不定期「ダークソウル」プレイ記録 その9

2012年08月06日 21:38

とうとう人様の家でクリアしてしまった「ダークソウル」。
そのプレイ時間は56時間を越え、持ち主のH君には多大なご迷惑をおかけしました。
おかげで非常に楽しい時間を過ごさせて頂きました。ありがとう!

いやー、ダークソウルって、本当にいいものですね!


本日の戦果
・白竜シース
・四人の公王
・????


以下、ダークソウル=スモウ

そろそろ終わりも見えてきて、行ける場所も少なくなってきた。
次はどこへ行こうかと思っても、小ロンド遺跡はどうも嫌なので後回し。
すると場所は限られてくるが、実は公爵の書庫は一度少しだけ訪れたことがあるので、
まずは飛竜の谷に行ってみようと思う。

というのも、アノール・ロンドで封印が解けたとき、
確かここの大扉が映像に映ったのが見えたんだよね。
つまり、あのウンともスンとも言わなかった扉が、ついに開くわけですよ!
その先に待ち構えるものが何なのか、楽しみじゃないですか。

そんなわけでやってきた飛竜の谷。
ここの飛竜には何度殺されたか分からないが、今、改めて戦ってみると、
全然問題なく倒せてしまうのであった。
やっぱり装備とか重量とかプレイヤースキルとか、色々重要だよね。

で、問題の大扉の前まで来たのはいいが、やっぱり全然開かない。
試しに近くの塔に登ったはいいけど、アイテムが落ちてるだけで何もない。
ウンウン唸ってると、
横で見ていたH君が「扉に向かって飛んでみたら?」とか言う。
確かに扉にはでっぱりがあり、飛び乗ることができそうである。
他に手も無いし、試してみるか。

とう!とばかりに壁に向かって塔から飛び降りてみると、
特にどこにも引っかかることもなく即死。
ああ、そうだね…あの塔、結構高かったもんね…。

結局、この扉は開かないという結論に落ち着き、
大人しく公爵の書庫へ行くことに。

ここはその名の通り巨大な書庫となっており、
身長の数倍はある本棚が壁のように立ち並び、そこにギッシリと本が詰め込まれ、
それでも足りずに周囲に山積みされているという、まさに知識の泉である。

そんな知識の宝庫に居るのは、体中を水晶のような鉱物に侵食された結晶亡者。
まぁ数が多いだけの雑魚なんで、特に気にすることもない。

問題は入り組んだ地形であり、どこに行けばいいのか全然分からないことである。
ここで1時間以上迷ったのは内緒だ。

それはさておき、最初に来た時は特に迷うこともないはず。
何故なら、ボス部屋に行くだけなら簡単だからだ。
書庫を抜け、結晶に蝕まれた階段を上がっていくと、少し広い部屋に出た。
と、突然ムービーすらなく、ボスのHPゲージが表示された。
部屋の奥に鎮座ましましていたのは、1匹の純白のドラゴン。

「白竜シース」というその神々しいドラゴンは、
こちらを見るなり問答無用で襲い掛かってきた!
口からレーザーのようなブレスを放射状に吐き出すと、
着弾した所から鋭い水晶が飛び出してくる。
それもおよそ部屋全体に。ど、どーしろと…。

とにかく接近しなければどうにもならない。
ブレスの隙を見つけて一気にシースに肉薄すると、そこで剣を振り下ろした。
…が、地形に阻まれて攻撃が当たらない。あるぇー?

幸いなことに、上手く飛び込んだシースの懐にはブレスが届かないようで、
ブレス攻撃しかしてこないシースからダメージを受ける心配はない。
チラリと後ろを振り向くと、もう部屋全体にビッシリと、
絶え間なく水晶の槍が生え揃い続けているのが見える。
ちょ、これ無理ゲーなんじゃ…。

ともあれ、今居る場所なら何も問題はない。
きっと上手い具合に安全地帯に飛び込めたのだろうと楽観し、攻撃を弓に変更。
これでプチプチと射殺することにした。

…が、5分くらい撃ち続けたところで違和感に気が付いた。
こいつ、体力減ってねぇー!
そう、弓矢のダメージが凄まじい勢いで回復していたのである。
よって、100本以上撃ち込んだ矢は全て無駄に。く、くそう! くそう!

