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「強くてニューゲーム」は楽しいのか?

2013年04月08日 17:23

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』1、2巻読了。
この手のタイトルが付いたラノベは好きじゃないんだけど、
大賞を取るような作品には興味があるので、ちょっと読んでみましたよ。

率直に言えば、面白かったです。
最近よくあるバーチャルリアリティ・オンラインゲーム系ではなく、
ファンタジー世界の設定をゲーム風に落とし込んでるのが逆に新鮮。
『フォーチュン・クエスト』をよりゲーム寄りにしたような感じですね。
つまり、ゲームの中に入っちゃった「なんちゃって」ではなく、
純粋なファンタジー物なんですよ。でもどこかゲームチック。

むしろタイトルで損してるなぁという印象があります。
これだと昨今の量産ラノベに埋もれてしまいそうだし、
ついでに言うと結構タイトル詐欺ですしね。
出会い求めたの最初だけじゃん。
あと、メインヒロインが3巻まで空気とかどうにゃの?

でまぁ、今回は別にこれの感想を書こうという趣旨ではなくて、
この手のゲーム的ラノベにありがちな「強くてニューゲーム」についてです。
つまり、序盤から高レベルである、もしくは伝説的なプレイヤーである、
いきなり最強の武器を手に入れちゃった、等など。
RPGにおいて最も楽しい「成長」や「装備集め」の過程をすっ飛ばしながら、
RPGみたいな世界観を読ませるラノベが多すぎて辟易してるんですよ。

ちなみに『ダンまち』の場合は
「急成長して駆け出しがいきなり超強くなる&いきなり(未来の)最強武器ゲット」
という展開なのですが、防具が貧弱なのと、探索が少しずつ進むことから、
展開スピード的にストレスがないので悪くないです。
まぁ、急成長スキルと強武器ゲットはやや萎えなんですがー。

私のラノベ原体験が『フォーチュン・クエスト』なこともあって、
駆け出し共が雑魚相手にひいひい言いながら戦闘したり、
レベルが1個上がるだけで大騒ぎしたり、
予算の都合で装備を揃えられなかったりする、せせこましい展開が好きなんですよ。
だって、ああいう時期がRPGで一番楽しい時期じゃん。
私はドラクエ3で一番楽しいのは、
鋼の剣を買う時までだと思っているタイプのゲーマーですから、
最初から強くてなんの苦労もないRPGの何が楽しいのか理解できないんです。

だから、ラノベにおいても最初から強いと結構興醒めなんですよね。
まぁ、ある程度の強さがないと世界が広がらないのは確かなんで、
一気に色々見せようと思うなら、仕方ないことだとは思うんですがー。

そういう意味では『ログ・ホライズン』はよくできていて、
高レベルであることだけを頼りにせずに、
戦略とか策略とかで場を凌ぐ展開が多くて、本気で面白いです。
どこぞの剣術ゲームにも見習っていただきたい。

閑話休題。

要するに、私は弱い状態からチマチマと装備を揃えていくような、
せせこましいラノベが読みたいんですよ。
俺Tueeeeeeeeee!!!!な主人公は飽き飽きなんですよ。
まぁ、あくまでこれは「RPG的な」あるいは「RPGを題材とした」ラノベの話で、
超強くて超カッコいい主人公がスタイリッシュに活躍するような作品は大好物です。
「RPG」みたいな要素が垣間見えると、途端にそこが気になるだけなんです。
それが実際のTVゲームであろうと、ラノベであろうと、
「RPG」において私が楽しいと感じる根源は同じだということですね。
どこかにそんなRPG的なラノベは落ちてないものかなぁ。

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