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ビビッドレッド・オペレーション!

2013年03月17日 19:48

休日ということで、溜まってるアニメでも消化するかと、
「ビビッドレッド・オペレーション」を一気に見ました。
ストライク・ウィッチーズの監督作品ということで、期待されてた作品ですよね。
ところが、蓋を開けてみれば、どうも評判が芳しくない。
そのため、どうにも見る気も置きず、放置していたのでした。

でまぁ、せっかくだから見てみるかーと、適当に垂れ流してみたところ、
うん、本当に面白くなくてビックリした

こういう、SF的世界観の作品を作る場合、
世界設定はきっちりとしていた方がいいと思うのだけど、
設定そのもの云々以前に、説明不足、描写不足、無駄演出などなど、
どうにもこうにも気になる部分が多すぎて、正直見ていて辛かったです。

特に仲間が揃うまでの4話目までは、勢い(テンポ)重視なのか、
「そんなんでいいの?」という展開が目立つため、様々な違和感の方が先に立ち、
物語を純粋に楽しむことを妨げてくれるわけですよ。

特に顕著なのは、過去のトラウマから高所恐怖症になった主人公で、
トラウマにまでなっていることの割には、結構アッサリと克服してしまい、
その後はもうその設定が出てくることはありません。
味付けにもなってない設定を作る意味がわかりません。

そういう細々としたダメな部分が蓄積していくのが、
序盤のフラストレーションなんですが、
5話目からこの流れに変化が出てきます。

まず、4話までで仲間が全員揃ったことで、
本格的に敵側の描写が入るようになったこと。
流れの関係上、戦闘にシーンを多く割く必要があった序盤よりも、
日常パートの描写に余裕が出てきたことで、
キャラクターの掘り下げが見えるようになったこと。
これらの結果、物語に厚みが出た上、キャラクターの魅力も増しました。
俄然、面白くなってくるのは5話目からです。

6話目は打って変わってコメディ方向に突き抜けた内容で、
なんとなく重いテーマを匂わせた後だったこともあり、
いいタイミングで力が抜けた感じですね。
ゲラゲラ笑って見ながら、
こういう方向性が本来求められてたものなんじゃないかなーと思ったり。

で、中盤の山場である7、8話ですよ!
続き物だけに、気になる引きで終わらせた上で、燃える展開で決着させてくれます。
いやー、本当に熱かった!
序盤を耐え忍んでここまで視聴した甲斐があったというものです。

9話目は息抜き回で、続く10話目はラストに向けた急展開となります。
まぁだいたい予想できる展開ではありますが、逆に王道とも言える流れなので、
純粋に先が気になるんですよねー。

脳天気な正義の味方と、悲痛な敵側の対比もうまく機能してると思うし、
いやいや、これは面白い作品ですよ。
ただ、本当に仲間が揃うまでが微妙すぎて、
スタートダッシュに失敗したのが致命的だったかなーとは思います。
序盤でもう少し描写を丁寧にしていたら、また印象は違ったかもしれませんがー。

ぶっちゃけ、ストパンに魔法少女とEVA(もしくは「ぼくらの」)を足したような、
ごった煮感満載でオリジナリティ皆無な凡作ではありますけど、
言われてるほどつまらない作品ではないので、
気になってる人は頑張って5話まで見てみるといいと思います。
結構印象変わりますよ。

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コメント

  1. あちょぷ | URL | -

    あの淫獣は好きです

  2. 岳る | URL | -

    Re:ビビッドレッド・オペレーション!

    >あちょぷさん
    某魔法少女のアレと形も同じですからねぇ。
    6話は本当にひどかったw

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