「お兄ちゃんだけど(以下略」が予想以上に面白かった

2013年01月05日 22:15

昨今のラノベの代表みたいなタイトルから敬遠していた、
「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(以下、おにあい)」のアニメ版を、
なんとなく見始めてしまったのが運の尽き。

すっげー面白かったです(ノ∀`)

兄を性的な意味で大好きな妹を中心とした学園ハーレム物なのだけど、
ハーレム物に大切な要素がきちんと用意されていて、実に優等生な作品です。
そこに「お兄ちゃんラブな残念な妹」というスパイスを加えることで、
この作品独自の魅力を生み出しているのがお見事。

まず、主人公が精錬潔癖で草食どころか絶食系な「いいひと」である点。
ハーレム物で重要なのは、第一に主人公の人柄です。
主人公を受け入れることができないと、どれだけの萌キャラが登場しても、
すべて台無しになると言っても過言ではありません。
その点、「おにあい」の秋人は満点ですね。
柔らかい物腰、性に貪欲ではないが興味はあるという都合のいい性格、
そして、緩急自在の的確なツッコミ。
エクセレント。

シスコン気味だけど常識人な秋人と対照的に、
天元突破なブラコンを隠そうともしない(むしろ公言してる)妹・秋子は、
最序盤の清楚な雰囲気から一気にアホで残念な子に落ちていく様が本当に愉快で、
妹をガチな恋愛対象ではなく、道化的ポジションに据えることで、
近親相姦という人を選ぶジャンルをコメディに昇華できています。

また、周囲が秋子の性癖を理解しながらも、
温かい目で見守っているユルい世界観も心地よく、
ストレスを感じることなく観賞できるのが素晴らしいですね。
それでいて「でも兄妹でガチ恋愛とかないから」という点は徹底していて、
それがゆえに秋子の行動がピエロ化しているのが面白い構造だと思います。

基本的に下品な作品なんですが、
秋人のツッコミのおかげで下がりきる前にブレーキがかかってる絶妙加減で、
色々とアウトなヒロインたちも、スピンアウト寸前で留まっています。
や、普段から下ネタを平気で飛ばすくせに、意外とウブだったりして、
可愛いんですよ、こいつら(´ω`)

ヒロイン同士も特に仲が悪いということもなくて(むしろ仲良し)、
そこもノーストレスで見れる良いところですね。
後半で判明したアナスタシアと秋子の意外な関係は本当に驚いたけども。
仲良かったんだね、この子たちw
つーか、幼馴染じゃん。

「ToLOVEる」好きな私としては、理想に近いハーレム物でした。
コメディとしても質が高くて、ツッコミが面白い作品はいい作品だと思います。
最初から最後まで一貫して質の高いラブコメを提供してくれた本作には、
是非とも2期を作って欲しいところですね。

ただ、残念なのは、秋人と秋子が実は義兄妹だったということですか。
これはダメですわー。こういう「逃げ道」を用意するのはガッカリですわー。
最大の障害をいかに乗り越えるのかが楽しみなポイントでもあるのに、
これだとどうとでもなってしまうんですよね。
一応、家庭の複雑な事情という伏線も用意されてますが、
ぶっちゃけ血の繋がりは本当にどうにもしようがない要素だけに、
やはりこれに対してどういう答えを用意してくるのかが見たかったなぁ。
「おにあい」なら悲劇ではなく、
なんとなく幸せな結末を見せてくれそうだっただけに、心の底から残念でなりません。

まぁ、最後の最後でガッカリな事実が判明した以外は、
非常にデキの良いアニメでした。
お色気要素に頼るだけの駄作ではなく、
きちんとキャラやかけあいで楽しませてくれる良作なので、
お試しに1話だけでも見てみてはどうかと思います。
「まどマギ」と同じで、3話まで見たらドップリとハマりますよ。

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