2013年12月27日 17:47
もともと原作好きだった身としては、アニメ化の話を見た時は、
そもそも動いてるキャラの想像すらできなかったものですが、
いざ蓋を開けてみれば、それはそれは素晴らしい作品に昇華されていたのでありました。
ぶっちゃけ、原作はこんなに綺麗な物語じゃないよ(おひ
ただのドタバタギャグですよ。
アニメが乱発されてる現状では、
理想的なアニメ化がされる原作物は数えるほどしかないのだけど、
その中でも「のんのんびより」は、本当に良いアニメ化がされた奇跡のような作品でしたね。
まず、1話目の作り方が凄く上手くて印象的でした。
エピソードそのものはほぼ原作の物を流用しているのに、
時系列(漫画掲載順)を入れ替えたり、小ネタを間に入れてみたりと、
流れが不自然にならないように、うまく間を繋いでいるんですよ。
あまりにも自然すぎて、改めて漫画版を読むと、全然構成順序が違くて驚きます。
1話以外だと、文化祭のエピソードの後に夏海の部屋の片付けを持ってきた部分ですかね。
実に自然に話が繋がってて、まるで違和感がないのが見事です。
また、冒頭でも書いたように、原作は意外にアレな話があるんですが、
アニメはその辺の表現をマイルドにすることで、優しい雰囲気を常に維持していました。
分かりやすいのは、文化祭の夏海のセリフですね。
「飽きた」と言ってすべて放り投げてしまう夏海の悪いイメージがかなり緩和されてます。
細かなセリフひとつとっても、絶妙なバランスの上で作成されているんですよね。
だからこそ、最初から最後まで穏やかな気持ちで見ることができたのではないでしょうか。
どちらかといえばドタバタギャグである原作から、田舎の雰囲気をより強く押し出すことで、
全体の雰囲気を静かで優しいものに変化させているのがアニメの妙だと思います。
やはり映像と音楽の持つ力は強いのだと実感しますね。
そんな穏やかな空気の中に、原作が持つドタバタ成分をブチ込んだからこそ、
おかしさが際立ったのかもしれません。
なんか異常に笑ってた気がしますw
最たるものは、他の日常系とは明確に違うキャラクターですかね。
通常、同学年あるいは歳が離れても先輩後輩程度の関係が中心である日常系にあって、
同じ学校という括りでありながら、中三から小学一年生までが混ざった人物構成は、
この作品特有のものでした。
人間関係が狭い分、キャラ同士の距離が近くなることで、
歳の差を考えずに掛け合いができていたのも大きいですね。
やはりのんのんは、れんちょんの存在が大きいと思いますので。
基本的には原作を尊重し、変な改変はせずに、しかし表現には最大限に気を使い、
細かなセリフにも気を配り、キャラクターや世界観の雰囲気をとても大切に描いた、
端々で丁寧さが光るアニメ化でした。
やっぱり原作をリスペクトしたアニメは見ていて気持ちがいいよね。
いやマジで、こんな幸せなアニメ化は珍しいと思うんよ。
例えば、「夏目友人帳」や「ハチクロ」、「蟲師」などもそうですが、
どれも素晴らしいアニメ化がされた作品ではあるものの、
それらは元々原作が持っていたものをアニメで表現したに過ぎないのですよ。
のんのんの場合、アニメ化されたことで原作では見えなかった魅力が生み出されたという、
原作・アニメ両方にとって良い効果を生んでいるのが凄いなぁ、と。
こういうのって、珍しいんじゃないですかね。
とにかく、本当に良いアニメだっただけに、終わってしまうのが辛すぎる。
割とアニメに使わなかったエピソードが結構あるので、
2期は案外早く実現するかもしれませんが、
あまり間を置き過ぎると色々と風化してしまうので、
また来年の秋頃にでも2期やってくれないものかと、切に願うのであります。
そもそも動いてるキャラの想像すらできなかったものですが、
いざ蓋を開けてみれば、それはそれは素晴らしい作品に昇華されていたのでありました。
ぶっちゃけ、原作はこんなに綺麗な物語じゃないよ(おひ
ただのドタバタギャグですよ。
アニメが乱発されてる現状では、
理想的なアニメ化がされる原作物は数えるほどしかないのだけど、
