2010年09月28日 00:03
「BLEACH OSR」リプレイ第4回。今回でラストです。
ターン的に7週間戦っていたことになるわけですが、
二ヶ月近くも誌面を割く激闘だったと考えると、なかなかの激戦ですねw
なお、最初に断っておきますが、最後の最後で致命的ルールミスが続出しています。
そのため、このリプレイを読んで「BLEACH OSR」に興味が湧いたという方は、
ルール適用において注意するよう、お願いいたします。
では、若き死神たちの戦いの行く末を御覧ください。
以下、6週~エピローグ
ターン的に7週間戦っていたことになるわけですが、
二ヶ月近くも誌面を割く激闘だったと考えると、なかなかの激戦ですねw
なお、最初に断っておきますが、最後の最後で致命的ルールミスが続出しています。
そのため、このリプレイを読んで「BLEACH OSR」に興味が湧いたという方は、
ルール適用において注意するよう、お願いいたします。
では、若き死神たちの戦いの行く末を御覧ください。
以下、6週~エピローグ
6週目 薫子 VS ザンバー
GM ドラマチックになってきたじゃないか(笑)。
薫子 (カードを引きながら)手札が「なん…だと…?」という感じなんだが(一同爆笑)。
GM 【拳】に移動して、攻撃力のデフォは10。
薫子 待て待て、今の私のOSRは幾つなんだ(数えて)10? OSRだけでなんとかなってるな。【走】だ!
GM じゃあ1点だけ上げておくか…(カードを出す)11。
薫子 こっちは最初から13ある。
GM 初期値で負けてる(笑)。
薫子 (カードを出して)じゃあ15。
GM 4点ダメージ? ああ、ついに中傷まできた。
薫子 こっちはすでにボロボロなんだぞ(笑)。そろそろなんとかしないと。「いくぞ、雹天!」。
GM じゃあその斬撃の速さを捉え切れず、そのまま受けてしまったことにしよう。
ザンバー(GM) ぐぅ…ッ! その傷で、そこまで動けるのか…!
GM ごめん、N-OSR(一同爆笑)。
星 油断してたんだね(笑)。
GM うあー、やっぱりOSR貯まってると途端に強くなるなー。
6週目 星 VS ミルクビッチ
ミルク あたしはこのターン、【鬼】に移動だから…(コマを動かす)。
星 こっちは【走】で。
ミルク (ナレーション風に)舞う土埃。ガラガラと瓦礫が崩れる音がした後、すぅっとミルクビッチが上空へと上がる。肩を押さえながら「はぁ…はぁ…はぁ…」。そして星を睨み付けている。
一同 おおー。
ミルク (低い声で)「舐めやがってぇ…!」(一同爆笑)
GM 雑魚じゃないか!(爆笑)
薫子 途端に口調が変わるのは負けフラグだろ(笑)。
GM いいよー。いいわー(笑)。
星 雑魚の王道を走ってるね。
薫子 ほとばしる小物臭(笑)。
GM どっちかっていうと『ドラゴンボール』だけどな(笑)
ミルク ピッと指差して「お前、絶対に許さない」。更に上空へと移動し、「さっきの比じゃないわよ」と。
星 『ガンダムX』のサテライトシステムみたいに、羽根に光が集まるんだね(笑)。
ミルク そして羽根が虹色に輝く(笑)。
薫子 やばいやばい、それ『ガイバー』であった(笑)。
ミルク 「サニーブラスト・マックスバージョン――虚閃」。へその穴に槍状のエネルギーが形成されて、ドッ!と放たれる(一同笑)。
GM あ、虚閃は全PCに3ダメージだよ。余波が薫子にも届くということで。
薫子 それを受けたら死んでしまう。
GM (薫子のシートを確認している)うーん、現在7点H-OSRにダメージが入ってるのか。ミルクビッチの虚閃では死なないけど、霊圧ランクが低いから、そこから更に1点でも食らうと死ぬなぁ。次のターンでザンバーを沈めないと(ザンバーは次ターンで虚閃を撃つので)終わる。
薫子 終わってまうー!(笑)
GM (薫子に)まぁ、ここが全力を出すところなんじゃないか?
ミルク えーと、攻撃力は13で。上空から光の槍が降り注ぎます。
星 今のOSRは…7で、能力足して10。(カードを出す)これで13!
GM お、相殺だね。上空から巨大な光の槍が降ってきたところで…。
星 「耐えるよ、星雷!」
GM そう刀に語りかけながら、星は光の槍に刃を振るう!
星 そしてズバァッと槍を切り裂いて、消滅させる!
GM では、負けセリフをどうぞ(笑)。
ミルク (すっとんきょうな声で)「うそぉ!」(一同爆笑)
GM (笑い転げている)
ミルク リング状の衝撃波が(薫子に)いきます。
GM では、薫子が「いける!」と思ったところで、背中から衝撃波が叩きつけられる。
薫子 なん…だと…?(一同爆笑)
GM 上手いね! 上限増やしていいよ(笑)。
星 (手を叩いて笑ってる)あ、こっちにもダメージ来るんだよね?
GM そうだね。直撃は避けたけど、余波は受けた感じかな。
星 じゃあ、薫子さんのダメージは庇えるの?
GM あ、庇ってもいいんじゃないかな。演出変えてくれれば…でも、そうするとさっきの「なん…だと…?」は無効かなぁ。それなら次のターンで庇えば?
星 そうだね。しかし今の余波で重傷です(一同笑)。
7週目 薫子 VS ザンバー
薫子 私には生きる道がほとんど残されていない。やるしかない…!
GM (カードを引く)スペードか…(コマを【斬】に移動)
薫子 私も【斬】に行くしかない。
GM あ、俺はこのターン「虚閃」使うから、【鬼】だわ。ごめん。
薫子 ここでB-OSRを使う。3ターンの間【斬】が+5だ。
GM こっちはどうするか…基本値は15なんで。しかしハートが手札にないので、そのまま15だね。
薫子 (計算して)こっちは基本が21?