ということは、やはり剣で切らないとダメなのか。
とりあえず、今居る場所から脱出しないと意味がない。
一か八か、ブレスの隙間を見て脱出するも、部屋全体に広がる水晶はガード不可で、
しかも当たると凄い勢いで上空に吹き飛ばされる。痛い痛い!
そして受身を取る間もなく次のブレスがきて、再び水晶の剣山に串刺しに…って、
これ無理ゲーじゃねぇか!

とにかく、死ぬ前に打開策を見出さねばならぬ。
慌てて周囲を見渡すと、どうも入口から見て左の奥に階段らしきものが見える。
つまり、あそこに飛び込むのが正解ということか。

なんとか次の手を見出したところで、無限コンボで殺された私は、
さっそく次のプランへの検討に入っていた。
まずは装備を軽くして、ブレスの前に階段に飛び込んで…とか考えていたら、
何故か復活した先の篝火が見たこともない場所だった。

通常、ダークソウルは最後に篝火に当たった場所で復活する。
なので、こんな現象は初めての体験だった。ど、どうなってんだ…バグか?

冷静に周囲を見渡すと、どうやらそこは牢屋のようで、
篝火の転送機能すら封じられている。
つまり、閉じ込められている状態、ということだ。
それはいわゆる、先ほどのシース戦は負けイベントだったということ?
おお、必死に戦ってた自分が急にバカらしく思えてきた!
まさかダクソに負けイベントがあるとか思わんもの!
そもそもしっかりとソウルも人間性も無くなってるもの!
これはひどい。

ともあれ、まずは脱出しないと話しにならない。
牢の中には結晶亡者がいるだけで、すぐに行き止まり。他に抜け道も何もない。
すぐに探索が行き詰ってしまったので、今度は外に目を向けると、
牢番らしきトカゲ人間が、牢に背を預けるように立っている。
まさかと思い、牢屋の中から切りつけてみると、見事にトカゲ人間は死亡。
律儀に牢の鍵まで落とす親切設計。
「何で捕まえた時に武器を持たせたままにしてたんだろうね」
というH君の疑問はまさにその通りだと思う。

そうして牢を抜け出した後も、クトゥルフの眷属みたいな気持ち悪い怪物と戦ったり、
その奥で何故か火継ぎの祭祀場に居るはずのローガンが捕まっていたり、
脱出したはいいけど、全然先に進む道が見つからなかったりと、
とにかく迷いに迷いまくった。
どうやってシースの居た部屋に行ったのかすら分からない。

結局、一度探索した小部屋の中にレバーがあったのを見落としていたことが判明。
これを引くと、無事に隠し通路が現れて、次のエリアへの道が開けたのだった。
つーかこのゲーム、背景が綺麗すぎて探索できる場所が埋もれてしまい、
よくよく見ないと見落とすことが多々あるのが問題っちゃ問題。
綺麗すぎるのも考え物よね。

それはともかく、書庫から脱出した先は、
クリスタルゴーレムがウジャウジャ居る庭。
その中に色の違うゴーレムがいて、倒すと中からジークマイヤーが現れた。
…と思ったら、声が可愛い。
どうやら同じ鎧を着ているせいで勘違いされるそうだが、
彼女はジークマイヤーの娘でジークリンデというらしい。
ここに来てまさかの新キャラ。

彼女は父を探しているそうで、行方を聞かれるのだが、
生憎とジークマイヤーの姿を見たのは、アノール・ロンドが最後だったはず。
知らないというと、「そう…」と気落ちした様子でその場に佇んでしまう。
うーん、どういうイベントなんだろう。

とりあえず先に進むことにすると、その先にあったのは「結晶洞穴」。
キラキラした巨大な結晶でできた不安定な足場をそろそろと進んでいくと、
途中で道が途切れてしまった。
目の前には不自然に空中に書かれたメッセージらしきものがある。

「まさか、見えない通路がある、とか言わないよな?」
「まさかあ」

私の言葉にH君が「ありえん」というジェスチャーを返す。
しかし、先に進む道がないのも確かだ。
ここは意を決して飛び出してみるのもアリだろう。
死んでソウルを失っても、回収すれば問題もない。

「行くぞ」と一歩を踏み出すと、果たしてそこには見えない足場が存在しており、
無事に空中を歩くことに成功する我が分身。

「これは気付かんってー」
とH君は呆れ気味だったが、これがダークソウルなのである。
基本的に底意地が悪く作られているのだ。
石橋を叩いて歩くことを躊躇していたら、先に進めないのである。
叩いた上で死を覚悟して飛び込む勇気が必要なのだ。

