2011年12月31日 07:46
先日、見事に完結したアニメ版「アイドルマスター」、通称「アニマス」。
これのおかげで私の生活は色々と大変なことになってしまったのだけど、
本人が幸せなら別にいいよね?(ぉ
で、アニマス完結のお祝いと、今年最後の更新ということで、
アニマス各話について語り倒そうかと思います。
もちろん俺得記事ですよ?
ではでは、帰省する日に何やってんだかなアニマス談義、はっじまっるよー。
以下、アイマスへの愛が溢れすぎた
これのおかげで私の生活は色々と大変なことになってしまったのだけど、
本人が幸せなら別にいいよね?(ぉ
で、アニマス完結のお祝いと、今年最後の更新ということで、
アニマス各話について語り倒そうかと思います。
もちろん俺得記事ですよ?
ではでは、帰省する日に何やってんだかなアニマス談義、はっじまっるよー。
以下、アイマスへの愛が溢れすぎた
第1話「これからが彼女たちのはじまり」
記念すべき第1話。
ドキュメンタリー風にアイドル達の紹介がされていく、ちょっと毛色の違う導入が斬新。
プロデューサーも最後の最後で登場するが、これは賛否両論だったのだろうか?
ちなみにアニメ版が入口だった私には違和感はありませんでした。
むしろ、女の子だらけで日常系な話にするよりは、
ちゃんとプロデューサーというアイマスの象徴を出しておいて、
アイドル達の成長や成功を描いていく形式の方が、
「アイドルマスター」というゲームの本質に近い描写でいいと思います。
ただ、キャラ紹介がメインなため、各キャラの特徴を強調して描いてる部分があり、
そのせいか各キャラが非常に「濃い」です。
これは後になるほど自然になっていくものの、
これが原因で1話で見切りをつける人がいたかもしれませんね。
第2話「“準備”をはじめた少女たち」
亜美・真美、伊織、やよいの4人が、
セクシー路線で写真撮影に臨もうとするドタバタなコメディ回。
この話のせいで伊織は年少組なんだとずっと勘違いする羽目になったのだが、
後で調べたら伊織って15歳なんですね…とてもそうは見えん。
撮影シーンでも各キャラの個性が出ていて、
それが伊織たちの心情に影響を与えるという、見せ方や構成が美しい回でもあります。
第3話「すべては一歩の勇気から」
765プロ初ライブ!…ところが会場は山奥のド田舎という、
売れないアイドル感がバッチリ出ているお話。
この回、手作り感がよく出ていて好きなんですよねー。
主役は雪歩で、男性恐怖症に犬恐怖症と、恐怖症だらけでまともに動けない彼女が、
いかにそれらを克服するかが焦点でもあります。
ちょっと描写が大げさすぎる点が、好き嫌いの分かれる部分かもしれません。
空気気味なプロデューサーがしっかりとアイドルの力になる珍しい回で、
まるでそのまま恋が始まってしまいそうな展開ですが、
残念ながら(?)そういう方向に話が流れることはないのでした。
雪歩は真の嫁だしね(マテ
第4話「自分を変えるということ」
料理番組「ゲロゲロキッチン」に出演する回。そして千早回その1。
毎回律儀にほぼ全キャラを登場させるアニマスには珍しく、
メインが4キャラだけとなっております。
今までも電波なキャラ性を醸し出していた貴音さんが、
この回で本格的に変なキャラであることが露見して、一気に好きになりました(ぇ
なにこのひとかわいすぎる。
この回は千早についての伏線を張る回でもあって、メインとなるのは千早です。
でもまだ心は開いてくれないのでした。
エンディングへの入り方がとても綺麗で、
名曲「蒼い鳥」のアレンジが聴けるのもポイントが高いですね。
この歌を聴いたおかげで、アイマスのCDを買い漁ることになるのでした…。
第5話「みんなとすごす夏休み」
プロデューサー、海ですよ海!
