2012年04月15日 20:29
遊星からのフリーキックの人が制作したカードゲーム「トロルマスター」を、
いつものメンバーで遊んでみました。つまり、3人でのプレイです。
アナゲーへの造詣が深く、色々とシステムを分析した記事を書かれている人だけに、
隙の無いゲームデザインがされた作品だと思います。
プレイヤーは王国の魔法使いとなって、
使い魔を使役し、王国一の魔法使いになることを目指します。
要するに、一番多くの勝利点を稼いだ人の勝ちです。
プレイヤーは、
使い魔を自分の物にする「召喚」、
コストの支払いに必要な「マナ」を獲得できる「調合」、
他の魔法使いに自らの力を見せ付ける「攻撃」、
直接勝利点を獲得する「占い」の4つの行動の中からひとつを選び、実行します。
ポイントは、
選べる行動はラウンド毎に配られる「魔法カード」と同じものだけということと、
行動には難易度が設定されており、必ず成功するわけではないこと、
そして他プレイヤーがすでに選んだ、同じ難易度でかつ同じ行動は選べないこと。
行動選択の順番は固定ではなく、
ラウンド毎に条件を満たしたスタートプレイヤーから始まるため、
行動順番による有利不利が発生し難くなっています。
また、行動の成否はある程度の運が絡んでくるため、
場の状況を読むことと、ある程度の戦略が必要です。
とはいえ、やることは非常に単純なので、
ルールを簡単に把握できるのは強み。
あまり待たされることなくサクサクとゲームが進行するのもいいですね。
場には22種類の中から10種類だけ選ばれた「使い魔」たちが並びます。
使い魔は単純に勝利点でもあり、攻撃のためのコマであり、
特殊能力でプレイヤーをサポートする仲間でもあります。
ドミニオン形式のサプライ選択制なので、毎回違ったプレイ感が出る辺り、
繰り返し遊ぶに耐えるゲームデザインがされています。
このゲームの面白いところは、行動(アクション)選択と、その成否の決定です。
まず、行動を選ぶには手札の魔法カードを出さねばならないため、
後の手番ほど行動のを選ぶための参考情報が増える利点がありますが、
他プレイヤーと同じ行動は選べないため、先に手番が来た方が選択の自由があるという、
手番順位による有利不利が少ないのがポイントです。
そして、行動の成否は場に公開された魔法カードの数で決まるので、
場の状況を読む必要がありながら、最終的には運次第というランダム性が、
ゲームにほどよい緊張感を生んでいるように感じました。
使い魔を獲得するためにはマナが必要で、
でもマナばかり集めていても勝利点に繋がらない…。
そんなジレンマが生まれるのも、行動を考えさせるアクセントになっています。
このゲームは遊ぶ人数でかなりゲーム性が変わるように思います。
今回は3人で遊んだため、あまり「攻撃」のメリットがなかったんですが、
おそらくは人数が増えるほど「攻撃」に意味が生まれてきそうな気配があります。
手札の枚数も人数で変わる(行動選択に制限がつく)ので、
プレイフィールもかなり変わるのではないでしょうか。
お手軽なルールと短いプレイ時間、繰り返し遊ぶに耐えるデザイン、
そして戦略要素と運のバランスなど、かなり高レベルでまとまった良作です。
劇的に面白い!というサプライズに欠けるきらいはありますが、
堅実に楽しめるゲームなので、一度遊んでみて欲しい作品ですね。オススメ!
いつものメンバーで遊んでみました。つまり、3人でのプレイです。
アナゲーへの造詣が深く、色々とシステムを分析した記事を書かれている人だけに、
隙の無いゲームデザインがされた作品だと思います。
プレイヤーは王国の魔法使いとなって、
使い魔を使役し、王国一の魔法使いになることを目指します。
要するに、一番多くの勝利点を稼いだ人の勝ちです。
プレイヤーは、
使い魔を自分の物にする「召喚」、
コストの支払いに必要な「マナ」を獲得できる「調合」、
他の魔法使いに自らの力を見せ付ける「攻撃」、
直接勝利点を獲得する「占い」の4つの行動の中からひとつを選び、実行します。
ポイントは、
選べる行動はラウンド毎に配られる「魔法カード」と同じものだけということと、
行動には難易度が設定されており、必ず成功するわけではないこと、
そして他プレイヤーがすでに選んだ、同じ難易度でかつ同じ行動は選べないこと。
行動選択の順番は固定ではなく、
ラウンド毎に条件を満たしたスタートプレイヤーから始まるため、
行動順番による有利不利が発生し難くなっています。
また、行動の成否はある程度の運が絡んでくるため、
場の状況を読むことと、ある程度の戦略が必要です。
とはいえ、やることは非常に単純なので、
ルールを簡単に把握できるのは強み。
あまり待たされることなくサクサクとゲームが進行するのもいいですね。
場には22種類の中から10種類だけ選ばれた「使い魔」たちが並びます。
使い魔は単純に勝利点でもあり、攻撃のためのコマであり、
特殊能力でプレイヤーをサポートする仲間でもあります。
ドミニオン形式のサプライ選択制なので、毎回違ったプレイ感が出る辺り、
繰り返し遊ぶに耐えるゲームデザインがされています。
このゲームの面白いところは、行動(アクション)選択と、その成否の決定です。
まず、行動を選ぶには手札の魔法カードを出さねばならないため、
後の手番ほど行動のを選ぶための参考情報が増える利点がありますが、
他プレイヤーと同じ行動は選べないため、先に手番が来た方が選択の自由があるという、
手番順位による有利不利が少ないのがポイントです。
そして、行動の成否は場に公開された魔法カードの数で決まるので、
場の状況を読む必要がありながら、最終的には運次第というランダム性が、
ゲームにほどよい緊張感を生んでいるように感じました。
使い魔を獲得するためにはマナが必要で、
でもマナばかり集めていても勝利点に繋がらない…。
そんなジレンマが生まれるのも、行動を考えさせるアクセントになっています。
このゲームは遊ぶ人数でかなりゲーム性が変わるように思います。
今回は3人で遊んだため、あまり「攻撃」のメリットがなかったんですが、
おそらくは人数が増えるほど「攻撃」に意味が生まれてきそうな気配があります。
手札の枚数も人数で変わる(行動選択に制限がつく)ので、
プレイフィールもかなり変わるのではないでしょうか。
お手軽なルールと短いプレイ時間、繰り返し遊ぶに耐えるデザイン、
そして戦略要素と運のバランスなど、かなり高レベルでまとまった良作です。
劇的に面白い!というサプライズに欠けるきらいはありますが、
堅実に楽しめるゲームなので、一度遊んでみて欲しい作品ですね。オススメ!
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