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霧の街探索行

2010年05月07日 19:41

『ミストキャッスル』のプレイもこれで3回目。
いよいよ終わりが見えてきたぞぅ!

ヒヤヒヤする場面は幾つかあったけど、全滅だけはなんとか免れてきた一行。
無事に脱出できますよーに。


以下、GWの冒険

闘技場での激戦を終え、宿舎に戻った一行は、そこで意外な人物と再会する。
それは《常夜の回廊》で行方知れずとなっていたカルロスであった。

カルロスは一行とはぐれた後、なんとか合流すべく街を彷徨っていたところ、
なんと仇のひとりであるガブリエル・坂田と遭遇したのであった。

「こんな所で出会うとはな…。師の仇討ちに俺を追ってきたのか?
…知らぬということは罪なことよ」

仇を前に背を向けることは許されない。
全力で斬り掛かるカルロスはしかし、
ガブリエルに剣先を掠らせることすらできずに打ち倒された。

「…殺しはしない。まだその気があるのなら、いつでも来るがいい」

そう言い残すと、ガブリエルは霧の中へ消えていった。
後には倒れ伏したカルロスのみが残されていた…。

どうやって宿舎まで歩いてきたのかは覚えていない。
気が付くと、カルロスは宿舎のベッドで治療を受けていた。
「悪運の強い野郎だ」
ドン・ブカドゥは牙の並ぶ口を大きく開けてガハハと笑うと、
フォルクスたちを呼びに行った。

そうして、かつて別れた仲間と再会を果たした一行は、
再び仲間の誓いを立てたのであった。

カルロスをパーティに加えた一行は、
抵抗勢力「風の旅団」の一員であるエドガーを救出すべく、
処刑場である《血染めの壁》へと向かう。
情報通り、人気の少ない夜の時間を狙い、少数の見張りを蹴散らすと、
無事にエドガー救出に成功した。

エドガーは「自分の無事をメルキオレに伝えて欲しい」とフォルクスたちに依頼。
自分は他の囚われていた人々を安全な場所まで送ると言い、その場で別れた。

エドガーを無事に救出した一行は、しかし、一息つく間もなく、
闘技場での戦いを強いられる。

次の相手は以前に少し因縁のある「コルデン葬送騎士団」。
奴等には、ドン・ブカドゥから頼まれた手紙配達の依頼の際に、
途中で手紙を奪われた苦い過去がある。
あの時はただ強者に従うしかなかったが、もうあの時のフォルクスたちではない。

「あの時の小童どもか。今度は見逃してやるわけにはいかんぞ?」

不敵に笑うコルデンを、しかし怯むことなく睨み返す。
一斉に突撃してくるコルデンのケンタウロス騎士団を臆することなく迎え撃ち、
一行はついにあの時の雪辱を果たすことに成功する。
そう、彼らは強くなったのだ!

意気揚々と闘技場を後にし、今後の方策を練る一行。
まずはアリアドネと面会し、オルゾゾへの紹介状を書いてもらうことにする。
これで法外な乗船料金は免除されるはずだ。
あとは奴隷の首輪をなんとかするだけである。

もちろん、地図の作成も忘れてはならない。
かなりの場所を回った一行であるが、それでも探索しきれていない場所はまだある。
未開の地を巡る計画を立て、闘技場での戦いもこなしていく日々の中で、
事件は起きた。

それはアリアドネに頼まれた蛮族退治に向かう途中でのこと。
程よい休憩地を見つけることのできない一行の前に、《鮮血城》がその威容を現した。
ここはかつて《常夜の回廊》から逃げ出した際に偶然見つけた城であるが、
仲間を失った直後でもあり、その時はろくに調べることもできなかった。

しかし、今は他に安全に休めそうな場所もない。
一行は覚悟を決めて、城の中を探索することにした。

城は地上5階、地下2階という大きなものだった。
途中、底意地の悪いキマイラに騙されかけたり、
マーシーの直感で宝箱の罠を回避したりと、様々な出来事があった。
中でもこの罠だらけの城で活躍したのは、
唯一のスカウト技能保有者であるメルである。

罠解除の度に、
安全のために10メートルほど離れる仲間たちの麗しい友情にめげることなく、
時に矢を浴び、時に落とし穴に落ちたりしながらも、メルは罠を解除していく。

悲劇は宝箱が5つ並ぶ部屋で起きた。
当然のように10メートルほど離れたフォルクスたちが見守る中で、
メルが宝箱に触れたその時、宝箱が文字通り牙を剥いたのである!

宝箱の正体は「チェストトラップビースト」という弱い魔物であったが、
メルは完全に後衛職であり、白兵経験は皆無。
次々と群がるビーストたちに、四肢を噛み切られていく。

慌てて助けに走ったフォルクスたちであったが、
ビーストを蹴散らした後に残っていたのは、
箱の残骸とメルの変わり果てた姿だった…。

喪に服する暇もなく、一行はメルの亡骸を抱えて探索を続ける。
そこで、この城の主であるユディトと名乗る少女に出会う。
事情を話し、一息つくことを許された一行であったが、その心は重い。

ユディトから幾ばくかの援助を受け取り、
また、霧の街の秘密に関わる貴重な話を聞くことに成功した一行は、
一度ドン・ブカドゥの元へと戻ることを決める。
彼のコネでメルを生き返らせてもらおうという算段であった。

