2015年09月23日 10:56
【個人評価:9点 一般評価:8点】
※クリア時間は不明。チャレンジ全制覇だけなら5~8時間程度かと。
麻雀漫画『咲-saki-』をゲーム化した麻雀ゲームです。
アニメ版『咲-saki-全国編』をベースにしながら、使えるキャラクターは全61人(多分)!
長野県予選校を始め、阿知賀編の高校も網羅した上で、
ゲスト的に印象の強いサブキャラも使えたりします。
具体的には、マホ、小走やえ、荒川憩、佐々野いちご、南浦数絵がエントリー。
さらに能力違いの既存キャラもいるっぽい。「冷たい透華」だけ確認しました。
メインのモードは「チャレンジ」で、指定された対戦相手に対して、指定されたキャラを使い、
指定された条件で勝利することで達成となるチャレンジ問題が30問あります。
各チャレンジには対戦キャラに応じたミニストーリーが付属しており、
フルボイス&新規CGを楽しむことができます。
「チャレンジ」以外では、個人戦と団体戦を、自分の好きな組み合わせで戦える「フリー対局」、
アドホックでの通信対戦ができる「通信対局」の2種類があります。
この内、「通信対局」では、「通信限定チャレンジ」が存在し、
限界突破した既存キャラとバトルすることが可能です。
「満月衣」や「靴下を脱いだ咲」などですね。
安心して欲しいのは、「通信限定」とは言うものの、
通信チャレンジは1人プレイでも遊べます。
上記のプレイモードで麻雀をすると、勝敗に関係なく使用したキャラには「育成ポイント」が、
勝利した場合は「コイン」も貰えます。
「育成ポイント」は文字通り、キャラクターの育成に使用できるもので、
ツモや配牌をよくしたり、能力を強化したり、色々とキャラ強化に使えます。
育成したキャラは「チャレンジ」にも反映されるっぽいので、
どうしても勝てない場合は、キャラを育成してから再挑戦してみるといいですよ。
「コイン」はゲーム内ショップでカードを買うために使います。
カードには「キャラクター」「背景」「イベントCG」などがあり、
「キャラクター」のカードを手に入れることで、そのキャラをゲームで使えるようになります。
また、衣装違いのキャラを使うためには、やはりそのカードが必要です。
イベントCG等は、ゲーム中で見て収集するのではなく、このカード収集で集めます。
なお、狙ってカードを買うこともできますが、シングル買いは非常に高いので、
ランダム買いがメインになるかと思います。
一応、コインさえあれば狙って買えるのと、キャラを追加するだけなら安く買えるので、
それほどストレスにはならないでしょう。ちなみに課金要素はありません。
地味に目玉のシステムは、ゲーム内BGMを自由に変更できること。
これはPSVのメモリーカード内に保存してあるMP3データから読み込むことができるので、
文字通り「自由に」BGMを選べます。
そしておそらく、この機能のせいで、ゲーム起動不可バグが発生したと思われます…。
素晴らしいシステムだけに、惜しい。
麻雀ゲームとして必要な機能は一通り揃っています。
細かいルールの設定変更に加えて、育成データの反映や能力使用の有無も決められます。
イカサマ麻雀が嫌いな人は、ここを弄れば問題解決ですよ。
麻雀部分のデキも非常に遊びやすいものとなっています。
個人的にありがたかったのは、テンパイ時に和了牌の残り数が表示されることですね。
いちいち捨て牌を調べる必要がなくて、ちょー楽ちんだよー。
また、手牌にカーソルを合わせると、それがどれだけ捨て牌になっているのか、
色分けされて分かりやすく表示されるのもいいですね。
この辺、余計なお世話だと思ったら、ガイド機能をオフにもできますよ。
読み込みのストレスもないし、サクサク進むので非常に楽しく遊べる優等生ですが、
不満点も幾つかあります。
まず、ストーリーモードがないこと。
チャレンジでミニストーリーを見れるとはいえ、番外編の集合体のようなものなので、
キャラクターとして大会を勝ち抜いていくモードがあってもよかったなあと思います。
