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ウマ娘がヤバすぎて手抜きなテキスト主体ゲームは死ぬ

2021年04月12日 01:47

ランナー4枚しかないから楽勝かと思った88mm砲のプラモ、パーツが細かい上に接着剤不可避で制作難度高すぎて死にそう。
や、確かに接着剤使うプラモが作りたいとは言ったけど、ガンプラってパーツ大きかったから接着剤使っても問題なかったのね…。
あと、1色成形なのを見ると、バンダイは別格としても、コトブキヤ等がいかに頑張ってるのかよくわかる。
でもこうやって、ヤスリでゴリゴリと削って形を整えていく作業も楽しいものですよ。やはりプラモはいい…心が洗われる。

そんなプラモ作業のお供に動画を垂れ流すのは最早恒例なんですが、最近はウマ娘の実況とかよく見てます。流行りなだけに色々なライバーがやってるので、推しがやってたらそりゃ見るよね。

ウマ娘はもう一目見た時点でレベルの違いが分かる凄いゲームなんですが、題材となっている競走馬を心から愛してるのが伝わってくる作りなのが一番大きいと思いますね。ストーリーが本気で泣けるし、自分が育成した愛馬が勝った時の感動と興奮が尋常ではない。
まぁ私はログボ貰ってるくらいしかまだやれてないんですが、推しのライバーさんの実況が感情移入全開で、一緒に泣いてましたからねw
フレン・E・ルスタリオ、オススメです!

で、なんか今やってるイベントは、プロローグ見るだけで新曲貰えるという話だったんで、ちょっとやってみたんですよ。そしたらナニコレ、凄まじいな…!
実況で見てる時は気づかなかったんですが、キャラクターの動きが細かすぎる!
ストーリーパートはよくある立ち絵にテキストというスタイルなんですが、美麗な3Dモデルを100%活かした完璧な作りでした。
や、1つの会話の中でどんだけ動くのよ!
会話のニュアンスに合わせて目線や仕草等、あらゆる動きが繊細に作り込まれていて、アニメでも観ているかのような飽きさせない作りに脱帽しました。え…レベル高すぎないか…?

通常、テキストスタイルのストーリー会話パートというのは、2Dなら立ち絵に差分を付けるだけだし、Live2Dで動きを付けても、特定のパターンを繰り返すだけのコピペのようなものです。これは3Dでも同じで、数種類の仕草を使いまわして感情表現を見せてはいても、キャラは違うのにモーションは使い回しだったりするので、見ていて何かを感じるものではありません。モーションパターンもそれほど数は多くなかったりします。

ただ、ウマ娘はね…ヤバい。期間限定イベントの1シーンだけで、膨大なモーションが用意されていて、しかもほぼ使い回しがないんですよ。1動作1動作が、そのセリフのためだけにしっかりと用意されていて、狂気すら感じました。どんだけ金かけてるんだよ…。
もちろん、育成パートでは使い回しもありますが、ちょっとこの会話パートの作り込みは尋常ではない。こんなのが無料で体験できてしまったら、そりゃあ家ゲーなんて売れませんよ。だって家ゲーの方が手抜きなんだもの。

ひと昔前であれば、明らかに基本無料ゲーは低クオリティでした。いくらスマホの性能が高いと言われたところで、実態としてはPSPレベルがやっとというのが実情でした。解像度の高さで見栄え上は誤魔化してましたが、低ポリゴンなのはどうしようもない事実であり、だからこそスマホでは2Dゲームが主流になっていったのだと思います。
しかし、遂に家ゲーに迫る…というか、一部では追い越すものが出てきたわけです。ウマ娘はその注目度と実際のハイクオリティをもって、証明してしまったと言えます。

とりあえず、テキスト立ち絵主体のゲームは、ほぼ死んだようなものです。だってウマ娘レベルで作ることなんてできないもの。
元々、このタイプのゲームは低予算で作ることを前提としたスタイルであり、ここまでハイクオリティにする必要はありませんでした。何故なら金をかけるメーカーがいなかったから、Live2Dにしただけでもレベルが高く見えていたんですね。

ところが、ウマ娘が本気を出してしまった。しかも基本無料で。更に、別にテキスト主体のゲームでもないにも関わらず、本家以上のハイクオリティを見せつけてきた。
となると、同じスタイルでゲームを作る場合、基準がウマ娘になるわけですよ。この手のゲームが好きな人間が、ウマ娘やってないことを期待する方がおかしい。
そうなると、手抜きや粗が気になるようになるんですね。モーションの使い回しが多いんじゃないか。複数のキャラがまったく同じ動きをする、セリフ中口パクしかしない、等など…。

これを回避するには、ウマ娘と同等以上のクオリティで作るしかないんですが、まぁこれは現実的ではありません。予算が下りないと思います。
であれば、見せ方を工夫するしかありません。具体的には、立ち絵方式はやめて、すべてイベントCGのようにしてしまう、とかですね。要は同じ土俵に立たなければ比べられることもないということです。

いずれにせよ、今後はテキスト主体の立ち絵方式でストーリーを見せるタイプのゲームは、更に厳しい目で審査されることになると思います。具体的にはネプネプとか戦乱カグラとかですね。奇しくも今度コラボゲームが出る作品なのが皮肉です。
個人的には、この「ウマ娘ショック」で他のゲームのクオリティも引き上げられれば理想的だなとは思いますが、現実はそう簡単なものではありません。具体的には予算の壁がありますので、できることとできないことはどうしても出てきます。小さいソフトハウスは尚更です。
しかし、今までと同じでは無理ということも理解できると思うので、何かしら意識の変化がゲームの質を上げるきっかけになってくれればいいですね。

いや、マジで衝撃でした。ウマ娘はやべぇわ。

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