3DS「閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-」総評

2012年12月30日 19:17

今年最後のゲームレビューは、来年にアニメ化もされることが決まった、
現代の影で生きる忍の少女たちの生き様を描いた青春忍者ストーリー。
決しておっぱいだけのゲームではない「閃乱カグラ」のレビューです。
や、意外とストーリーはシリアスでビックリしますよ?

ちなみにこの「Burst」は、前作「-少女達の真影-」を丸々収録した上で、
前作では敵方だった蛇女のキャラクターを主役にした別ストーリーが入った、
豪華版、あるいは完全版となっています。
ただ、蛇女側のシナリオはアナザーストーリーという感じで、
前作の裏側をなぞるというよりは、新しく再構築した内容になっています。
一応、前作での謎の答えは用意されてますけどね。


【クリア時間:18時間 個人評価:8 一般評価:8】
※稼ぎ作業ほぼ無し。
メインシナリオのみを追い、半蔵と蛇女の両シナリオをクリアした時間です。


ベルトスクロール…いわゆる「ファイナルファイト」系のACTに、
無双系の爽快感と、格闘ゲームのようなコンボ要素をぶち込んだ、
闇鍋のようなゲームです。

スピードが早いため、非常にテンポがいいのと、
簡単操作でバシバシとコンボが繋がる爽快さ重視の作りが、
アクションゲームが苦手な人でも入りやすい土台作りに成功しています。
大量の敵を吹き飛ばすのも気持ちがいいです。

ストーリーは基本的にテキストADVのような形式で進みます。
複数の任務の中に、ストーリーを進める「キークエスト」のようなものがあり、
それを選ぶと、サウンドノベルのような形で物語が語られます。
それが終わると戦闘パートに移る、という流れ。
イベントはスキップ可能で、任務を受ける度に読み返すこともできます。
ちなみにストーリー中はフルボイスです。

キークエスト以外のサブクエストも多数存在し、
キークエストも含めて、何度でも繰り返しプレイすることができるため、
敵が強くて先に進めないようなら、寄り道して経験値を稼ぐことができます。
キャラクターにはレベルがあり、レベルを上げれば強くなるので、
任務が難しくて詰むということはまずありません。
そもそも、難易度は全体的に低めのゲームだと思います。
特に蛇女側は簡単すぎるかもしれません。

ただ、ギリギリのレベルでプレイしていると、力押しでは厳しくなってきます。
適度に緊張感がある難易度ですね。
また、サブクエストは本気で難しいものもあるので、挑戦し甲斐があります。
ライトユーザーからヘビーユーザーまで、幅広く楽しめる作品です。

プレイフィールは無双系のそれですが、
プレイしてるとキャラクターの性能が幾つかに分岐することがありまして、
コンボルートがガラリと変わります。
これにより、単調な無双作業に彩りが加えられ、
なかなか飽きがこないようにする工夫もされているのが好印象。
いきなりキャラ性能が変わって戸惑うこともありますが、
それもまた一興だと思います。

衣装や小物を集めることで、着せ替えが楽しめるのも本作の醍醐味。
しかも着せ替えた姿のまま任務に行くこともできますし、
戦闘カットインも若干変化する凝りようです。
これはキャラクターゲームでもある本作には良いシステムだと思います。
ただ、髪型のバリエーションがもっとあればよかったですね。
ショートウィッグだけとは寂しすぎます。

「Burst」になって、ようやく適度なボリュームのゲームになりました。
見た目とは裏腹な重いストーリーがカグラの特徴ですが、
蛇女側は意外とコミカルな仲良しストーリーなので、
重くなりすぎない良いバランスになっていると思います。
これもダブルストーリーになった恩恵ですね。

ゲームとしても、軽快な操作性や、爽快感満点のアクションが簡単に楽しめる、
良好な作品になっています。
おっぱい押しのエロだけゲームではなく、非常に丁寧に作られた佳作なので、
アニメを見て興味が出たなら、是非ともプレイしてみてください。
もちろん、来年発売のPSV版も一緒に、ね。


※プレイ上のちょっとしたコツ
どれだけ敵を倒しても全然任務が終了しない場合があります。
これは敵の「リーダー」を倒していないため、雑魚が無限に湧く現象のせいです。
なので、「おかしいな?」と思ったら、
攻撃を中断して、一度敵の姿を確認してください。
敵の上にクナイのアイコンが付いてる敵がリーダーです。
そいつを優先的に倒すようにすれば、アッサリとクリアできたりしますよ。