そんなわけで、海で水着回です。
アイドル全員で旅行に行くという、とても華やかなお話なので、
岳るが特にお気に入りの1話です。
単純に楽しいだけの話ではなく、未来への予感を感じさせる伏線も張ってます。
この回に限らず、アニマスは所々で「みんな一緒に」をキーワードにしていて、
それがラストへと繋がることは、観直していて気が付いたことです。
丁寧に作られている作品だなぁと実感しますね。
第6話「先に進むという選択」
プロデューサー空回りの回。
竜宮小町の成功に焦りを感じるというのはオーソドックスな流れですが、
こういう話はあまり好きじゃなかったりします。余裕がなさすぎるのは見てて辛い。
美希の伏線を張る回でもあり、美希はここから覚醒モードに移行します。
そしてこれも先に待ち構える破滅が見えていて、結構見てて辛いものがあったり。
アニマスは日常系アニメとは違い、
ストレスを与えてそれを解放することで爽快感を得るタイプのドラマなので、
ノーストレスで見ることはできないことを覚悟する回なのかもしれません。
第7話「大好きなもの、大切なもの」
やよいの自宅訪問回。うっうー! もやし祭りですよー!
早速ノーストレスで見れないことを実感する回です。
楽しい雰囲気が家族の喧嘩で台無しに、というのはホームドラマでは定番としても、
ノーストレスなヌルい日常アニメに慣れた身にはキツイものがあります。
しかし、だからこそ生まれるドラマがあるわけです。
アイマスはきちんと最後は笑顔で終わらせてくれる作品なので、
そういう部分も含めて楽しんで見れればいいなと思います。
第8話「しあわせへの回り道」
全編通して、ここだけが異色と言える、幸せ一杯な神回。
何度観直したことか分かりません。大好き。
あずささんメインという時点でゆるゆるとした雰囲気が想像できますが、
彼女は道を歩いてるだけで幸福を振りまく、まさに女神なのでした。
真のアクションシーンや、美希の自身たっぷりな表情など、
サブに回ったキャラも実に生き生きとしていて、終始笑顔で見ていられる幸せなお話。
つい先日発売されたBD&DVDに収録されているので、
是非とも直に見てもらいたいと思います。
きっとアイマスが好きになりますよ。
第9話「ふたりだから出来ること」
賑やかコンビの亜美・真美回。
この二人は竜宮小町結成のためにバラバラになってしまって、
関係がギクシャクするのかと思えば全然そんなこともない、
ポジティブ&フレンドリーな素敵な双子なのでありました。
サスペンス物のパロディとして展開する話や、ラストのオチなど、
全体的にコメディ色が強いので、安心して見ていられます。
つーか、オープニングのミニドラマがラストの伏線だったことに笑ったw
「灰色の脳細胞と七色の顔を持つ、セクシー美少女探偵・亜美&真美!
じっちゃんばっちゃんの名にかけて、月に代わって犯人逮捕よ!」
↑クルクル回りながら喋るこのセリフのテンポの良さが大好きですw
第10話「みんなで、少しでも前へ」
アイドル事務所対抗大運動会のお話。
876プロのアイドルが登場したり、ここだけのライバル「新幹少女」など、
全体的に画面は華やかな回なのですが、伊織と真の喧嘩や、新幹少女の嫌味など、
若干のストレス要素があるので油断大敵。
まぁ、その辺はちゃんと全部解決してくれるのもアニマスの良い所ですがー。
新幹少女なんかは良いキャラなので、またどこかで出番があるといいですね。
真に惚れた所で、なんか色々と許せてしまったのでしたw可愛いじゃん。
ちなみに876プロの涼は男の娘(正確には女装)キャラです。
バンナムは時代を先取りしすぎていると思います。
第11話「期待、不安、そして予兆」
765プロの躍進へと繋がるライブへの準備のお話。
挫けそうな雪歩ややよいを励ましたり、春香が千早の家にお泊りしたりと、
ミニイベント満載な代わりに、この話そのものは繋ぎという印象。
珍しく次回への引きを作って終わるなど、物語の転換点を予感させます。
第12話「一方通行の終着点」
予てより危惧していた、美希が可哀想なことになる伏線の回収回。
全部プロデューサーが原因であり、美希への説得も実に不甲斐なく、
「もっと気が利いたことは言えないのか!」と、
画面に向かって憤慨していた記憶があります。
基本的にアニマスのプロデューサーは、あまりでしゃばり過ぎないように、
アイドル以上に存在感を出さないように、
物凄く気を使って描写されてる印象があります。
