何故こんなことになってしまったのだろう

2014年09月07日 20:44

ハイキューは本気でヤバいですね…今世紀最高傑作アニメ(暫定)の称号を献上したい。
それくらいハズレ回が存在しない…どころか、ほぼすべて神回と呼んでいいレベル。
基本、スポーツアニメは総じて面白いのだけど、それでも波はあるんですよ。
ハイキューはそれが全然なくて、確実に毎話が抜群に面白くて興奮する。
思わず手を握りしめてアニメ見てるなんて、いつ以来かしら。原作買っちゃおうかなあ。

そんな前置きとは関係なく、今回はゲームハードに関するお話。
昨日…一昨日? とにかく、PS4に続く次世代機、XBOXOneが発売されました。
が、あまりにも宣伝がなさすぎて、業界人ですら発売日を知らなかったという、驚きの状況です。
発売日に店頭で待ち構えて買った人は、コアゲーマー中のコアゲーマーです。
いやマジで、ハード関係なく欠かさずゲーム情報チェックしてる私でもよく分かってなかったもの。
何でこんなにやる気がないんだMS。や、理由はわかりますけどね。

さて、昨日、本屋でなんとなく見つけた「ゲーム・レジスタンス」という本を読んでいて、
ゲームの趣味嗜好が私に似た人だなぁと思いながら眺めてたんですが、
昔のゲームのレビューなんぞを見ながら、違和感を覚えました。
昔って、ハードがそれぞれ尊重されてたよなー、と。

今はマルチ展開が主流で、ハードはあまり関係なく好きなゲームが遊べる時代ですけど、
昔はそれこそハード専用ソフトだらけで、
そのハードが無ければ遊べないゲームしかなかったのです。
でも、だからといって、他ハードを貶めるようなことはなかったと思うんですよね。

SFCにはSFCの、メガドライブはメガドラの、PCエンジンはそれ専用の、
それぞれのハードの持ち味を活かしたゲームが発売されていて、
だからこそ「あっちで出せばいいのに」などということは考えもしなかった気がします。
だって、「そのハードだから」実現できたゲームばかりだったから、
移植に無理があったのは誰もが理解していたんですよ。
エメラルドドラゴンやときメモがSFCに移植されたのがむしろ例外(そして案の定…)。

例えば、もしFF7がサターンで発売されたとしても、
おそらくそれは今のFF7とは違うものになっていたことでしょう。
何故なら、FF7はハードでできることを考えた結果としてPSを選んだわけであって、
決してソニーの味方だったわけではないからです。
つまり、より良いソフト作りのために、ハードが選ばれていたわけです。
だからこそユーザーも、より良いゲームになるなら仕方ないと、
納得することができたんじゃないかと、私は思うのです。

ところが、いつの頃からか、ハードの性能に差が見えなくなり、ハードの特色も薄まって、
「どれに出しても同じだ」という空気が生まれてきました。
そんな中で、ひとり反逆児がいたわけです。

任天堂です。

任天堂は、64やGCの高性能路線ではもう勝てないことを知り、別の路線に転向しました。
すなわち、WiiやDSのギミック路線です。
性能を抑える代わりに独自デバイスを用意することで、
停滞しつつあったゲーム業界に違う方向からアプローチを仕掛け、結果として成功させました。

しかし、ここで落とし穴が生まれたのです。

ギミック重視な上、他ハードに比べると性能で一歩劣るため、
マルチ展開がし難いという問題です。
ただ、昔のハード事情を考えれば、独占ソフトの存在は当たり前だったわけですから、
任天堂を責めるのはお門違いでしょう。

では、今のゲハなどと呼ばれる不毛なハード争いは、どこから生まれたのかというと、
商品としての質ではなく、単純な売上だけを至上とし、ハード選択を放棄したメーカーが原因です。
まぁ、ゲームメーカーといえど営利企業ですから、売上を考えるのは分かります。
それに、どんどん高騰する開発費の問題もありました。

それでも、ユーザーにしてみればそんなことは関係なくて、
ただ「より良いゲーム」を遊びたかっただけなんです。
そこにメーカーとユーザーの意識の乖離があったのは確実です。

私はFC→SFCという流れでゲーム人生を送っていましたが、
当時は特にPCエンジンに憧れていました。
ゲームでアニメが見れるとかすげぇー!と素直に感嘆していたものです。
でもまだ子供だったから、買えなかったんですよね。
だからといって、PCエンジンを憎むようなことはありませんでした。
それは「PCンジンだからできるゲーム」だと理解していたからこそ、
「何でSFCで出さないんだ!」などというアホみたいな思考にはならなかったと言えます。
ハードの特性や方向性を尊重し、受け入れることは当然だと思っていたのです。

しかし、ここでWiiやDSの問題が出てきました。
かつて、いや今もなお続くことですが、WiiやDS専用で発売されたソフトは、
果たしてそのハードでしか遊べないゲームだったのか?
ハードの特性を活かし、そのハードだからこそ生きるゲームだったのか?

