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ゲームの評価と面白さ。

2017年03月22日 19:04

『イングレス的日常』のクロエさんの雑なパンチラが凄くエロく感じる。
なんか桂正和とか矢吹神レベルの、こだわりと超絶技法で描かれたものは既に芸術であり、
そこにエロスを見出すのは当然すぎて逆に興奮しないというか…言いたいこと分かる?

さて、早々にワゴンの住人になってしまった『魔女と百騎兵2』。
これだけ安いなら買ってしまおうかと思いましたが、まだ慌てるような時間じゃない。
とりあえず、ネット通販での値段や、評判を確認してからでも遅くない。

私は基本、新作は発売日に買う人なので、逆に発売日以降に買うゲームの場合は、
遅れて買うことのメリットを最大限享受する方針なのです。
たとえクソゲーでも発売日後は目に見える地雷になるわけですから、
それを踏み抜くのは完全に自己責任の自業自得です。
回避できる余地があるなら、可能な限り避けたいですよね。

で、『魔女と百騎兵2』について、大まかに調べた限りでは、こんな感じ。

○システム面では前作から確実に良く進化している。
☓ストーリーが平坦でキャラの魅力も薄い。
☓素材の使い回しが多く、音楽すら前作からの流用多し。
☓フィールドに代わり映えがない(似た風景が続く)。
☓場面演出が微妙(イベントとBGMが合ってないことがある)。

…割りと散々ですにゃー。
うーむ、発売日が悪かったのもあるけれど、
もしかしたら、なるべくしてワゴン化した可能性すら出てきました。

で、ここで岳るのブログをよく読んでくれてる熱心な岳る信者さんは、
「おいおい、岳るさんお得意の『RPGにストーリーは不要! システム命!』はどうした?
システムは最高らしいぞあ~ん?」などと背中を後押ししてくれそうですが、
そういう認識をされてる時点で誤解があるので、改めて言っておきましょう。

ストーリーも面白い方がいいに決まってるだろ!(ドーン

誤解される書き方をしていたとは思うので、改めて私のスタンスを書いておきますが、
私はRPGにおいて、ゲームシステム的面白さ(主に戦闘)を重視しており、
ストーリーに対する比重は著しく軽く見る傾向にあります。
ストーリーは破綻さえしていなければ、そこまで凝ったものでなくても十分だと考えています。
だからといって、つまらないストーリーを喜んで遊ぶわけではありません。
クソだと言われてるストーリーのゲームを敢えてプレイする気にはならないでしょう。

私がこういうスタンスになったのは、私が基本的にネタバレを嫌い、
発売日に何の情報もなくプレイすることを好むことから発生しています。
つまり、ストーリーの面白さは、それこそやってみないと分からない状態なんですね。

で、どんなクソなRPGでも、
ゲーム開始直後からストーリーが終わってるゲームはそうありません。
ごく稀に例外があるのが怖いところですが。ドラグナーズなんちゃらとか。
それは今回置いといて。

すると、まず最初にゲーム的面白さを判断する基準になるのは戦闘だと思うんですよ。
それこそ、クリアするまでに何百何千と繰り返す作業ですから、
これが面白いかどうかは、今後のモチベーションに関わってきますよね。

戦闘が面白ければ、そのRPGの大半は楽しい時間になるはずです。
あとは、いかにその戦闘を他のシステムが彩っているかにかかってきます。
つまり、より戦略的楽しさを生むスキルの習得方法であったり、
より強くなるための装備品の入手法や強化法といった部分ですね。
初めて全体攻撃魔法を覚えた時の爽快感を知ってる人は多いでしょう。
そういう「気持ちのいい瞬間」があれば、そのゲーム体験は間違いなく「楽しい」はずです。

この「楽しさ」は何故得られたかというと、
発売直後でストーリーの良し悪しが分からないからです。
ストーリーが分からないから、純粋にゲームの「遊び」の部分を楽しめるわけですね。

そうやって戦闘の時間を楽しんでいるうちに、ストーリーはどんどん進みます。
しかし、進めるほどに、どうやらこのゲームのストーリーはダメっぽい雰囲気が出てきました。
では、ここでゲームを止めるのか?

答えはノー!です。
結末でのどんでん返しの可能性を考えれば、途中で止める選択肢などありえません。
あと、戦闘が面白いなら、もっとキャラを強化したいと思うはず。

そんな感じで惰性的に進めてみましたが、ざんねん! クリアしてもやっぱりクソ展開だったヨ!
ラスボス戦はギリギリの戦いで熱かったけど、それは戦闘バランスが秀逸なだけで、
ストーリーとは何の関係もなかったとします。

はい、ここでこのゲームを評価してみましょう!
戦闘は間違いなく面白かった。でもストーリーは誰が見ても微妙だった。
このゲームはクソゲーですか?

私の場合、そこに至るまでに、どれだけの「楽しい」があったかで判断します。
「楽しい」の感じ方も人それぞれですが、大雑把に私は戦闘の面白さを基準としています。
もちろん、それだけではありませんが、
それも含めて、クリアまでに感じた「楽しい」を大切にしています。

逆に。
ストーリーがあまりに面白いので、
戦闘はクソすぎて連射パッドで飛ばしたいくらいつまらないけど、
頑張って最後までプレイしたら、やはりストーリーは神だった場合。

私の場合、そこに至るまでの苦痛の時間が長いなら、
ストーリーに対する高評価は、戦闘のクソさへの低評価と相殺され、
総合的に点数は低くなると思います。
ただし、道中の徒労感を吹き飛ばすくらい素晴らしいストーリーがあることは否定しません。

私の考えとしては、プレイ時間に関わる比率が大事だと考えているんだと思います。
RPGだと、やはり戦闘が占める割合はどうしても大きくなり、
すると、RPGの大半は戦闘と付き合うことになるわけで、それが楽しいかどうかは、
全体の印象として非常に重い要素になるのです。

長々と書いてきましたが、
要するに私は「0か100か」といった、極端な評価はしない、ということです。

どんなゲームも長所があれば短所もあるものです。
完璧すぎて文句のないゲームはまず存在しません。
だからこそ、私は最初でも最後でもなく、その過程で感じた楽しさを重視します。
なので、よほどデキが悪くないかぎり、私のレビューで7点以下はそう出ません。
ですが、9点以上をつけるとすると、やはりストーリーのデキも考慮に入ってきます。
8点がついてるということは、プレイして十分な満足感を得られた証拠です。
私のレビューで7点以下は、割りとダメダメと言えます。

まぁ、ストーリーを重視しないもうひとつの理由は、個人の好みに左右されすぎるから、
というのもあるんですけどね。
誰かが絶賛してたからといって、それが自分に合うとは限らず、逆もまた然り。

私は「FE覚醒」のストーリーを気に入ったから(システム的にも完璧で)満点つけましたけど、
なんかストーリーの評判悪いみたいなんですよねぇ。
やっぱりゲームはストーリー重視で評価するもんじゃないなと思ったのでした。まる。

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