2016年09月06日 18:51
いやー、面白かった!
実際の取材を元にしてるというだけあって、国の情景や情勢、
多国籍で多様な人種と宗教観による独特な雰囲気や思想等など、
異世界転生ファンタジー系のラノベで軽視されがちな情報が詰まってるため、
知的好奇心を刺激されるのが新鮮ですね。リアル地球が舞台である強み。
文体にも拘りがあるようで、主人公の語学力の向上と共に会話文が滑らかになってるそうです。
これはもう一度読み返してみないと分からんけど、
語り手の違いによる変化は明らかにあるので、外伝である「F」シリーズは読んでいてとても面白い。
「空白の一年」はジブリールの語りであるだけで萌えが詰まってるんですが、
残念ながらラストの展開が完全に別作品とリンクしてしまうため、
そちらの情報がないと意味が分からなくてビックリするくらいつまらないです。
アラタ同様、読者的にも敵がどういう理由で戦ってるのかが理解できないので、
上下巻で謎の敵との決着がどうなるのかを楽しみに読み進めていると、
「え? なにそれ?」という感じで終わってしまうのはハッキリ言ってクソだと思います。
だって「カナン」の宣伝じゃないのよ。私はマジオペが読みたいんですのよ。
急に「血筋」とか言われても困る。
そんなわけで、「通しの物語」として見るとラストがどうにも低評価になってしまうのですが、
そこに至るまでの過程と、積み上げてきたものが活きる外伝は最高に面白いので、
最終的な評価はプラスに落ち着く感じです。
物凄くいい作品なのに、諸手を上げて絶賛するには躊躇いが残る不完全さがあるんですよね。
それはそれとして、新たに読んだ「F」と「空白の一年」についてー。
「F」はアラタ以外のキャラクターを主人公にした外伝作品で、
時系列的には基本的に本編のその後みたいです。
個人的にお気に入りはハサンとイブンが主役の話。
特にイブンは本編だと非常に有能でデキるイケメンという感じなのに、
「F」シリーズのおかげでどんどん評価が下がる悲しいキャラになりましたw
まぁ、本編はアラタの視点での物語なので、子供のいい所ばかりを描写しているからでしょう。
結果、同じ目線で語られると、割とポンコツだったことが判明して親近感が湧きます。
つーか、この部族はすぐに結婚することを考えるヤツばかりなんだなあw
「空白の一年」は前述の通りジブリール視点の過去話なので、
本編でも謎だらけだったジブリールの内面が見えるだけで面白いですね。
これを見ると結構直接アラタに求婚してるのに、
アラタのスルースキルが凄まじすぎてどうにもなりませんな。
実際、アラタの気持ちとしては、
実父が小さい娘に「大きくなったらパパのお嫁さんになるー」と言われてる感覚なんだろうけど、
本心は「そう思おう」としてるだけで、根底にあるのは、
自分はもうすぐ死ぬから、自分と一緒になるのは不幸だと考えてるのだと思います。
あと、罪深い自分に幸せに生きる資格はないとか思ってそう。
その辺のすれ違いが延々と続いてる感じなので、読者的には「もういいだろ」という気分です。
続編が決まってるそうなので、そちらできちんと決着がついてくれればいいですね。
ラストは盛大にジブリールとの結婚式でもやればいいよ。
なんかアラタが狙撃されて終わりそうだけど(ぉ
あれだ、「コードギアス」みたいに社会的に死んだことにして、裏で静かに暮らすとかはやりそう。
まぁ、そんな妄想が膨らむくらいジブリールが可愛いのはいいんですが、
前述の通りラストは「カナン」の宣伝なので、正直どうかと思います。
世界観をリンクさせるのはいいけど、個別に完結させて欲しいとは思う。
あと、ハキムの設定ってこれで辻褄合うのん?
