2013年03月07日 14:24
モンスターハンターのおかげで「狩りゲー」というジャンルが発生し、
類似作品が色々と誕生したわけですが、どれもモンハンを超えることはできていません。
それは売上だけの話ではなく、そもそもゲームとしての質が違うのだから、
「モンハンと並び立つ土俵にすらいない」というのが正しいわけですが。
世間一般で言われている「狩りゲー」という括りがあり、
モンハンもこれに分類されるわけですが、
正確に言うならば、モンハンは狩りゲーではありません。
「狩りもできるゲーム」というのが正しいのです。
この辺りの認識の齟齬が、他の類似ゲームとモンハンとの最大の違いなのでしょう。
そもそもモンハンは、ハンターの生活をシミュレートするゲームであり、
モンスターハントはその手段の一部でしかありません。
だからこそ拠点には農園があったり、山で鉱石を掘ったりといった、
「狩りではない部分」が、大きな割合でモンハンには存在するのです。
そして、メインとなるモンスターハントの途中であっても、
のんきにキノコを探したり、ハチミツを回収したりといった、
狩りとは関係ないことができることで、自由さが広がっています。
一方で、狩りゲーと名が付く他のゲームは、まさに「狩り」がメインであり、
凶悪なモンスターといかに戦うかが主流になっています。
モンハンにある鉱石掘りのような採集作業はまさに「おまけ」でしかなく、
すべてはモンスターを狩ることに集約されています。
つまり、現在あるモンハン以外の狩りゲーこそまさに「狩りゲー」であり、
その本質はバトルゲームであるわけです。
モンハンが幅広い層に受け入れられたのは、まさにその「自由さ」にあります。
確かにモンスターを狩らないと話は進まないわけですが、
だからといって、狩り以外には何もできないのかというと、そんなことはなくて、
なんとなく鉱石を掘ってみたり、卵を運搬してみたりと、
狩り以外の楽しみ方が豊富に用意されています。
そうして、「なんとなく狩ってみようか」という感じで、
改めてモンスターと戦うことを選んでもいいわけです。
狩りもまた選択肢のひとつでしかない、ということですね。
これは戦うことが目的となっている他の狩りゲーにはない、
モンハン独自の要素であると思います。
そうして、モンハンの本質を勘違いしてモンハンを作ろうとするから、
「何かが違う」ゲームが出来上がるわけです。
ただ、そこで「モンハンを作ろうとしない」ことで独自性を出した結果、
きちんと評価を得たゲームもあります。
その代表が「ゴッドイーター」ですね。
これはまさにバトルゲームであり、アクションゲームです。
敵に打ち勝たねば先に進めず、
敵を倒すための明確なモチベーションが舞台背景として存在することで、
戦うことに意味を持たせて、ストーリー性を強めるという、
完全にモンハンとは違う方向性を提示することに成功しました。
未だにGEをモンハンのパクリなどと言う人は、
そもそもゲームとして違うことを理解するべきです。
なので、現在生み出されている狩りゲーと呼ばれる物の多くは、
実はモンハンのパクリではなく、GEのパクリと呼ぶ方が正しいでしょう。
狩りを中心にするということは、
そもそもモンハンとは違う方向を向く行為なのです。
だからこそ、モンハンに成り代わるゲームが登場することなく、
モンハンの牙城を崩すこともできていないわけです。
狩りをメインにすることは、
モンハンの一部を抽出しているだけにすぎないのですから。
まぁ、そんな本家モンハン自体も、己の本質を勘違いしつつあって、
アクション性を高めてバトルゲーム化の道を歩もうとしているわけですがー。
それと言うのも「狩りゲー」というジャンル名の影響でしょうか。
まさに「狩ることが目的」と見えてしまう名前ですからね。
GEなどはこれでいいのですが、
モンハンにはちょっと当てはまらないのではないかなと思います。
MH4はどうなるんでしょうねぇ。
