必要なのは等価交換

2016年06月15日 14:39

アニメ版『田中くんはいつもけだるげ』を見てみたら予想外に面白くて、一気に見てしまったわけですが。
乙女ゲーとかBLっぽいのとかホモくさい作品の女の子って無駄にカワイイことが多くて不条理を感じる。

面白いのはいいんですが、同時に私が嫌いな要素も多々あって、複雑な心境でもあります。
何かというと、ひとつは納得いかない田中ハーレム。
もうひとつは、排他的暴力キャラの存在。

田中って基本的にクズで、むしろ主人公には太田みたいなキャラの方が合ってるんですが、
そこはあえて田中を主人公にすることでギャグにしてる作品なんで、そこに不満はないのです。
けど、何もしてない田中がモテモテになるのは納得いかないんですよねぇ。
太田の方が確実に人当たりがいいし、良い事言ってるのに、何故か女子キャラは何も反応しなくて、
むしろ何もしてない田中に何故か惚れるチョロインを通り越した謎展開に理不尽を感じます。

太田が仏すぎるんで、太田がいい目を見るのは当たり前というか、そうであって欲しいと思うのに、
何故か田中ばかりが優遇されるのがなんか嫌。
クズキャラはクズキャラらしくひどい目に合うべきだと思いますね。
左門君を見習え! 主人公のくせにカス虫とか呼ばれてみろ!(マテ

や、別に田中は嫌いじゃないんですよ。
むしろその可能な限り波風を立てずに生きようする様は見習うべきところも多いし、
地味に性欲もちゃんとあるので、昨今のイ○ポ系ハーレム主人公より好感が持てます(ぉ
でも、何もしてないのに役得を得るのはどうかと思うのよね。
まぁ、面倒な人間関係を否定してる田中にとって、恋愛要素は役得ではないのだけども、
視聴者サイドから見れば役得以外の何者でもないのが問題。

太田妹が出てきた時に、田中とフラグが立ちそうになった時は心底ウンザリしかけましたが、
そこはどうにか回避できたっぽいので、よかったです。
あと、越前は太田に気が向いてるっぽいのも救い。太田はもっとモテていい。

もうひとつの「排他的暴力キャラ」についても少し。
これは田中妹なんですが、ブラコンが行き過ぎた結果、田中に近づくすべてを邪険にするんですね。
嫉妬するくらいならカワイイもんですが、嫌がらせをし始めたのは微妙。
しかも相手が太田なので、なおさら気分がよくない。
お前の兄はどれだけ太田に助けてもらってると思っているのか。

私はこういう独占欲をこじらせて他人にまで迷惑を及ぼすタイプのキャラが苦手なのです。
『Aチャンネル』もバット振り回す下級生の子が嫌で嫌で見る気なくしたクチですので。

世間では嫌われてるっぽい暴力キャラについては、私はむしろ好きだったりします。
こういうキャラはただ暴力的なだけじゃなくて、実は良い奴である事が多いので、
ギャップ萌えの一種というか、照れ隠しだったりするんで、それはまあアリかなと。

しかし、排他的になってしまうと、ただ実害があるだけで誰も幸せになれないので、
そういう方向のキャラは見てて不愉快になってしまうんですよねぇ。
ブラコン気味の妹で見た目も好みなのに、勿体無いなあと思います。

思うに、重要なのは「等価交換」なんですよ。
良い行いをした人には何かが与えられるべきだし、
何もしていないのに得を取られるのは納得がいきません。
逆に、何もしてないのに損をするのも理不尽を感じて嫌な気分になります。
「そうであること」には必然となる「理由」が欲しい。
そんなことを考えさせられるアニメでした。面白かったけどね。

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コメント

  1. Re:必要なのは等価交換

    最近のアニメ、ラノべは類似作品が多かったり、意味のないハーレムや異世界転生などが溢れかえっており最近食傷気味ですね………。

    別に懐古厨ではないですが一昔前のラノべは感情移入できるような熱いストーリーが多かった……

    今のラノべにも受け継がれたりもしていますが、バトルのたびに主人公や仲間が突然新たな力に目覚めるのはちょっと――――。
    あと、悪役が悪役をしていないとかねぇ。

  2. 岳る | URL | -

    Re:必要なのは等価交換

    >爆焔特攻ドワーフさん
    今のラノベはラノベで面白いものも多いのですが、似たような題材を扱うものが多すぎるのが問題な気がします。重要なのはオンリーワンであること。
    そういう意味では、当時溢れかえったVRMMOという題材で「悪」を主人公に据えた『オーバーロード』は目の付け所がシャープでしたね。

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