漫画版だと普通に最初からいるので混乱してるのかもしれない。
結局、原作の1~2巻は読んでないし。それで「読破」とか言っていいのか。
ダメな気がしてきた。ダメか。
まぁ歯抜けになってる部分はその内買い直すとして、
とりあえず私のマジオペ強化月間は終了です。お疲れ様でしたー(ぇ
ひたすら活字を追うのは非常に疲れるので、今後は漫画版の発売を楽しみに待ってますよ。
まぁ、漫画版はこれからが重い展開になるんだけどなー。うぎぎ。
実際の取材を元にしてるというだけあって、国の情景や情勢、
多国籍で多様な人種と宗教観による独特な雰囲気や思想等など、
異世界転生ファンタジー系のラノベで軽視されがちな情報が詰まってるため、
知的好奇心を刺激されるのが新鮮ですね。リアル地球が舞台である強み。
文体にも拘りがあるようで、主人公の語学力の向上と共に会話文が滑らかになってるそうです。
これはもう一度読み返してみないと分からんけど、
語り手の違いによる変化は明らかにあるので、外伝である「F」シリーズは読んでいてとても面白い。
「空白の一年」はジブリールの語りであるだけで萌えが詰まってるんですが、
残念ながらラストの展開が完全に別作品とリンクしてしまうため、
そちらの情報がないと意味が分からなくてビックリするくらいつまらないです。
アラタ同様、読者的にも敵がどういう理由で戦ってるのかが理解できないので、
上下巻で謎の敵との決着がどうなるのかを楽しみに読み進めていると、
「え? なにそれ?」という感じで終わってしまうのはハッキリ言ってクソだと思います。
だって「カナン」の宣伝じゃないのよ。私はマジオペが読みたいんですのよ。
急に「血筋」とか言われても困る。
そんなわけで、「通しの物語」として見るとラストがどうにも低評価になってしまうのですが、
そこに至るまでの過程と、積み上げてきたものが活きる外伝は最高に面白いので、
最終的な評価はプラスに落ち着く感じです。
物凄くいい作品なのに、諸手を上げて絶賛するには躊躇いが残る不完全さがあるんですよね。
それはそれとして、新たに読んだ「F」と「空白の一年」についてー。
「F」はアラタ以外のキャラクターを主人公にした外伝作品で、
時系列的には基本的に本編のその後みたいです。
個人的にお気に入りはハサンとイブンが主役の話。
特にイブンは本編だと非常に有能でデキるイケメンという感じなのに、
「F」シリーズのおかげでどんどん評価が下がる悲しいキャラになりましたw
まぁ、本編はアラタの視点での物語なので、子供のいい所ばかりを描写しているからでしょう。
結果、同じ目線で語られると、割とポンコツだったことが判明して親近感が湧きます。
つーか、この部族はすぐに結婚することを考えるヤツばかりなんだなあw
「空白の一年」は前述の通りジブリール視点の過去話なので、
本編でも謎だらけだったジブリールの内面が見えるだけで面白いですね。
これを見ると結構直接アラタに求婚してるのに、
アラタのスルースキルが凄まじすぎてどうにもなりませんな。
実際、アラタの気持ちとしては、
実父が小さい娘に「大きくなったらパパのお嫁さんになるー」と言われてる感覚なんだろうけど、
本心は「そう思おう」としてるだけで、根底にあるのは、
自分はもうすぐ死ぬから、自分と一緒になるのは不幸だと考えてるのだと思います。
あと、罪深い自分に幸せに生きる資格はないとか思ってそう。
その辺のすれ違いが延々と続いてる感じなので、読者的には「もういいだろ」という気分です。
続編が決まってるそうなので、そちらできちんと決着がついてくれればいいですね。
ラストは盛大にジブリールとの結婚式でもやればいいよ。
なんかアラタが狙撃されて終わりそうだけど(ぉ
あれだ、「コードギアス」みたいに社会的に死んだことにして、裏で静かに暮らすとかはやりそう。
まぁ、そんな妄想が膨らむくらいジブリールが可愛いのはいいんですが、
前述の通りラストは「カナン」の宣伝なので、正直どうかと思います。
世界観をリンクさせるのはいいけど、個別に完結させて欲しいとは思う。
あと、ハキムの設定ってこれで辻褄合うのん?
漫画版だと普通に最初からいるので混乱してるのかもしれない。
結局、原作の1~2巻は読んでないし。それで「読破」とか言っていいのか。
ダメな気がしてきた。ダメか。
まぁ歯抜けになってる部分はその内買い直すとして、
とりあえず私のマジオペ強化月間は終了です。お疲れ様でしたー(ぇ
ひたすら活字を追うのは非常に疲れるので、今後は漫画版の発売を楽しみに待ってますよ。
まぁ、漫画版はこれからが重い展開になるんだけどなー。うぎぎ。
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