2016年07月10日 22:25
ブラボー! ブラーヴォー!
いやー、新規IPとしては、想像以上に良いRPGでした。フリュー見直した!
【クリア時間:51時間 個人評価:9点 一般評価:8点】
※鳴子以外のキャラエピソードは完遂。鳴子は多分バグで進行不可に…。
※※NPC100人友達トロフィー獲得する程度にはスキル集めしてました。
※※※当レビューはVer.1.02をベースとして語っております。
仮想世界メビウスに囚われてしまった主人公たちが、現実に戻るために奮闘する物語ですが、
タイトルでもある「カリギュラ」という概念が巧みに利用された、一癖あるRPGになってます。
というのも、この世界は仮想世界なので、現実と同じ姿でメビウスにいるとは限らないんですね。
そのため、敵も味方もメインもモブも、全員等しく「正体不明」なわけですが、
ゲームを進めると、その「正体不明」の部分が明らかになっていくわけですよ。
これは物語を進めるためのモチベーションとして上手く機能しており、
サブイベントを見るのも非常に楽しめる要素となっていました。
特にヒロインの中には意外すぎる正体の人もいて、「その設定で大丈夫か?」と心配になるほど。
逆に、こういう世界設定だからこそ「攻めた」内容にできたとも言えます。
舞台となっているのは高校なので、基本的に思春期的な悩みが多く描かれているんですが、
どちらかというと、色々な苦労を知った社会人の方が共感できる物語かもしれません。
「わかるわかるー」と頷きまくりながら、心の痛みに耐えつつ遊んでおりましたw
さて、ゲーム的にはどうかというと、新規IPとしては驚きのボリュームと完成度で、
逆に欲張りすぎかなと思うほどの物量に圧倒されます。
NPC500人すべてにイベントを実装し、全員仲間にすることもできる!
同じ装備でもレアリティによる性能の違いがあるため、ハック&スラッシュが楽しめる!
大量の隠しダンジョンとラスボス以上の強さの敵も多数用意し クリア後のやり込みにも対応!
これだけでも相当ですが、RPGの要である戦闘も凝ってます。
戦闘はコマンド形式ですが、行動と硬直時間と位置取りを考える、タクティカルなシステム。
特徴として、コンボがガンガン繋がるため、スキルの組み合わせを探すのが楽しいこと。
独特のシステムとして「イマジナリーチェイン」というのがあって、
これは行動を選ぶと、その行動結果が「イメージ」として見れるというもの。
例えば、敵を空中に打ち上げる攻撃をしようとした時、
実際にどういう動きとどういうタイミングで攻撃するかが表示されます。
結果に満足したらそのまま決定すればいいし、ダメなら簡単にやり直せます。
面白いのは、スキルの発動タイミングを任意でずらせることで、
これにより、思ったより敵の空中滞空時間が長くて地上の攻撃が当たらない場合に、
攻撃を遅らせて落下してくるまで待ったりできます。
当然、落下タイミングはイマジナリーチェインで確認できるので、当たるタイミング探しは簡単。
ただし、イマジナリーチェインは万能じゃなくて、成功確率も表示されているので、
それを目安に、保険をかけるのか、全力でぶっ込むのかを判断する必要があります。
完璧だと思ったコンボも始動技の最初がミスっただけで全部ダメになったりしますからね。
この若干の不確実さが、程よい緊張感を生んでいるとも言えます。
一見難しそうですが、ゲーム中は段階的に説明が入るので、スッと理解できるはずです。
主人公が割と強いので、序盤はゴリ押しでなんとかなることも多いですし。
仕組みが理解できて、コンボが繋がるようになると、一気に楽しさが見えてくると思います。
ガンガン空中コンボを叩き込んで、敵を一切動かさずに倒す爽快さよ。
ボスすらお手玉できますからね。
また、シンボルエンカウント方式ですが、敵の視界が狭いようで、壁の端を移動していれば、
すれ違ってもあまり襲ってきません。
