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そのチープさに癒やされる

2017年03月08日 22:13

今日は休みだったので、ひたすら『ニーア・レプリカント』のプレイ動画見てました。
最近はゲーム実況系動画も見なくなって久しいですが、
自分でプレイするわけじゃないゲームの動画をダラダラと見るのも悪くないですね。
まぁ、今回はストーリーを知りたいだけだったんで、
上手い人のプレイを見るべきだったなと軽く後悔してますが。

さて、最近はPS4で遊ぶことがメインになりつつあり、
それに伴ってプレイするゲームのリッチさが格段に上がりました。
グラフィックだけでも凄いのに、
マシンパワーを活かしてシステムやゲームデザインまでレベルが上がってるので、
とにかく豪華だなと思います。
こんな娯楽が1万円以下で数十時間楽しめる今の世の中はインフレしすぎてる。

で、本来なら「ニーア」の次は『ホライゾン・ゼロドーン』を遊んでるはずなんですが、
Amazonさんの商品をキャンセルしたら機嫌を損ねてしまったようで、
「バーカバーカ! てめーの荷物は月末に送ってやんよ! ペッ」みたいな感じになりまして、
おそらく『ブルーリフレクション』と一緒に届くんじゃないかと思われます。
初回版予約してたから、キャンセルもできないんだよなあ…。
最近のAmazonさんは色々と使い難くなっているので、
そろそろ卒業の時期が近づいてきたのかもしれません。
大人しくゲオで買うか。発売日に買えるし。

そんなわけで、急に予定が空いたので、積みゲーを減らすチャンスなのです。
この機会に途中中断してるFF15でもやろうと思っていたんですが、
何故か今プレイしてるのは『夏色ハイスクル(略)』です。
一時期話題になった、パンチラ撮影ゲームですな(違

「ニーア」でもひたすら2Bの股間を追いかけていた上級変態である岳るにとって、
このゲームはまさにパラダイスですよ!
思う存分撮りまくれるとか楽しすぎてヤバイ。

しかしまぁ、「ニーア」の後でというか、今まで散々にリッチなゲームをやってきたからか、
恐ろしいほどのチープさが「これがPS4なのか…」と違う意味で愕然とさせてくれます。
PSVを基本に作った縦マルチ作品でも、ここまでチープなのは珍しいのでは。
しかもこれ、PS3&PS4のマルチなんですよねぇ。

そんな落差ショックを受けつつも、どこかで安心している自分もいます。
リアルな3Dキャラに慣れた後でプレイするドット絵ゲームの安心感に似てる。
リッチなゲームは、やはり凄いんですよね。「ああ、お金かかってるなあ」とすぐに分かる。
でもそれは、果てのないインフレの始まりなんですよ。

人間は一度味わったもののレベルを引き下げるのが難しい生き物で、
だからどんどん「より上」を求めるようにできています。
それが人間の文明がここまで急速に進化した原動力でもあるわけですが、
当然、その進化についていけないものもあります。

例えば、FF7が発売された後、RPGの基準はFF7がベースになりました。
つまり、他のメーカーのRPGが「FF7ほど凄くない」ということで、
ただそれだけでダメゲーだと思われていた時代があったんです。
や、友人にそういう意見を言われた時に愕然としたので、凄く印象に残ってます。
あんなゲームがポンポン発売されるわけねーだろ。

でも、ライトゲーマーって、そういうものなんですよね。
彼らが何故、大作や話題作しか買わないのかというと、
異常なまでにクソゲーをプレイするのを嫌うためです。
「みんながやってるゲームなら面白いだろう」とか、
「前作が有名だから、その続編も面白いだろう」とか、いわゆる「安全策」を望むのです。

まぁ、誰も望んでクソゲーをお金払ってまでやりたくないのは当然です。私も嫌です。
しかし、だからこそ、リスクのない基本無料ゲーが台頭し、家ゲーが売れなくなったのは、
そういう冒険するゲーム好きがどんどん減ってるということでもあるんですよね。
これは非常に面白くないことです。

確かに、有名作は面白いですが、続編が毎回面白いわけではなく、
また、あまりにも同じことの繰り返しすぎて、飽きることもあります。
そういう「大作・有名作への食傷感」を緩和するためには、
合間合間に全然違うゲームをプレイする必要があるのです。
要するに、緩衝材ですね。

もちろん、緩衝材だからといってクソゲーをつかむ必要はありません。これの大事なことは、
世の中には大作や有名作以外にも面白いゲームがあると知ることなんです。

たとえ作りがそれら豪華作品に敵わないとしても、ゲームで重要なのは「体験」なので、
「面白かった」と思えたなら、それは間違いなく「良ゲー」なわけです。
それは必ずしもリッチなゲームである必要はない。
そしてリッチでなくてもいいなら、小さなメーカーにもチャンスがあります。
それが昨今のインディーゲームの台頭にも繋がってるのではないでしょうか。

そういった「リッチじゃないけど面白いゲーム」が生まれる土壌に必要なものこそ、
こういった、言い方は悪いですが、チープなゲームなんだと思います。
あ、こういうの出してもいいんだ、という空気が欲しいのです。
もちろん、ある程度の売上が見込めて、ビジネスになるのが前提ですが。

そういう理想的な土壌を作れていたのがPSVなんですが、
最近はさすがにマシンパワーに不足が出てきた感があります。
このまま次世代機が発売されないなら、「スイッチ」に流れが移る可能性もありますね。
なんだかんだで日本は携帯ゲームが強いですし、私も携帯ゲーム機で遊びたいですから。

そんなわけで、正直今のゲームとして見るにはチープすぎて色々アレですが、
「パンチラ撮影したい!」という正直すぎる欲望に忠実に応えたオンリーワン要素は、
世界で1000万本クラスを売り上げる超大作ゲームでも体験できない、
このゲームだけが持つ魅力です。
その一点突破な魅力を体験することこそ、大作以外のゲームをプレイする醍醐味なのです。

あまりのアホさと安っぽさに笑いながらも、どこか安心している自分が不思議でしたが、
なんのことはない、ゲームの魅力とは豪華さとは関係ないところにあるというだけの話です。
そういう「選べる自由」があるということこそが、贅沢なものなのだと思います。

よし、言い訳完了!(ぇ
いやー、『閃乱カグラPBS』前の、いい準備運動だわー。
それじゃあ、思う存分パンチラ撮影してくるから! いやっふぅーう!!

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