アイマスにおけるプロデューサーとはプレイヤーそれぞれなので、
ドラクエにおける勇者のように、個性を削りながらも物語に絡ませるという、
非常に難しい立ち位置にいることを実感させられるエピソードです。
スタッフ頑張ってますよ。
第13話「そして、彼女たちはきらめくステージへ」
第一部完結となる、まさに節目の回。
盛大なライブの裏で、トラブル&トラブルが巻き起こる、
まさに「用意されたかのようなドラマチックさ」です。
しかし、「けいおん!」でこれをやると違和感が全面に出たものの、
アイマスはまさに「ドラマ」でもあるので、こういう展開も自然に受け入れられます。
12話で株を落とした美希が名誉挽回する回でもあって、
非常にカッコいい立ち位置にいるのがオイシイですね。
新曲「マリオネットの心」が本当にカッコよくて、
これのおかげでCDを買い漁るハメに…(またかよ
第14話「変わりはじめた世界!」
ライブ以降、アイドルたちの生活が激変してからのお話。いわゆる第二部ですね。
売れっ子アイドルになった765プロ所属アイドル達の様子が描かれると同時に、
ライバルである961プロからの嫌がらせが本格的に始動します。
落ち込むアイドル達はしかし、ファンからの応援の手紙で元気を取り戻すのでした。
問題はライバルである961プロで、嫌がらせが本当にセコいことばかりなため、
いまいち「ライバル」としては物足りない存在になってしまっています。
これは黒井社長が自ら出張ることから来る弊害で、
ゲーム版のようにジュピターを全面に押し出していれば、
また違った展開になったのかもしれません。
第15話「みんな揃って、生放送ですよ生放送!」
765プロ所属アイドル全員レギュラーという奇跡の番組「生っすか!?サンデー」。
1話丸まる使って、この番組をお送り致します。
売れっ子になって全員一緒に仕事をする機会が減っている彼女たちにとっては、
全員集合できる貴重な時間でもあります。
これもラストへ向けての伏線だったりするから侮れません。
そういえば、BD4巻のおまけで実写版ゲロゲロキッチンが収録されるんだけど、
生っすか!?もやりそうな気が凄くしますね。
もう番組作ればいいと思うよ。
第16話「ひとりぼっちの気持ち」
岳る念願の響回!…のはずが、961プロの妨害や、響のペットたちが出張りすぎて、
肝心の響の出番が残念なことになってる(個人的に)ガッカリなお話。
カマっぽい番組ディレクターがいい人なのが救いか。
EDが響一色なので、BDのピンナップが楽しみではあるんだけどねー。
最初に千早の伏線を張っておくなど、明らかに繋ぎの回であるのが更に悲しいぞ…。
あと、961プロの妨害は普通に犯罪行為です。さすがにやりすぎだろ…。
第17話「真、まことの王子様」
真とプロデューサーがデートするお話。
一番乙女っぽい内容を一番男らしい真にやらせる辺り、スタッフも分かってますな。
プロデューサーの出番が多いこともあってか、
珍しくプロデューサーがいいことを言ってます。
しかし真は優遇されすぎてると思います。何でこんなに可愛いのか。
そういえば、前話の次回予告で雪歩が壊れていたのが面白かったなー。
やはりこの2人…(ぉ
第18話「たくさんの、いっぱい」
竜宮小町メイン…と思わせておいて、実は律子回だったりします。
音と映像のテンポがよく、全体的にメリハリが利いた構成なのが特徴ですかね。
よくは知りませんが、グレンラガンのスタッフが手がけたとかなんとか?
アニマスは社長も含めて、登場人物すべてにスポットを当てながらも、
25話の中に綺麗に物語を収めているのが素晴らしいと思います。
ただ、律子がサプライズゲストという展開はちと無理がありますよね。
例えば律子が伝説のアイドルとして名を馳せた上で引退していたならともかく、
デビューそこそこで引退してしまったアイドルの知名度は無きに等しいわけで、
そんな人が突然ライブで歌いだしても、ファンは困惑するだけでしょう。
竜宮小町の自己満足的な感じが出てしまったことだけはマイナスですかねぇ。
まぁ、律子自身も自覚があるから「帰りたい」というセリフが出たのでしょうけどね。
第19話「雲間に隠れる月の如く」
貴音さん無双回。これも千早編の伏線&繋ぎなのに、響との差は一体…。
皆から愛されている貴音さんが微笑ましくて、見てると幸せな気持ちになります。
しかし、スクープと言っても他所の事務所の引き抜き疑惑(しかも事実無根)では、
それほどのダメージにはならないのではないでしょうか?