以下、各キャラ雑感

国立半蔵学院

前作での主人公チーム。
それだけに、各キャラともバランスが非常にいいため、
誰を使用しても快適にプレイできるのが特徴。
特に覚醒した飛鳥は反則的に強いので、後半は飛鳥無双でクリアできてしまうほど。


・飛鳥
半蔵側のメインキャラだけに、キャラのバランスは高いレベルでまとまっている。
若干スピード寄りのキャラながら、非力なわけでもないので、
ザクザクと敵をなぎ倒せるのが強み。
覚醒すると攻撃範囲も広がり、反則的な強さに変貌する。
爽快に敵を倒しまくるカグラを象徴するようなキャラである。


・斑鳩
打たれ弱さが、
敵が数で攻めてくることが多いカグラにおいては致命的な弱点なのだが、
凄まじい攻撃力で一気に殲滅を狙える強みもあるため、上級者向けなキャラ。
刀が獲物であるからか、攻撃範囲も広く、攻撃速度も意外と早い。
敵に何もさせずに勝つことが目標となるだろう。


・葛城
あの開いた胸元に隠されたエピソードに密かに泣いたのは内緒。
それはともかく、リーチの短さをカバーするかのように、連撃を決めやすい印象。
ただ、怯みやすいという弱点があり、飛び道具や攻撃速度の早い敵が苦手。
そういう敵と戦う場合は、ジャンプを織り交ぜたりと搦手が必要になる。
半蔵側は上級生2人が癖の強いタイプであるようだ。


・柳生
実は遠距離型な柳生ちゃん。とにかく中~遠距離を維持する戦い方が重要。
近接攻撃が苦手なわけでもないので、飛翔乱舞で常に空中からの攻撃を意識したい。
空中秘伝忍法の使い勝手もいいので、癖の強い3年生コンビよりは使いやすい。


・雲雀
意外と肉体派な雲雀は、コンボを稼ぎやすいキャラでもあるので、
リーチの短ささえなんとかすれば、使いやすいキャラに入ると思われ。
ただ、秘伝忍法の使い勝手の悪さは半蔵一。通常攻撃をいかに繋げるかがキモ。


秘立蛇女子学園

今作での主人公チーム。
「悪忍」とは純粋な「悪」とは意味合いが違うため、
意外と仲良しチームであったりする。
ライバルキャラであるためか、各キャラの性能はかなり高い。
代わりに秘伝忍法の使い勝手が軒並み悪いというピーキーな特徴がある。


・焔
蛇女のリーダー兼飛鳥のライバル。実はお嬢様キャラという隠し属性あり。
飛鳥のライバルキャラなためか、こちらもスピード重視ながら、
攻撃力も高めで、総合的にかなりの強さ。
初期から攻撃の速さとリーチの広さで圧倒できるが、秘伝忍法が使い難いので、
秘伝忍法2を覚えるまでは、通常攻撃で凌ぎたい。
「紅蓮の焔」はかなり「焔」と性能が変わるが、覚醒キャラだけにかなり強い。
特に秘伝忍法2は威力、範囲、見た目のカッコ良さ全てが一級品。惚れる。


・詠
大剣を振るうキャラながら、攻撃速度が遅いわけでもなく、
ガンガン重い連撃を叩き込める爽快さがウリ。
ただ、各属性に覚醒すると、途端にトリッキーなキャラになるため、
戸惑う人も多いかもしれない。
秘伝忍法1の使い勝手がいい蛇女では珍しいキャラ。
ただし、正面近距離限定なので、半蔵側と比べると見劣りするのは仕方ないか。


・日影
驚異的な速度と、反則的な攻撃力で、
敵に何もさせずに打ち倒すことが可能なチート級キャラ。
焔同様、通常攻撃の使い勝手が非常にいいので、ゴリ押しで攻略可能。
このゲームは、スピードキャラに攻撃力も備わってるのが不思議。


・未来
柳生よりも遠距離に特化した印象があるが、飛翔乱舞が重要なこのゲームでは、
結局のところ遠距離攻撃だけで頑張るのは厳しかったりする。
特に各属性に覚醒すると飛翔乱舞に繋げるのが難しくなるので、
忍転身しないで戦う方が使いやすいという矛盾も孕んでいる。
まぁ、とにかく使い難いキャラである。


・春花
こちらも使い難さは未来と1・2を争うが、
基本性能の高さがそれを補っているため、使ってみると意外と強くてビックリする。
衣装破壊で弱体化するなど、ゲームシステムの影響をモロに受けるキャラでもある。
秘伝忍法も特殊なものが多く、
変わった戦い方をしたい人は春花を選ぶといいかもしれない。
全然関係ないけど、漫画「紅蓮の蛇」の春花さんが可愛すぎて生きるのが辛い。

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