GM 一撃で10以上のダメージを与えられれば、倒せます(笑)。
星 じゃあ25以上? ハ・イ・パー・O・S・R!
GM H-OSRタイムだ(一同笑)。
薫子 じゃあ、H-OSRを5点使うぞ。
GM ふむ、じゃあ俺は薫子がミルクビッチの攻撃の余波を受けたのを見て、ちょっと躊躇いが出たことにしよう。一瞬向こうに気を取られた、ということで。
星 本来の威力ではなかったのか。
GM 斬られつつも隠した手に虚閃を準備していたんだけど、視線を外してしまう。
薫子 チャンスだ! こっちの攻撃力は26!
GM うあー、中傷だったのに一気にもってかれたー。…(薫子に)気絶と消滅、どっちがいい?(笑) 気絶にしとくと、「トドメを刺さなかった」ということで、OSRになります(笑)。
薫子 でも、キャラクター的に奪われた霊圧を回収しないといけないからな…。
星 戦いの中で、何かを取り戻した、とか。
薫子 …じゃあ、助けてやろう。向こうもそれほど好戦的じゃなかったから、それほど悪いヤツじゃなかったのかもと思う。
星 最後の虚閃に何かを感じ取ったんだよ。
ミルク (薫子になって)これは…ヤツの悲しみ…?(一同笑)
星 どこぞの残月じゃないんだから(一同爆笑)。
GM (笑)。じゃあ、描写しようか。一瞬、ザンバーの気が逸れたのを、君は見逃さなかった。
薫子 私が勝つにはここしかない! 『天河白魂』!
GM 改めて薫子の方に視線を戻した時には…。
薫子 すでに刃が目の前にある。
GM ザンバーはそこで静かに目を閉じる。相手が自分の刃を受け入れようとしていることを、薫子はその瞬間、感じ取った。
薫子 私は何故か急所を避けてしまう。
GM しかし、薫子の一撃で戦闘不能になり、ザンバーはそのまま地上へと落ちていく。どうなったかは不明(笑)。でも、薫子は自分が手加減して急所を外したことは理解している。…では、OSRあげます。
薫子 (ポツリと)何故、私は殺せなかった…。
GM いいね! じゃあもう1点あげるわ(笑)。
薫子 だが、今は考えてる場合ではない。行かなくては。
GM では、薫子が救援に走り出したところで終わっておこう。
薫子 VS ザンバー 決着!
7週目 星 VS ミルクビッチ
GM (ルールを読みながら)薫子はこのターンでもう救援に来れる、でいいのかな。
ミルク マジで。
薫子 じゃあ手札補充して…。
ミルク (カードを引く)カードはジョーカーだから、一番能力の高い場所へ行く。だから【鬼】に移動(コマを動かす)。
GM じゃあここで演出しておこうか。君は落ちていくザンバーを視界の端で捉える。
ミルク 「ざ、ザンバー様!?」驚愕の表情を浮かべる。
GM それと同時に君の方へと向かってくる薫子の姿も見える。
ミルク 「くっ…! もういい! あんたたち、滅茶苦茶にしてあげるわ!」(一同笑) そしてハンマーを構える。
GM ついに! 俺は解放するまでもなくやられたわけだが(笑)。
ミルク 「“炙り尽くせ―燐牙旋明王(コルミーリョ・ディオス)!”」 ハンマーを振り回すと、振り回した跡にボッボッと炎が灯り、やがてミルクビッチの全身を炎が包み込む。…それを2人は見てる…の?
GM まぁ、ブリーチですから(一同爆笑)
ミルク で、炎が消えた跡に、黒い巨体が現れる。えー…身長は2メートルくらいになって、光背を背負った、むくつけき姿に(一同苦笑)。ハンマーは一回り大きくなって、常に炎を吐き出している。
GM ……むくつけき大男になるまではカッコよかったから、OSRにしとこう。で、『ハンター×ハンター』のビスケみたいになっちゃったから、(PCに)それぞれOSR1点いいよ(一同爆笑)。
星 ここで「なん…だと…?」はアリ?
GM ああ…アリだね(一同笑)
ミルク 星を一瞥して(低い声で)「そういえばあんた、思い出したわ。昔、あたしが焼いた村で泣いてたガキじゃない」。
星 いかついオッサンの姿だけど、その口調なんだ?(笑)
薫子 (唐突に)しっかりしろ、星! 油断するな!(一同爆笑)
星 薫子さん!
ミルク やっぱりあの時、殺しておくんだったわ…。
GM おお、いいセリフだね! N-OSR(一同爆笑)。
星 ええー?(笑)
薫子 「いいセリフ」って言ったのに、N-OSRか(笑)。ひどすぎる(爆笑)。
星 (笑い転げている)
薫子 さっき使ったばかりのH-OSRが、どんどん貯まっていく(笑)。
ミルク 「もう塵ひとつ残さないわよ」。技も使います。描写はどうしようかな?
GM じゃあPC側の行動決めてからにしよう。その間に考えておいて。
星 僕はその姿に驚愕しても、攻撃するよ(【拳】に移動)。
薫子 経験的に、もはや油断はない(【斬】に移動)。
GM さっきの戦いで成長したんだね。精神的に。(星に)戻ってきた薫子の表情を見て、何か違うものを感じるんですよ。
星 より一層頼もしいというか、憧れが強くなる。
薫子 もちろん、服もボロボロでチラリズムも全開だぞ(一同笑)。
星 あー、星君はそんなこと気にしないから。
GM 今までのH君のキャラとは思えない(笑)。
ミルク よし、決めた。攻撃力は18。ハンマーを天にかざすと、どんどん伸びながら巨大になっていく。
GM 「ギガントハンマー」じゃん(笑)。
ミルク で、あまりの大きさに周囲が暗くなる(一同笑)。
GM ここで「なん…だと…?」言っておけば?