また、Ver.1.02でレベル差があると目の前でも襲われないようになりました。
「通路が狭くてシンボルを避けられず絶対に戦闘になる」みたいなイライラが殆どなくて、
シンボルエンカウント形式としては、かなり理想的な仕上がりです。
他社は是非とも見習うべき。
やり込みも戦闘もストーリーも、全部が全部面白くて、長く遊べる理想的なRPGなんですが、
詰め込み過ぎた弊害か、バグが結構あります。
しかも進行不能になってゲームを落とすしかなくなる系のものが多数。
私が遭遇したものは、パピコというダンジョンに2回目の突入をした時、
モブNPCの親密度を上げてお悩み相談が始まった結果、
延々とお悩み相談イベントが発生し続けて抜けられなくなったこと。
もうひとつは、ラストダンジョンで中ボスを倒した後、ボス部屋から出られなくなるバグに遭遇しました。
前者はwikiにも載ってますが、後者は(今のところ)載ってません。
後者のバグは、多分、ボスを倒したら、ボスに話しかけようとしないで、すぐに部屋から出ればOK。
進行不能バグもそうですが、親密度がきちんと適用されない等の軽度のバグも多数あり、
安定性という面で不安があるのはマイナスですね。
ただ、この辺は今後のアップデートで解決されると思われるので、
こまめにセーブすることが予防になると思います。
全滅対策としてもセーブは重要ですし(戦闘に負けたらタイトルに戻されます)。
粗は確かに多いですが、それを超える魅力が詰め込まれた意欲作でもあります。
続編タイトルにマンネリを感じてる人は、一度プレイしてみてもいいかもですよ。
個人的には大・満足!です!
最近、RPGは長く遊べなくてクリアできずに積むことも多いんですが、
50時間を超えるボリュームを遊ばせ続ける魅力があったということなので、
是非とも体験して頂ければと思います。
ブラッシュアップされた続編に期待してしまうのです。
いやー、新規IPとしては、想像以上に良いRPGでした。フリュー見直した!
【クリア時間:51時間 個人評価:9点 一般評価:8点】
※鳴子以外のキャラエピソードは完遂。鳴子は多分バグで進行不可に…。
※※NPC100人友達トロフィー獲得する程度にはスキル集めしてました。
※※※当レビューはVer.1.02をベースとして語っております。
仮想世界メビウスに囚われてしまった主人公たちが、現実に戻るために奮闘する物語ですが、
タイトルでもある「カリギュラ」という概念が巧みに利用された、一癖あるRPGになってます。
というのも、この世界は仮想世界なので、現実と同じ姿でメビウスにいるとは限らないんですね。
そのため、敵も味方もメインもモブも、全員等しく「正体不明」なわけですが、
ゲームを進めると、その「正体不明」の部分が明らかになっていくわけですよ。
これは物語を進めるためのモチベーションとして上手く機能しており、
サブイベントを見るのも非常に楽しめる要素となっていました。
特にヒロインの中には意外すぎる正体の人もいて、「その設定で大丈夫か?」と心配になるほど。
逆に、こういう世界設定だからこそ「攻めた」内容にできたとも言えます。
舞台となっているのは高校なので、基本的に思春期的な悩みが多く描かれているんですが、
どちらかというと、色々な苦労を知った社会人の方が共感できる物語かもしれません。
「わかるわかるー」と頷きまくりながら、心の痛みに耐えつつ遊んでおりましたw
さて、ゲーム的にはどうかというと、新規IPとしては驚きのボリュームと完成度で、
逆に欲張りすぎかなと思うほどの物量に圧倒されます。
NPC500人すべてにイベントを実装し、全員仲間にすることもできる!
同じ装備でもレアリティによる性能の違いがあるため、ハック&スラッシュが楽しめる!
大量の隠しダンジョンとラスボス以上の強さの敵も多数用意し クリア後のやり込みにも対応!
