2016年09月22日 18:37
遅ればせながら『コードギアス』にハマった者として、この熱が醒めないうちに、
コンテンツをしゃぶり尽くしたいと思うのがオタクの気概というものです。
とゆーわけで、劇場版「亡国のアキト」も見てみました!
時間軸はTV版1期と2期の間、舞台はヨーロッパということで、
世界観は共通なまま、違う場所で戦う者たちの生き様を描いた作品です。
とりあえずの感想としては、名作になりそこねた作品、という感じでしょうか。
まず、無駄が多い、その割に詰め込みすぎていて、反則技まで使ってしまった。
50話もの物語を完璧に構築せしめた名作の外伝、しかも劇場版を分割上映となれば、
期待が高まるのは仕方ないのですが、期待しすぎた感がありますね。
問題のひとつは、無駄なファンサービス。
ルルーシュ&スザクの登場に必然性がなく、
1期と2期を繋ぐ物語とするには強引すぎるきらいがあります。
せっかくオリジナルの劇場版用キャラクターたちの物語なのだから、
TV版本編の要素は味付け程度でよかったのでは?
2つ目は、複雑すぎる設定。
アキトとシンだけに焦点を絞ると、物語が小さくまとまりすぎるのは分かりますが、
哲学心理学的要素を持ち込んだ精神世界とギアスの関係を描くには、尺が足りなかった。
結果として展開が駆け足になり、不自然な展開になった部分も散見され、
お粗末な印象になってしまったのは明らかにマイナス。
特にレイラが演説した直後の唐突な「死にました」宣言は唖然とするしかない。
スマイラス関連は物語の複雑化を招き、それでいて尺の関係で処理しきれなかった結果、
贅肉化してしまったのが本当に惜しい。
アシュレイは非常に良いキャラなのだけど、キャラがブレまくってるのも説明不足の影響ですね。
スマイラス殺害からババアキャンプ参加への繋がりが意味不明すぎる。
最後は反則技「時間操作」。
ショッキングシーンを入れたかったからか、
戦闘中にいきなり精神哲学的講義が始まる不自然さが発生したのは失笑もの。
これがあったからレイラの力に若干の説得力が生まれたとはいえ、あまりに不自然。
そして、いくらギアスの力は摩訶不思議と言っても、時間が遡るのはやりすぎ。
ついでに、結局レイラのギアスが何だったのかはイマイチ不明という、
モヤモヤが残る展開になっていたのがなんとも。
全体的に展開に無理があって、それをまとめきれなかったように思えます。
TV版の場合、無理な展開を無理やり押し通す力が「ギアス」だったのですが、
今回はギアスのせいで無理が出てきたという感じですね。
正直、SFに精神的な要素を強く入れるのはオススメしかねる。
ロボットものはガンダムの呪縛を受けすぎてるきらいがありますね。
そんなわけで、3章まではまだ先が分からないためワクワクもありましたが、
4章からの失速がヤバかったです。
派手な戦闘とスピード展開で無理やり盛り上げただけなんですよねぇ。
期待が大きすぎてネガティブ意見ばかりになってしまいましたが、良かったところもあります。
まず、映像が非常に美しい。劇場版を名乗るに相応しいレベルです。
ロボットが3DCGになったからか、メカデザインが非常に良かった。
個人的にTV版の機体はどれもこれもカッコ悪かったので、
「亡国のアキト」の機体の洗練されっぷりは非常によかった。
特にアフラマズダ! 重武装ダブルガトリング機体とか胸熱!
何でプラモ化されてないんだあああああ!!!orz
日常パートが面白すぎた。なんという幸せ空間。
大量のババアたちとの共同生活という不思議な日常パートは、
殺伐としたキャラクターたちの違う側面をうまく描けており、魅力が倍増したナイス采配。
それに伴うエンディングも実に理想的なハッピーエンドでした。
坂本真綾が歌うテーマ曲「モアザンワーズ」が名曲すぎて死ねる。
劇場で、間を開けながら見ると良かったのかもですが、
一気にまとめて見ると物語展開の粗が目立って気になります。
主人公・アキトが意外にも好感度の高いキャラクターだったので、
レイラとの関係も、もっとじっくり描けていればと思わざるを得ません。
レイラがアキトに惚れる要素って全然なくない?