薫子 なん…だと…?(OSR上限アップ)
ミルク 影になった空から地上を見下ろし、ボソリと呟く。『紅伽藍明王(カルメシー・ディオス)』。
一同 おおー(拍手)。
GM 君たちの真上に、巨大などという言葉では言い表せないほどの大きさの戦槌が落ちてくる。とても避けられる大きさではない!
星 18だよね?
薫子 まだB-OSRの効果も残ってるし、まだまだ強いぞ。
GM それ、何ターン継続?
薫子 3ターン。
GM それは強いな! でも個人的には星に見せ場をあげたい所だね。
星 じゃあ、B-OSR発動。【拳】+5。
GM 27以上出せば、一撃で倒せます。
星 うーん、僕はH-OSRまで行ってないから、そこまでは無理だよ。
薫子 まだダメージが足りないのか。
GM とりあえず現状の攻撃力は? …19か。切り札もないの?
星 (無言で手札を場に並べる)
GM お! いったじゃーん(笑)。
薫子 ここは私が抑える。
星 待ってください。僕がやります!
GM うん、明らかに薫子に任せた方がいいのに、あえて行くのがブリーチ流ですよ(一同笑)
薫子 そうか…。ならばもう何も言わん。…勝てよ?(一同笑)
ミルク でも、そんなこと言ってる時間あるの?
GM (しれっと)ありますよ?(一同爆笑)
薫子 だって、ブリーチだぞ!(爆笑) 相手の解放も待つし、最後の決めセリフも待つ!
星 戦槌が落ちてきてるのに、今の会話が成立してるんだね(笑)。
GM そこで薫子が笑いかけるんですよ。
星 あー。では、星も一段階成長した表情で返すよ。。そしてミルクビッチのもとへ(笑)。
GM ハンマーが振り下ろされ切る前に、一瞬にしてミルクビッチの眼前へと星が現れる。
ミルク !!
星 これで最後だ! 『十六夜雷孔雀』! 一閃!
GM 君は切り裂いたと同時にミルクビッチの後ろに駆け抜けている。
ミルク 「ば、バカな…このあたしが…!」そして身体にヒビが入っていって、バーン!と砕け散る。
GM (笑)。じゃあ「消滅」にチェックしとけ(一同爆笑)。
ミルク 消滅しちゃった(笑)。
星 滅った!(爆笑)
ミルク ぶっちゃけありえな~い!
GM それは違うだろ(笑)。
ミルク じゃあ、「ありえない…ありえないぃいッ!」にする。そして爆散。
GM それはいいな(笑)。じゃあそれで。ミルクビッチの消滅と共に、迫り来る戦槌も一瞬にしてヒビが走り、砕け散る。そして大気に溶けるように消滅した。
星 おおー。
GM では、最後に薫子さん、締めてください。
薫子 …やったな、星(一同笑)。
星 VS ミルクビッチ 決着!
エピローグ
GM では、最後にエピローグを演出して終わりましょう。
一同 いえー!
GM ルールにもエピローグは「適当にやれ」って書いてあるし(笑)。
薫子 (ルールを覗き込んで)なん…だと…?
ミルク 消滅したキャラは?
星 語ることすら許されません(一同笑)。
GM 星が何か思い出してくれない限り、もうエピローグでも語られることはないでしょう(笑)。
ミルク 思い出される要素がない(笑)。
GM じゃあ、ここはザンバーが目を覚ますところから始めましょう。地面に倒れているところで、すっと目を開く。
ザンバー(GM) 俺は…死んだのではなかったのか…?
GM で、横に薫子が立っている。
薫子 残念ながら、まだ貴様は死んではいない。
ザンバー(GM) そうか…。なら、トドメを刺すがいい。それが勝者の権利だ。
薫子 ザンバーの目の前に斬魄刀を突き出すけど、あえてトドメは刺さない。「最初は私もそのつもりだったが、今はその気はない」
薫子の脳裏に映るのは、かつての無様な自分。
薫子 かつて貴様と戦った時、私は貴様に肩を喰われただけだった。手心を加えたのか、単なる気まぐれだったのかは分からないが…あの時、私が生き残ったのは確かだ。
静かに目を閉じる。もう、あの頃の自分はいない。私は今日、新しい「朝霧薫子」として、一歩を踏み出したのだから。
薫子 「だから今度は私が…貴様を見逃そう」
ザンバー(GM) あの時の娘が…強く、なったな…。
薫子 だが、勘違いするな。私も死神だ。次にあいまみえる時こそ、決着を付ける時だ。
GM ここでトドメを刺さないのがブリーチだよね(笑)。
薫子 本当は刺すべきなのに、何故か刺さないという(笑)。
ザンバー(GM) 甘いな…。だが、そうだな…。まだ生きることを許されるというならば、もう少し、足掻いてみようか…。
GM そのままザンバーは微かに笑みを浮かべて目を閉じる。薫子はもう振り返ることもなく、立ち去っていく。
星 僕は、母さんの仇を討ったということで、静かに祈りながら、虚空を見つめて「母さん…」と呟いている。
GM そこに薫子が戻って来る。
薫子 帰投するぞ、星。
星 晴れやかな、でもどこか悲しみにも似た表情で、薫子の方を向く。「はい、薫子さん!」
星 で、僕自身がミルクビッチに触れる余地がないんだけど…(笑)。
GM いや、アイツはもういいだろ(笑)。
薫子 同情の余地がないからな(笑)。
星 「さよなら、ミルクビッチ…」とか(一同爆笑)
薫子 ねーよ(笑)。
GM そもそも、名前すら知らないよね(笑)。
GM では、星が笑顔を取り戻したところで終了、ということで。二人が歩き始めた所でエンドですよ。
一同 わー!(パチパチ)
GM ではみなさん、お疲れ様でした!
一同 お疲れ様でした!
楽しんでいただけましたか?
