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【劇場版なのは】ムービー2、3回目

2012年07月30日 20:39

あれ、何で私、3回目で一番泣いてるの…?

つーわけで、ムービー2にまたまた行ってきました。
今回はさすがに3回目なんで、ポップコーンでも食べながら適当に見ようと思い、
再販されたなのはコンボセットを買うのを楽しみにしていたのに、
残念ながら売り切れ。
まぁ結構日にち経ってるから、しゃーないか。

なので、普通にポップコーンのセットを買って、ボリボリ食べながら観てました。
映画館で映画観ながらポップコーン食べるとか、実は生まれて初めての経験ですよ。

禁止されてるわけじゃないから自重する必要はないはずなんだけど、
意外と匂いが気になるんで、周りの人には迷惑かけたやもしれぬ。
食べる時も音を気にして、静かな場面では極力控え、
キャラのセリフに合わせてポリポリ食べるという器用なことをやってた。
でも、大抵の人はそんな感じで食べてるんじゃないのん?

で、映画館のポップコーンって、無駄に量があるのは知ってたんで、
昼飯は取らないで行ったものの、それでもあの量は辛かった…。
や、2時間くらいかけて食べきったけども。
ゴミ箱見たら、そのまま捨ててる人もいたしなー。
でも食べ物は粗末にしたらアカン。

あと、私は結構キツイ乱視なんで、映画観るのは実は重労働なんですよね。
だから、自分にとってのベストポジションを探すという意味でも、
この繰り返し視聴には意味があるのですよ。そういうことにしといてくれ。
ちなみに、中央通路から前に3列目辺りはなかなかいい感じだった。
次はもう1段前に出てみようかな。

でですね、我ながら意外なことに、なんか今回が一番泣けたんですよ。
なんか1回目でなんとも思わなかった場面で超泣いてた。

これは恐らく、1回目は物凄い期待してたのと、
観ながら余計なことを色々考えてたせいで、
素直に物語に没入できてなかったからだと思うんですよ。
2回目は2回目で、1回目で得られなかった何かを得ようと、
これまた余計な思考が働いていたのではないかと。
つまり、3回目はポップコーンまで買うほど気楽に観たことで、
ストンと感情移入できたのではないかと思われるのです。

いやー、正直繰り返し見るのはかなり辛いんじゃないかと思ってたけど、
全然楽勝で良かった良かった。むしろ結構楽しんでます。
明後日には4回目行ってきまっせ(ぉ
まぁ、それで目的達成なんで、さすがに最後ですけどね。

ではでは、まだ書くことあるのかと思われそうなムービー2感想第3回、
続きは追記で。


以下、騙されたと思って3回見てみよう

何度も観て改めて思うのは、
これはTV版A'sを知ってること前提な作りだなぁ、ということ。
ムービー1がノー知識でも全然問題ないことを考えると、
ムービー2はファン向けというイメージが強い。

では、ムービー1を観てからムービー2を観るのはどうかというと、
これはこれであまりオススメできない。
何故なら、ムービー1で感動の別れをしたフェイトと、
ムービー2の冒頭であっさりと再会しちゃうので、
情緒もへったくれもなくなるからである。
ムービー2単体で観る分には、あまり気にならないんだけどねぇ。

そういう意味では、やはりTV版の再会の仕方の方がドラマチックというか、
よく考えて構成されてたなぁとしみじみ思ったり。
でも、ムービー2の見せ方も嫌いじゃないのよ?

TV版視聴前提なのは、アリサ達がフェイトを知ってることもそう。
ムービー1しか観てないと、
「何でお前らフェイトのこと知ってるの?」という感じになる。
ちょっと記憶にないのだけど、そういう描写は全然なかったよね?
まぁ、省略してもいい部分ではあるけど、説明不足なのも事実なので。
せめてムービー1しか観てない人にも伝わる構成にして欲しかったなぁ。

そう言いながらも、実は構成とか物語とか、そういう部分よりも、
設定的な部分が気になるのは、もう3回目だからだろうか。

例えば、なのはのディヴァインバスターでヴィータの帽子が燃やされる場面。
なのは側の魔法は非殺傷設定がされてるから、人体には無害らしいんだけど、
帽子が物理的に燃えてるってことは、人体も燃えると考えるのが普通。

でも、非殺傷設定の原理が正しいとするならば、
これは「バリアジャケットだから燃えた」という考え方ができる。
つまり、魔法的に構築されたバリアジャケットは、
同様に魔法の影響を受ける、ということで、
人体にも同じ影響が出るとは限らない、ということにもなる。

でも、ヴィータの攻撃で地面が陥没するレベルで地面に叩きつけられて、
更に2~3回バウンドしたなのはさんは、
明らかに致命傷受けてるんですよね。物理的に。普通、魔法関係なく死ぬ

これはまぁ、シャマルの回復というフォローが入ってたんで、
細かい気配りが良い演出だと感心する場面なんだけど、
「なのは」という作品で納得し難い部分でもあるなぁと思う。
実際、StSでは魔法の効かない敵に対して、
派生効果で間接的に攻撃できることが証明されてるしね。

設定面でもう少し話をすると、魔法の資質というか、デバイスについて疑問が。

実は私、今日の今日まで勘違いしてたんだけど、
リインフォース・ツヴァイって、闇の書と何も関係ないのね。
StSではやてが魔法を使う時、闇の書を使ってたんで勘違いしてたんだけど、
そもそもあれが闇の書じゃないっていう。
闇の書を模した別のデバイス、ということだよね?
で、ツヴァイも名前を貰っただけで、
デバイスとしてはレイジングハートとかと同じ…という認識で合ってる?