どうでもないことを大事のように見せかけているせいか、
終始違和感があったのは残念ですね。
パパラッチが急に実力行使に出てきたのもご都合っぽいし、
ちょっと構成に無理があるような気がします。
第20話「約束」
ここまで散々伏線を張ってきた千早メインの話の登場です。千早回その2。
過去の傷口を広げられて歌が歌えなくなってしまった千早が、
いかにして立ち直っていくのかという所が焦点となっています。
春香の励ましだけでなく、765プロ全員で千早を支えるという二段構えの構成により、
千早のトラウマの深さを実感させつつ、より強く救われた感を出す、良い展開でした。
全員で千早の所に駆けつけた場面で号泣しましたからねー。えへへ。
この回は最終回へ向けての下地作りの意味もあって、重要なエピソードとなってます。
欝回ですが、それだけで終わらないのがアニマス。最後は笑顔で終われるのです。
第21話「まるで花が咲くように」
961プロ最後の逆襲。
千早の完全復帰を演出する千早回その3かと思いきや、
実は主役は社長&小鳥さんという超変化球なのでした。
黒井社長やジュピターとも、ここで決着となります。
色々な要素が詰め込まれた回ながら、あまり窮屈な感じはなく、
非常に綺麗にまとまっている良いエピソードだと思います。
黒井社長の嫌がらせが、むしろ効果的な演出になっているのが爽快でしたね。
「眠り姫」がアカペラから入るのは美しいですよねー。
しかしこの「眠り姫」は最初に聴いた時の衝撃が凄くて、
何度もリピートした挙句にCDまで買ってしまいました…。
これを紅白でやろうぜNHK。年配の方々にも受けますよ。
第22話「聖夜の夜に」
皆が忙しくて予定が合わない中、クリスマスパーティーを行うお話。
途中でメンバーが揃うのかどうかでドキドキさせながら、
しっかりと全員が集まってくる辺り、
皆765プロという場所が好きなんだなぁと実感させられるのでした。
やっぱり全員が揃うと華やかでいいですね。
アイドル達の仲良しっぷりが見れて本当に幸せなエピソードです。
クリスマスは雪歩の誕生日も兼ねてるそうで、ちゃんとお祝いが開かれるのが素敵。
雪歩が嬉し泣きした所で岳るも一緒に泣いてました。キモーイ。
しかし、真の雪歩へのフォローがマメすぎる。やはりこの2人…(しつこい
第23話「私」
アニマス始まって以来、究極の欝回。
もう見ている間中いたたまれなくて、本当に見ていて辛いお話でした。
完全に次回への繋ぎの回でもあるので、仕方ないことですがー。
ラストの春香の泣きっぷりは本当に悲しい。
他人への気遣いができるゆえに自分の本音を隠してしまう人は、
自己破滅型と言えるのかもしれません。
多少ウザく思われたとしても、自分の主張ははっきり通した方が、
自分にも周りにも良い影響を与えるのだと思います。
第24話「夢」
アイドルとは何か? 何故、自分はアイドルになりたかったのか?
春香が自分と向き合いながら、立ち直っていくお話です。
今まで他者のフォローをしてきた春香が、
今度は765プロの皆から支えられるという胸熱な展開。
特に千早が春香のために動いたことで、千早の変化も実感できますね。
このアニメの中で一番影響があったのは明らかに千早。
途中でドロップアウトしたジュピターも、春香が立ち直るきっかけとして登場し、
ただの使い捨てではなかったことが嬉しかったりします。
岳るはジュピターを応援しています。
美希が意外とドライというか、もっと春香を責めるかと思っていただけに、
そこが少し意外でしたね。ここはちょっと尺が足りなかった印象があります。
そのおかげで、プロデューサーの空気感が強まったのもありますし。
まぁ、あまり突っ込んで描写してもドロドロになるだけなんで、
最終回直前でもあるし、これでよかったとは思いますがー。
あとは、実は春香が一人で立ち直ってるのが問題っちゃ問題。
ここは千早から連絡を受ける描写とかがあればよかったのになぁと思います。
良いエピソードですが、尺が足りていない印象も受ける、あと一歩な回でした。
第25話「みんなと、いっしょに!」
ついに最終回です。
アニマスがここまで散々掲げてきた「みんなで」というキーワードが結実する、
最初から最後までニコニコと見ていられる、素晴らしいライブ回でした。
作画が神がかってるのも、スタッフのやる気を感じられて嬉しいですね。
千早が本当に良い笑顔で、のびのびと歌っているのを見ると、
ここまでの道のりを実感して泣けてきます。
すべてに決着をつけて、すべての想いを受け止めて、すべてに答えを出した、
アニメとして完璧に完結している、最高の終わり方だったと思います。
アイドルマスター万歳!
