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アルペジオ祭り

2015年05月31日 22:16

あー、漫画もアニメも堪能したわー。どっちもすげー面白かったです!
てなわけで、『蒼き鋼のアルペジオ』で今週の土日は終了でっす。マジかー。

しかしアニメは、ここまで原型を留めない改変っぷりも潔いというか、
完全に2期を捨てた構成だったんですねぇ。つーか、アメリカ着いちゃってるし。
岸誠二という監督は、とにかく原作に忠実にアニメ化する人という印象があったので、
こういうアニメも作れたんだなあと変な感心してました。
それにしても、1クールでよくまとめたもんですよ。

正直、序盤の駆け足ぶりとか、私が『アルペジオ』で面白さを感じた部分がほぼオミットされてて、
おいおいコレ大丈夫なのか?と別な意味でハラハラしながら見てたわけですがー。
放映当時の反響って知らないんですけど、原作組からは相当叩かれたんじゃないですかねぇ。
白鯨関連が完全に無かったことになってるし、政治的側面も9割方削られてて、
『アルペジオ』を『アルペジオ』たらしめていた要素が尽くなくなってるんですもの。

特にガッカリしたのは、刑部博士にまつわるエピソードで、
あの「命」に関する独白が私の中で大きく印象に残っていただけに、
単なる家族愛的なものに改変されていたのは本当に残念でした。
安っぽくなっちゃったなぁ、という意味で。

イオナが助けに来る展開も強引だったしねぇ。
ハルナがあそこで暴走するのも重要な展開だったのになかったことになって、
感動ポイントだった蒔絵と心を通じ合わせる場面も駆け足になっちゃって、なんとも。
一応、本来は入れようがない展開で、あの場面だけは入れた力技には敬意を表したいですがー。

でまぁ、どんどん取り返しのつかない改変になっていったことで、
逆に先が分からない展開になったこともあり、割り切った辺りから面白くなってきました。
具体的には9話目辺りから急激に面白くなったわけですが、
随分とドラマティック&ロマンチックな物語になったものですね。好きですけど。

特にコンゴウさんは本当に可哀想で、
こんなに可哀想なボスキャラもなかなか見ないぞと思いつつ、
どんどんコンゴウさん萌えを募らせていった次第ですw
漫画ではタカオの可愛さが際立ってましたが、アニメではコンゴウさんが超グッド。
巨大な剣を振り回す中二臭さもたまりません。
あと、ゆかなって低音演技も上手くてビックリですよ。
なんか甲高い声のキャライメージしかなかったので。声優さんすげぇ。

声優さんといえば、マヤってどこかで聴いた声だなぁと思ったら、
『閃乱カグラ』の両奈でした。あの独特な「きゃう~ん☆」みたいな喋りがねw
そのまんまじゃねーかw
でも意外にマヤがコンゴウさんの心の支えになっててビックリでしたよ。
それだけにあの展開は…(ノД`)

とまぁ、原作の原型をほぼ留めてない部分をどう評価するかによりそうですが、
とにかく分かり難い原作を、ここまで単純化したのは、
アニメにするにあたっては正解だったかな、と。
政治的問題をほぼ削ったのもそうだけど、艦船の変形とかどうなってるのか、
漫画だとイマイチよく分からなかった部分が、映像化のおかげで物凄くわかりやすくて、
そこは文句なしに評価できる点だと思います。

物語上での変更点を個人的に例えるなら、昔のラノベを今風のラノベにした感じ?w
伝わる? このフィーリング。

しかし、3Dアニメもここまで進化したかと驚きですね。
『シドニア』でその凄さは知ってましたが、『アルペジオ』の方が自然と「アニメ」になってる感じ。
作画崩壊の心配もないし、安心して見られるのも良い点ですね。

漫画とアニメで別の作品として楽しめるなら、どちらも成功…という言い方も変ですが、
両方楽しめる良作だと思います。
アニメはほぼ完全に完結してるので、漫画の気になる引きにヤキモキしてる人は、
アニメ見て溜飲を下げるのもアリかと思います。
つーか、11巻はよはよ! 漫画は今まさにコンゴウ戦のまっただ中ですよー! うおー!

ちなみに、漫画版は「コンゴウ」ですけど、アニメ版では「コンゴウさん」と呼びたい謎w
アニメ版のコンゴウさんは本当に萌えキャラでしたよー。はふぅ。

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