これにて「BLEACH OSR」リプレイは終了です。
短時間でドラマチックなバトルが堪能できる「BLEACH OSR」。
興味ができたなら、是非一度、プレイしてみてください。
そこには、あなたがいつも読んでいるブリーチの世界が待っているはずです。
それではこの場を借りて、参加してくれたプレイヤーのみなさん、
および、「BLEACH OSR」の制作者である、びぜん@備前屋さん、
そして、ここまで読んでくれた閲覧者のみなさんに、ありがとうございました!
GMのツッコミ:
ガイバー…『強殖装甲ガイバー』のこと。この後、智郎君とNの間でマニアックなガイバー談義があったのだが、割愛。
7週目のザンバーとミルクビッチの戦闘不能について…読んでいて「アレ?」と思われた方もいるかもしれないが、この計算は間違っている。ザンバーの霊圧ランクは5なので、致命傷にチェックを入れるために5点、更に気絶/消滅のために10点のダメージが必要。この時点で15点のダメージが必要なのである。そしてまだザンバーは中傷だったので、更に5点前後、一撃で気絶/消滅させるには計20点以上のダメージが必要なのであった。それはミルクビッチも同様。
しかし、言い訳をさせてもらうなら、この計算ミスによって展開が早まり、よりドラマチックな演出ができたのではないかとも思う。このまま続けても、寿命が1ターン延びた程度だろう。惜しむらくは、ザンバーの帰刃ができなかったことだが、代わりに良いエピローグになったんじゃないかな?
ルーリングミスを正当化するつもりはないが、これもまた、TRPGならではの面白さである。…ということで、許してくださいorz
ザンバーの最後の虚閃…ここでザンバーが倒されてしまったことで、ターン最後の鬼道の効果適用を省略してしまっている。本来であれば、ここで虚閃の3ダメージが適用されるのが正しいのだと思うが…その場のノリって大事だよね(おひ
しかし、ここで虚閃ダメージが適用されていれば、星もH-OSRに突入できていたのであった。でもその場合、そのままだと薫子が死ぬので、星が庇う必要があり、演出で困ったかもしれない。
思うに、原作同様「虚閃のダメージでは気絶/消滅にはチェックできない」というヴァリアントルールを採用するのもアリかと思ったりする。
薫子の救援…正確にはここでの「対敵の決定」は星のものであり、薫子のものではない。よって、同一ターン中での救援はできないと考えるのが正しいと思われる。
しかし、最後の最後でルールミスが頻発してるのは、ルールの読み込みが足りないだけでなく、ここまで2時間ぶっ続けでプレイして判断力や理解力が低下していたせいかもしれない。特にこのゲームは演出が過剰気味になるので、余計疲れる。休憩って大切。
『ハンター×ハンター』のビスケ…ご存知、ロリババァにしてその正体はゴリラ女。ミルクビッチがこの姿になることは全員知っていたので、みんな苦笑していたのである。
ギガントハンマー…「魔法少女リリカルなのは」より。鉄槌の騎士ヴィータの必殺技。リプレイの通り、ハンマーが巨大化して、敵を押し潰す。でもこれはやりすぎw
ぶっちゃけありえな~い!…『ふたりはプリキュア』ですね。私は初代を少し見た程度なので、今もこのセリフを言うキャラがいるのかは不明。
エピローグ…あえて(笑)を使わなかったのだけど、ザンバーと薫子の会話中、押し殺した笑いや、そのまま爆笑していたりと、結構後ろは散々な有様だった。カッコよく決めてると何故か笑いが込み上げてくる。これがシリアスな笑いということなんだろうか(違
追記:
あれ? もしかしてH-OSRの使い方が違う…?
私の解釈では、H-OSRの部分には「追加HP」が10点分存在していて、
ダメージが合計10まで貯まると、
次のダメージが霊圧ランク以上の場合、気絶/消滅と解釈していたんだけど…。
H-OSRの「現在値」が「防御力」であり、
「防御力=H-OSR」以上のダメージを受けるまでは、
HPダメージ的なものは受けないというのが正しい…?
上記の場合の例:
H-OSRの現在値が「2」のPCが敵から3ダメージ受けた場合、
「防御力=2」なので、ダメージがH-OSRを突破し、PCは気絶/消滅にチェックする。
ただしこの場合、オーバーダメージは「1」なので、
霊圧ランク2以上のPCならチェックは不要である。
それとも、受けたダメージはH-OSRに還元され、H-OSRの上限を超えるまでは、
ダメージはすべてH-OSRとして扱われる。
つまり、H-OSRに突入した時点で、「HPダメージ」というものは存在しなくなる、
というのが正しいのだろうか?
上記の場合の例1:
H-OSRの現在値が「5」のPCが敵から4ダメージを受けた場合、
受けた4ダメージはH-OSRに還元され、PCのH-OSRの現在値は「9」になる。
次のターン、更にPCは敵から3ダメージ受けた場合、
PCのH-OSRは「12」になるが、H-OSRの上限は10なので、2点オーバー。
この時、PCの霊圧ランクが2以下の場合、PCは気絶/消滅する。
例2:
H-OSRが「1」のPCが、敵から8ダメージを受け、H-OSRは「9」になった。
次のターンでPCはH-OSRを消費し、現在のH-OSRは「2」まで減少した。
更に次のターン、敵から7ダメージを受けたPCは、H-OSRが「9」に上昇した。
この時点でのダメージの累計は「15」であるが、
H-OSRに突入したPCにはHPダメージは意味のないものになっているため、
特に気にする必要はない。
…うーん、後者の解釈が正しいような気がしてきたぞぅ。
これだと本当にPCは死に難くなるしなー。
しかしこれだと難しすぎる気もする。
ちょっと公式解釈を詳しくお聞きしたいところですね。
GM ドラマチックになってきたじゃないか(笑)。
薫子 (カードを引きながら)手札が「なん…だと…?」という感じなんだが(一同爆笑)。
GM 【拳】に移動して、攻撃力のデフォは10。
薫子 待て待て、今の私のOSRは幾つなんだ(数えて)10? OSRだけでなんとかなってるな。【走】だ!
