2016年05月02日 09:00
TRPG業界に何があったのか、最近はめっきりとリプレイの発売数が減ってしまい、寂しい限りです。
前は月に最低3冊は出てたのに、最近は1冊出ればいい方という体たらくですよ…。
これ、グランクレストの失敗が響いてる気がしてなりませんねぇ。
大々的に取り上げた割には、そんなに盛り上がってないものな。
リプレイは面白いものばかりだし、ルール的にも個人戦闘から戦争ルールまで対応してるし、
公式ノベルは水野良だしで、地盤は盤石なんですが…ヒットを生むのは難しいですねぇ。
今は純粋なハイ・ファンタジーは受けないってことなんだろうか。
そんなTRPG不遇の時代にあってもルールブックの新作はコンスタントに出てる不思議。
応援の意味も込めて『ダイス・オブ・ザ・デッド』というゾンビ物ルールブックを買ってみたので、
そのうちこれを使って遊んでみたいですね。
ルールを見る限り、TRPGというよりは、ボードゲーム感覚で遊べるっぽいので、新鮮なのでは?
キャラがすぐにロストするっぽいので、それを許容できるかが鍵ですねぇ。
そういう状況なので、現在、深刻なリプレイ分不足に悩まされております。
幸いというか、私、ドラゴンブック系のリプレイはほぼ全て所持してるので、
読み返す分には困らないのです。
で、SW2.0の初期シリーズはさすがに記憶も曖昧になってきてるので、
良い機会だから少しずつ読み返しております。
最近ついに完結した「新米女神」のシリーズも、続刊に間が空いたこともあって、
最初から読み返してみたりしてました。
その中で、エアがソラの現状について憤慨してるのを見たんですが、
「そういえばソラってどうなったんだっけ?」と完全に忘れていたので、
確かソラ再登場は『聖戦士物語』のシリーズだったよなーと記憶を辿り、再読してました。
実際には次のシリーズである「with BRAVE」での登場なんですが、
いやー、このシリーズ、こんなに面白かったのか!w
元々、二言目には「蛮族殺すべし!」とどこぞのニンジャスレイヤーみたいなことを叫ぶ姫がいて、
それだけで面白いシリーズだったんですが、「with BRAVE」で2パーティ進行になり、
キャラクター数が増えたことで、人間関係に深みが出たのも良かったんですよね。
物語的にも、蛮族=コロスしか考えてなかった姫が、世界の有り様を見ることで葛藤を知り、
苦悩しながら成長していく成長物語となっていて、まるで主人公のようです(ぇ
特に、今まで「王子好き好き!」で押せ押せだったのに、ラストで急にヘタレて、
「もう、いいかな…」と心折れる様は可哀想なくらいで、
いやー、この心情変化のロールプレイは見事でしたねぇ。
ロイ王子を巡る恋模様も楽しい要素のひとつで、やっぱり私はラブコメが好きなんだなあと再認識。
個人的にはレーシィがベストヒロインで、イレスデアルとの関係を深めようと思うなら、
ロイ×レーシィはむしろアリだよなぁとか考えて萌えます。
や、プレイヤー的には計算高いロールプレイだったんでしょうけど、
キャラクターの行動だけを切り取ると、レーシィって一番純粋で健気で可愛いですよねw
そういえば、本懐であったソラの動向ですが、ゲスト参戦だったはずがラストバトルまで同行してるし、
最終的に蛮族の街で将軍職に就いてるかもしれない状況というオモシロ展開になってて、
そりゃあエアもブチ切れるわと納得するやら呆れるやらで、この自由さはすげい。
フィルゲンと意気投合してイチャイチャしてるんだと勘違いしてたんですが、
実際にはフィルゲンに変装して蛮族美女を誑かしてるとか、ソラさんやりすぎw
「新米女神」では、ヒロインになりきれないエアに代わるヒロインポジだったのに、
ジークにあまりにその気がなさすぎて、やさぐれた結果がこれだと思うと、
ジークの業の深さを感じますなw
つーか、ジークって割と誰にでも手を出す感じなのに、
何でソラ(エアも)にはあんなにそっけなかったのか。
まぁ、ジークって性欲を全然感じないくせに女の子引っ掛けてる妙な雰囲気あるんですが。
ファッション的にナンパしてる感があります。
「新米女神」のシリーズがこれからもダラダラ続いてくれれば、
ソラのオモシロ二重生活にも触れる機会があったかもしれませんが、
SW2.0はあまりノベライズ企画もありませんし、再登場の機会は難しいですかねぇ。
リプレイは基本的に今まで舞台にならなかったところが選ばれますし。