これだけでも相当ですが、RPGの要である戦闘も凝ってます。
戦闘はコマンド形式ですが、行動と硬直時間と位置取りを考える、タクティカルなシステム。
特徴として、コンボがガンガン繋がるため、スキルの組み合わせを探すのが楽しいこと。
独特のシステムとして「イマジナリーチェイン」というのがあって、
これは行動を選ぶと、その行動結果が「イメージ」として見れるというもの。
例えば、敵を空中に打ち上げる攻撃をしようとした時、
実際にどういう動きとどういうタイミングで攻撃するかが表示されます。
結果に満足したらそのまま決定すればいいし、ダメなら簡単にやり直せます。
面白いのは、スキルの発動タイミングを任意でずらせることで、
これにより、思ったより敵の空中滞空時間が長くて地上の攻撃が当たらない場合に、
攻撃を遅らせて落下してくるまで待ったりできます。
当然、落下タイミングはイマジナリーチェインで確認できるので、当たるタイミング探しは簡単。
ただし、イマジナリーチェインは万能じゃなくて、成功確率も表示されているので、
それを目安に、保険をかけるのか、全力でぶっ込むのかを判断する必要があります。
完璧だと思ったコンボも始動技の最初がミスっただけで全部ダメになったりしますからね。
この若干の不確実さが、程よい緊張感を生んでいるとも言えます。
一見難しそうですが、ゲーム中は段階的に説明が入るので、スッと理解できるはずです。
主人公が割と強いので、序盤はゴリ押しでなんとかなることも多いですし。
仕組みが理解できて、コンボが繋がるようになると、一気に楽しさが見えてくると思います。
ガンガン空中コンボを叩き込んで、敵を一切動かさずに倒す爽快さよ。
ボスすらお手玉できますからね。
また、シンボルエンカウント方式ですが、敵の視界が狭いようで、壁の端を移動していれば、
すれ違ってもあまり襲ってきません。
また、Ver.1.02でレベル差があると目の前でも襲われないようになりました。
「通路が狭くてシンボルを避けられず絶対に戦闘になる」みたいなイライラが殆どなくて、
シンボルエンカウント形式としては、かなり理想的な仕上がりです。
他社は是非とも見習うべき。
やり込みも戦闘もストーリーも、全部が全部面白くて、長く遊べる理想的なRPGなんですが、
詰め込み過ぎた弊害か、バグが結構あります。
しかも進行不能になってゲームを落とすしかなくなる系のものが多数。
私が遭遇したものは、パピコというダンジョンに2回目の突入をした時、
モブNPCの親密度を上げてお悩み相談が始まった結果、
延々とお悩み相談イベントが発生し続けて抜けられなくなったこと。
もうひとつは、ラストダンジョンで中ボスを倒した後、ボス部屋から出られなくなるバグに遭遇しました。
前者はwikiにも載ってますが、後者は(今のところ)載ってません。
後者のバグは、多分、ボスを倒したら、ボスに話しかけようとしないで、すぐに部屋から出ればOK。
進行不能バグもそうですが、親密度がきちんと適用されない等の軽度のバグも多数あり、
安定性という面で不安があるのはマイナスですね。
ただ、この辺は今後のアップデートで解決されると思われるので、
こまめにセーブすることが予防になると思います。
全滅対策としてもセーブは重要ですし(戦闘に負けたらタイトルに戻されます)。
粗は確かに多いですが、それを超える魅力が詰め込まれた意欲作でもあります。
続編タイトルにマンネリを感じてる人は、一度プレイしてみてもいいかもですよ。
個人的には大・満足!です!
最近、RPGは長く遊べなくてクリアできずに積むことも多いんですが、
50時間を超えるボリュームを遊ばせ続ける魅力があったということなので、
是非とも体験して頂ければと思います。
ブラッシュアップされた続編に期待してしまうのです。
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