感情移入する原理。

2017年08月08日 23:23

今日は雨がひどかったねー。まだ降ってるけど。
この調子だと、明日もまだ降ってそうだなあ。おのれー。

最近、安全策ばかりとりたくなるのか、新作のアニメを見る気力が湧かず、
どうしても過去に面白かった作品を改めて見たりしちゃいます。
これはなんなんだろうか。クソゲーを掴みたくないのと同じ心理なのか?

で、久しぶりに『おおきく振りかぶって』見てました。
スポ根アニメにハズレ無しと思ってるけど、その原点はコレだったのよな。
何回見ても面白い。3期やらないのかねぇ。

『ハイキュー!』の時もそうだったけど、
私はやはりモブっぽい負け確定なチームの消化試合にぐっときます。
ダイジェストで流さず、しっかりと相手チームの心理描写もしてくれたらなおよし。
「おお振り」は内面描写はしつこいくらいやってくれるからいいよね。

これはまぁ、私がリアルでそういう弱小の側にいたからで、
強豪の心理はまったく理解も共感もできないけど、
確定で負ける弱小側の心理は痛いほど分かります。

更に、負けるの分かってても腐らずに、
最後まで諦めないで全力を出そうとする描写があると、これはもう涙腺崩壊ですよ。
そっちの方に感情移入してしまうのは必然です。
だって、それは過去の自分の姿だもの。

漫画や小説を読む時、
読者は主人公に自己投影、あるいは感情移入するものと思いがちですが、
実際にはもっと客観的に見ているもので、
じゃあどこに感情移入するかというと、まさに自分と共感できるキャラ、
あるいはシチュエーションが出てきた時、そこに感情移入するんですね。
どう考えても俺Tueeeな主人公と自分を同一視はできないでしょ。

それでも主人公に感情移入できるとしたら、
主人公のどこかに、自分と共感できる部分がある時です。
内面は俺Tueeeとはあまり関係ないですからね。
チートスキルを持っていても、精神的に脆いキャラもいますし。いるよね?

つまり、感情移入とは、過去の自分と向き合うことでもあるわけです。
積み上げられた自分の過去の経験と重なる時、共感を覚えるんじゃないかな。
理想や憧れという場合もあるかもだけど、私の場合はあまり強キャラに感情移入しないので、
やはりどこか自分と重なるキャラクターに引っ張られるのだと思います。
勝った時の嬉しさよりも、負けた時の悔しさの方がよく分かるもの。

まぁ、だからこそ、スポ根には「弱小校が強豪に打ち勝つ」というストーリーが多いのかも。
単純にそれが盛り上がるというだけでなく、弱小だからこその共感を得られるわけで、
そこをチョイスするのは作品作りとして理に適ってるのでしょう。
あとはいかに御都合を臭わせずに勝利させるかが大事になるわけですが。

もしかしたら、最近の俺Tueeeも、実は同じなのかもしれません。
苦労したくない、努力は嫌だ、楽に勝ちたいという「理想の姿」、
そこに「憧れ」という形での共感を覚えている可能性もありますね。
それが感情移入なのかは分かりませんが、理想と同一視するのはありえる話です。

まぁ、そこまで小難しく考えながら漫画やラノベを読んでる人はいないと思うので、
単純にストレスを感じない主人公が好まれてるだけなんでしょうけどね。
でもまぁ、共感できないキャラよりは、できるキャラに愛着が湧くものなんで、
どこかに弱さが欲しいと思うのは、少数派なのかなー。
人間味ってそういう部分に出るものだし、完全なウソよりは少しのリアリティがあった方が、
作品の説得力も上がると思うのだけど。うーむ。

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コメント

  1. 飯田沙々 | URL | -

    Re:感情移入する原理。

    キャラメイクで躊躇なく女キャラを作る私としては
    いつも一歩引いた見方をしていますが、俺ツエーも
    努力で成り上がる話しもそれなりに楽しんでます。

    ま、自分がひねくれてるのは自覚してます。

    それでも時々感情移入してうるっとくる作品に出会えることもあるので、そこまであまのじゃくでもないのかなーとか我ながら単純だなーとか時々考えることもありますかな?

    最近はアニメも本もめっきり見なくなって、積み本が
    山になって困っている…
    読みたいんだが、いざ休みとかなるとぼーっとして気付いたら休みが終わってる…
    そのうちボケるんじゃないかなーと不安になります
    ゲームも自分でプレイするより実況動画ばっかり見てるし…
    頭が老化してますなー自分

  2. 岳る | URL | -

    Re:感情移入する原理。

    >飯田沙々
    超わかる。
    なんだろう、保守的になってるのかねぇ。

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