良い素材が多かっただけに、勿体無いと思うのです。
まぁ、一緒に見た『ナナリーinワンダーランド』がすげー面白かったので、帳消しってことで(ぇー
コンテンツをしゃぶり尽くしたいと思うのがオタクの気概というものです。
とゆーわけで、劇場版「亡国のアキト」も見てみました!
時間軸はTV版1期と2期の間、舞台はヨーロッパということで、
世界観は共通なまま、違う場所で戦う者たちの生き様を描いた作品です。
とりあえずの感想としては、名作になりそこねた作品、という感じでしょうか。
まず、無駄が多い、その割に詰め込みすぎていて、反則技まで使ってしまった。
50話もの物語を完璧に構築せしめた名作の外伝、しかも劇場版を分割上映となれば、
期待が高まるのは仕方ないのですが、期待しすぎた感がありますね。
問題のひとつは、無駄なファンサービス。
ルルーシュ&スザクの登場に必然性がなく、
1期と2期を繋ぐ物語とするには強引すぎるきらいがあります。
せっかくオリジナルの劇場版用キャラクターたちの物語なのだから、
TV版本編の要素は味付け程度でよかったのでは?
2つ目は、複雑すぎる設定。
アキトとシンだけに焦点を絞ると、物語が小さくまとまりすぎるのは分かりますが、
哲学心理学的要素を持ち込んだ精神世界とギアスの関係を描くには、尺が足りなかった。
結果として展開が駆け足になり、不自然な展開になった部分も散見され、
お粗末な印象になってしまったのは明らかにマイナス。
特にレイラが演説した直後の唐突な「死にました」宣言は唖然とするしかない。
スマイラス関連は物語の複雑化を招き、それでいて尺の関係で処理しきれなかった結果、
贅肉化してしまったのが本当に惜しい。
アシュレイは非常に良いキャラなのだけど、キャラがブレまくってるのも説明不足の影響ですね。
スマイラス殺害からババアキャンプ参加への繋がりが意味不明すぎる。
最後は反則技「時間操作」。
ショッキングシーンを入れたかったからか、
戦闘中にいきなり精神哲学的講義が始まる不自然さが発生したのは失笑もの。
これがあったからレイラの力に若干の説得力が生まれたとはいえ、あまりに不自然。
そして、いくらギアスの力は摩訶不思議と言っても、時間が遡るのはやりすぎ。
ついでに、結局レイラのギアスが何だったのかはイマイチ不明という、
モヤモヤが残る展開になっていたのがなんとも。
全体的に展開に無理があって、それをまとめきれなかったように思えます。
TV版の場合、無理な展開を無理やり押し通す力が「ギアス」だったのですが、
今回はギアスのせいで無理が出てきたという感じですね。
正直、SFに精神的な要素を強く入れるのはオススメしかねる。
ロボットものはガンダムの呪縛を受けすぎてるきらいがありますね。
そんなわけで、3章まではまだ先が分からないためワクワクもありましたが、
4章からの失速がヤバかったです。
派手な戦闘とスピード展開で無理やり盛り上げただけなんですよねぇ。
期待が大きすぎてネガティブ意見ばかりになってしまいましたが、良かったところもあります。
まず、映像が非常に美しい。劇場版を名乗るに相応しいレベルです。
ロボットが3DCGになったからか、メカデザインが非常に良かった。
個人的にTV版の機体はどれもこれもカッコ悪かったので、
「亡国のアキト」の機体の洗練されっぷりは非常によかった。
特にアフラマズダ! 重武装ダブルガトリング機体とか胸熱!
何でプラモ化されてないんだあああああ!!!orz
日常パートが面白すぎた。なんという幸せ空間。
大量のババアたちとの共同生活という不思議な日常パートは、
殺伐としたキャラクターたちの違う側面をうまく描けており、魅力が倍増したナイス采配。
それに伴うエンディングも実に理想的なハッピーエンドでした。
坂本真綾が歌うテーマ曲「モアザンワーズ」が名曲すぎて死ねる。
劇場で、間を開けながら見ると良かったのかもですが、
一気にまとめて見ると物語展開の粗が目立って気になります。
主人公・アキトが意外にも好感度の高いキャラクターだったので、
レイラとの関係も、もっとじっくり描けていればと思わざるを得ません。
レイラがアキトに惚れる要素って全然なくない?
良い素材が多かっただけに、勿体無いと思うのです。
まぁ、一緒に見た『ナナリーinワンダーランド』がすげー面白かったので、帳消しってことで(ぇー
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