自分でやるのが辛いなら、プレイ動画を見ればいいじゃない

2011年06月15日 20:06

智郎君が「サンサーラ・ナーガ2」の音楽を絶賛していて、
試しに聴いてみると、なるほど、これは私好みのもの悲しいメロディ。
しかし、ゲーム音楽というものは、
ゲームをプレイしながら聴いて始めてその魅力が発揮される部分もある。
なので、ちょっと実際にSFC版をプレイしてみたわけですよ。

感想としては、面白い要素が詰め込まれたRPGだなぁ、というもの。
竜を連れて歩く竜使いの物語なので、パーティは竜使い本人と竜なのだけど、
竜は戦闘で倒したモンスターを食べて成長したりする。
ただ、このゲームは敵と戦ってもお金がほとんど手に入らないので、
竜のエサにせずに「えもの」として処理し、換金しなければならない。

ちなみに、人間型の敵を倒すと現金が出るということは、
モンスターであっても明確に「人間」として分類されているのだと思われるが、
これもまた竜のエサにできるのが地味に怖い。なさけむよう。

戦闘そのものはドラクエ形式のオーソドックスな物ながら、
戦闘後に選択肢があるだけで、かなり印象が違う。これは面白い。

しかし、いかんせんもう15年以上昔の作品であることもあって、
今遊ぶには色々と厳しいものがある。

とりあえずボタン一発で会話&調べるができないだけで、
こうもストレスになるとは思わなかった。
昔はコマンド表示→話すが普通だったけど、
古くはFFⅠからすでに搭載されていた機能である。
これの2年前に発売されたドラクエⅤにも実装されている。
しかし、サンサーラ2には採用されていない。もうこれだけで辛い。

移動速度も遅い。そしてダッシュできない。
RPGでダッシュ機能を最初に採用したのはどのゲームだろうか。
何かの賞を与えてもいいくらいの偉業だったと今だからこそ思う。
多くのプレイヤーがそこに不満を感じていたのは明白で、
昨今のRPGではダッシュは当たり前、通常の移動速度を早くしたリメイクも多い。
つまり、今SFCをプレイして一番辛いのは、大抵移動の遅さであったりする。
当然、サンサーラ2もその例に漏れない。

そして一番困るのが、ステータスが簡単に見れないこと。
つまり、戦闘でどれだけHPが減ったのか等をすぐに確認できないのである。
もちろん、ステータス表示コマンドを選べば見れるのだが、
それも竜使いと竜で別々のコマンドだったりして、何でこんな仕様にしたし…。
ちなみにこれは「ローグ・ギャラクシー」と同じ不満で、
簡単にステータスが確認できないRPGはクソゲーと呼ばれても仕方ないと思う。

他にも、装備の強弱が確認できないとか、
回復魔法(マントラ)でどれだけHPが回復したか分からないとか、
そもそもアイテムやマントラの効果が説明書がないと分からないとか、
とにかく細かい部分で不親切さが目立つ。

これらは昔では気にならなかった部分だったり、
それが当たり前だったものもあるのだが、
逆に言えば、昨今のRPGではそれらは明確な「欠点」として受け止められていて、
こういう仕様が残っているゲームは「不親切」の烙印を押される時代なのである。

まぁ、このゲームは実はシステムに関してはボロクソな評価を得ていて、
では何が名作として評価されているのかというと、
ストーリーや音楽だったりするようだ。なるほど、と思う。

ただ、肝心のゲームを進める上で大半を付き合うことになるシステムがこれでは、
とても最後までプレイする意欲が湧かない。
昨今の至れり尽くせりなゲームに浸りきってしまった弊害とも言える。

過去の名作が今も名作であるとは限らない。
それは普遍的価値を持つストーリーとは関係のない、
時代の移り変わりに影響を受けるシステムによるものであることが大半だ。
昔のゲームであれば、そこが至らないのは仕方ないことであるが、
だからといって、今の価値基準を無視してまで評価するのは間違っている。

今プレイするには厳しい。それが正直な私の評価だ。
しかし、実際にプレイした人の中では、永遠に名作として生き続けるのかもしれない。
過去作品とはそういうもので、私にもそういう作品の心当たりはある。
過去に名作と呼ばれた作品は、リアルタイムでプレイしてこそ輝くのである。

だから今更昔のゲームやるのが辛い人は、プレイ実況の動画でも見ればいいと思うよ。
マゾゲーを代わりにやってくれる人がいて、
それを肴にできるなんて、いい時代になったもんだ。

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