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信号待ちでも気を抜くな!

2014年09月04日 17:05

通勤途中で「あ、俺死んだ」と思った。

交差点で信号待ちしてる時に、青信号になって発進した車が右折してきたんだけど、
右折角度が急すぎて(ちゃんと真ん中まで行かずに即曲がったっぽい)、
こちら側の対向車線(つまり私が止まってた場所)に猛スピードで突っ込んできたんですよ。
ボンヤリと信号見てた私は、目の前に凄い速さで迫ってくる車に直前で気付き、
どう考えても死ぬ未来しか見えませんでした。

ここで、人が死ぬ直前に見る走馬灯とか時間がコマ送りになる現象とかをリアルで体験
いやマジで。

時間にして1秒もないくらいだと思うけど、
目の前に迫った車が急ハンドルを切って曲がる様子が、
その曲がる角度や軌道に至るまで、鮮明に見えたんですよね。
その一瞬だけ。今でも脳裏に焼き付いてます。

おそらく、人間の脳というのは、命の危険を感じた瞬間、
その危地からどう脱出するべきかを全力で導き出すため、フル回転するんじゃなかろうか。
つまり、それがクロックアップと呼ばれる、自分の時間だけが加速する、
あるいは周囲が止まって見える現象の正体なんだと思うけど、
例えば飛び降り自殺なんかだと、もうどうやっても助からないわけで、
でも脳はなんとか助かろうとフル回転する結果、オーバーヒートしちゃって、
ショック死という形になって現れるんじゃないかなぁとか、なんかそんなこと考えてた。

や、無事だったからこんな呑気なこと書いてますけど、人生の中で一番ヤバイ瞬間でしたよ。
本気で死を覚悟することってそうそう無いと思う。
友人Sの車に乗ってる時に、Sが雪で滑って除雪車の前に飛び出した時でも、
「死」は感じなかったもんなぁ。
まだ「車の中」という守られた空間にいたからかもしれない。
生身を晒してるということがこんなにも心細いものだとは思いもしなかったわん。

あと、私はあまり事故に遭遇しない人だと思っていたんだけど、
なんだかんだでそれなりに事故ってて、しかも9割方は交差点で信号待ちしてる時なのよね。
つまり、ほぼ相手側の過失
こちらが交通ルールを守り、教科書通りに運転していたとしても、
他人までそうとは限らないんですよ。
走ってないのに(信号待ちしてるんだからね)事故るのが世の中なんですよ。
どうやって防げというのか。

「自分は大丈夫だよ」と甘く見てても、確かに「自分は」大丈夫かもしれませんが、
自分以外の他人は大丈夫じゃない、ということを意識しなければなりません。
いくら自分が気をつけてても、世の中突然刃物を持ったキチピーが襲ってくるかもしれんのです。
それはある日突然、予想もしないタイミングで自分に降りかかってきます。俺クオリティ。
今日の出来事で、私はそれを痛感しました。

だからといって何ができるわけでもないんですけどね。
保険に入るくらいしかできないし、それは多分、受け取るの別の人なんで、
本当の意味での備えにはならんのがなんとも。

みなさんも気をつけて生きていってくださいね。
「俺、クロックアップ体験したい!」とかバカなことを考えちゃダメですよ?
それ見えたら死にますからね。マジで。

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コメント

  1. 飯田沙々 | URL | -

    Re:信号待ちでも気を抜くな!

    それは大変な目に遭ったね。
    でも、無事で何より。

    なかなか波乱に満ちた人生歩んでますな。
    私も過去に二回ほど車に轢かれたことがありますが、走馬灯は見えなかったです。

  2. 岳る | URL | -

    Re:信号待ちでも気を抜くな!

    >飯田沙々
    轢かれたってのも相当だが、程度によるんじゃないだろうか。あと、ちゃんと自分の意識の内で「危険」を認識してたかどうか。
    つまり、「あ、これは死ぬな」と脳が判断した瞬間にしか体験できないことなんじゃないかと。
    まぁ、体験しないにこしたことはない。マジで死んだと思ったよ…。

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