まぁ、ぞんざいズの拠点はいまはアイヤールだから、ルーフェリアに関わることは少ないと考えれば、
続いても登場は微妙なんでしょうけど。
面白いトラブルメーカーだから、またどこかで出番があるといいのだけど。
「聖戦士物語」に話しを戻すと、当初はGMのプレイングの下手さに、
本当にベテランなのかと疑いたくなる部分も多々ありました。
なんというか、見通しが甘いというか、出たとこ任せな感じで雑、というのが正しいのか。
予想通りの方向に進まないことに慌ててるところも、
客観的に見てると、「そりゃそうなるだろ」と思うことばかりなんですよね。
これは入念な準備をした上でアドリブも巧みにこなす秋田GMを見てるから出る感想ですが、
GMの個性と許容するには、北沢GMは業界歴も長く、立場も上の人なんで、
もうちょっとしっかりして欲しいなと思うのは仕方ないと思うんですよねぇ。
その分、「with BRAVE」はそういったこともなく、安心して読めたので良かったです。
まぁ、その素人くさいところも魅力なのかもしれませんが。
清松みゆきなんかは落ち着きすぎてて、もっと慌ててもいいのにとか思うしw
ともあれ、キャラ立ちもしてるし物語は綺麗に終わってるしで、
改めて読んでも、なかなか良いシリーズだと思います。
キャラクターは結構成長しちゃってるので、続投は難しそうですが、
またどこかで再登場してくれたら嬉しいですね。
さて、次は「マージナルライダー」でも読むかー。
あれもラブコメとして秀逸だったから面白かったんだよなー。
この辺、FEAR系リプレイには足りない部分なんですよね。
やはり女性プレイヤーが多いと雰囲気が違うのかもしれません。
だからSW2.0、もっと元気になってくれー!
前は月に最低3冊は出てたのに、最近は1冊出ればいい方という体たらくですよ…。
これ、グランクレストの失敗が響いてる気がしてなりませんねぇ。
大々的に取り上げた割には、そんなに盛り上がってないものな。
リプレイは面白いものばかりだし、ルール的にも個人戦闘から戦争ルールまで対応してるし、
公式ノベルは水野良だしで、地盤は盤石なんですが…ヒットを生むのは難しいですねぇ。
今は純粋なハイ・ファンタジーは受けないってことなんだろうか。
そんなTRPG不遇の時代にあってもルールブックの新作はコンスタントに出てる不思議。
応援の意味も込めて『ダイス・オブ・ザ・デッド』というゾンビ物ルールブックを買ってみたので、
そのうちこれを使って遊んでみたいですね。
ルールを見る限り、TRPGというよりは、ボードゲーム感覚で遊べるっぽいので、新鮮なのでは?
キャラがすぐにロストするっぽいので、それを許容できるかが鍵ですねぇ。
そういう状況なので、現在、深刻なリプレイ分不足に悩まされております。
幸いというか、私、ドラゴンブック系のリプレイはほぼ全て所持してるので、
読み返す分には困らないのです。
で、SW2.0の初期シリーズはさすがに記憶も曖昧になってきてるので、
良い機会だから少しずつ読み返しております。
最近ついに完結した「新米女神」のシリーズも、続刊に間が空いたこともあって、
最初から読み返してみたりしてました。
その中で、エアがソラの現状について憤慨してるのを見たんですが、
「そういえばソラってどうなったんだっけ?」と完全に忘れていたので、
確かソラ再登場は『聖戦士物語』のシリーズだったよなーと記憶を辿り、再読してました。
実際には次のシリーズである「with BRAVE」での登場なんですが、
いやー、このシリーズ、こんなに面白かったのか!w
元々、二言目には「蛮族殺すべし!」とどこぞのニンジャスレイヤーみたいなことを叫ぶ姫がいて、
それだけで面白いシリーズだったんですが、「with BRAVE」で2パーティ進行になり、
キャラクター数が増えたことで、人間関係に深みが出たのも良かったんですよね。
物語的にも、蛮族=コロスしか考えてなかった姫が、世界の有り様を見ることで葛藤を知り、
苦悩しながら成長していく成長物語となっていて、まるで主人公のようです(ぇ
特に、今まで「王子好き好き!」で押せ押せだったのに、ラストで急にヘタレて、
「もう、いいかな…」と心折れる様は可哀想なくらいで、
いやー、この心情変化のロールプレイは見事でしたねぇ。
ロイ王子を巡る恋模様も楽しい要素のひとつで、やっぱり私はラブコメが好きなんだなあと再認識。
