2013年01月16日 19:10
1700円で単行本0巻を買いに行ったら、90分のクソアニメがついてきた。
思わず、某まとめサイトに載っていた感想を流用してしまうほどに、
本当に心の底から果てしなく問答無用でつまらない映画でした。
「HUNTER×HUNTER」という作品が持つ面白さのポイントを理解せず、
ただのキャラクター&バトル物として作ったらこうなった、みたいな映画でしたね。
ここまで心に何も残らないと、いっそ清々しい…わけねーだろ。
前評判の悪さから、嫌な予感はしていましたが、
私は自分で実際に経験しない限り、
他人の意見だけで作品を貶めるようなことはしない主義です。
が、実際に駄作を掴まされると腹が立つ矛盾。
他人の意見も重要だよね!(ノ∀`)
や、エヴァQの例もあるんで、多少の期待がないでもなかったんですが、
もう開始早々に嫌な予感がビンビンで、開始10分には確信になるほど、
もう最初からダメな要素全開でした。
まず、腐女子ウケを狙うがごとくの、無駄なゴン×キルのイチャイチャ。
ついでにクラ×レオも間接的なイチャラブを披露しやがります。
冒頭から無意味な腐女子アピールにウンザリしていたら、
この物語の要ともなる事件の発端、クラピカの緋の目が奪われる場面を、
レオリオの語りと少しの回想だけでアッサリと消化。えー。
で、題材的にクラピカがメインの話だと思っていたら、
何故かゴン×キルの友情話がメインになっており、
劇場版のオリキャラがゴンと仲良くなることが気に入らないキルアとか見せられて、
もうどうでもいいからクラピカの過去話とかもっと掘り下げてくれよ、と。
執拗な腐女子アピールにほとほとウンザリしてばかりでしたね。
クラピカの過去話は冒頭で少しあるんですが、
これはコミック0巻そのままな内容な上に、色々と大事な部分を端折っているため、
「え? これだけ?」というのが素直な感想。
なくても困りますが、もっと丁寧に描写するべきだったのでは…。
つーか、冒頭のイチャイチャを削れば、この部分の掘り下げはもっとできたろ。
ついでにクラピカの親友であるパイロの声が俳優担当なため、
恐ろしいほどの棒読みで、もう色々と泣きたくなりました。
ウボォーギンが復活して襲ってくるなどの謎描写も、
アッサリと犯人や能力が露見してしまい、謎でもなんでもなかったり、
新キャラがあからさますぎて正体がバレバレだったりと、
ストーリー的にも先が見える展開で、もう何を楽しみに見ればいいのか。
奪われた目も「敵を倒せば勝手に元に戻る」という適当さ。がくり。
残されたバトル描写も、頭脳戦がハンターの醍醐味だというのに、
「ふたりで力を合わせたら何か勝てた」というお粗末&ご都合展開。
更に、「4人で力を合わせないと勝てない!」とか言ってたのに、
レオリオがクソの役にも立たないという最悪なシナリオ。
や、何でレオリオの攻撃でできた隙をついてクラピカが攻撃しなかったの?
レオリオ、ただ敵に吹っ飛ばされただけじゃん。あの描写に何の意味があったの?
そして最後の最後まで犯す致命的なミス。
ラスボスはチェーンジェイルで絶状態なのに、
何故か念能力で実体化させていた人形が消えないという謎。
仮に、肉体そのものを使用していたのだとしても、
絶になった時点で人形から意志は消えるんじゃないかなー。何で普通に動いてたのん?
