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艦これとデレマス、どうして差がついたのか

2015年02月01日 09:28

『剣の街の異邦人』プレイ中デース。
もう30時間超えそうなのに、全然終わる気配がないヨー。
というか、転職が面白すぎて、先に進められない。
次は完璧な転職計画を立てて、新しいキャラを作りたい(ぇー

さて、今季は色々とアニメを見ていて、しかも面白いものが多いのでホクホクなんですが、
話題作という点において、『艦これ』と『アイマス・シンデレラガールズ』の間に、
大きすぎるクオリティの差が生まれてしまってる現状がなんともはや…。

まずは『艦これ』についてー。
基本、作画はしっかりしていて非常に安定しており、そういう意味では安心して見れるのですが、
全体的な整合性がとれてないというか、何を見せたいのか軸が定まってない不安定さが、
内容の乖離感を強めているように思えます。
日常系をやりたいのか、ガチな艦隊戦を見せたいのか、ギャグなのかシリアスなのか…。
そういう諸々を全部内包しながら作品として成立している名作もありますが、
少なくとも『艦これ』では失敗してますねぇ。
あれもこれもと欲張りすぎたのと、ファンサービスを優先しすぎたのが裏目ってるのかしら。
少なくとも、4話目は3話の内容を踏まえたら、ギャグを入れる必要はなかったよね。
金剛四姉妹の魅力を描く方向性が残念すぎたというか…どうしてこうなった。

対して、『デレマス』は、そもそもに前作にあたるアニメもあり、
なおかつ、その前作のデキも非常によかった上で更に反省点を踏まえた作り方がされていて、
構成の安定感・安心感が抜群なんですよね。
原作ゲームを知らなくても非常に楽しめている時点で、アニメ単体でのデキの良さが分かります。
特に4話目は、前作の1話目の話の再構成みたいな内容になっているのも考えられてます。

というのも、まず「物語」として視聴者の興味を惹くことに1~3話は注力しており、
大量の登場人物も無理なく出しつつ、随所にファンサービスを配置する気配りで、
とにかく「物語」を停滞させないように注意が払われているように感じました。
で、最近の視聴者傾向である「3話」で、とびっきりの舞台を用意することで、
先への期待を増すとともに、作品としての安心感を与えることにも成功してます。

そうやって作品の「軸」を固定したところで、改めて主要人物の紹介を4話目でやることで、
多すぎるキャラクターの個性と魅力を、紹介しながら引き出すことにも成功してます。
特に、単なるウザキャラだったみくの素顔や、ファッションロッカーであることが判明した李衣菜は、
岳る内の好感度がメッチャ上がりましたw
何この子たち可愛いんですけど(*´ω`*)

あと、アイドルたちのPV見て、無表情なプロデューサーがちょっと笑ったのに驚きましたw
このプロデューサーの使い方も本当に巧みですよねー。
3話目のさりげないフォローとか神がかってた。空気なのに敏腕描写とか凄すぎ。
アイドルだけじゃなくて、プロデューサーも含めた「キャラクター」の大寧な描写が、
見ていて安心できるポイントなのかもしれません。

ぶつ切りでとにかくキャラクターを出しまくるだけで、
使い捨てのようにネタだけ披露させている『艦これ』と比べると、
作り方の丁寧さのレベルが段違いなんですよねぇ。
多数のキャラクターの扱い方が『デレマス』は上手い。
『艦これ』はまず、その分かりにくい世界観をしっかり描くべきだったのかもしれませんね。
完全に「知ってる人」だけに向けて作られてるもんなぁ。

まぁ、そもそも作品としての歴史の長さの違いもあるし、
アニメの使い方も『デレマス(アイマス)』は蓄積があるから、そもそも比べるだけ無粋とはいえ、
ちょっと明暗がはっきり分かれたなぁと感じてしまったので、
どこに違いがあるのか考えてみたかったのでした。

いやホント、『デレマス』すごくいいです。
こっちに手を出すと怖いから、あえて線を引いてたんだけど、BD買っちゃおうかなあ…。

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