GM じゃあ1点だけ上げておくか…(カードを出す)11。
薫子 こっちは最初から13ある。
GM 初期値で負けてる(笑)。
薫子 (カードを出して)じゃあ15。
GM 4点ダメージ? ああ、ついに中傷まできた。
薫子 こっちはすでにボロボロなんだぞ(笑)。そろそろなんとかしないと。「いくぞ、雹天!」。
GM じゃあその斬撃の速さを捉え切れず、そのまま受けてしまったことにしよう。
ザンバー(GM) ぐぅ…ッ! その傷で、そこまで動けるのか…!
GM ごめん、N-OSR(一同爆笑)。
星 油断してたんだね(笑)。
GM うあー、やっぱりOSR貯まってると途端に強くなるなー。
6週目 星 VS ミルクビッチ
ミルク あたしはこのターン、【鬼】に移動だから…(コマを動かす)。
星 こっちは【走】で。
ミルク (ナレーション風に)舞う土埃。ガラガラと瓦礫が崩れる音がした後、すぅっとミルクビッチが上空へと上がる。肩を押さえながら「はぁ…はぁ…はぁ…」。そして星を睨み付けている。
一同 おおー。
ミルク (低い声で)「舐めやがってぇ…!」(一同爆笑)
GM 雑魚じゃないか!(爆笑)
薫子 途端に口調が変わるのは負けフラグだろ(笑)。
GM いいよー。いいわー(笑)。
星 雑魚の王道を走ってるね。
薫子 ほとばしる小物臭(笑)。
GM どっちかっていうと『ドラゴンボール』だけどな(笑)
ミルク ピッと指差して「お前、絶対に許さない」。更に上空へと移動し、「さっきの比じゃないわよ」と。
星 『ガンダムX』のサテライトシステムみたいに、羽根に光が集まるんだね(笑)。
ミルク そして羽根が虹色に輝く(笑)。
薫子 やばいやばい、それ『ガイバー』であった(笑)。
ミルク 「サニーブラスト・マックスバージョン――虚閃」。へその穴に槍状のエネルギーが形成されて、ドッ!と放たれる(一同笑)。
GM あ、虚閃は全PCに3ダメージだよ。余波が薫子にも届くということで。
薫子 それを受けたら死んでしまう。
GM (薫子のシートを確認している)うーん、現在7点H-OSRにダメージが入ってるのか。ミルクビッチの虚閃では死なないけど、霊圧ランクが低いから、そこから更に1点でも食らうと死ぬなぁ。次のターンでザンバーを沈めないと(ザンバーは次ターンで虚閃を撃つので)終わる。
薫子 終わってまうー!(笑)
GM (薫子に)まぁ、ここが全力を出すところなんじゃないか?
ミルク えーと、攻撃力は13で。上空から光の槍が降り注ぎます。
星 今のOSRは…7で、能力足して10。(カードを出す)これで13!
GM お、相殺だね。上空から巨大な光の槍が降ってきたところで…。
星 「耐えるよ、星雷!」
GM そう刀に語りかけながら、星は光の槍に刃を振るう!
星 そしてズバァッと槍を切り裂いて、消滅させる!
GM では、負けセリフをどうぞ(笑)。
ミルク (すっとんきょうな声で)「うそぉ!」(一同爆笑)
GM (笑い転げている)
ミルク リング状の衝撃波が(薫子に)いきます。
GM では、薫子が「いける!」と思ったところで、背中から衝撃波が叩きつけられる。
薫子 なん…だと…?(一同爆笑)
GM 上手いね! 上限増やしていいよ(笑)。
星 (手を叩いて笑ってる)あ、こっちにもダメージ来るんだよね?
GM そうだね。直撃は避けたけど、余波は受けた感じかな。
星 じゃあ、薫子さんのダメージは庇えるの?
GM あ、庇ってもいいんじゃないかな。演出変えてくれれば…でも、そうするとさっきの「なん…だと…?」は無効かなぁ。それなら次のターンで庇えば?
星 そうだね。しかし今の余波で重傷です(一同笑)。
7週目 薫子 VS ザンバー
薫子 私には生きる道がほとんど残されていない。やるしかない…!
GM (カードを引く)スペードか…(コマを【斬】に移動)
薫子 私も【斬】に行くしかない。
GM あ、俺はこのターン「虚閃」使うから、【鬼】だわ。ごめん。
薫子 ここでB-OSRを使う。3ターンの間【斬】が+5だ。
GM こっちはどうするか…基本値は15なんで。しかしハートが手札にないので、そのまま15だね。
薫子 (計算して)こっちは基本が21?
GM 一撃で10以上のダメージを与えられれば、倒せます(笑)。
星 じゃあ25以上? ハ・イ・パー・O・S・R!
GM H-OSRタイムだ(一同笑)。
薫子 じゃあ、H-OSRを5点使うぞ。
GM ふむ、じゃあ俺は薫子がミルクビッチの攻撃の余波を受けたのを見て、ちょっと躊躇いが出たことにしよう。一瞬向こうに気を取られた、ということで。
星 本来の威力ではなかったのか。
GM 斬られつつも隠した手に虚閃を準備していたんだけど、視線を外してしまう。
薫子 チャンスだ! こっちの攻撃力は26!
GM うあー、中傷だったのに一気にもってかれたー。…(薫子に)気絶と消滅、どっちがいい?(笑) 気絶にしとくと、「トドメを刺さなかった」ということで、OSRになります(笑)。
薫子 でも、キャラクター的に奪われた霊圧を回収しないといけないからな…。
星 戦いの中で、何かを取り戻した、とか。
薫子 …じゃあ、助けてやろう。向こうもそれほど好戦的じゃなかったから、それほど悪いヤツじゃなかったのかもと思う。
星 最後の虚閃に何かを感じ取ったんだよ。
ミルク (薫子になって)これは…ヤツの悲しみ…?(一同笑)
星 どこぞの残月じゃないんだから(一同爆笑)。
GM (笑)。じゃあ、描写しようか。一瞬、ザンバーの気が逸れたのを、君は見逃さなかった。
薫子 私が勝つにはここしかない! 『天河白魂』!