何故唐突にこんなことを書き出したかというと、
最近になって急にMHP2Gをやりたいなと思ったからです。
MHP3ではダメなのかというと不思議なんですが、
MHP2Gの方が楽しかったなぁというのが正直な気持ちであり、
散々遊んだにも関わらず、またあの場所に戻りたいと思わせる魅力があるんです。
そうして、何故そう思うのかを考えているうちに、こんな記事になりました。
結果、「モンハンは狩りゲーではない」という結論に落ち着いたわけですが、
まぁ同意が得られるかは疑問ですね(苦笑
ともあれ、モンハンを心から楽しんだファンとして、
どういう見解を持っているのかを書きたかったわけです。
私はモンハンもGEも大好きですから色眼鏡なく書けたと思うのですが、
まぁ「こんな意見もあるよ」ということでひとつ。
類似作品が色々と誕生したわけですが、どれもモンハンを超えることはできていません。
それは売上だけの話ではなく、そもそもゲームとしての質が違うのだから、
「モンハンと並び立つ土俵にすらいない」というのが正しいわけですが。
世間一般で言われている「狩りゲー」という括りがあり、
モンハンもこれに分類されるわけですが、
正確に言うならば、モンハンは狩りゲーではありません。
「狩りもできるゲーム」というのが正しいのです。
この辺りの認識の齟齬が、他の類似ゲームとモンハンとの最大の違いなのでしょう。
そもそもモンハンは、ハンターの生活をシミュレートするゲームであり、
モンスターハントはその手段の一部でしかありません。
だからこそ拠点には農園があったり、山で鉱石を掘ったりといった、
「狩りではない部分」が、大きな割合でモンハンには存在するのです。
そして、メインとなるモンスターハントの途中であっても、
のんきにキノコを探したり、ハチミツを回収したりといった、
狩りとは関係ないことができることで、自由さが広がっています。
一方で、狩りゲーと名が付く他のゲームは、まさに「狩り」がメインであり、
凶悪なモンスターといかに戦うかが主流になっています。
モンハンにある鉱石掘りのような採集作業はまさに「おまけ」でしかなく、
すべてはモンスターを狩ることに集約されています。
つまり、現在あるモンハン以外の狩りゲーこそまさに「狩りゲー」であり、
その本質はバトルゲームであるわけです。
モンハンが幅広い層に受け入れられたのは、まさにその「自由さ」にあります。
確かにモンスターを狩らないと話は進まないわけですが、
だからといって、狩り以外には何もできないのかというと、そんなことはなくて、
なんとなく鉱石を掘ってみたり、卵を運搬してみたりと、
狩り以外の楽しみ方が豊富に用意されています。
そうして、「なんとなく狩ってみようか」という感じで、
改めてモンスターと戦うことを選んでもいいわけです。
狩りもまた選択肢のひとつでしかない、ということですね。
これは戦うことが目的となっている他の狩りゲーにはない、
モンハン独自の要素であると思います。
そうして、モンハンの本質を勘違いしてモンハンを作ろうとするから、
「何かが違う」ゲームが出来上がるわけです。
ただ、そこで「モンハンを作ろうとしない」ことで独自性を出した結果、
きちんと評価を得たゲームもあります。
その代表が「ゴッドイーター」ですね。
これはまさにバトルゲームであり、アクションゲームです。
敵に打ち勝たねば先に進めず、
敵を倒すための明確なモチベーションが舞台背景として存在することで、
戦うことに意味を持たせて、ストーリー性を強めるという、
完全にモンハンとは違う方向性を提示することに成功しました。
未だにGEをモンハンのパクリなどと言う人は、
そもそもゲームとして違うことを理解するべきです。
なので、現在生み出されている狩りゲーと呼ばれる物の多くは、
実はモンハンのパクリではなく、GEのパクリと呼ぶ方が正しいでしょう。
狩りを中心にするということは、
そもそもモンハンとは違う方向を向く行為なのです。
