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「ルフラン」にはゲームの大切な全てのことが詰まってる、でも多くの人がそれに気付かないんだ

2016年08月07日 21:21

実は未だに「ルフラン」やってます。面白すぎて止まらんぞマジで。

現在は真エンドを見るための、クリア後ダンジョンを攻略中ですが、
さすがはExダンジョンだけあって、雑魚は強いしボスはもっと強い鬼仕様。
クリア時点程度の強さだと、レベル上げせずに突入すれば、常にスレスレの戦いができます。
ボス戦の度に全滅が見える。

で、ついにボス戦で詰まりました。
まず、ダメージがデカすぎて耐えられないという根本的問題がひとつ。
その上で、頭数が減ることでダメージソースも減り、
敵の回復にダメージが追いつかなくなるのが致命的。
今までは、それでも粘って粘って勝利をもぎ取ってたんですが、
回復量を上回れない絶望感たるや半端ないです。これ無理ゲーだわ。
対策としては、レベル上げ以外では、属性耐性の見直しくらいかなあ。

しかし、悪いことばかりではありません。
ギリギリの戦いによって、今まで見えなかったものが見えることもあります。
それがスキルの有用性です。

「ルフラン」のスキルはすべてパッシブ(常時効果)という潔い仕様なので、
単純に自己の強化に専念できるのが特徴ですが、
量が多いので、パッと見で堅実なスキルにばかり目がいきがちです。
が、実際にはそれぞれに「使える」場面もあるわけで、
そういういぶし銀なスキルの発掘もまた、楽しかったりします。

今回で言えば、マッドラプターの【アヴォイダンス】。
攻撃を避ける度に攻撃力が50%上がるスキルで、最大で5倍まで上がります。
これが回避キャラとの相性が抜群で、長期戦になったボス戦で、絶大な効果を見せてくれました。
実は神スキルなのでは…?

そんなわけで、今一度習得スキルの見直しに入っております。
特にシアトリカルスターは可能性の宝庫な気がする。
こうやって考えてる時間も楽しいですよねぇ。うひひ。

で、改めて「ルフラン」って凄い良いゲームだと思うんですよ。
つーか、あらゆるゲームに見習って欲しい要素が詰まってます。

凄いことその1。
選択肢に頼ることなく、あらゆるルートのエンディングが1周するだけで見れる。

軽いネタバレになっちゃいますが、物語途中で何度か「クリアデータ」を作成することになります。
つまり、物語的な結末を何度か迎えることになります。
でも、ちゃんと「そのエンディング」になる直前から再開できて、そのまま違うルートへと分岐します。

これ、マルチエンドを搭載してるあらゆるゲームに実装して欲しい仕様です。
分岐で悩む無駄な時間を無くせるし、開発側にとっては自分が見せたい形で物語を提供できるし、
2周3周もしなゃならない面倒さからも解放されるしで、いいことしかない。
正直、目から鱗が落ちました。これ、超アリだよなあ。

凄いことその2。
クリアするだけでトロフィーがコンプリートできる。

いやマジで、無駄なやり込み系のトロフィーって本当に無駄だと思うんですよねぇ。
何で隠しボスまで攻略してトロフィーが半分くらいしか埋まらないのかとか思います。
まぁ、トロフィーなんて自己満足でしかないんだから、気にしなければいいんですが、
ゲーム的には完全にクリアしてるのに、
「あなたはまだ全然やれてませんよ」と言われてるようで気分が悪いです。

「ルフラン」はゲームの進行度でしかトロフィーが発生しないので、
コンプリートとか極限の育成等をする必要がありません。
普通に真エンドに到達すれば、プラチナトロフィーがもらえます。
でもこれって普通のことだと思うんですよね。
クリアおめでとう! ここまでプレイしてくれてありがとう!
それがトロフィーの意義なんじゃないでしょうか。

プレイの指針になることもあるけれど、大半はただのダルイ作業になるのがトロフィー集めです。
「クリアしたらプラチナあげるよ!」と言われれば、少しはクリア率も上がるんじゃないですかねぇ。

要するに、プレイヤーに強制することがなにもなくて、
普通に1周ゲームをやるだけで、すべての要素を堪能できるという、
ごくごく普通のことをやってるだけなんですが、その「普通」ができてないゲームが多いという話。

あー、あと、シナリオとシステムが密接に関係してるのもポイントですね。
私、こういう仕掛けが大好きなんで、それだけで評価が上がるんですが、
「ルフラン」は当然そこも押さえてくれてます。隙がない。
クリア後ダンジョンでシナリオ上のネタバレが聞けるのだけど、色々と腑に落ちるのが凄いです。

もちろん、「ルフラン」も完璧なゲームではありません。
でもそれは当然の話で、この世に「完璧なゲーム」なんて未来永劫存在しません。
個人の好みで好き嫌いは確実に発生するので、万人が納得するゲームなんてありえません。
ただ、私個人の見解として、「ルフラン」の精神性はとても尊いものだと感じます。
DLCに頼ることなく、ただソフトひとつで全部を提供してくれたことも、
今の時代ではありがたいことです。

ただのRPGで、ここまで遊び続けることができているのは、私としては非常に珍しいことです。
それだけこのゲームを気に入ってるということでもあるし、
単純に面白いと感じている証拠でもあります。

今はボス戦で詰まっていますが、それすらも、「ああ、もう少しこの世界を楽しんでいていいんだ」と、
前向きに受け取れてしまう状態ですので、心酔っぷりが分かろうものですね。
8月はもう買うゲームもないし、まだまだ「ルフラン」に浸ることになりそうです。

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