そうして飛び出した先、まるで見えない足場をヨタヨタと歩く。
どこからどこまで足場があるのかまるで分からない不安定さは非常に心許なく、
無事に地面に到着した安心感たるや、凄まじいものがあった。
人間は目に見えるものしか信用できないということよな。

しかし、その先に待ち構えていたクリスタルゴーレムが異常に強く、
残念ながら殺されてしまう。
うああ、確か80000近くソウルがあったはず…これは回収しないと心が折れそう。

で、道も分かっているので、今度は躊躇なく見えない足場を歩いていたのだが、
今度は道を踏み外したらしく、落下して即死。
当然、80000ソウルは失われた。ガッデム!

つーか、これじゃあ透明な道は怖くて歩けないよ…とメソメソ泣いていると、
H君が画面を指差した。
「あれ、空から落ちてくる雪みたいなの、途中で消えてない?」

よく見ると、確かに下まで落ちていく雪(?)と、
途中で不自然に砕けて消える雪がある。
つまり、この「雪が消える所には通路がある」ってことか!
すげぇぜH君! よくぞ気付いてくれた!

仕組みが分かればなんということもない。
ソロソロとした足取りではあったが、慎重に足場を確認さえすれば、
敵も少ないこのマップはどうとういうこともない。

やがて、透明な床地帯も終わり、しっかりとした足場のある洞窟へと降り立った。
奥では、やたらと白い光が眩く輝き、周囲を照らしている。
あからさまに怪しい。

道中、凄まじくデカい歩くシャコガイみたいな化物に襲われたりもしたが、
今の私の敵ではなく、一撃の元に斬り伏せながら先へ急ぐ。
すると、やがて光の奥から、見覚えのある巨体が姿を現した。

また会ったな、白竜シース!
まさか負けイベントだとは思わなかったぜ!
失ったソウルと大量の矢を返せ!

とまぁ、セコいことを叫びながら突撃をかます。
おそらく、今回はコイツに攻撃が通じるはずだが、
あのヤバすぎるブレスは普通に使ってくるはず。
となれば、ブレスを喰らう前に懐に飛び込むしかない。

うおお!と猛ダッシュが功を奏し、見事にシースの懐に入ることに成功!
あとはひたすら張り付いて、滅多切りにするだけよグヘヘ。

血に飢えた野獣のような獰猛な笑顔を浮かべながら、
積年の恨みを晴らすが如くに斬りまくる。
そんな半狂乱な私に、おずおずとH君が声をかけてきた。

「…ねぇ、やっぱりHP減ってないよ?」
「なんですと!?」

慌ててシースのHPゲージを確認すると、確かに1ミリたりとも動いていない。
以前と同様、超スピードでダメージを回復しているらしい。
そ、そんなバカな…。

しかし、そういう場合は何か仕掛けがあるはず。
そして、この場所に来た時、
ムービーであからさまに怪しい物体が映っていたことを瞬時に思い出した。

「あの光る杖みたいなヤツかああああ!」

すぐさま周囲を見渡して、
部屋の奥にわざとらしく突き立った1本の杖をロックオンする。
すぐさまダッシュで駆け寄ると、一撃の元にこれを粉砕。
さあ、これで正解だろう!?

案の定、これ以降は普通にシースにダメージが通るようになった。
懸念した攻撃パターンの変化もなく、
張り付いて足元を斬っていれば、まるで問題はない。

ただ、確かに尻尾を切りまくっているのに、
一向に切れる気配がないことだけが気がかりであった。
うーん、こいつは竜だし、尻尾もあるから、切れないはずがないんだけどなー。

切る場所の問題だろうかと、少し距離を取ってシースの姿を改めて確認すると、
どうやら今まで私が尻尾だと思って斬っていたのは、
シースの前足(前触手?)だったらしい。
ちょ、紛らわしいんだよ! 尻尾みたいな触手生やしたドラゴンて何なんだ!?

