二次創作は後発ほど洗練されていく

2014年08月17日 11:00

艦これの公式アンソロジーだけでも15冊くらい発売されて、
艦これジャンルも円熟した感がありますね。

初期のアンソロはまだキャラクターの肉付けも薄く、同じキャラやネタが被ることも多くて、
正直読んでて飽きてしまうものでしたが、最近に刊行されたものはバリエーションも豊富で、
読んでいて楽しい内容にレベルアップしております。

あと、よく言われるように、東方ジャンルで活躍してた作家さんの流入が多いw
公式アンソロを読んでるだけで「あ、この人東方で見たな」という人が散見されます。
東方と艦これの二足のわらじである可能性もありますが、
完全にジャンル移行していたなら、東方勢が叩く気持ちも分からんでもありません。
でもまぁ、二次創作なんてその時に好きなジャンルでやるのが普通だし、
むしろ東方が異常なだけで、
二次創作はね、誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてなきゃあダメなんだ(おひ
要するに、作家さんが好きなものを描けばいいんじゃないですかね。
ジャンルにしがみついて無理に描いても面白い作品はできませんから。

ちょっと話が逸れましたが、この「後になるほど面白い」という二次創作の現象は、
東方ジャンルでもありました。
私が東方二次にハマったのは本家の花映塚が出た頃なので、
丁度東方ジャンルが盛り上がり始めたくらいの頃だと思います。
あの当時でも結構同人誌はありましたが、やはりキャラクターが把握されていないというか、
似たようなネタ、もしくはキャラクターが安定してない作品が多かったんですね。

しかし、数が増えれば考察も進み、だいたいの「お約束」が出来上がってくると、
キャラクターの像がはっきりしてきたことで、動かしやすくなっていったように思えます。
キャラさえしっかりしていれば、動かし方の幅も広がるんですね。
キャラが把握できていないと、把握されてる既存のネタに頼ることになり、
結果としてマンネリを生む、というのがジャンル初期に見られる倦怠感の正体なのでしょう。
つまり、そこを乗り切ることができれば、俄然面白くなってくる、ということでもあります。

東方も艦これも次々に新しいキャラが参入してくるので、
初期のすでに「お約束」が出来上がってるキャラクターと絡ませるだけで、
新キャラの肉付けもすぐにできてしまうようになる、良い循環が発生するようです。
後発のキャラほど割とすぐに馴染むのはこのためでしょう。
土台作りの大切さがよく分かりますね。

そういう流れを東方ジャンルで知っていたこともあり、
艦これも例に漏れず、「今が一番面白い」状態になっているんじゃないでしょうか。
この「今」というのは「今だけ」という意味ではありませんよ?
一番新しいものが一番面白いということです。

とはいえ、初期の頃はキャラクターを把握するための手探りの結果、
後では見られないようなキャラクター性を持たされていることも多々あったりして、
そういうカオスな部分も二次創作ならではの楽しさなのかな、とも思うんですけどね。
艦これはキャラクター性が最初からしっかりと提示されているので、
東方ほどひどい改変はなさそうではありますが。

とうとうジャンル的にも最大級に成長した艦これ。
アンソロを読むほどに、どんどん面白くなっているのを実感します。
これが一過性のブームではなく、末永く続くことを祈るばかり。
少なくとも、アニメとゲームが出るまでは元気なジャンルでいてくださいね(ぉ

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コメント

  1. 飯田沙々 | URL | -

    Re:二次創作は後発ほど洗練されていく

    いいですねー。最近のはもう完全にプロの犯行とか野生の○○(プロ作家や企業名)みたいなレベルの高いのがありますからね。
    客として楽しむ分は充分過ぎますね。
    ただ、作る側の敷居はとても高そうな感じで…

    もう元ネタ知らなくてもソレ単品で一つの作品として見れる位の水準ありますからね。凄い時代だ。
    たまに、2次創作って知らないで買っちゃったりしましたよ。
    面白ければそれでよし、可愛いは正義。こうですね、わかります。
    今の仕事辞めたら、絵でも描こうかな…なんて
    その来るべき時に向けてニコ動で動画を漁る今日この頃。

  2. 岳る | URL | -

    Re:二次創作は後発ほど洗練されていく

    >飯田沙々
    売って稼ごうなんて思わない限り、二次創作は作品を作るだけでもうできる超お手軽さぞなもし。
    評価が気になると敷居が高いだろうけど、そうでないなら気楽なもんだと、実際に同人誌作ってた人間が言ってみる。

    本気でやろうと思うならニコ動を漁る前に自分の技術を磨くべきだろ。

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