ドン・ブカドゥは代償として1万Gを要求してきた。
しかし、一行は首輪を外す代金を稼ぐためにも、
ここでそれほどの大金を払うことは難しい。
そんな苦悩するフォルクスたちを見て、進み出た男がいた。

「ドン、俺の今までのファイトマネーを、こいつらにやってくれ」

そう切り出したのはマーシーであった。
マーシーの粘り強い説得の甲斐あってか、欲深なドン・ブカドゥもついに折れた。
蘇生費用の半額免除という条件を引き出すことに成功した一行は、
メルの蘇生も無事に果たしたその足で、闘技場へと向かうのであった…。


そんなわけで、メルが死ぬという大事件が起きた今回のセッション、
当初は「1万は惜しいからムギドに改造してもらおう」などという案も飛び出し、
仲間の絆というものを強く実感した一幕でありました(ぇー

せっかくなので、当時の様子を少し抜粋。

宝部屋に到着し、怪しみつつも、罠解除をメルに任せて開けようとした所、
それが見事に罠でありました。
この時、部屋には5つの宝箱があり、そのすべてが罠という状態。

特に記述はなかったのだが、
普通、全部がモンスターで、1匹が暴れだしたら、周りのヤツも襲ってくるよね?
そういう判断を下した結果、メルの周囲に5匹のビーストが出現。
慌てていたフォルクスたちは、配置もそこそこに戦闘を始めてしまった。

この適当な配置があだとなり、後衛の攻撃は敵に届かず、
前衛は移動距離が足りなくてメルの所まで移動できないなど、実にボロボロ。

結局、誰の援護も受けることができなかったメルは、
都合3匹のビーストに集中攻撃を受け、
回避能力のないメルに避ける術はなく、そのまま餌食となったのでした。

つーかダイス目が悪すぎたのも原因ね(´・ω・`)
かなり危険な状況ではあったけど、期待値が出てれば生死判定も成功して、
救援が間に合ったというのに…。

で、丁度メルが死んだところで、メルのプレイヤーが仕事で途中退場。
彼が席を離れたところで、ここぞとばかりにメルの死を悼むロールプレイをする我々w


「メルさん…ッ!?」
倒れたまま動かないメルを抱きしめ、ユノーが涙を流す。
感情が希薄なルーンフォークである彼女の瞳に、
この時初めて涙が頬を伝ったのだった。

「己の未熟…悔やんでも悔やみきれぬ…!」
カルロスが握る拳からは、血が滴っていた。
それは己の無力を痛感する、漢の慟哭…。
メルとの他愛のないじゃれ合いの思い出が、カルロスの脳裏を過ぎる。

「俺より先に逝くなんて…バカヤロウが…ッ!」
歯を食いしばり、フォルクスが血を吐くように言葉を叩きつける。
それは親友を失ったフォルクスの、精一杯の強がりであったのか。

「……ッ! ……ッ!」
宝箱の残骸を、粉々になるまで踏み潰しているのはマーシーだ。
彼の拳があと少し早く届けば、メルを助けられたかもしれない…。
そんなやり切れない思いが、誰に向ければいいのか分からない怒りが、
彼を突き動かしていたのだった。

「おお、悲しい悲しい」
ひとり、ナイトメアの少女の心の底だけは窺い知ることはできなかった…。



えー、H君。君がいない間に、こんなことが起こってました(ノ∀`)

で、どうにか生き返らせようということで、ドン・ブカドゥの所へ行ったのだが、
ここでちるのふが「まけてくれない?」とドンに交渉を持ちかけた。
マーシーのアドリブもよかったので、これを許諾。ただし、判定を要求した。
ここでGMは「冒険者レベル+知力ボーナス」での交渉判定を提案する。
ドンのレベルは11、ボーナスは2とする。
平均7レベルのパーティにはかなり分が悪い交渉である。

ドンの達成値は20。次々と失敗していく中で、マーシーがまさかの6ゾロ!
いやー、サイコロの神様っているんだなぁと思ったねw
値引きのキーパーソンだったマーシーが成功というのも美しい。
ちょっと甘いけど、半額の5000でメルは蘇生。
ここまでで一度冒険は中断して、H君の帰宅を待ったのでした。

いやー、他にも色々あったけど、
このイベント(?)のせいで全部忘れちゃったよ!(ノ∀`)

《鮮血城》は珍しくメルが前面に出ていて、
ユノーやちるのふに飛びついては相手にされず(メルは極度の女好き)、
何故かカルロスに可愛がられ(それをウザそうに払い除けるのがお約束にw)、
罠にかかっては大騒ぎと、大活躍(?)だっただけに、
まさかこれが死亡フラグだったとは…。

とはいえ、無事に蘇生もし、特に穢れの影響もなかったことだし、まぁよし!(ぇー

地図も9割方埋まり、そろそろ闘技場も終わりに近い。
次回で霧の街脱出といこうじゃないかね!
いやはや、プレイヤーのみなさんには改めてお疲れ様でした!

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コメント

  1. 県外ハンターY | URL | YFxzpq2g

    Re: 霧の街探索行

    メルの愛されキャラっぷりが実にいいですなぁ

    それに引き換え

    「おお、悲しい悲しい」

    これはヒドイw
    実にヒドイwww

    プレイヤー誰なんすかwwwだめすぎだろwwwww

    ・・・ん?あれ?いやまさかな・・・

    大事なことなので2回言いました

  2. 岳る | URL | -

    Re: 霧の街探索行

    >Y
    Yェ…。

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