「チャレンジ」が終わってしまうと、あとは自己満足の世界になっちゃうので。
ストイックに麻雀がしたいだけなら、それで十分かもしれませんが。
2つ目は、ネット対戦がないこと。
ネット上でのランキング戦ができるだけで、かなり盛り上がると思うんですが、
アドホックのみというのは残念ですね。
3つ目は、麻雀を知らない人に対するフォローがまるでないこと。
キャラゲーであることを考えれば、
「麻雀はよく分からないけど『咲』は好き」という購買者も多数いるかと思います。
そういうユーザーのためのチュートリアルか、せめてヘルプくらいは用意して欲しかったですね。
4つ目は、麻雀部分にて、カットイン演出の使い方がイマイチなこと。
カットイン後は手動で送らないと、自動送りが遅いので、微妙にテンポが悪いです。
PSP版のような変なロード時間がないだけに、勿体無いですね。
もしかしたら、スクショを撮る人向けに配慮したのかもしれませんが、
それならそれでオプションで選べるようにして欲しかったなあ。
対局終了後もボタン押さないと進まなくてちょいイラ。
5つ目は、せっかくPSVで出したのだから、タッチ操作に対応してもよかったのでは?
カーソルで牌を選ぶのが地味に面倒に感じるのは、ゲーセンの麻雀ゲーに慣れてるからかしら。
キャラゲーとしては、ゲーム部分のデキは親切で遊びやすく、
それでいてキャラクター数も多いので、大満足のデキです。
育成やカード収集というやり込み要素もあるので、長く遊べる良作だと思いますが、
あと1歩配慮が足りない部分も目立つのが惜しいですね。
しかし、麻雀をこれから学ぼうという人には、良い教材になると思うし、
麻雀を知っているなら、麻雀ツールとしても優秀です。
能力麻雀はこれはこれで、通常の打ち方では活きないことが多いので、
特殊な打ち筋が必要になるのが意外に新鮮で楽しいですよ。
少なくとも、『咲』が好きなら買って損なし!
麻雀って楽しいよね!
※クリア時間は不明。チャレンジ全制覇だけなら5~8時間程度かと。
麻雀漫画『咲-saki-』をゲーム化した麻雀ゲームです。
アニメ版『咲-saki-全国編』をベースにしながら、使えるキャラクターは全61人(多分)!
長野県予選校を始め、阿知賀編の高校も網羅した上で、
ゲスト的に印象の強いサブキャラも使えたりします。
具体的には、マホ、小走やえ、荒川憩、佐々野いちご、南浦数絵がエントリー。
さらに能力違いの既存キャラもいるっぽい。「冷たい透華」だけ確認しました。
メインのモードは「チャレンジ」で、指定された対戦相手に対して、指定されたキャラを使い、
指定された条件で勝利することで達成となるチャレンジ問題が30問あります。
各チャレンジには対戦キャラに応じたミニストーリーが付属しており、
フルボイス&新規CGを楽しむことができます。
「チャレンジ」以外では、個人戦と団体戦を、自分の好きな組み合わせで戦える「フリー対局」、
アドホックでの通信対戦ができる「通信対局」の2種類があります。
この内、「通信対局」では、「通信限定チャレンジ」が存在し、
限界突破した既存キャラとバトルすることが可能です。
「満月衣」や「靴下を脱いだ咲」などですね。
安心して欲しいのは、「通信限定」とは言うものの、
通信チャレンジは1人プレイでも遊べます。
上記のプレイモードで麻雀をすると、勝敗に関係なく使用したキャラには「育成ポイント」が、
勝利した場合は「コイン」も貰えます。
「育成ポイント」は文字通り、キャラクターの育成に使用できるもので、
ツモや配牌をよくしたり、能力を強化したり、色々とキャラ強化に使えます。
育成したキャラは「チャレンジ」にも反映されるっぽいので、
どうしても勝てない場合は、キャラを育成してから再挑戦してみるといいですよ。
「コイン」はゲーム内ショップでカードを買うために使います。
カードには「キャラクター」「背景」「イベントCG」などがあり、
「キャラクター」のカードを手に入れることで、そのキャラをゲームで使えるようになります。