慌てて改めて尻尾を斬りに行くも、もうシースのHPは雀の涙ほどしかない。
なんとか一撃を尻尾に当てたところで、シースのHPは0になった。
そして、光となって消えていく白竜。
おお…ボスとしてはダクソ史上最高にザコだったけど、
この悔しさは最大級だぜ…orz

しかも、シースを倒して手に入れた王のソウルは、
「分け与えられた」とか冠に付いている。
これ、まさか1個じゃ足りないとか言わないだろうな…。

火継ぎの祭祀場へと戻った私は、さっそく王の篝火にソウルを捧げた。
しかし なにも おこらなかった!

やっぱりかああああ!orz
つまり、どうあっても小ロンド遺跡は避けて通れないということか。
うあー、ヤダよー。地下墓地以上に行くのヤダよー。
攻撃が通じない敵って嫌いなんだよー。

しかし、いくら「ヤダヤダ」と駄々をこねても何も解決はしない。
仕方なく先に進む決意をすると、まずは準備から始めた。

小ロンド遺跡に行きたくない最大の理由は、
ここに出る亡霊にこちらの攻撃が通じないからである。

これに対処するには幾つか方法がある。
ひとつは、亡霊にも効く特殊な武器で攻撃すること。
まぁ当然そんなものは持ってないので除外。

次に、「一時の呪い」というアイテムを使うこと。
これを使えば一時的に「呪死」状態になり、亡霊に攻撃が効くようになる。
ただし、このアイテムそのものが貴重品な上、効果時間も5分と短い。
なので、これも却下。

となると、最後の手段。
わざと呪死状態になり、そのまま探索する。これだ。

「一時の呪い」の効果を見れば分かる通り、「呪死」という状態になっていれば、
亡霊に攻撃は通じるのである。
ならば、わざわざアイテムに頼らずとも、
永続的な状態異常として喰らってしまえば、時間を気にせず戦えるというもの。

そこで、地下へと潜ってバジリスクと出会い、わざと呪死を引き起こしてもらう。
まさか、あそこまで忌避して、徹底的に避け続けてきた呪死に、
自ら進んでなりに行くとは思いもよらなかった。
しかもこれが初呪死である。

なお、前にも説明した気がするけど、もう一度解説すると、
呪死状態になったプレイヤーは、最大HPが半減してしまうのである。
それも永遠に。

まぁ、状態異常なので回復する方法もあるけど、
解除アイテムが高価な上に貴重品だったり、
解呪してくれる人がよりによって小ロンド遺跡の奥に居るとか、
もう嫌がらせとしか思えない構成になっていて、
とにかくダクソ史上最悪な状態異常なのは間違いない。

話を戻すと、この作戦は見事に成功で、襲い来る亡霊をなぎ払いながら先に進むと、
小ロンド遺跡の封印を解く鍵をくれる人物と出会うことができた。
この人が解呪もしてくれる人なんだけど、
こんな不便な場所にいたら全然利用できませんぜ。
後で知った話によると、小ロンド遺跡クリア後に話しかけると、
火継ぎの祭祀場に移動してくれるらしい。
つーか、クリア後じゃ遅いよ!

また話が脱線した。
ともかく、受け取った封印の鍵を使うと、
今まで小ロンド遺跡を満たしていた湖の水が引き、地面があらわになった。
これで新しい場所に行けるってことだな!

ちなみに、この時空いた水門こそ、飛竜の谷で開かなかった大扉なのであった。
小ロンド遺跡のショートカット用にしちゃ、大掛かりすぎませんか…?

でまぁ、かつての水場をジャバジャバと歩いていると、初めてみる人型の敵と遭遇。
一見すると騎士風のそいつは、見た目にチョロそうな雰囲気を放っており、
いつも通りツヴァイヘンダーで脳天をかち割れば一撃だぜ~♪と、
私は鼻歌交じりに剣を振りかぶったのであった。

ところが。

思わぬ速さでそいつは懐に飛び込んでくると、
素早い連続攻撃でズバズバとこちらを切り裂いてくる。
しかもダメージが半端ない。つーか、即死

思わぬ強敵との出会いに恐々としながらも、
落ち着いて対処すれば大したことのない敵ではある。
ただし、その数が尋常でなく多いことと、
時折現れる巨大なスライムみたいな化物を除けばの話。

本当に、小ロンド遺跡はマジでもう二度と来たくない場所である。
ダクソ最悪スポットランキング、ダントツで一位だろう。
ちなみに2位は病み村。

敵に攻撃は効かないわ、強いザコがワラワラ出てくるわ、
周囲が暗くてよく見えないわで、見事なまでの三重苦なんですよ。
ストレスがマッハどころか光速で突き抜けるわ!