記念すべき第1話。
ドキュメンタリー風にアイドル達の紹介がされていく、ちょっと毛色の違う導入が斬新。
プロデューサーも最後の最後で登場するが、これは賛否両論だったのだろうか?
ちなみにアニメ版が入口だった私には違和感はありませんでした。
むしろ、女の子だらけで日常系な話にするよりは、
ちゃんとプロデューサーというアイマスの象徴を出しておいて、
アイドル達の成長や成功を描いていく形式の方が、
「アイドルマスター」というゲームの本質に近い描写でいいと思います。
ただ、キャラ紹介がメインなため、各キャラの特徴を強調して描いてる部分があり、
そのせいか各キャラが非常に「濃い」です。
これは後になるほど自然になっていくものの、
これが原因で1話で見切りをつける人がいたかもしれませんね。
第2話「“準備”をはじめた少女たち」
亜美・真美、伊織、やよいの4人が、
セクシー路線で写真撮影に臨もうとするドタバタなコメディ回。
この話のせいで伊織は年少組なんだとずっと勘違いする羽目になったのだが、
後で調べたら伊織って15歳なんですね…とてもそうは見えん。
撮影シーンでも各キャラの個性が出ていて、
それが伊織たちの心情に影響を与えるという、見せ方や構成が美しい回でもあります。
第3話「すべては一歩の勇気から」
765プロ初ライブ!…ところが会場は山奥のド田舎という、
売れないアイドル感がバッチリ出ているお話。
この回、手作り感がよく出ていて好きなんですよねー。
主役は雪歩で、男性恐怖症に犬恐怖症と、恐怖症だらけでまともに動けない彼女が、
いかにそれらを克服するかが焦点でもあります。
ちょっと描写が大げさすぎる点が、好き嫌いの分かれる部分かもしれません。
空気気味なプロデューサーがしっかりとアイドルの力になる珍しい回で、
まるでそのまま恋が始まってしまいそうな展開ですが、
残念ながら(?)そういう方向に話が流れることはないのでした。
雪歩は真の嫁だしね(マテ
第4話「自分を変えるということ」
料理番組「ゲロゲロキッチン」に出演する回。そして千早回その1。
毎回律儀にほぼ全キャラを登場させるアニマスには珍しく、
メインが4キャラだけとなっております。
今までも電波なキャラ性を醸し出していた貴音さんが、
この回で本格的に変なキャラであることが露見して、一気に好きになりました(ぇ
なにこのひとかわいすぎる。
この回は千早についての伏線を張る回でもあって、メインとなるのは千早です。
でもまだ心は開いてくれないのでした。
エンディングへの入り方がとても綺麗で、
名曲「蒼い鳥」のアレンジが聴けるのもポイントが高いですね。
この歌を聴いたおかげで、アイマスのCDを買い漁ることになるのでした…。
第5話「みんなとすごす夏休み」
プロデューサー、海ですよ海!
そんなわけで、海で水着回です。
アイドル全員で旅行に行くという、とても華やかなお話なので、
岳るが特にお気に入りの1話です。
単純に楽しいだけの話ではなく、未来への予感を感じさせる伏線も張ってます。
この回に限らず、アニマスは所々で「みんな一緒に」をキーワードにしていて、
それがラストへと繋がることは、観直していて気が付いたことです。
丁寧に作られている作品だなぁと実感しますね。
第6話「先に進むという選択」
プロデューサー空回りの回。
竜宮小町の成功に焦りを感じるというのはオーソドックスな流れですが、
こういう話はあまり好きじゃなかったりします。余裕がなさすぎるのは見てて辛い。
美希の伏線を張る回でもあり、美希はここから覚醒モードに移行します。
そしてこれも先に待ち構える破滅が見えていて、結構見てて辛いものがあったり。
アニマスは日常系アニメとは違い、
ストレスを与えてそれを解放することで爽快感を得るタイプのドラマなので、
ノーストレスで見ることはできないことを覚悟する回なのかもしれません。
第7話「大好きなもの、大切なもの」
やよいの自宅訪問回。うっうー! もやし祭りですよー!
