絶望

2016年09月14日 18:44

『天鏡のアルデラミン』って主人公が出てこないと凄く面白いよね(ぉ
小説の地の文で主人公をべた褒めするのが気持ち悪すぎて、原作読むの辛い…。
「愛すべき少年」とか判断するのは読者に任せるべきなんじゃねーかなあ。
先が気になる展開になってきただけに、途中で切ることもできないジレンマ。
早くイクタが死ぬか、大失敗して絶望してからの覚醒とかしてくれないかとウズウズしてます(ぇー
「さすおに」展開ばかりでウンザリですわー。

あー、言いたいことが言えてちょっとスッキリしたところで、
GEがスマホでMMOとか訳の分からないことを言い出した件について。

とりあえず、TGSで家庭用機版の情報が出るそうなので、
多少は火消しになったかもしれませんが、それにしてもこれはどんな判断だ。

単純に、新作の開発費を稼ぐための措置だったり、
新規プレイヤーの発掘&家庭用機版の更なる普及の一助への期待等、
狙いたいところは分かるんですけども、何よりもまずCSの情報を出してから発表するべきでしたね。

ただでさえ従来のファンはアニメやら使い回しだらけのGERやらでウンザリしてるのに、
今回のスマホ化はトドメになった可能性も高いのです。
まぁ、ちゃんとCSで続編が出るなら買いますけどね。

スマホの基本無料ゲーって、手軽に暇潰しできることが求められてるツールだと思うので、
ガッツリと遊ぶタイプのゲームと相性が悪い上に、バリバリのアクションという二重苦なんで、
最長で1年保てば頑張った方じゃないかという結果しか見えないんですがー。
MMOでやるなら、PCで出せばよかったのでは…。

アニメが大コケした辺りから、GEは迷走が強まった感があります。
初期の頃の挑戦者の気持ち、ユーザーが望むことを第一に考えていたあの頃の志を、
今一度思い出して欲しいところです。

…TGSで新型VITAが発表されて、それに対応するためにCS版の発表を遅らせたのなら、
物凄い勢いでテノヒラクルーしますけどねw
そういう神対応ができるようなら、こんな状況になってないんだよなあ。
それはGE2が当初、PSPオンリーで作られてたところで分かろうというものです。


以下、もうちょっとアルデラミンについて

そんなわけで、現在の仕事中の暇潰し図書となってる『天鏡のアルデラミン』ですが、
いやー、1巻は最悪オブ最悪で、最後の最後で大どんでん返し評価反転という感じでした。

何がアレだったかというと、主人公にとって「都合のいいアクシデント」が発生しすぎること。

1 最初に試験に行く途中に乗ってた船が嵐にあって沈没。
2 たまたま乗船してた帝国のお姫様が、主人公の目の前で船から落下する。
3 漂着したら敵国。
4 隠れていた洞窟に敵国の兵士がやってくる。

↑とまぁ、開始早々こんな具合なんですが、実に「都合よく」都合の悪いことが起きてるんですね。
何故「都合よく」なのかというと、この程度のアクシデントは、主人公イクタ・ソロークにとって、
全然アクシデントじゃないからですね。
そりゃあもう見事に焦ることもなくすんなり解決していきやがることですよ。

結果として、「イクタすげー」「さすがイクタ」みたいな雰囲気になっていて、
助けられたお姫様は満更でもない感じだし、
でも読んでる方からすると「なんだコレ…」という感覚になるという。

この「アクシデント」はまだまだ続きます。
姫様救出の功績で騎士になったイクタは、自分の部隊を持つわけですが、
なんとそこには元不倫相手の娘が部下として居たのでした!

…何でピンポイントでそういう配置になってるかなあ。
要するに、物語の都合でそうなったという感じになりすぎてて、
全体のストーリーが「作り物」であることが物凄く意識されるんですね。

もちろん、フィクションは創作なんだから、すべからく作り物なんですが、
そういう雰囲気をできるだけ匂わさずに物語に没頭させるのが名作というものです。
「アルデラミン」はとにかく「こういうルートで物語が進んでイベントが発生するよー」とガイドが出てる、
優しすぎるRPGでもやってる感じなんですよね。
「あー、またなんか不都合なことが起こるけどイクタがアッサリ解決してチョロインが増えるんだなあ」
そんな生暖かい感情を抱きながら読む物語です。

まぁこれでイクタが好感度の高い主人公ならよかったんですが、
個人的に歴代の様々な作品の主人公たちの中でも好感度は下の下です。
なんというか、一貫性がないんですよね言動に。

これは後に「精神的に幼い子供のような愛らしい少年」みたいな気持ち悪いフォローが入るんですが、
やる気ないアピールが過剰だったり、かと思えば急に正義感熱血漢みたいなことを叫びだすし、
所々で見せる「いい人アピール」もあざとすぎてキモイ。
それらの行動がとかくチグハグで、「つまりこいつは何なんだ」という不快感ばかりが強まり、
それでいて地の文で褒めちぎってくるもんだから、鬱陶しくて仕方ないのです。

さて、そろそろ「都合のいい」シリーズ第3回といきましょうか。

不倫相手の娘が部下になったと思ったら、不良上官にケンカ売られて演習することになりました。
でも娘さんは怒り心頭で命令を聞いてくれないので、この演習で好感度を上げる作戦を決行。
イクタが危ないからルート変更を提案した直後にがけ崩れが起こった場面は凄かったですね!
思わず娘さんも「この人凄いかも…(トゥンク)」ってなってたし。
あれ、事前にイクタが爆薬か何かで仕込みをしてたならむしろ好感度上がったのに、
運命(作者)に味方されすぎてて吐きそうな展開でした。

その後も、敵方の上官がとにかくバカで、そりゃあバカ相手に圧勝するのは当たり前な話で、
戦略的な面白さはまったくありません。
あの「川底の橋」作戦こそ囮で、更に何か策があるくらいでないと、
ただバカな敵をバカにしただけで終わってしまっていて、イクタの凄さが全然見えない。
「敵の愚かさに期待する」というアラタだったら最悪と評する指揮でした。

その後の姫様誘拐も、トルウェイの狙撃があるのが分かってたから人質の緊迫感がないし、
最大の見せ場はヤトリ無双だったこともあって、何でこれヤトリが主人公じゃないのかと小一時間。
ヤトリ視点で物語を展開すると、実に王道の戦記物として楽しめそうなんですよねぇ。

そんなわけで、
とにかくイクタageがキモすぎて不快な物語だったなあという感想で1巻切りするはずが、
最後の最後で「腐った国を立て直すために、上手く戦で負けろ」などという、
ただ勝って勝って勝ちまくるより遥かに難しい最終目標を提示されたことで、
それまでのマイナス評価が覆る勢いで先の展開が気になったのでした。
や、これは面白い展開だと思いますね。超気になる。

なので、今現在、2巻を読んでるところです。
相変わらず無能ばかり登場するのでウンザリしているんですが、イクタが絡まない場面も多く、
そういうところは本当に面白いので、もっとイクタの出番は減らしてくれていいですよ(おひ

何で『HUNTERXHUNTER』が面白いのかは、これを読めば理解できると思います。
頭のいい敵を更に上回るからこそ味方の能力が引き立つというのは、
重要な魅せ方のポイントなのです。
主人公を持ち上げるために無能を登場させるのは下策。
そういうのは無双系筋肉主人公にやられるために出すものです。
軍師キャラを立てたいなら、軍師キャラと戦わせないとダメでしょーよ。

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