすれば十分なのだが、
単純にボリュームが凄まじい。フルボイスなのも嬉しいところ。
下手なRPGをプレイするより余程長く楽しめること請け合い。
おまけエピソードも大量に用意されており、
タオカカと一緒に世界観を学ぶこともできる。
至れり尽くせり。


チャレンジは、用意されたお題をクリアしていくモード。
基本的には指定されたコンボを決めるだけのシンプルな内容。
コンボの練習やキャラの技の繋がりの勉強になる他、
まさに「挑戦」と呼ぶにふさわしい高難易度コンボも多数用意されている。
熟練者が腕試しにプレイする、初心者がステップアップするために挑むなど、
一段階上の遊びを目指すためにも、一度は経験しておきたい。


スコアアタックは文字通り、得点を競うモード。
格闘ゲームではあまり重視されないものだと思うが、
色々な要素で得点が計上されるのも格ゲーの要素のひとつ。
ただ、格ゲーでスコアアタックをするような人は相当な格ゲージャンキーだと思うので、
ライトユーザーにはあまり縁のないモードかもしれない。
私もメダル獲得以外の目的でプレイしようという気はあまりない。


そしてブレイブルーの目玉のひとつがレギオンモード。
これは軍団を編成してマップを征服していく簡易SLG的なモードで、
各マスに配置された敵軍を倒しながらゴール(本陣)を落とせばステージクリアという、
ルール自体はシンプルなもの。
ディシディアFFを知ってる人なら、あれを想像して貰えれば話は早い。
ただ、DFFとの違いは、こちらは複数の「部隊」で行動する点。
当然、敵軍も複数のキャラで構成された部隊で配置されているので、
どこを攻めるか、いつ攻めるかを考える戦略要素も存在する。

面白いのは、倒した敵軍のキャラを戦闘後に1人だけ自軍に引き入れることができる点。
つまり、自分の得意なキャラがいる敵軍を優先して攻めて、
得意キャラばかりで自軍を固めてみたり、バラエティ豊かに人材を揃えてみたりと、
プレイヤーの数だけ攻略法があるわけだ。
時には苦手なキャラしか揃わない状況なども出てきたり。

戦闘に負けたキャラは自軍から消えてしまうのに、
敵軍が複数いると勝ち抜き戦になってしまうので、
得意キャラだからと戦闘に出しすぎると戦死の可能性が上がる。
誰をどこで使うのか、回復はいつすればいいのかと、
己の腕と戦略が融合した、独特の緊張感が面白いモードである。

ちなみに、敵軍撃破のボーナスはキャラゲット以外にも、
能力値アップや体力回復などの要素もある。
ただ戦い続けるだけとは違う、新しいバトルの形を体験することができるだろう。
これは本当に面白い!


最後はアビスモード。
よくあるサバイバルモードというヤツで、ひたすら敵を倒し続ける内容なのだが、
ちょっとした救済措置が用意されているのがポイント。
キャラの能力を高めるアイテムや、体力回復アイテムなどが途中で手に入り、
ダンジョンを潜っていくような感覚で楽しめる。

途中で力尽きると、それまで入手した物は倒れた階層に放置され、
再びそこまで到達すれば入手できるとか、本当にダンジョンRPGのよう。

ちなみに挑戦前にショップで強化アイテムを購入することもできる。
そのため、格ゲーが苦手な人でも、それなりに奥まで潜ることが可能。
プレイすればお金も手に入るので、繰り返しやればやるほど奥に進めるようになる。
単純なサバイバルとは一味違った楽しいモードになっているのが特徴。


他にも格ゲーの基礎を学べるチュートリアルの充実や、
ひたすら対戦を繰り返すバーサスモード、練習用のトレーニングモードなど、
普通の格ゲーに標準搭載されているものは軒並み揃っている。
あと、各モードをプレイするとお金や経験値が手に入り、
ギャラリーモードでCGやアンリミテッドキャラなどを購入するのに使用できる。
アビスモードでのアイテム購入にも当然使える。
経験値を貯めてレベルを上げれば、ギャラリーやアビスで買える物が増える仕組み。
やり込むほどにオイシイ、というわけだ。

初心者も熟練者も、大人も子供もおねーさんも、
是非ともブレイブルーの世界を体験して欲しい。
きっと虜になるはずだ。


おまけ:ストーリーモードでツバキを100%にする方法
恐らく、多くの人が躓くのではないかと思われるツバキのコンプリート。
他のキャラに関しては、
戦闘に勝つか負けるか、選択肢で何を選ぶか程度のものなのに、
ツバキだけは戦闘中に明確なフラグが存在し、意識しないと絶対に100%にできない。
そこで、私も詰まったツバキのルート条件をここに書いておくので、
困ってる人は参考にしてみてね!

グッドエンド
実は一番簡単に見れるのがこれ。
とにかく戦闘に勝ち続ければ、いつの間にかエンディングになっている。
選択肢も関係ないので、とにかく戦闘に勝て!

バッドエンド
これが本作一番の罠。
ここに辿り着く条件は、「戦闘で3回以上AHを決める」こと。
ちなみにツバキルートでは最大で3回しか戦闘が発生しないので、
すべての戦闘をAHで終わらせるのが条件と考えていい。
ポイントとしては、カルルとの選択肢で「情報を教えない」こと。
うっかり情報を教えると戦闘を回避してしまい、
その時点でバッドエンドへの道は閉ざされる。
なお、ストーリー戦闘では挑発することで、
一度だけヒートゲージを100%にすることができるので、
ゲージが足りなくてAH決められない(´・ω・`)という人は活用してみよう。

ギャグルート
こちらも簡単。分岐はジンに戦闘で負けること。
すると、突然まったく脈絡もなく別ストーリーが始まるので、すぐに分かるはず。
今回は全ルートを見るだけで100%にできるので、
この3つを見れればコンプリート達成になるはず。
心置きなくストーリーを楽しんで欲しい。

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