早速ノーストレスで見れないことを実感する回です。
楽しい雰囲気が家族の喧嘩で台無しに、というのはホームドラマでは定番としても、
ノーストレスなヌルい日常アニメに慣れた身にはキツイものがあります。
しかし、だからこそ生まれるドラマがあるわけです。
アイマスはきちんと最後は笑顔で終わらせてくれる作品なので、
そういう部分も含めて楽しんで見れればいいなと思います。
第8話「しあわせへの回り道」
全編通して、ここだけが異色と言える、幸せ一杯な神回。
何度観直したことか分かりません。大好き。
あずささんメインという時点でゆるゆるとした雰囲気が想像できますが、
彼女は道を歩いてるだけで幸福を振りまく、まさに女神なのでした。
真のアクションシーンや、美希の自身たっぷりな表情など、
サブに回ったキャラも実に生き生きとしていて、終始笑顔で見ていられる幸せなお話。
つい先日発売されたBD&DVDに収録されているので、
是非とも直に見てもらいたいと思います。
きっとアイマスが好きになりますよ。
第9話「ふたりだから出来ること」
賑やかコンビの亜美・真美回。
この二人は竜宮小町結成のためにバラバラになってしまって、
関係がギクシャクするのかと思えば全然そんなこともない、
ポジティブ&フレンドリーな素敵な双子なのでありました。
サスペンス物のパロディとして展開する話や、ラストのオチなど、
全体的にコメディ色が強いので、安心して見ていられます。
つーか、オープニングのミニドラマがラストの伏線だったことに笑ったw
「灰色の脳細胞と七色の顔を持つ、セクシー美少女探偵・亜美&真美!
じっちゃんばっちゃんの名にかけて、月に代わって犯人逮捕よ!」
↑クルクル回りながら喋るこのセリフのテンポの良さが大好きですw
第10話「みんなで、少しでも前へ」
アイドル事務所対抗大運動会のお話。
876プロのアイドルが登場したり、ここだけのライバル「新幹少女」など、
全体的に画面は華やかな回なのですが、伊織と真の喧嘩や、新幹少女の嫌味など、
若干のストレス要素があるので油断大敵。
まぁ、その辺はちゃんと全部解決してくれるのもアニマスの良い所ですがー。
新幹少女なんかは良いキャラなので、またどこかで出番があるといいですね。
真に惚れた所で、なんか色々と許せてしまったのでしたw可愛いじゃん。
ちなみに876プロの涼は男の娘(正確には女装)キャラです。
バンナムは時代を先取りしすぎていると思います。
第11話「期待、不安、そして予兆」
765プロの躍進へと繋がるライブへの準備のお話。
挫けそうな雪歩ややよいを励ましたり、春香が千早の家にお泊りしたりと、
ミニイベント満載な代わりに、この話そのものは繋ぎという印象。
珍しく次回への引きを作って終わるなど、物語の転換点を予感させます。
第12話「一方通行の終着点」
予てより危惧していた、美希が可哀想なことになる伏線の回収回。
全部プロデューサーが原因であり、美希への説得も実に不甲斐なく、
「もっと気が利いたことは言えないのか!」と、
画面に向かって憤慨していた記憶があります。
基本的にアニマスのプロデューサーは、あまりでしゃばり過ぎないように、
アイドル以上に存在感を出さないように、
物凄く気を使って描写されてる印象があります。
アイマスにおけるプロデューサーとはプレイヤーそれぞれなので、
ドラクエにおける勇者のように、個性を削りながらも物語に絡ませるという、
非常に難しい立ち位置にいることを実感させられるエピソードです。
スタッフ頑張ってますよ。
第13話「そして、彼女たちはきらめくステージへ」
第一部完結となる、まさに節目の回。
盛大なライブの裏で、トラブル&トラブルが巻き起こる、
まさに「用意されたかのようなドラマチックさ」です。
しかし、「けいおん!」でこれをやると違和感が全面に出たものの、
アイマスはまさに「ドラマ」でもあるので、こういう展開も自然に受け入れられます。