また、衣装違いのキャラを使うためには、やはりそのカードが必要です。
イベントCG等は、ゲーム中で見て収集するのではなく、このカード収集で集めます。
なお、狙ってカードを買うこともできますが、シングル買いは非常に高いので、
ランダム買いがメインになるかと思います。
一応、コインさえあれば狙って買えるのと、キャラを追加するだけなら安く買えるので、
それほどストレスにはならないでしょう。ちなみに課金要素はありません。
地味に目玉のシステムは、ゲーム内BGMを自由に変更できること。
これはPSVのメモリーカード内に保存してあるMP3データから読み込むことができるので、
文字通り「自由に」BGMを選べます。
そしておそらく、この機能のせいで、ゲーム起動不可バグが発生したと思われます…。
素晴らしいシステムだけに、惜しい。
麻雀ゲームとして必要な機能は一通り揃っています。
細かいルールの設定変更に加えて、育成データの反映や能力使用の有無も決められます。
イカサマ麻雀が嫌いな人は、ここを弄れば問題解決ですよ。
麻雀部分のデキも非常に遊びやすいものとなっています。
個人的にありがたかったのは、テンパイ時に和了牌の残り数が表示されることですね。
いちいち捨て牌を調べる必要がなくて、ちょー楽ちんだよー。
また、手牌にカーソルを合わせると、それがどれだけ捨て牌になっているのか、
色分けされて分かりやすく表示されるのもいいですね。
この辺、余計なお世話だと思ったら、ガイド機能をオフにもできますよ。
読み込みのストレスもないし、サクサク進むので非常に楽しく遊べる優等生ですが、
不満点も幾つかあります。
まず、ストーリーモードがないこと。
チャレンジでミニストーリーを見れるとはいえ、番外編の集合体のようなものなので、
キャラクターとして大会を勝ち抜いていくモードがあってもよかったなあと思います。
「チャレンジ」が終わってしまうと、あとは自己満足の世界になっちゃうので。
ストイックに麻雀がしたいだけなら、それで十分かもしれませんが。
2つ目は、ネット対戦がないこと。
ネット上でのランキング戦ができるだけで、かなり盛り上がると思うんですが、
アドホックのみというのは残念ですね。
3つ目は、麻雀を知らない人に対するフォローがまるでないこと。
キャラゲーであることを考えれば、
「麻雀はよく分からないけど『咲』は好き」という購買者も多数いるかと思います。
そういうユーザーのためのチュートリアルか、せめてヘルプくらいは用意して欲しかったですね。
4つ目は、麻雀部分にて、カットイン演出の使い方がイマイチなこと。
カットイン後は手動で送らないと、自動送りが遅いので、微妙にテンポが悪いです。
PSP版のような変なロード時間がないだけに、勿体無いですね。
もしかしたら、スクショを撮る人向けに配慮したのかもしれませんが、
それならそれでオプションで選べるようにして欲しかったなあ。
対局終了後もボタン押さないと進まなくてちょいイラ。
5つ目は、せっかくPSVで出したのだから、タッチ操作に対応してもよかったのでは?
カーソルで牌を選ぶのが地味に面倒に感じるのは、ゲーセンの麻雀ゲーに慣れてるからかしら。
キャラゲーとしては、ゲーム部分のデキは親切で遊びやすく、
それでいてキャラクター数も多いので、大満足のデキです。
育成やカード収集というやり込み要素もあるので、長く遊べる良作だと思いますが、
あと1歩配慮が足りない部分も目立つのが惜しいですね。
しかし、麻雀をこれから学ぼうという人には、良い教材になると思うし、
麻雀を知っているなら、麻雀ツールとしても優秀です。
能力麻雀はこれはこれで、通常の打ち方では活きないことが多いので、
特殊な打ち筋が必要になるのが意外に新鮮で楽しいですよ。
少なくとも、『咲』が好きなら買って損なし!
麻雀って楽しいよね!
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