しかも篝火が無いため、いちいち火継ぎの祭祀場から再開しなければならない。
辛うじてショートカットを発見できたことだけが僥倖か。

火継ぎの祭祀場からの再開では、とにかく全ての敵を無視してダッシュした。
途中、ショートカットコースを見失って亡霊に囲まれて殺されたり、
無視しすぎて山のように連なって追いかけてきた
ダークレイス(さっきの騎士風の敵)に囲まれて、
奇跡的身軽さで包囲を脱出したりと、色々と事件はあったけど割愛。
とにかく酷い目にあったのである。

で、大量のダークレイスに追われたまま光の扉に駆け込んだ私を待っていたのは、
遥か地下へと続く螺旋階段。
果てなく続くこの螺旋に終わりはあるのかと不安になるほどの長い道のりの末、
ついに階段の終わりに辿り着いた先に待ち受けていたのは、
先を見通すことのできぬほどの闇。
当然、その先に道はない。
つまり、ここに落ちろ、ということなのだろう。

しかし思い出せ、岳る。
この先はダークレイスを封じた「深淵」である。
「深淵」は常人では歩くことすらできない場所。
唯一「深淵歩きの騎士アルトリウス」のみが、深淵を探索できたという。
それはロード時間中のアイテム解説でも散々見てきたことである(台無し

そこでついに登場、「アルトリウスの契約」~。
これはかなり序盤に、灰色の大狼シフを倒した際に手に入れた指輪である。
当時は「ナニコレ?」で終わった代物であるが、今ならば分かる。
これを装備すれば、この先に行けるのだ。

装備をし直し、準備は整った。これで間違ってたら大笑いである。
とにかく、決意を固めると、階段から身を投げ出した。
いざ、深淵へ!

そこは深く、どこまでも深く、しかし「YOU DIED」が表示されないまま、
どこまでも落ちていった先の闇の中の闇。
太陽虫の光すら意味を成さないその場所こそ「深淵」。
地面すら見えない暗闇の奥で、ボンヤリと浮かび上がる巨大な人影。
HPゲージに表示された名前は「四人の公王」。
つまり、4匹いるということですねわかります。

巨大な人影は手に持った剣を振り下ろしてくるが、
その動作は酷く緩慢で、簡単に懐に入ることができた。
そのままズバズバと斬りまくっている内に、1体撃破。
え、これでいいの?

精神的圧力が半端ないバトルフィールドと威圧的姿とは裏腹に、
バラバラに襲ってくる公王を各個撃破することは簡単なお仕事で、
特筆することは何もないです。

このゲーム、ボスに行くまでの道中の難しさと、
ボスの強さが反比例になってるんじゃなかろーか。
本当に拍子抜けするくらい弱かった。

ともあれ、無事に王のソウル(の片割れ)もゲット。
これでようやく最後の扉が開く時が来た。
火継ぎの祭祀場に戻り、王の祭壇へと足を運び、篝火の前に立つ。
そしてソウルを捧げると、ついに祭壇奥の扉が開いていくのだった。

そこは真っ白な空間だった。
とにかく長い階段を下りて行くと、途中、何体もの白い亡霊のような姿が、
フラフラと歩いている姿を目撃する。
それらは白いシルエットであるが、確かに黒騎士のように見える。
確か黒騎士は薪の王グウィンの守り手だったとか何とか。
つまり、この先にグウィンが居るということか。

階段の終着地は、灰に塗れた滅びの都だった。
遠景に朽ちた巨大建造物の亡骸が佇み、周囲に生きた物の気配もない。
完全に「死んだ」世界であるここは「最初の火の炉」。

人間に火を与えるために自らを薪としてくべた(らしい)グウィン。
彼は人に繁栄を与えた代わりに世界を呪ったのである。
それが彼自身の意志なのかどうかは分からないが、
こうして世界には不死が蔓延し、緩慢な滅びの道を歩いているのは確かである。
その悲劇を終わらせるために、私は今、ここにいる。

…ということでいいんですよね?(おひ
だってだってー、このゲーム、ストーリーがほとんど語られないんだもの。
正直、今まで倒してきたボスの9割くらいは、
何で戦ってるのか分からんけど殺したヤツばかりですよ。

