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「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を観てきた

2012年12月28日 05:16

先日のクリスマス、友人たちとエヴァQを観てきました。
放映からかなり時間が経ってるのに、まだまだお客が多くてエヴァの凄さに驚いたり。

色々と噂は聞いてましたが、B先輩から「盛大な時間の無駄」と聞いたことで、
むしろテンションアップ!
クソゲー上等ですよ!(おひ

でまぁ、直球に言えば、面白かったと思います。
「破」までの流れで「新しいエヴァ」を期待していた人、
または、あの流れのまま綺麗なエンディングを望んでいた人にとっては、
一切合切をリセットした上で、TV版の雰囲気に戻してしまった本作は、
確かに駄作に感じられるかもしれません。
同時上映の「巨神兵東京に現る」も、
いきなり上映が始まった時は( ゚д゚)ポカーン ←こんな感じでしたし。

「Q」のおかげで、
「破」までの流れが、まるで無意味なものであったかのように扱われ、
前向きになっていたシンジが再び自閉症気味になるなど、
すべての流れがリバースしてしまったことは、賛否両論なのは分かります。

ただ、ここで完結させるならともかく、もう1作やろうとなった場合、
起承転結の「転」にあたる「Q」は、
見事にその「転換」をやってのけたのではないかと思うわけです。
ここまでぶっ壊してしまうと、全然先が予想できなくて面白いじゃないですか。

帰宅途中の車内で、友人たちとは様々な議論が交わされました。
これもまた、「Q]が「良い作品」だった証拠だと思います。
本当につまらない駄作であれば、議論の種が生まれる余地もなく、
ただ「ダメな映画だった」で終わってしまうものですが、良いも悪いも含めて、
あーだこーだと語り合えるような作品であったことは事実なわけで。
もちろん、エヴァというコンテンツの歴史がそうさせた部分もありますが。

状況の説明不足、キャラクターの掘り下げ不足など、
色々な粗と不親切さが同居していて、
序盤の訳の分からなさや、ラストの微妙な後味もあって、
正直、観賞後の爽快感は皆無でしたが、
それでもやっぱり、続編があるなら確実に観に行こうと思える作りに、
大作の風格を感じた…というのは褒めすぎですかね?

まぁ、私は楽しめたので、それで十分ですよ、うん。


以下、それはそれとして超個人的な不満点(ネタバレあり)

どれだけ熱弁しても誰も同意してくれないので、改めてここで叫びますが、


私はアスカさん28歳が見たかったんだ!


「14年後の世界」なんておいしいシチュを用意しながら、
「エヴァの呪い」とか訳のわからないご都合設定で、
外見が14歳で固定されてるとか誰得なんだよ!
ああ、私以外のすべてのエヴァファンに得なんだろうさチクショウ!

経過時間に差が出るというシチュエーションは、萌え要素のひとつであり、
子供だったキャラが急に大人の姿で現れてドキドキとかの思わずジュルリな展開が、
外見変わってないとか、時間ズラした意味がないだろうがあああああ!

私は14歳のシンジ君が、28歳になっちゃって大人の余裕を備えたアスカと、
なんとも背徳的な恋愛関係を構築する様を見たかったんだよおおおおorz
それがタイムワープの醍醐味ってもんだろ…。

ところが、アスカもマリも精神的にすらも成長してないとか残念すぎるし、
こういう部分に作りの粗さを見つけるのは本当に惜しいと思うわけだけど、
それすらも次回への伏線である可能性もあって、安易に批判できない辺りが、
訳の分からなさがウリであるエヴァの狡いところだと思います。くそう。

本当に本当に残念なので、もう一度言います。


私は!


アスカさん28歳が!!


見たかったんだ!!!


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