2020年02月23日 20:13
酔っ払った勢いで昨日は更新してしまい、申し訳ありませんでした。
いやー、メッチャ不満溜まってたのかしら。
でも実際問題、少年シドーはダメすぎると思うのよね。
「いやいやメッチャ強いよ!」という方がいれば、運用方法をご教授ください。
せっかく手に入れたヒーローが倉庫の肥やしになるのは忍びなさすぎる…。
さて、最近のラノベ界隈はとにかく異世界転生or転移もので溢れかえり、
どこを見ても異世界異世界で辟易しますが、
なんで素直に「ファンタジー」と題しないのか不思議ですね。
普通のファンタジー物ですら「異世界」と題していて見極めが非常に困難です。
そんな中で何故これを読もうと思ったかといえば、
題材になっている「迷宮キングダム」というTRPGが大好きだからです。
この「迷宮キングダム(通称「まよきん」)は、空も海も大地すべてが迷宮に飲み込まれた、
百万迷宮という地下世界で、小さな王国を作って少しずつ領土を拡張し、
王国を豊かに運営していくことを目指す経営要素を持った、
世界観もルールも特徴的なゲームです。
そんなゲームを題材とした小説なら異世界無双でも面白そうだと思ったわけですが、
まぁそもそものゲームからして無双とは程遠いシステムでして、
小説の方もそれに倣い、無双要素は一切ありません。
主人公は元SASのおっさんで、確かにサバイバル技術には長けてますが、
対人戦闘は得意でも、異世界の怪物相手にCQC(近接格闘)なんてクソ程も役に立ちません。
つまり、作中では「ちょっと強い一般人」程度の存在であり、
なおかつあまりに異質すぎる世界に困惑することの方が多いです。
でも、それが普通の反応だし、それが異世界転移物の醍醐味だと思うんですよねー。
食べられるかわからない木の実を食べられるか判断するだけで苦労してるのが見たいのです。
最近の異世界物は、異世界に行くことが当たり前な精神性の主人公が多くて、
異世界にすぐに馴染んじゃうし、妙なスキルで無双したりと、
異世界に行く意味が殆どないんですよね。
それこそSAOみたいなVRMMO物でいいんじゃないかと思うし、
それ以前に転生要素必要なくね?という、
「実際は普通のファンタジー」ななんちゃって異世界転生も多々あります。
そういう凡百の異世界物に食傷気味な、一昔前のラノベが好きだった読者には、
自信を持って本作をオススメします。
主人公はチート能力なんて持ってないし、異世界の現実は容赦なく彼に試練をもたらすし、
ひとつ困難を乗り越えるとすぐに次の難題が降りかかる、かなり「疲れる」物語です。
しかし、それらを自身の知恵と仲間たちの協力によって乗り越えていくカタルシスは、
最近ではなかなか味わえない魅力に満ちていると断言できます。
特にラストバトルの展開とか、やりすぎなくらい絶望的で最高でした(ぉ
そして、状況が絶望的だからこそ、希望の光が輝いて見えるんですよね。
この物語では騎士アストリアが仲間になる辺りの展開が一番の見所です。
出会う直前にどうしようもない状況に困窮していた所に、
自信と実力を兼ね備えた強者が仲間に加わる頼もしさたるやかなりのもので、
更にアストリアの快活で気持ちのいい性格が非常に好印象で、
「私を仲間にしてくれないか?」という辺りで涙が出てきました。ブラヴォー! ブラーヴァー!
私は実際にゲームをプレイしたこともあり、この世界の過酷さを知ってるだけに、
今後、この元SASのおっさんが率いる国がどうなっていくのか、非常に興味深いです。
続刊予定らしいので、2巻が早くも待ち遠しい!
…新装版として新たに発売されてるルールブック欲しくなってきた。
久しぶりにやりたいなー(チラッ
いやー、メッチャ不満溜まってたのかしら。
でも実際問題、少年シドーはダメすぎると思うのよね。
「いやいやメッチャ強いよ!」という方がいれば、運用方法をご教授ください。
せっかく手に入れたヒーローが倉庫の肥やしになるのは忍びなさすぎる…。
さて、最近のラノベ界隈はとにかく異世界転生or転移もので溢れかえり、
どこを見ても異世界異世界で辟易しますが、
なんで素直に「ファンタジー」と題しないのか不思議ですね。
普通のファンタジー物ですら「異世界」と題していて見極めが非常に困難です。
そんな中で何故これを読もうと思ったかといえば、
題材になっている「迷宮キングダム」というTRPGが大好きだからです。
この「迷宮キングダム(通称「まよきん」)は、空も海も大地すべてが迷宮に飲み込まれた、
百万迷宮という地下世界で、小さな王国を作って少しずつ領土を拡張し、
王国を豊かに運営していくことを目指す経営要素を持った、
世界観もルールも特徴的なゲームです。
そんなゲームを題材とした小説なら異世界無双でも面白そうだと思ったわけですが、
まぁそもそものゲームからして無双とは程遠いシステムでして、
小説の方もそれに倣い、無双要素は一切ありません。
主人公は元SASのおっさんで、確かにサバイバル技術には長けてますが、
対人戦闘は得意でも、異世界の怪物相手にCQC(近接格闘)なんてクソ程も役に立ちません。
つまり、作中では「ちょっと強い一般人」程度の存在であり、
なおかつあまりに異質すぎる世界に困惑することの方が多いです。
でも、それが普通の反応だし、それが異世界転移物の醍醐味だと思うんですよねー。
食べられるかわからない木の実を食べられるか判断するだけで苦労してるのが見たいのです。
最近の異世界物は、異世界に行くことが当たり前な精神性の主人公が多くて、
異世界にすぐに馴染んじゃうし、妙なスキルで無双したりと、
異世界に行く意味が殆どないんですよね。
それこそSAOみたいなVRMMO物でいいんじゃないかと思うし、
それ以前に転生要素必要なくね?という、
「実際は普通のファンタジー」ななんちゃって異世界転生も多々あります。
そういう凡百の異世界物に食傷気味な、一昔前のラノベが好きだった読者には、
自信を持って本作をオススメします。
主人公はチート能力なんて持ってないし、異世界の現実は容赦なく彼に試練をもたらすし、
ひとつ困難を乗り越えるとすぐに次の難題が降りかかる、かなり「疲れる」物語です。
しかし、それらを自身の知恵と仲間たちの協力によって乗り越えていくカタルシスは、
最近ではなかなか味わえない魅力に満ちていると断言できます。
特にラストバトルの展開とか、やりすぎなくらい絶望的で最高でした(ぉ
そして、状況が絶望的だからこそ、希望の光が輝いて見えるんですよね。
この物語では騎士アストリアが仲間になる辺りの展開が一番の見所です。
出会う直前にどうしようもない状況に困窮していた所に、
自信と実力を兼ね備えた強者が仲間に加わる頼もしさたるやかなりのもので、
更にアストリアの快活で気持ちのいい性格が非常に好印象で、
「私を仲間にしてくれないか?」という辺りで涙が出てきました。ブラヴォー! ブラーヴァー!
私は実際にゲームをプレイしたこともあり、この世界の過酷さを知ってるだけに、
今後、この元SASのおっさんが率いる国がどうなっていくのか、非常に興味深いです。
続刊予定らしいので、2巻が早くも待ち遠しい!
…新装版として新たに発売されてるルールブック欲しくなってきた。
久しぶりにやりたいなー(チラッ
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