物語の展開や感動演出のために必要なものだったのは理解できるけど、
そのために作品設定の整合性を崩したら興ざめなんですけどねぇ。
特にハンターはその辺をキッチリやってるから面白い作品なだけに、なおさら。
無理やりこじつけるなら、
ラスボスの能力は2つあって、ひとつは念能力で人形を実体化させて操るもの、
もうひとつは容れ物となる肉体に念を注入し、自律稼働させるもの。
で、ラストのアレは後者の能力で、能力者から切り離された念だから、
能力者自身が絶になっても動き続ける、ということかなぁ。
それならそれで、
ちゃんと説明するか伏線を入れておくのがハンターという作品だと思うのだけれど。
とりあえず、見ていてとにかく納得できないことだらけだったのと、
ハンターという作品の魅力をまるで活かせてなかったこと、
クラピカ&クルタ族&旅団がメインだと思っていたら、
友情がテーマなシナリオに変わっていて、クルタ族とか殆ど関係なかったこと
(つーか、クラピカの出番は最初と最後だけだった)、
友情がテーマでも「友達友達」と言い過ぎてて中身が軽くなってたこと、
バトルで全然頭を使わなかったこと、
原作からの流用が多すぎて食傷気味になったこと、
劇場版オリキャラの2人に俳優を起用したせいで色々と台無しになってたこと、
まぁ要するに全部ダメだったということ。
あ、オリキャラのヒロインは可愛かったです。
ハンターで萌えキャラが見れるとは思わなかったんで、そこだけはよかった。
ただ、中性的な部分が魅力なキャラを、なんでゴスロリで飾っちゃうかなー。
もう本当に製作者わかってねーよ。
あの寝てる時のラフな格好の可愛さが全部消えたとか逆に見事だよクソッタレー!
もうね、何でクルタ族&旅団を中心に構成しなかったんだと。
ゴン×キルの友情話とか本編で散々やってんだから、
今更劇場アニメでやる意味ねーだろと。
せっかくの旅団をゲスト扱いにする意味がわからんよ。
クルタ族襲撃の描写とかやればよかったのに。
私、基本的にレビュアーとしては甘めだと思ってるんですけど、
ここまで褒めるところのない作品も珍しいので、
とことんまでダメ出ししてみました。
まぁ、私のハンターという作品に対するイメージとか、
こういう題材ならこういう話を見たかったという個人的好みも多々あるんで、
もしかしたらこれが面白かったという人もいるのかもしれないけれど、
あくまで子供騙しの域は出てない作品だと思います。
予告で第2弾決定!とかやってたけど、もう観ないよバカヤロー。
思わず、某まとめサイトに載っていた感想を流用してしまうほどに、
本当に心の底から果てしなく問答無用でつまらない映画でした。
「HUNTER×HUNTER」という作品が持つ面白さのポイントを理解せず、
ただのキャラクター&バトル物として作ったらこうなった、みたいな映画でしたね。
ここまで心に何も残らないと、いっそ清々しい…わけねーだろ。
前評判の悪さから、嫌な予感はしていましたが、
私は自分で実際に経験しない限り、
他人の意見だけで作品を貶めるようなことはしない主義です。
が、実際に駄作を掴まされると腹が立つ矛盾。
他人の意見も重要だよね!(ノ∀`)
や、エヴァQの例もあるんで、多少の期待がないでもなかったんですが、
もう開始早々に嫌な予感がビンビンで、開始10分には確信になるほど、
もう最初からダメな要素全開でした。
まず、腐女子ウケを狙うがごとくの、無駄なゴン×キルのイチャイチャ。
ついでにクラ×レオも間接的なイチャラブを披露しやがります。
冒頭から無意味な腐女子アピールにウンザリしていたら、
この物語の要ともなる事件の発端、クラピカの緋の目が奪われる場面を、
レオリオの語りと少しの回想だけでアッサリと消化。えー。
で、題材的にクラピカがメインの話だと思っていたら、
何故かゴン×キルの友情話がメインになっており、
劇場版のオリキャラがゴンと仲良くなることが気に入らないキルアとか見せられて、
もうどうでもいいからクラピカの過去話とかもっと掘り下げてくれよ、と。
執拗な腐女子アピールにほとほとウンザリしてばかりでしたね。
クラピカの過去話は冒頭で少しあるんですが、
これはコミック0巻そのままな内容な上に、色々と大事な部分を端折っているため、
「え? これだけ?」というのが素直な感想。
なくても困りますが、もっと丁寧に描写するべきだったのでは…。
つーか、冒頭のイチャイチャを削れば、この部分の掘り下げはもっとできたろ。
ついでにクラピカの親友であるパイロの声が俳優担当なため、
恐ろしいほどの棒読みで、もう色々と泣きたくなりました。
ウボォーギンが復活して襲ってくるなどの謎描写も、
アッサリと犯人や能力が露見してしまい、謎でもなんでもなかったり、
新キャラがあからさますぎて正体がバレバレだったりと、
ストーリー的にも先が見える展開で、もう何を楽しみに見ればいいのか。
奪われた目も「敵を倒せば勝手に元に戻る」という適当さ。がくり。
残されたバトル描写も、頭脳戦がハンターの醍醐味だというのに、
「ふたりで力を合わせたら何か勝てた」というお粗末&ご都合展開。
更に、「4人で力を合わせないと勝てない!」とか言ってたのに、
レオリオがクソの役にも立たないという最悪なシナリオ。
や、何でレオリオの攻撃でできた隙をついてクラピカが攻撃しなかったの?