12話で株を落とした美希が名誉挽回する回でもあって、
非常にカッコいい立ち位置にいるのがオイシイですね。
新曲「マリオネットの心」が本当にカッコよくて、
これのおかげでCDを買い漁るハメに…(またかよ
第14話「変わりはじめた世界!」
ライブ以降、アイドルたちの生活が激変してからのお話。いわゆる第二部ですね。
売れっ子アイドルになった765プロ所属アイドル達の様子が描かれると同時に、
ライバルである961プロからの嫌がらせが本格的に始動します。
落ち込むアイドル達はしかし、ファンからの応援の手紙で元気を取り戻すのでした。
問題はライバルである961プロで、嫌がらせが本当にセコいことばかりなため、
いまいち「ライバル」としては物足りない存在になってしまっています。
これは黒井社長が自ら出張ることから来る弊害で、
ゲーム版のようにジュピターを全面に押し出していれば、
また違った展開になったのかもしれません。
第15話「みんな揃って、生放送ですよ生放送!」
765プロ所属アイドル全員レギュラーという奇跡の番組「生っすか!?サンデー」。
1話丸まる使って、この番組をお送り致します。
売れっ子になって全員一緒に仕事をする機会が減っている彼女たちにとっては、
全員集合できる貴重な時間でもあります。
これもラストへ向けての伏線だったりするから侮れません。
そういえば、BD4巻のおまけで実写版ゲロゲロキッチンが収録されるんだけど、
生っすか!?もやりそうな気が凄くしますね。
もう番組作ればいいと思うよ。
第16話「ひとりぼっちの気持ち」
岳る念願の響回!…のはずが、961プロの妨害や、響のペットたちが出張りすぎて、
肝心の響の出番が残念なことになってる(個人的に)ガッカリなお話。
カマっぽい番組ディレクターがいい人なのが救いか。
EDが響一色なので、BDのピンナップが楽しみではあるんだけどねー。
最初に千早の伏線を張っておくなど、明らかに繋ぎの回であるのが更に悲しいぞ…。
あと、961プロの妨害は普通に犯罪行為です。さすがにやりすぎだろ…。
第17話「真、まことの王子様」
真とプロデューサーがデートするお話。
一番乙女っぽい内容を一番男らしい真にやらせる辺り、スタッフも分かってますな。
プロデューサーの出番が多いこともあってか、
珍しくプロデューサーがいいことを言ってます。
しかし真は優遇されすぎてると思います。何でこんなに可愛いのか。
そういえば、前話の次回予告で雪歩が壊れていたのが面白かったなー。
やはりこの2人…(ぉ
第18話「たくさんの、いっぱい」
竜宮小町メイン…と思わせておいて、実は律子回だったりします。
音と映像のテンポがよく、全体的にメリハリが利いた構成なのが特徴ですかね。
よくは知りませんが、グレンラガンのスタッフが手がけたとかなんとか?
アニマスは社長も含めて、登場人物すべてにスポットを当てながらも、
25話の中に綺麗に物語を収めているのが素晴らしいと思います。
ただ、律子がサプライズゲストという展開はちと無理がありますよね。
例えば律子が伝説のアイドルとして名を馳せた上で引退していたならともかく、
デビューそこそこで引退してしまったアイドルの知名度は無きに等しいわけで、
そんな人が突然ライブで歌いだしても、ファンは困惑するだけでしょう。
竜宮小町の自己満足的な感じが出てしまったことだけはマイナスですかねぇ。
まぁ、律子自身も自覚があるから「帰りたい」というセリフが出たのでしょうけどね。
第19話「雲間に隠れる月の如く」
貴音さん無双回。これも千早編の伏線&繋ぎなのに、響との差は一体…。
皆から愛されている貴音さんが微笑ましくて、見てると幸せな気持ちになります。
しかし、スクープと言っても他所の事務所の引き抜き疑惑(しかも事実無根)では、
それほどのダメージにはならないのではないでしょうか?