だからこそ、モンハンに成り代わるゲームが登場することなく、
モンハンの牙城を崩すこともできていないわけです。
狩りをメインにすることは、
モンハンの一部を抽出しているだけにすぎないのですから。
まぁ、そんな本家モンハン自体も、己の本質を勘違いしつつあって、
アクション性を高めてバトルゲーム化の道を歩もうとしているわけですがー。
それと言うのも「狩りゲー」というジャンル名の影響でしょうか。
まさに「狩ることが目的」と見えてしまう名前ですからね。
GEなどはこれでいいのですが、
モンハンにはちょっと当てはまらないのではないかなと思います。
MH4はどうなるんでしょうねぇ。
何故唐突にこんなことを書き出したかというと、
最近になって急にMHP2Gをやりたいなと思ったからです。
MHP3ではダメなのかというと不思議なんですが、
MHP2Gの方が楽しかったなぁというのが正直な気持ちであり、
散々遊んだにも関わらず、またあの場所に戻りたいと思わせる魅力があるんです。
そうして、何故そう思うのかを考えているうちに、こんな記事になりました。
結果、「モンハンは狩りゲーではない」という結論に落ち着いたわけですが、
まぁ同意が得られるかは疑問ですね(苦笑
ともあれ、モンハンを心から楽しんだファンとして、
どういう見解を持っているのかを書きたかったわけです。
私はモンハンもGEも大好きですから色眼鏡なく書けたと思うのですが、
まぁ「こんな意見もあるよ」ということでひとつ。
- 関連記事
-
- PSVでメモリーカードを取り扱う場合の注意
- 何故「狩りゲー」はモンハンになれないのか?
- 閃乱カグラSVについて徒然に
コメント
梟 | URL | -
モンハンをモンハン足らしめているものには、色々と親切にしすぎない辺りだとどっかで読んだ気がしますん
確かに部屋の箱の中身がゴッチャゴチャでも、少しの不便さとストレスとは違うって、なんとなく2Gまではあった気がする
3pで2Gをやった人が枝分かれしたのは、そもそもジャンルが違うと感じたからなんだろうな
「3pは3pで面白い」っていう言葉は、主に2Gをやり込んだ人の常套句ではあるけれど、違和感を誤魔化してるようで誤魔化せていないよねw
( 2013年03月08日 01:43 [編集] )
岳る | URL | -
Re:何故「狩りゲー」はモンハンになれないのか?
>梟さん
箱のシステムとかはP3の方が便利なんで歓迎なんですがー。
何が違うかというと、P3でアクション性を高める方向に行ってしまったことだと思うんですよ。それが「違和感」の正体じゃないでしょうか。
確かに色々と攻撃の選択肢が増えたのは良いんですが、その分複雑さも増したことで、「面倒くさい」と思うようになってしまったんですよね。覚える手間が増えたことで、色々な武器を使いこなす気力が奪われたと言いますか。
モンハンはそうじゃなくて、アイテムを駆使するとかの「戦う工夫」の幅を広げるべきだったんじゃないですかねー。
( 2013年03月08日 16:05 [編集] )
飯田沙々 | URL | -
Re:何故「狩りゲー」はモンハンになれないのか?
ハンティング゛アクション”だし方向性は間違ってないと3P絶賛プレイ中の私は思います。3Pも2Gも好きですよ。私は
( 2013年03月09日 19:48 [編集] )
岳る | URL | -
Re:何故「狩りゲー」はモンハンになれないのか?
>飯田沙々
ACTといっても幅があるという話。
マリオと無双は同じゲームか?という乱暴な話ではあるけれど、「狩りゲー」と「モンハン」の違いはそこだと思うんだよ。
そりゃあ私も両方面白いと思うけど、じゃあどっちが楽しかったかと言われたら迷いなく2Gを選ぶわけで。
ではその理由は何か?と言われた場合の答えがこの記事なわけです。
今の方向性で進化させても、劣化GEになるだけだよ。
( 2013年03月09日 20:32 [編集] )
コメントの投稿