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PSV「超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1」総評

2014年03月16日 21:22

【クリア時間:31時間 個人評価:8 一般評価:8】


途中でプレイを止めてしまったゲームだったんですが、
私には珍しく、再プレイで一気にクリアまで遊んでしまいました。
アップデートで操作やビジュアル関係が劇的に改善されたおかげで、
非常に遊びやすくなったのが大きいですね。
今週にはもう2の発売も迫ってますので、いいタイミングでクリアできました。

さて、なんといってもこのゲームを評価するには「とにかくロード時間が無い」ことでしょう。
これに尽きます。

フィールドから戦闘に入るのも一瞬、フィールドから全体マップに戻るのも一瞬、
メニューを呼び出すのも実にスピーディーで、とにかく待たされるストレスが皆無。
むしろ、イベント前のごく僅かな読み込み画面が超レアです。
今どきのゲームでここまでロードに悩まされないのも珍しい。

かといって、ビジュアル面を削ってる風にも見えません。
きちんと視点は全方向を見渡せるようになってる立体マップですし、
敵の中には凝った造形の機械系モンスターなどもいます。

2014-03-16-180804.jpg

キャラ造形も素晴らしい。可愛い!

そういったシームレスな作りを活かすように、戦闘も自分でキャラを動かすタイプで、
ボタンに対応した攻撃がサクサクと出るのは、実に簡易で気持ちがいいです。
ただ、攻撃範囲を敵に合わせないといけないので、
複数の敵を同時に巻き込もうと欲張ると、照準合わせでイライラするかもしれませんが、
それは自己責任というか自業自得。
なお、戦闘は別にアクションというわけではないので、じっくり考えて動かせますよ。

とにかく無駄を徹底的に省いたゲームで、街を散策しないでいいように、
街の施設はすべてコマンド選択式、情報収集も選んで話すだけ。とにかく簡単簡素。
これを味気ないと捉えるか、面倒がなくて楽ちんと考えるかで、かなり評価が別れるかも。
私は楽でいいなぁと思います。
派手なビジュアルで圧倒する気がないなら、
実用重視でとことん効率化するのもアリだと思うのですよ。
これはひとつの究極系ですね。

2014-03-16-203209.jpg

街はこんな感じでコマンド管理されてます。
街による差が殆どないことだけが寂しいですかね。
店の品揃えやギルドのクエストなども共通なので、とにかく便利で面倒がありません。

もうひとつ、特徴的なのが「仕様書」と呼ばれるゲームに影響を与えるシステム。
敵の強さの強弱を設定したり、経験値やお金が多く貰えるようにしたりと、
いわゆる「公式チート」がゲーム内でできるようになってます。

2014-03-16-204004.jpg

ただ、いつでも全項目を弄れるわけではなく、
その仕様書のシステムを解禁するために素材が必要だったりするので、
「仕様書」そのものがやり込み用のシステムになってるわけですね。
なお、まったく「仕様書」には触らなくてもクリアできます。
あと、システムはそれぞれにオン・オフが自由に切り替え可能。

物語の面を見てみると、元々がゲーム業界をパロディ化した世界観だけに、
とにかくネタが入り乱れてます。
物語そのものには言うに及ばず、装備品の説明や、クエストの依頼内容、
モンスターのデザインに至るまで、あらゆる所にネタが仕込まれています。
中には怒られそうなギリギリのものも多々あったり…。
それらを見てるだけでもかなり楽しめます。

とにかく遊びやすくてキャラも可愛く、物語も重くなりすぎないライトさながら、
熱い展開も用意されていたりと、プレイしていて楽しいゲームになってます。

ただ、不満がないわけでもありません。
ひとつは、街で装備品を買った時に、すぐに装備できないこと。
いちいちフィールドまで戻ってメニュー画面を出さないといけないのは面倒だし、
沢山装備を買うと、何を誰に装備するつもりだったのか忘れたりもします。

もうひとつは、イベントが立ち絵での会話ばかりで見た目に寂しいこと。
特に熱い展開かつ色々なイベントが立て続けに起こる最終戦では、
セリフと効果音だけの演出が非常に勿体無いと思いました。
せめて1枚絵のイベントCGを用意するだけで、印象はかなり変わったと思うんですが、
2ではどうなってますかねぇ…。

ちなみに、立ち絵はそれなりに動きますし、口パク(リップシンク)がしっかりしてるので、
見ていて違和感はまるでありません。
この辺は作り慣れててさすがだなぁと思う反面、だからこそ、と思う部分でもあります。

戦闘バランスはやや厳し目ながら、基本的に大味なので、
装備やレベル上げを適当にしてると確実に苦戦するし、
しっかり準備しすぎると無双になる大雑把さなので、そこは好みが別れる所ですかね。
必殺技が強すぎるのもバランスブレイカーな気がしますが、
逆にあの強さがないと、雑魚が硬すぎてやってられないとか、
まぁこの辺が大味さに繋がってるんですけどね。

「仕様書」も面白いシステムなんですが、
意識的に素材を集めようとしないと殆ど機能しないので、
モンスター図鑑(落とす素材一覧)や、フィールド採取アイテム一覧などが、
ゲーム内で見れるようにして欲しかったですねぇ。
素材集めが物凄く面倒なので、そこだけはwikiのお世話になりました。
一覧がないと素材集めは本当にやる気が出ません。
※モンスター図鑑はありました。反省。

とまぁ、百点満点とは言い難い、穴もポロポロ空いてるゲームではありますが、
気楽に気持よくRPGをサクッとやりたい、という人にはいいかと思います。
女の子は可愛いし、仲間として使えるキャラもかなり多いですし。
あと、地味に着せ替え要素が楽しめるのはポイント高いと思います。
服装とヘアアクセサリで色々弄れますよ。
ちなみに、装備画面では画面をスライド操作しちゃダメです。絶対するなよ!(ダチョウ

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