2012年09月17日 07:23
るろうに剣心実写映画が大ヒットだそうで、漏れ聴こえてくる評判も上々ですね。
私も観に行きたいんですが、ついつい忘れてしまうのがなんとも…。
つーか、本気で観に行きたいなら、今日が絶好の日なのに、
なんかもう休日は家から出たくないと言いますか…ダメすぎる。
それはさておき、るろ剣15周年ということで色々と展開されたるろ剣関連商品の数々。
その中で一際異彩を放ったものがありました。
そう、るろ剣屈指の名エピソード「京都編」をリメイクした新作アニメ、
「新京都編」Death。
前編を見た時点で悪い予感しかしなかった本作ですが、
クライマックスである後編はもっと酷かったとか笑えない。
一緒に見てた友人たちも全員苦笑を浮かべ、
合間合間に抑えきれないツッコミを入れてました。
まぁ、尺の都合で端折らざるをえないのは分かるんですけど、
左之助が二重の極みを修得しないどころか、安慈も使えないとか、
奥義伝承しなかったおかげで剣心から必殺技が無くなったとか、
少年漫画的ハッタリがばっさり削除された結果、絵面が非常に地味に。
そもそも天翔龍閃は剣心の生き方に影響を与える、物語的に重要な技であり、
単なる「凄い派手で強い必殺技」ではないんですよ。
それを削るということは、剣心の京都での行動が「悪い奴を退治しただけ」になり、
非常に薄っぺらいものになるんですよね。
最も尺の影響を受けたのは宗次郎で、
あのキャラを掘り下げるには過去回想が必須なのに、どう考えても時間が足りない。
ではどうなったかと言うと、
「緋村さんの剣で心を呼び覚まされた僕の負けです」とかなんじゃそりゃ?
特に盛り上がるわけでもなく、数回打ち合った結果、
よく分からん内に宗次郎が謎の得心で降参とか意味がわからない…。
これだけ見ると本当に宗次郎は何のために居たキャラなのか意味不明です。
これまた「単に強いだけの志々雄の護衛」に成り下がっています。
基本的にキャラクターの掘り下げを諦めた節が方々で見受けられ、
それでいて無駄に不二のキャラを立てようとする等、本当に迷走してます。
あれは比古清十郎補正ですね。間違いない。
全体的に酷いんですが、特にアレなのはラストのバトル連戦。
蒼紫が志々雄の後に登場というのは良い展開だったのに、その後が続かない。
なんか大口叩いた割には回天剣舞すら披露せずに敗北。蒼紫ェ…。
しかも前述の通り、剣心は天翔龍閃使ってませんからね。
この人ホント何だったのん?
ラストで剣心と一緒にノコノコと葵屋に来て頭を下げるシーンとかもう失笑。
それ以前に、剣心が志々雄に刺された剣を
身体にブラ下げたまま戦ってる姿が超シュールでねぇ…。
もうどこからツッコメばいいのやら…。
あと、志々雄ももうね…。
本来なら志々雄は内部発火による自己死なので、
辛うじて剣心の不殺は守られていたわけですが、
いやー、見事にぶっ殺してましたね。己の手で。
刀の柄頭で額を打ったら頭部が半分に割れたとか、
剣心もビックリしたのかもしれません。
元々、斉藤の一撃を受けて頭が割れてたのが、
額当てのおかげでズレずに済んでたとか、ゾンビすぎるだろ志々雄。
でも同じ技を蒼紫に叩き込む辺り、殺意満々ですよ、この抜刀斎。
そもそも、柄頭で殴るなら、別に赤空の剣でも逆刃刀である必要すらない。
前編のエピソード丸々台無しにしてるわけですがー。がー。
この誰も幸せにならないリメイクにおいて、
数少ない「良い役」に昇華されたのは宇水だけですね。
原作では後半に一気にヘタレた残念キャラでしたが、
新京都編では一本筋の通った狂人として、見事にキャラ立ちしてました。
まぁ、見所はそれだけなんですけどね。
個人で見ると多大な時間の浪費にメディアをぶち壊したくなりますが、
友人と一緒にツッコミながら見るには、悪くないかもしれません。
いやもうホント、想像を超えた酷さなんで、クソゲーとかクソ映画がお好きなら。
…どうしてこうなったorz
私も観に行きたいんですが、ついつい忘れてしまうのがなんとも…。
つーか、本気で観に行きたいなら、今日が絶好の日なのに、
なんかもう休日は家から出たくないと言いますか…ダメすぎる。
それはさておき、るろ剣15周年ということで色々と展開されたるろ剣関連商品の数々。
その中で一際異彩を放ったものがありました。
そう、るろ剣屈指の名エピソード「京都編」をリメイクした新作アニメ、
「新京都編」Death。
前編を見た時点で悪い予感しかしなかった本作ですが、
クライマックスである後編はもっと酷かったとか笑えない。
一緒に見てた友人たちも全員苦笑を浮かべ、
合間合間に抑えきれないツッコミを入れてました。
まぁ、尺の都合で端折らざるをえないのは分かるんですけど、
左之助が二重の極みを修得しないどころか、安慈も使えないとか、
奥義伝承しなかったおかげで剣心から必殺技が無くなったとか、
少年漫画的ハッタリがばっさり削除された結果、絵面が非常に地味に。
そもそも天翔龍閃は剣心の生き方に影響を与える、物語的に重要な技であり、
単なる「凄い派手で強い必殺技」ではないんですよ。
それを削るということは、剣心の京都での行動が「悪い奴を退治しただけ」になり、
非常に薄っぺらいものになるんですよね。
最も尺の影響を受けたのは宗次郎で、
あのキャラを掘り下げるには過去回想が必須なのに、どう考えても時間が足りない。
ではどうなったかと言うと、
「緋村さんの剣で心を呼び覚まされた僕の負けです」とかなんじゃそりゃ?