レオリオ、ただ敵に吹っ飛ばされただけじゃん。あの描写に何の意味があったの?
そして最後の最後まで犯す致命的なミス。
ラスボスはチェーンジェイルで絶状態なのに、
何故か念能力で実体化させていた人形が消えないという謎。
仮に、肉体そのものを使用していたのだとしても、
絶になった時点で人形から意志は消えるんじゃないかなー。何で普通に動いてたのん?
物語の展開や感動演出のために必要なものだったのは理解できるけど、
そのために作品設定の整合性を崩したら興ざめなんですけどねぇ。
特にハンターはその辺をキッチリやってるから面白い作品なだけに、なおさら。
無理やりこじつけるなら、
ラスボスの能力は2つあって、ひとつは念能力で人形を実体化させて操るもの、
もうひとつは容れ物となる肉体に念を注入し、自律稼働させるもの。
で、ラストのアレは後者の能力で、能力者から切り離された念だから、
能力者自身が絶になっても動き続ける、ということかなぁ。
それならそれで、
ちゃんと説明するか伏線を入れておくのがハンターという作品だと思うのだけれど。
とりあえず、見ていてとにかく納得できないことだらけだったのと、
ハンターという作品の魅力をまるで活かせてなかったこと、
クラピカ&クルタ族&旅団がメインだと思っていたら、
友情がテーマなシナリオに変わっていて、クルタ族とか殆ど関係なかったこと
(つーか、クラピカの出番は最初と最後だけだった)、
友情がテーマでも「友達友達」と言い過ぎてて中身が軽くなってたこと、
バトルで全然頭を使わなかったこと、
原作からの流用が多すぎて食傷気味になったこと、
劇場版オリキャラの2人に俳優を起用したせいで色々と台無しになってたこと、
まぁ要するに全部ダメだったということ。
あ、オリキャラのヒロインは可愛かったです。
ハンターで萌えキャラが見れるとは思わなかったんで、そこだけはよかった。
ただ、中性的な部分が魅力なキャラを、なんでゴスロリで飾っちゃうかなー。
もう本当に製作者わかってねーよ。
あの寝てる時のラフな格好の可愛さが全部消えたとか逆に見事だよクソッタレー!
もうね、何でクルタ族&旅団を中心に構成しなかったんだと。
ゴン×キルの友情話とか本編で散々やってんだから、
今更劇場アニメでやる意味ねーだろと。
せっかくの旅団をゲスト扱いにする意味がわからんよ。
クルタ族襲撃の描写とかやればよかったのに。
私、基本的にレビュアーとしては甘めだと思ってるんですけど、
ここまで褒めるところのない作品も珍しいので、
とことんまでダメ出ししてみました。
まぁ、私のハンターという作品に対するイメージとか、
こういう題材ならこういう話を見たかったという個人的好みも多々あるんで、
もしかしたらこれが面白かったという人もいるのかもしれないけれど、
あくまで子供騙しの域は出てない作品だと思います。
予告で第2弾決定!とかやってたけど、もう観ないよバカヤロー。
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- 「お兄ちゃんだけど(以下略」が予想以上に面白かった
コメント
あちょぷ | URL | -
0巻貰って直帰した私が通りますよっと。
関係無いけどkonozamaで幽白の北米版Blu-rayが超安いです
( 2013年01月17日 01:16 [編集] )
岳る | URL | -
Re:劇場版「HUNTER×HUNTER 緋色の幻影」観てきた
>あちょぷさん
本当だナニコレ安すぎるw
実際に観たからこそ、その判断は間違いじゃないと言えますが、やっぱり自分で確認してみないと分かりませんからねぇ。
( 2013年01月17日 04:35 [編集] )
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