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『SHIROBAKO』を見ると、アニメを見る目が変わる

2015年02月10日 22:31

なんだか最近、ひたすらアニメを見てる気がする。
他にやること一杯あるんだけど、無意識の内に逃避してるんだろうか…。

そんな今回のダラダラ視聴アニメは『SHIROBAKO』。
「エンゼル体操」が凄く頭に残っちゃって、気になったから見始めたのです。



前季からの続きで2クール目なんだけど、あまりに面白くて、
昨日だけで1クール目は全部見てしまいますた。
おかげで今日は睡眠時間がヤバかった…。
今日も今日で、帰ったら早速続き見ちゃって、
超眠かったのに気が付けば放映分に追いついていたのよさ。
いやー、これ本当に面白いから、友人たちと改めて一緒に見たいなー。

最近多い「ハウツーもの」と呼ばれる、特定の業界や業種を題材にした作品で、
『SHIROBAKO』はズバリ、アニメ業界をアニメでやってるわけですが、
こういう実写ドラマでやりそうな題材をアニメでやるだけでも珍しいので、
バトルやらマッタリ日常ものに食傷気味な隙間にスルリと入った感じですね。
もちろん、内容も面白いから話題になってるんだと思いますけど。

アニメ業界を題材にするってことは、裏の部分も出てくるわけで、
まぁ本当にヤバい所はオブラートに隠してるんだと思いますけど、それでも面白いですよねー。
「何かを作る」ということは、制作するのも勿論ですが、見てるだけでも楽しいもんです。

1クール目は割とドタバタで、とにかく「制作現場の大変さ」が前面に出てた感じでしたが、
2クール目になったら、今度はかなり丁寧にアニメの作業工程の説明が入って、
一気に理解が深まる感じ。
これは大まかにでも用語やらを1クール目で見せておいたからこそ、
頭に入ってきやすいのかなと思います。作り方が上手い。

で、制作の大変さはともかく、何が重要かというと、アニメ制作におけるスタンスというか、
制作側がどう考えてアニメ作りに取り組んでいるかが描かれているため、
他のアニメを見る時に、そういう制作側の顔が見えてくる気がするんですよね。
『SHIROBAKO』は凄くクリーンな制作風景だと思われるので、
すべての会社がこうだとは思いませんけど、ここまで愛を持って作って貰えたら、
原作者は冥利に尽きるんじゃないですかね。
世の中、原作者に何も知らせず全部やっちゃう場合もあるみたいですから。

特に興味深かったのは、やはり声優オーディションの話ですね。
これ、かなりギリギリな内容ですよねw
これ見た後だと、いわゆる人気声優(ゴリ押し声優とも言う)ばかり出てくるアニメは、
監督が押しの弱い人で、スポンサーの意向に逆らえなかったのかな、
とか考えてしまいそうです。
まぁ、そこまでキャラと声優が合ってない作品って、そうそう見ませんけども。
むしろこういうの(話題性重視でタレント起用とか)はゲームに多い気がしますね。

あと、よく疑問に思っていた、原作とアニメで全然キャラデザが違う理由も分かりました。
いや、キャラデザやる人って尊敬しますよマジで。
特徴的すぎる絵を描く人もいますけど、
多くは原作絵と自分のクセと周囲との兼ね合いやら何やらで、
相当苦労してるんだろうなぁと思います。
最近だと『艦これ』ですかね。あれはキャラデザの人はいい仕事してました。
問題があるとすれば、あれは脚本なのか監督なのか原作サイドなのか…。
というか、『SHIROBAKO』が真実なら、全員揃って戦犯になるわけですがー。
話し合いをしてないはずがないもんなぁ。

ともあれ、普通にこれ自体が作品として面白いので、今後も視聴継続決定ですね。
ああ、また見るアニメが増えた…。
これは喜ぶところなのか、どうなのか。
ま、いいか。面白い作品は何本見ても損はしませんからね!

しかし、リアルでエンゼル体操やろうとすると、逆に身体壊しそうで怖いですわ…。

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