特に盛り上がるわけでもなく、数回打ち合った結果、
よく分からん内に宗次郎が謎の得心で降参とか意味がわからない…。
これだけ見ると本当に宗次郎は何のために居たキャラなのか意味不明です。
これまた「単に強いだけの志々雄の護衛」に成り下がっています。
基本的にキャラクターの掘り下げを諦めた節が方々で見受けられ、
それでいて無駄に不二のキャラを立てようとする等、本当に迷走してます。
あれは比古清十郎補正ですね。間違いない。
全体的に酷いんですが、特にアレなのはラストのバトル連戦。
蒼紫が志々雄の後に登場というのは良い展開だったのに、その後が続かない。
なんか大口叩いた割には回天剣舞すら披露せずに敗北。蒼紫ェ…。
しかも前述の通り、剣心は天翔龍閃使ってませんからね。
この人ホント何だったのん?
ラストで剣心と一緒にノコノコと葵屋に来て頭を下げるシーンとかもう失笑。
それ以前に、剣心が志々雄に刺された剣を
身体にブラ下げたまま戦ってる姿が超シュールでねぇ…。
もうどこからツッコメばいいのやら…。
あと、志々雄ももうね…。
本来なら志々雄は内部発火による自己死なので、
辛うじて剣心の不殺は守られていたわけですが、
いやー、見事にぶっ殺してましたね。己の手で。
刀の柄頭で額を打ったら頭部が半分に割れたとか、
剣心もビックリしたのかもしれません。
元々、斉藤の一撃を受けて頭が割れてたのが、
額当てのおかげでズレずに済んでたとか、ゾンビすぎるだろ志々雄。
でも同じ技を蒼紫に叩き込む辺り、殺意満々ですよ、この抜刀斎。
そもそも、柄頭で殴るなら、別に赤空の剣でも逆刃刀である必要すらない。
前編のエピソード丸々台無しにしてるわけですがー。がー。
この誰も幸せにならないリメイクにおいて、
数少ない「良い役」に昇華されたのは宇水だけですね。
原作では後半に一気にヘタレた残念キャラでしたが、
新京都編では一本筋の通った狂人として、見事にキャラ立ちしてました。
まぁ、見所はそれだけなんですけどね。
個人で見ると多大な時間の浪費にメディアをぶち壊したくなりますが、
友人と一緒にツッコミながら見るには、悪くないかもしれません。
いやもうホント、想像を超えた酷さなんで、クソゲーとかクソ映画がお好きなら。
…どうしてこうなったorz
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コメント
飯田沙々 | URL | -
そんなに酷いのか…
この記事見てるだけで酷さがひしひしと伝わってくるようだ。るろ剣は好きだっただけに泣ける…ちなみにSQのアレもなかなか酷いと思った。
( 2012年09月17日 21:09 [編集] )
岳る | URL | -
Re: 実写版の裏での悲劇
>飯田沙々
良かったのは作画「だけ」とかもうね…。
原作が好きな人ほど怒り狂うか泣き崩れるかだと思う。
なので逆に、原作を全然知らない人の感想を聞いてみたい。
SQのアレも酷かったねぇ…。
15周年で成功したのは実写映画だけかなー。
( 2012年09月18日 14:03 [編集] )
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