これは、はやてが普通に闇の書と同じ魔法を使ってたから、
こういう間違いをしていたわけで、この辺も疑問なんですよ。
何が疑問かというと、デバイスと魔法の関係性について。

そもそも、この世界における「魔法」というのは、
デバイスが発生させているのか、魔法使い本人が使っているのかも理解できていない。
例えば前者なら、闇の書を失ったはやてが、闇の書の魔法を使えるのはおかしいし、
後者なら、どんなデバイスを使っても、同じ魔法が使えてしまう。
例えば、なのはがバルディッシュを使っても、
ディヴァインバスターが撃ててしまう、ということになる。

本来、デバイスは使用者の資質に合わせて作られてるはずなので、
こういう疑問が生まれるまでもないことなのだけど、
そもそもレイジングハートは元々ユーノのデバイスだということが問題で、
前者の通りだと、ユーノもディヴァインバスターが撃てることになるし、
後者だと、レイジングハートを使ってユーノは補助魔法ばかり使ってたことになる。

まぁ、明らかに前者はおかしいので、理屈としては後者なんだろうけど、
それはそれで色々とおかしいことになりそうよね。
たまたま、なのはとユーノの魔法資質が同質だった…というには、
魔法の性質が補助と攻撃で全然違うので、
だったら何でユーノはレイジングハート持ってたの?ということに。
ううーん? 分からん!

強引に考えるなら、
ユーノの声が聴こえた=魔法資質が同質だった、という理屈がある。
つまり、なのはは魔法資質があるだけでなく、ユーノと似た資質を持っていた、
という理屈なんだけど、それならそれで、
明らかに戦闘用のレイジングハートの存在が浮くというかなんというか…。

もしくはアレです。
スバルがディヴァインバスター(もどき)を使ってるように、
あなたが思う魔法があなたの宇宙CQC魔法なのです、みたいな?(おひ

混乱してきたので話題を変えて、お次は細かいセリフの変更について。

演出や時間軸等の細かい変更により、
似たようなセリフでも、実は結構細かく変更されてるムービー2。

一番目立つ変更点は、以前の感想でも書いた蒐集中のヴィータのセリフと、
はやての存在がバレた後で、シグナムがフェイトに言う言葉の2つ。

以前の感想では改悪と断言してしまったここですが、
3回目ともなると客観的に見れるのか、これはこれで悪くないと思えるように。
や、あくまで「悪くない」という程度なんですが。

ヴィータのセリフは、やっぱり深みがなくなったなぁと思う所は変わらないのだけど、
その分、直接的な思いが吐露されているのは悪くないかと。
あと、本来は別の場所(TV版8話)で使われるセリフと演出が、
ここで自然にひとまとめにされてるのも上手い。
TV版を知っているほど、こういう部分に目が留まるのよね。
TV版を復習した甲斐があるってもんですわー。

で、1回目では聞き間違えていたシグナムのセリフも、
地味な改変により、不自然さを和らげていたことに気付いた。
TV版では「どれほどの友になれたか」というセリフだったのが、
ムービー2では「良き友になれたか」に変わってるのよ。
これ、地味なのに超重要な変更だと思います。

というのも、1回目の感想で書いた通り、
なのは達とヴォルケンズの遭遇回数が減ったことで、
双方が絆を構築する時間がなくなってしまったわけで。
この小さな改変は、制作側もそれを理解していないと出てこないものであり、
きちんと内容改変によるキャラ間の関係性の変化も考えて作られてるんだなぁと、
制作の苦労と作品への愛が垣間見える良演出だったんだよ!( ゚д゚)クワッ
な、なんだってー!?Σ(゚Д゚;(゚Д゚;(゚Д゚;)

そんな小芝居はさておき、細かい部分でのフォローが色々されてるんだなぁ、
ということです。
大きく内容を変えるということが、どれだけ大変かがよく分かる。

演出変更というと、ヴィータの魔法をシャマルが使ってたりもする。
目くらましの「アイゼンゲホイル」が、シャマルの「クラールゲホイル」に変わり、
効果も凄まじくパワーアップ。
支援系万能というシャマルらしい見せ方で、シャマラーとしては大満足ですにゃー。
まぁ、実はヴォルケンズが全員共通で使える魔法なのかもしれないけど。

あと、前の感想では触れなかったんだけど、ムービー2は音楽がいいね。
特にフェイトが夢から醒める所で流れる雄大な音楽が凄くカッコよくて、
そこからリインフォースの歌(こう書くとマヌケだな)に繋がるのが涙腺崩壊。
音楽の力って偉大だわ。

段々、とりとめのない感じになってきたので、今回はこれくらいで(「今回」?)
まぁ、一度観ただけでは分からないことがあるよ、というお話でした。
折角だから、特典目当てに3回見ようぜ!

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コメント

  1. 自転車ライダーN | URL | USldnCAg

    Re: 【劇場版なのは】ムービー2、3回目

    グダグダと書こうと思ったが長文になったのでやめた。
    疑問に思うことは結構NanohaWikiに載っていたりするので、見てみると良いかもしれぬ。

  2. 岳る | URL | -

    Re: 【劇場版なのは】ムービー2、3回目

    >N
    考察は好きだけど調べるのは嫌いという難儀な性格なため、あまりwikiは見ないから、こういう記事が出来上がったりする。
    まぁ、wikiも既存の媒体を参考にしてるから、完全に疑問に答えてはくれないのだけれど。

    魔法に関する疑問については、どうも他のデバイスも(認証さえ通ってれば)使えるっぽいね。
    デバイスは魔法の使用を円滑・高速化するための補助でしかなく、デバイスそのものが魔法を発動させているわけではない、ということか。

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