GM 改めて薫子の方に視線を戻した時には…。
薫子 すでに刃が目の前にある。
GM ザンバーはそこで静かに目を閉じる。相手が自分の刃を受け入れようとしていることを、薫子はその瞬間、感じ取った。
薫子 私は何故か急所を避けてしまう。
GM しかし、薫子の一撃で戦闘不能になり、ザンバーはそのまま地上へと落ちていく。どうなったかは不明(笑)。でも、薫子は自分が手加減して急所を外したことは理解している。…では、OSRあげます。
薫子 (ポツリと)何故、私は殺せなかった…。
GM いいね! じゃあもう1点あげるわ(笑)。
薫子 だが、今は考えてる場合ではない。行かなくては。
GM では、薫子が救援に走り出したところで終わっておこう。
薫子 VS ザンバー 決着!
7週目 星 VS ミルクビッチ
GM (ルールを読みながら)薫子はこのターンでもう救援に来れる、でいいのかな。
ミルク マジで。
薫子 じゃあ手札補充して…。
ミルク (カードを引く)カードはジョーカーだから、一番能力の高い場所へ行く。だから【鬼】に移動(コマを動かす)。
GM じゃあここで演出しておこうか。君は落ちていくザンバーを視界の端で捉える。
ミルク 「ざ、ザンバー様!?」驚愕の表情を浮かべる。
GM それと同時に君の方へと向かってくる薫子の姿も見える。
ミルク 「くっ…! もういい! あんたたち、滅茶苦茶にしてあげるわ!」(一同笑) そしてハンマーを構える。
GM ついに! 俺は解放するまでもなくやられたわけだが(笑)。
ミルク 「“炙り尽くせ―燐牙旋明王(コルミーリョ・ディオス)!”」 ハンマーを振り回すと、振り回した跡にボッボッと炎が灯り、やがてミルクビッチの全身を炎が包み込む。…それを2人は見てる…の?
GM まぁ、ブリーチですから(一同爆笑)
ミルク で、炎が消えた跡に、黒い巨体が現れる。えー…身長は2メートルくらいになって、光背を背負った、むくつけき姿に(一同苦笑)。ハンマーは一回り大きくなって、常に炎を吐き出している。
GM ……むくつけき大男になるまではカッコよかったから、OSRにしとこう。で、『ハンター×ハンター』のビスケみたいになっちゃったから、(PCに)それぞれOSR1点いいよ(一同爆笑)。
星 ここで「なん…だと…?」はアリ?
GM ああ…アリだね(一同笑)
ミルク 星を一瞥して(低い声で)「そういえばあんた、思い出したわ。昔、あたしが焼いた村で泣いてたガキじゃない」。
星 いかついオッサンの姿だけど、その口調なんだ?(笑)
薫子 (唐突に)しっかりしろ、星! 油断するな!(一同爆笑)
星 薫子さん!
ミルク やっぱりあの時、殺しておくんだったわ…。
GM おお、いいセリフだね! N-OSR(一同爆笑)。
星 ええー?(笑)
薫子 「いいセリフ」って言ったのに、N-OSRか(笑)。ひどすぎる(爆笑)。
星 (笑い転げている)
薫子 さっき使ったばかりのH-OSRが、どんどん貯まっていく(笑)。
ミルク 「もう塵ひとつ残さないわよ」。技も使います。描写はどうしようかな?
GM じゃあPC側の行動決めてからにしよう。その間に考えておいて。
星 僕はその姿に驚愕しても、攻撃するよ(【拳】に移動)。
薫子 経験的に、もはや油断はない(【斬】に移動)。
GM さっきの戦いで成長したんだね。精神的に。(星に)戻ってきた薫子の表情を見て、何か違うものを感じるんですよ。
星 より一層頼もしいというか、憧れが強くなる。
薫子 もちろん、服もボロボロでチラリズムも全開だぞ(一同笑)。
星 あー、星君はそんなこと気にしないから。
GM 今までのH君のキャラとは思えない(笑)。
ミルク よし、決めた。攻撃力は18。ハンマーを天にかざすと、どんどん伸びながら巨大になっていく。
GM 「ギガントハンマー」じゃん(笑)。
ミルク で、あまりの大きさに周囲が暗くなる(一同笑)。
GM ここで「なん…だと…?」言っておけば?
薫子 なん…だと…?(OSR上限アップ)
ミルク 影になった空から地上を見下ろし、ボソリと呟く。『紅伽藍明王(カルメシー・ディオス)』。
一同 おおー(拍手)。
GM 君たちの真上に、巨大などという言葉では言い表せないほどの大きさの戦槌が落ちてくる。とても避けられる大きさではない!
星 18だよね?
薫子 まだB-OSRの効果も残ってるし、まだまだ強いぞ。
GM それ、何ターン継続?
薫子 3ターン。
GM それは強いな! でも個人的には星に見せ場をあげたい所だね。
星 じゃあ、B-OSR発動。【拳】+5。
GM 27以上出せば、一撃で倒せます。
星 うーん、僕はH-OSRまで行ってないから、そこまでは無理だよ。
薫子 まだダメージが足りないのか。
GM とりあえず現状の攻撃力は? …19か。切り札もないの?
星 (無言で手札を場に並べる)
GM お! いったじゃーん(笑)。
薫子 ここは私が抑える。
星 待ってください。僕がやります!
GM うん、明らかに薫子に任せた方がいいのに、あえて行くのがブリーチ流ですよ(一同笑)
薫子 そうか…。ならばもう何も言わん。…勝てよ?(一同笑)
ミルク でも、そんなこと言ってる時間あるの?
GM (しれっと)ありますよ?(一同爆笑)
薫子 だって、ブリーチだぞ!(爆笑) 相手の解放も待つし、最後の決めセリフも待つ!