どうでもないことを大事のように見せかけているせいか、
終始違和感があったのは残念ですね。
パパラッチが急に実力行使に出てきたのもご都合っぽいし、
ちょっと構成に無理があるような気がします。
第20話「約束」
ここまで散々伏線を張ってきた千早メインの話の登場です。千早回その2。
過去の傷口を広げられて歌が歌えなくなってしまった千早が、
いかにして立ち直っていくのかという所が焦点となっています。
春香の励ましだけでなく、765プロ全員で千早を支えるという二段構えの構成により、
千早のトラウマの深さを実感させつつ、より強く救われた感を出す、良い展開でした。
全員で千早の所に駆けつけた場面で号泣しましたからねー。えへへ。
この回は最終回へ向けての下地作りの意味もあって、重要なエピソードとなってます。
欝回ですが、それだけで終わらないのがアニマス。最後は笑顔で終われるのです。
第21話「まるで花が咲くように」
961プロ最後の逆襲。
千早の完全復帰を演出する千早回その3かと思いきや、
実は主役は社長&小鳥さんという超変化球なのでした。
黒井社長やジュピターとも、ここで決着となります。
色々な要素が詰め込まれた回ながら、あまり窮屈な感じはなく、
非常に綺麗にまとまっている良いエピソードだと思います。
黒井社長の嫌がらせが、むしろ効果的な演出になっているのが爽快でしたね。
「眠り姫」がアカペラから入るのは美しいですよねー。
しかしこの「眠り姫」は最初に聴いた時の衝撃が凄くて、
何度もリピートした挙句にCDまで買ってしまいました…。
これを紅白でやろうぜNHK。年配の方々にも受けますよ。
第22話「聖夜の夜に」
皆が忙しくて予定が合わない中、クリスマスパーティーを行うお話。
途中でメンバーが揃うのかどうかでドキドキさせながら、
しっかりと全員が集まってくる辺り、
皆765プロという場所が好きなんだなぁと実感させられるのでした。
やっぱり全員が揃うと華やかでいいですね。
アイドル達の仲良しっぷりが見れて本当に幸せなエピソードです。
クリスマスは雪歩の誕生日も兼ねてるそうで、ちゃんとお祝いが開かれるのが素敵。
雪歩が嬉し泣きした所で岳るも一緒に泣いてました。キモーイ。
しかし、真の雪歩へのフォローがマメすぎる。やはりこの2人…(しつこい
第23話「私」
アニマス始まって以来、究極の欝回。
もう見ている間中いたたまれなくて、本当に見ていて辛いお話でした。
完全に次回への繋ぎの回でもあるので、仕方ないことですがー。
ラストの春香の泣きっぷりは本当に悲しい。
他人への気遣いができるゆえに自分の本音を隠してしまう人は、
自己破滅型と言えるのかもしれません。
多少ウザく思われたとしても、自分の主張ははっきり通した方が、
自分にも周りにも良い影響を与えるのだと思います。
第24話「夢」
アイドルとは何か? 何故、自分はアイドルになりたかったのか?
春香が自分と向き合いながら、立ち直っていくお話です。
今まで他者のフォローをしてきた春香が、
今度は765プロの皆から支えられるという胸熱な展開。
特に千早が春香のために動いたことで、千早の変化も実感できますね。
このアニメの中で一番影響があったのは明らかに千早。
途中でドロップアウトしたジュピターも、春香が立ち直るきっかけとして登場し、
ただの使い捨てではなかったことが嬉しかったりします。
岳るはジュピターを応援しています。
美希が意外とドライというか、もっと春香を責めるかと思っていただけに、
そこが少し意外でしたね。ここはちょっと尺が足りなかった印象があります。
そのおかげで、プロデューサーの空気感が強まったのもありますし。
まぁ、あまり突っ込んで描写してもドロドロになるだけなんで、
最終回直前でもあるし、これでよかったとは思いますがー。
あとは、実は春香が一人で立ち直ってるのが問題っちゃ問題。
ここは千早から連絡を受ける描写とかがあればよかったのになぁと思います。
良いエピソードですが、尺が足りていない印象も受ける、あと一歩な回でした。
第25話「みんなと、いっしょに!」
ついに最終回です。
アニマスがここまで散々掲げてきた「みんなで」というキーワードが結実する、
最初から最後までニコニコと見ていられる、素晴らしいライブ回でした。
作画が神がかってるのも、スタッフのやる気を感じられて嬉しいですね。
千早が本当に良い笑顔で、のびのびと歌っているのを見ると、
ここまでの道のりを実感して泣けてきます。
すべてに決着をつけて、すべての想いを受け止めて、すべてに答えを出した、
アニメとして完璧に完結している、最高の終わり方だったと思います。
アイドルマスター万歳!
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