答えはNOです。

しっかりとハードの特性を理解し、ゲームの相性を考えた上で発売されたゲームは、
数えるほどしかありません。
むしろ、無理にそのハードで出したことで、大いに劣化したソフトのなんと多いことか!
これが今の日本のメーカー衰退の一因であるのは言うまでもありません。
メーカーはソフトを省みることなく、ただ売上だけに邁進し、
ゲームの質を上げることよりも、無難に売り切ることに逃げるようになったのです。

本来、そうした後ろ向きな方向性に対しては、メーカーに抗議をするべきですが、
何故か矛先はハードメーカー、すなわち任天堂に向いてしまいました。
売上重視のメーカーが増える中、当然、売れてるハードにゲームが出るのは当然の流れ。
ですが、ゲームの質に関しては当然ではありませんでした。
必然的に「そのハードに合ったレベルまで落とす」方向になり、
ユーザーの視点から見ても「もっとよくなる余地があっただろう」というゲームが増えました。
それはイコール、低性能ハードを出した任天堂が悪いという風潮になっていったわけです。
本来であれば、WiiやDSのハードととしての特性を生かしきれなかったメーカーが悪いのに、です。
それがゲハという悪しき風習の苗床ではないか、というのが私の見解ですがどうか?

本来であれば、ハードメーカーを責めるのはお門違いです。
まぁ、人気ソフトをわざわざ独占にするようなことは弾劾してもいいと思いますが、
それはおいておいて、真に罪深いのはソフトメーカーであるはずです。
どのハードが悪いなどとのたまう前に、何故そのハードを選んだのか、
本当にそれがソフトのクオリティに対して最善だと信じているのか、
それをソフトメーカーに問うのが先なはず。
それが何故ハードメーカーに矛先が向いてしまうのか、本当に不思議で仕方ありません。

プレステとサターンが拮抗していた頃、どちらが勝つかはお祭りみたいなものでした。
片方で有力ソフトが発表されたら悔しがり、でもこっちにはこれがあるぜと強がって、
それでも仲良く喧嘩していたような気がします。
今はどうしてこうなってしまったのか。
いちゲーム好きとして、悲しいやら情けないやら、複雑な気持ちでいっぱいです。

結論:全部ソフトメーカーが悪い。主にスクエニとバンナム。

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コメント

  1. 通りすがりで失礼します | URL | -

    全てのメーカーが全力でWiiやDSに突っ込んだわけでもなく、
    出しても外伝や他シリーズだけって所も多かったんですけどね
    任天堂は都合のいい「叩いてもいい」扱いを受けているような気がします

    ゲハでもPS1、2任天堂箱○セガPCのタイトルで盛り上がることがあるんですよ
    煽りスレが乗っ取られてファン雑談スレになることもある
    それに参加できない人達が隔離所を出て外に迷惑をかけているのが現実だと思っています

  2. 岳る | URL | -

    Re:何故こんなことになってしまったのだろう

    >通りすがりで失礼しますさん
    全てのメーカーが全凸してたらPSPは死んでましたし、PS3も復活しなかったわけで、そういう「ソフトとハードの相性」をきちんと考慮したメーカーもあったのは確かですね。
    とはいえ、「戻ってきた」メーカーは、モンハンでPSPもいけると判断した後なのを考えると、大手の弱気さには苛立ちが募ります。お前らが牽引しなくてどうすんだ、と。
    任天堂は体の良いスケープゴートですね。

    本来、ゲハとは別に悪い意味ではなくて、通りすがりさんの言う通りのものなはずですが、世の中は負の感情ほど声が大きくなるもので、また、自然とそれらに影響を受けてしまうように思います。

    なんでもいいからキチンと面白いゲームを作って欲しい、それだけのことなんですけどね。

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