星 戦槌が落ちてきてるのに、今の会話が成立してるんだね(笑)。
GM そこで薫子が笑いかけるんですよ。
星 あー。では、星も一段階成長した表情で返すよ。。そしてミルクビッチのもとへ(笑)。
GM ハンマーが振り下ろされ切る前に、一瞬にしてミルクビッチの眼前へと星が現れる。
ミルク !!
星 これで最後だ! 『十六夜雷孔雀』! 一閃!
GM 君は切り裂いたと同時にミルクビッチの後ろに駆け抜けている。
ミルク 「ば、バカな…このあたしが…!」そして身体にヒビが入っていって、バーン!と砕け散る。
GM (笑)。じゃあ「消滅」にチェックしとけ(一同爆笑)。
ミルク 消滅しちゃった(笑)。
星 滅った!(爆笑)
ミルク ぶっちゃけありえな~い!
GM それは違うだろ(笑)。
ミルク じゃあ、「ありえない…ありえないぃいッ!」にする。そして爆散。
GM それはいいな(笑)。じゃあそれで。ミルクビッチの消滅と共に、迫り来る戦槌も一瞬にしてヒビが走り、砕け散る。そして大気に溶けるように消滅した。
星 おおー。
GM では、最後に薫子さん、締めてください。
薫子 …やったな、星(一同笑)。
星 VS ミルクビッチ 決着!
エピローグ
GM では、最後にエピローグを演出して終わりましょう。
一同 いえー!
GM ルールにもエピローグは「適当にやれ」って書いてあるし(笑)。
薫子 (ルールを覗き込んで)なん…だと…?
ミルク 消滅したキャラは?
星 語ることすら許されません(一同笑)。
GM 星が何か思い出してくれない限り、もうエピローグでも語られることはないでしょう(笑)。
ミルク 思い出される要素がない(笑)。
GM じゃあ、ここはザンバーが目を覚ますところから始めましょう。地面に倒れているところで、すっと目を開く。
ザンバー(GM) 俺は…死んだのではなかったのか…?
GM で、横に薫子が立っている。
薫子 残念ながら、まだ貴様は死んではいない。
ザンバー(GM) そうか…。なら、トドメを刺すがいい。それが勝者の権利だ。
薫子 ザンバーの目の前に斬魄刀を突き出すけど、あえてトドメは刺さない。「最初は私もそのつもりだったが、今はその気はない」
薫子の脳裏に映るのは、かつての無様な自分。
薫子 かつて貴様と戦った時、私は貴様に肩を喰われただけだった。手心を加えたのか、単なる気まぐれだったのかは分からないが…あの時、私が生き残ったのは確かだ。
静かに目を閉じる。もう、あの頃の自分はいない。私は今日、新しい「朝霧薫子」として、一歩を踏み出したのだから。
薫子 「だから今度は私が…貴様を見逃そう」
ザンバー(GM) あの時の娘が…強く、なったな…。
薫子 だが、勘違いするな。私も死神だ。次にあいまみえる時こそ、決着を付ける時だ。
GM ここでトドメを刺さないのがブリーチだよね(笑)。
薫子 本当は刺すべきなのに、何故か刺さないという(笑)。
ザンバー(GM) 甘いな…。だが、そうだな…。まだ生きることを許されるというならば、もう少し、足掻いてみようか…。
GM そのままザンバーは微かに笑みを浮かべて目を閉じる。薫子はもう振り返ることもなく、立ち去っていく。
星 僕は、母さんの仇を討ったということで、静かに祈りながら、虚空を見つめて「母さん…」と呟いている。
GM そこに薫子が戻って来る。
薫子 帰投するぞ、星。
星 晴れやかな、でもどこか悲しみにも似た表情で、薫子の方を向く。「はい、薫子さん!」
星 で、僕自身がミルクビッチに触れる余地がないんだけど…(笑)。
GM いや、アイツはもういいだろ(笑)。
薫子 同情の余地がないからな(笑)。
星 「さよなら、ミルクビッチ…」とか(一同爆笑)
薫子 ねーよ(笑)。
GM そもそも、名前すら知らないよね(笑)。
GM では、星が笑顔を取り戻したところで終了、ということで。二人が歩き始めた所でエンドですよ。
一同 わー!(パチパチ)
GM ではみなさん、お疲れ様でした!
一同 お疲れ様でした!
楽しんでいただけましたか?
これにて「BLEACH OSR」リプレイは終了です。
短時間でドラマチックなバトルが堪能できる「BLEACH OSR」。
興味ができたなら、是非一度、プレイしてみてください。
そこには、あなたがいつも読んでいるブリーチの世界が待っているはずです。
それではこの場を借りて、参加してくれたプレイヤーのみなさん、
および、「BLEACH OSR」の制作者である、びぜん@備前屋さん、
そして、ここまで読んでくれた閲覧者のみなさんに、ありがとうございました!
GMのツッコミ:
ガイバー…『強殖装甲ガイバー』のこと。この後、智郎君とNの間でマニアックなガイバー談義があったのだが、割愛。
7週目のザンバーとミルクビッチの戦闘不能について…読んでいて「アレ?」と思われた方もいるかもしれないが、この計算は間違っている。ザンバーの霊圧ランクは5なので、致命傷にチェックを入れるために5点、更に気絶/消滅のために10点のダメージが必要。この時点で15点のダメージが必要なのである。そしてまだザンバーは中傷だったので、更に5点前後、一撃で気絶/消滅させるには計20点以上のダメージが必要なのであった。それはミルクビッチも同様。
しかし、言い訳をさせてもらうなら、この計算ミスによって展開が早まり、よりドラマチックな演出ができたのではないかとも思う。このまま続けても、寿命が1ターン延びた程度だろう。惜しむらくは、ザンバーの帰刃ができなかったことだが、代わりに良いエピローグになったんじゃないかな?