断片的な情報を頼りに考えるしかなく、想像を掻き立てられるのはいいけれど、
ここまでラスボスと戦う意味が分からないRPGも珍しいと思う。
考えることを放棄したら、このゲームはマジで何も分からんまま終わる。

ただ、アイテムの解説などで手に入る情報から推測する、
この地で果てた人々の儚い物語の数々はとても魅力的なので、
色々な装備を集めては、解説に目を通すと、この世界の裏側が垣間見えて、
よりこの世界を愛せるようになるんじゃないかな、と。

そんな感傷に浸りながら進むと、灰に覆われた道の先に、
ポツリと黒騎士が立っているのが見える。
遥か遠くに更に1体居るのも確認できた。

これまで幾度と無く戦ってきたライバル的存在「黒騎士」。
彼らが最後のガーディアンということか。

ここには全部で5人の黒騎士が居る。
それぞれに持つ獲物が違い、攻撃方法も異なるが、
ここまで辿り着いた戦士なら、ここで手こずることもないだろう。
これまでの経験と成長の証を黒騎士たちに刻み付けて先へ進む。
そう、私は強くなったのだ。

そしていよいよ、最後の白い扉の前へとやってきた。
ここにラスボスがいるのだ。
緊張にゴクリと生唾を飲み込み、
「い、行くぞ!」と横で見ているH君に声をかけると、
とうとう扉を潜り抜けた。

最初に思ったことは、何て美しいBGMなんだろう、ということ。
激しさを内包しながらも、決して荒々しくないピアノの旋律は実に繊細で美しく、
この戦いが怒りや憎しみではなく、
ただ悲しみの内に繰り広げられる悲劇であることを思い知らさせる。
そう、とにかく優しく、儚く、そして悲しい音色なのである。

そして決して広くない部屋の中央に立っている人物こそ、
薪の王グウィンその人であろうか。
ガッシリとした身体に燃え盛る炎の剣を携えて、静かにこちらを睨み据えている。
その姿はこれまで見てきた異形たちからすれば、あまりに普通の人間であり、
しかしだからこそ感じる強者の気配があった。

グウィンは何も言わずにこちらへと駆け寄ると、手にした剣を一閃、ニ閃。
それらを盾を受け止めるが、凄い勢いでスタミナを削られる。
これは受けに徹していたら勝てない!?

隙を見ては攻撃を叩き込み、あるいは柱を障害物として利用しながら間合いを取るが、
年老いたその姿からは想像もできないほどの苛烈さで
打ち込まれる剣の威力たるや凄まじく、みるみるHPを削られていく。
当然のように、回復している余裕すらない。
結局、初戦はほぼ何もできないまま打ち倒されてしまった。

…強い。

確か、ビジュアルブックでのインタビューにて、
開発者が「純粋に強い戦士にした」と言っていたのを思い出した。
確かにその通りで、何も奇抜な攻撃や理不尽な一撃があるわけでもなく、
ただ「強い」のである。

一応、楽に勝てる方法も知ってはいる。
知ってはいるが、それまでそんな方法で戦ったことなど一度もなく、
いきなり戦術を変えろと言われても無理な話。
ならば、その強い貴方を越えて行く!

再び白い扉の前に立った私は、それまで愛用していた黒金糸装備を脱ぎ捨てると、
おもむろにスモウ装備を身に付け始めた
そう、これが私の全力全開。エクセリオンモード!

2戦目。
とりあえずグウィンの動きは観察済み。あとは隙を見て攻撃するだけである。
しかし、2連撃で止まるかと思いきや追撃の3撃目があったり、
無策に近付くと紅蓮腕(志々雄真実のアレ)を繰り出してきたりと、
やすやすと隙を見せるような敵ではない。

幸いなことに、スモウ装備はその強度でダメージを減らし、
その強靭さで敵の攻撃をものともせずに反撃をすることができる。
いわば捨て身のカウンターが可能なのである。
それと共に、敵の攻撃を喰らいながら回復するという荒業も可能で、
とにかくこのスーパーアーマーが反則的に便利なのであった。

凄いぞスモウ! 強いぞスモウ!
今までも散々強いと思ったけど、その真価が今、ようやく理解できたよ!