個人的にはレーシィがベストヒロインで、イレスデアルとの関係を深めようと思うなら、
ロイ×レーシィはむしろアリだよなぁとか考えて萌えます。
や、プレイヤー的には計算高いロールプレイだったんでしょうけど、
キャラクターの行動だけを切り取ると、レーシィって一番純粋で健気で可愛いですよねw
そういえば、本懐であったソラの動向ですが、ゲスト参戦だったはずがラストバトルまで同行してるし、
最終的に蛮族の街で将軍職に就いてるかもしれない状況というオモシロ展開になってて、
そりゃあエアもブチ切れるわと納得するやら呆れるやらで、この自由さはすげい。
フィルゲンと意気投合してイチャイチャしてるんだと勘違いしてたんですが、
実際にはフィルゲンに変装して蛮族美女を誑かしてるとか、ソラさんやりすぎw
「新米女神」では、ヒロインになりきれないエアに代わるヒロインポジだったのに、
ジークにあまりにその気がなさすぎて、やさぐれた結果がこれだと思うと、
ジークの業の深さを感じますなw
つーか、ジークって割と誰にでも手を出す感じなのに、
何でソラ(エアも)にはあんなにそっけなかったのか。
まぁ、ジークって性欲を全然感じないくせに女の子引っ掛けてる妙な雰囲気あるんですが。
ファッション的にナンパしてる感があります。
「新米女神」のシリーズがこれからもダラダラ続いてくれれば、
ソラのオモシロ二重生活にも触れる機会があったかもしれませんが、
SW2.0はあまりノベライズ企画もありませんし、再登場の機会は難しいですかねぇ。
リプレイは基本的に今まで舞台にならなかったところが選ばれますし。
まぁ、ぞんざいズの拠点はいまはアイヤールだから、ルーフェリアに関わることは少ないと考えれば、
続いても登場は微妙なんでしょうけど。
面白いトラブルメーカーだから、またどこかで出番があるといいのだけど。
「聖戦士物語」に話しを戻すと、当初はGMのプレイングの下手さに、
本当にベテランなのかと疑いたくなる部分も多々ありました。
なんというか、見通しが甘いというか、出たとこ任せな感じで雑、というのが正しいのか。
予想通りの方向に進まないことに慌ててるところも、
客観的に見てると、「そりゃそうなるだろ」と思うことばかりなんですよね。
これは入念な準備をした上でアドリブも巧みにこなす秋田GMを見てるから出る感想ですが、
GMの個性と許容するには、北沢GMは業界歴も長く、立場も上の人なんで、
もうちょっとしっかりして欲しいなと思うのは仕方ないと思うんですよねぇ。
その分、「with BRAVE」はそういったこともなく、安心して読めたので良かったです。
まぁ、その素人くさいところも魅力なのかもしれませんが。
清松みゆきなんかは落ち着きすぎてて、もっと慌ててもいいのにとか思うしw
ともあれ、キャラ立ちもしてるし物語は綺麗に終わってるしで、
改めて読んでも、なかなか良いシリーズだと思います。
キャラクターは結構成長しちゃってるので、続投は難しそうですが、
またどこかで再登場してくれたら嬉しいですね。
さて、次は「マージナルライダー」でも読むかー。
あれもラブコメとして秀逸だったから面白かったんだよなー。
この辺、FEAR系リプレイには足りない部分なんですよね。
やはり女性プレイヤーが多いと雰囲気が違うのかもしれません。
だからSW2.0、もっと元気になってくれー!
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コメント
爆焔特攻ドワーフ | URL | -
Re:SW2.0リプレイ『聖戦士物語』シリーズを再評価してみる
グランクレスト戦記読みました。
うん、その、ね。
おもしろさが足りなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!
( 2016年06月18日 21:33 [編集] )
岳る | URL | -
Re:SW2.0リプレイ『聖戦士物語』シリーズを再評価してみる
>爆焔特攻ドワーフさん
ノベライズの方を読まれたんですかね?
実はそっちには手を出してないわけですがー。
グランクレストはリプレイが面白いですよ!
『かけだし君主の魔王修行』超オススメです!
( 2016年06月18日 22:56 [編集] )
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