その中でも「のんのんびより」は、本当に良いアニメ化がされた奇跡のような作品でしたね。
まず、1話目の作り方が凄く上手くて印象的でした。
エピソードそのものはほぼ原作の物を流用しているのに、
時系列(漫画掲載順)を入れ替えたり、小ネタを間に入れてみたりと、
流れが不自然にならないように、うまく間を繋いでいるんですよ。
あまりにも自然すぎて、改めて漫画版を読むと、全然構成順序が違くて驚きます。
1話以外だと、文化祭のエピソードの後に夏海の部屋の片付けを持ってきた部分ですかね。
実に自然に話が繋がってて、まるで違和感がないのが見事です。
また、冒頭でも書いたように、原作は意外にアレな話があるんですが、
アニメはその辺の表現をマイルドにすることで、優しい雰囲気を常に維持していました。
分かりやすいのは、文化祭の夏海のセリフですね。
「飽きた」と言ってすべて放り投げてしまう夏海の悪いイメージがかなり緩和されてます。
細かなセリフひとつとっても、絶妙なバランスの上で作成されているんですよね。
だからこそ、最初から最後まで穏やかな気持ちで見ることができたのではないでしょうか。
どちらかといえばドタバタギャグである原作から、田舎の雰囲気をより強く押し出すことで、
全体の雰囲気を静かで優しいものに変化させているのがアニメの妙だと思います。
やはり映像と音楽の持つ力は強いのだと実感しますね。
そんな穏やかな空気の中に、原作が持つドタバタ成分をブチ込んだからこそ、
おかしさが際立ったのかもしれません。
なんか異常に笑ってた気がしますw
最たるものは、他の日常系とは明確に違うキャラクターですかね。
通常、同学年あるいは歳が離れても先輩後輩程度の関係が中心である日常系にあって、
同じ学校という括りでありながら、中三から小学一年生までが混ざった人物構成は、
この作品特有のものでした。
人間関係が狭い分、キャラ同士の距離が近くなることで、
歳の差を考えずに掛け合いができていたのも大きいですね。
やはりのんのんは、れんちょんの存在が大きいと思いますので。
基本的には原作を尊重し、変な改変はせずに、しかし表現には最大限に気を使い、
細かなセリフにも気を配り、キャラクターや世界観の雰囲気をとても大切に描いた、
端々で丁寧さが光るアニメ化でした。
やっぱり原作をリスペクトしたアニメは見ていて気持ちがいいよね。
いやマジで、こんな幸せなアニメ化は珍しいと思うんよ。
例えば、「夏目友人帳」や「ハチクロ」、「蟲師」などもそうですが、
どれも素晴らしいアニメ化がされた作品ではあるものの、
それらは元々原作が持っていたものをアニメで表現したに過ぎないのですよ。
のんのんの場合、アニメ化されたことで原作では見えなかった魅力が生み出されたという、
原作・アニメ両方にとって良い効果を生んでいるのが凄いなぁ、と。
こういうのって、珍しいんじゃないですかね。
とにかく、本当に良いアニメだっただけに、終わってしまうのが辛すぎる。
割とアニメに使わなかったエピソードが結構あるので、
2期は案外早く実現するかもしれませんが、
あまり間を置き過ぎると色々と風化してしまうので、
また来年の秋頃にでも2期やってくれないものかと、切に願うのであります。
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コメント
あちょぷ | URL | -
原作では手足が長すぎて若干キモかった乳児れんちょんがいい感じに可愛らしくなってましたね。二期は暫く無いだろうけどOVAが出るらしいですよ
( 2013年12月28日 11:43 [編集] )
岳る | URL | -
Re:アニメ版「のんのんびより」が素敵すぎる理由
>あちょぷさん
あー、アレは確かに違和感ありましたねー。
さすがにアニメは設定がしっかりしてるからか、キャラ造形の安定感がお見事ですな。
OVAは嬉しいけど、それだけでは足りないのん…。
( 2013年12月28日 19:57 [編集] )
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