とはいえ、何も考えずに捨て身カウンターなどやっていても勝てるはずがない。
しっかりと敵の動きを見極め、隙の出来た時を狙って攻撃を打ち込む。
捨て身カウンターはタイミングが合わなかった時の非常手段である。

同時に、適切に距離を取りながら回復もこなす。
敵に切られながら回復もできるが、それでは回復の意味がないのだ。
やはり回復するには敵の攻撃を避ける必要がある。
スモウとて万能ではないのだ。

しかし、このスーパーアーマーは確実に生存率を上げ、
20あったエスト瓶が残り2個になる頃、
ついにグウィンが地面に膝をついたのであった。

勝った…勝ったぞー! クリアだー!
私はついにダークソウルをクリアしたんだ!!

喜びのあまりに変な踊りを踊るも、画面にはついぞ変化は見られない。
主を失った室内は暗く、寒々しい。
中央には篝火が現れ、近付くと「火を継ぐ」と出る。
それまでの篝火とは違うメッセージということは、
これに触れるとエンディングになるのだろう。

ここで私は躊躇した。
何故なら、このままエンディングを迎えてしまうと、
強制的に2週目が始まる可能性があるからだ。
何故ならこのゲームはオートセーブ方式だから。

しかし、逆に考えると、
いつでもこの篝火に触れれば2週目を開始できるということなのではなかろうか?
ならば、まずは遣り残したことやソウル集めなどをするのが得策だろう。

私は篝火に背を向けると、そのまま出口へと走った。
やりたいことはまだ沢山ある。
とりあえずはソウル稼ぎをして高機動スモウの夢を実現させよう…。

そんなことを考えてニヤけながら外に出ると、何故かムービーが始まった。


…え?


そこはそれまでの灰に包まれた街ではなく、深淵を思わせるどこまでも深い闇。
闇の中から、2匹の竜が現れる。1匹は王の祭壇へと私を導いたフラムト。
もう1匹はフラムトと同じ姿をしているが、カアスと名乗った。
彼らは言う。

「世界に闇を。闇の王の誕生である」と。

はああああああああ!?
ちょ、おま、待って待って待って!
何これマジで何なのコレ!?
え? いわゆるひとつのアナザーエンドってヤツですか?
よりにもよって、超偶然に正規ルートを最後の最後で外れたわけですか?

マジで待ってちょっとエンディング始まらないで!!?
まだやりたいこと一杯あるんだってば!
高機動スモウにしてから2週目に行きたいんだってばさ!
ちょ、エンディング終わらないでー!!!!!!

次々と闇から首をもたげたフラムトとカアスの眷属(?)たちは、
我が分身の花道を作るかのように両脇に並び、次々と頭を垂れていく。
その竜たちの間を堂々と歩き、やがて闇へと身を沈めていき…。

スタッフロール開始。
\(^o^)/オワタ

呆然とスタッフロールを眺めながら、
しきりに「え? これで終わり?」「強制的にエンディング?」
「つーか、明らかにバッドエンドだよね?」などとH君に喚いていた。
そうしてスタッフロールも終わると、いつかどこかで見たようなムービーが

暗い地下牢に幽閉された人影。
そこに投げ込まれる亡者の死体。
死体から鍵を見つけ出し、男は牢を抜け出して…って、
2週目普通に始まったー!(ノノ)

ちょ、マジで確認も何もなく2週目始まったよ!?
装備もアイテムもレベルも丸々残ってるけど、
鍵とかの重要アイテムは取り直しだし、鍛冶屋に渡す種火も同様。
う、うわー、面倒くせー。
つーか、せめてセーブデータの分割くらいしてくださいよマジでー!?

そんなわけで、まさかのアナザーエンド&強制2週目での終了となりました。
いやー、参った。最後の最後でこんなサプライズが来るとは想像もしてなかった。
基本的にダークソウルは神ゲーだと思ってるけど、
クソゲーだと言う人の気持ちも分かるから困るね。
特に最後の強制コンボはないわー。

でまぁ、火を継いだバージョンのエンディングが見たいから、
2週目も頑張りたいのだけど、敵が強くなりすぎてて絶望的でヤンス。
なので、念願の高機動スモウだけ作って、このデータでのプレイは終了!
バク転するスモウの図は、かなり見応えがありますよw

多分、真のエンディングは本来の持ち主であるH君が見せてくれると思うので、
頑張れH君! 負けるなH君!
私は次はデモンズを自腹で買ってくるよ!(ぉ

ではでは、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
いやー、なんだかんだで超楽しかった!

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