ルーリングミスを正当化するつもりはないが、これもまた、TRPGならではの面白さである。…ということで、許してくださいorz
ザンバーの最後の虚閃…ここでザンバーが倒されてしまったことで、ターン最後の鬼道の効果適用を省略してしまっている。本来であれば、ここで虚閃の3ダメージが適用されるのが正しいのだと思うが…その場のノリって大事だよね(おひ
しかし、ここで虚閃ダメージが適用されていれば、星もH-OSRに突入できていたのであった。でもその場合、そのままだと薫子が死ぬので、星が庇う必要があり、演出で困ったかもしれない。
思うに、原作同様「虚閃のダメージでは気絶/消滅にはチェックできない」というヴァリアントルールを採用するのもアリかと思ったりする。
薫子の救援…正確にはここでの「対敵の決定」は星のものであり、薫子のものではない。よって、同一ターン中での救援はできないと考えるのが正しいと思われる。
しかし、最後の最後でルールミスが頻発してるのは、ルールの読み込みが足りないだけでなく、ここまで2時間ぶっ続けでプレイして判断力や理解力が低下していたせいかもしれない。特にこのゲームは演出が過剰気味になるので、余計疲れる。休憩って大切。
『ハンター×ハンター』のビスケ…ご存知、ロリババァにしてその正体はゴリラ女。ミルクビッチがこの姿になることは全員知っていたので、みんな苦笑していたのである。
ギガントハンマー…「魔法少女リリカルなのは」より。鉄槌の騎士ヴィータの必殺技。リプレイの通り、ハンマーが巨大化して、敵を押し潰す。でもこれはやりすぎw
ぶっちゃけありえな~い!…『ふたりはプリキュア』ですね。私は初代を少し見た程度なので、今もこのセリフを言うキャラがいるのかは不明。
エピローグ…あえて(笑)を使わなかったのだけど、ザンバーと薫子の会話中、押し殺した笑いや、そのまま爆笑していたりと、結構後ろは散々な有様だった。カッコよく決めてると何故か笑いが込み上げてくる。これがシリアスな笑いということなんだろうか(違
追記:
あれ? もしかしてH-OSRの使い方が違う…?
私の解釈では、H-OSRの部分には「追加HP」が10点分存在していて、
ダメージが合計10まで貯まると、
次のダメージが霊圧ランク以上の場合、気絶/消滅と解釈していたんだけど…。
「防御力=H-OSR」以上のダメージを受けるまでは、
HPダメージ的なものは受けないというのが正しい…?
上記の場合の例:
H-OSRの現在値が「2」のPCが敵から3ダメージ受けた場合、
「防御力=2」なので、ダメージがH-OSRを突破し、PCは気絶/消滅にチェックする。
ただしこの場合、オーバーダメージは「1」なので、
霊圧ランク2以上のPCならチェックは不要である。
それとも、受けたダメージはH-OSRに還元され、H-OSRの上限を超えるまでは、
ダメージはすべてH-OSRとして扱われる。
つまり、H-OSRに突入した時点で、「HPダメージ」というものは存在しなくなる、
というのが正しいのだろうか?
上記の場合の例1:
H-OSRの現在値が「5」のPCが敵から4ダメージを受けた場合、
受けた4ダメージはH-OSRに還元され、PCのH-OSRの現在値は「9」になる。
次のターン、更にPCは敵から3ダメージ受けた場合、
PCのH-OSRは「12」になるが、H-OSRの上限は10なので、2点オーバー。
この時、
例2:
H-OSRが「1」のPCが、敵から8ダメージを受け、H-OSRは「9」になった。
次のターンでPCはH-OSRを消費し、現在のH-OSRは「2」まで減少した。
更に次のターン、敵から7ダメージを受けたPCは、H-OSRが「9」に上昇した。
この時点でのダメージの累計は「15」であるが、
H-OSRに突入したPCにはHPダメージは意味のないものになっているため、
特に気にする必要はない。
…うーん、後者の解釈が正しいような気がしてきたぞぅ。
これだと本当にPCは死に難くなるしなー。
しかしこれだと難しすぎる気もする。
ちょっと公式解釈を詳しくお聞きしたいところですね。
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コメント
智郎 | URL | -
Re: BLEACH OSRリプレイ 「Hesitates is Lost」 4
リプレイ乙でした!
負けロールは楽しいれす。今思えばもうちょっと頭ひねればもっとカッコ悪い台詞吐けたんじゃないかと思うと残念。ミルクビッチは消滅しちゃったけれど智郎がTRPGに参加する限りいずれ第二第三のミルクビッチが登場するに違いないよ…。
( 2010年09月28日 21:19 [編集] )
岳る | URL | -
Re: BLEACH OSRリプレイ 「Hesitates is Lost」 4
>智郎君
「舐めやがってぇ…」は最高に笑ったw
その場のノリで出てくるセリフが一番いいのだと思うよ。考えすぎるのもアウトでしょう。
( 2010年09月28日 21:42 [編集] )
びぜん@備前屋 | URL | -
Re: BLEACH OSRリプレイ 「Hesitates is Lost」 4
リプレイ執筆お疲れ様でした! 楽しく読ませていただきました-。
ルーリングミスなんて気にしなくていいっすよ。それより盛り上がることが肝要です(笑)
で、H-OSRの疑問にお答えします。
基本的には後者の解釈が正しいです。
ダメージが致命傷までチェックされたとき、その後に入ったダメージは基本的にH-OSRに加算されます。
例えば重傷にチェックが2個入っているとき、4ダメージうけたら、重傷の最後の1個と、致命傷にチェックが入り、残った2ダメージがH-OSRとして加算されます。H-OSRの現在値は2になりますね。
この状態でさらに5ダメージを受けたら、H-OSRは7になります。
問題は消滅/気絶へのチェックなのですが。
「PCは」H-OSRで吸収しきれなくなるダメージを受けたら、消滅/気絶へチェックを入れなければいけません。
岳るさんの書き込みを引用しますと。
「次のターン、更にPCは敵から3ダメージ受けた場合、PCのH-OSRは「12」になるが、H-OSRの上限は10なので、2点オーバー。この時、PCの霊圧ランクが2以下の場合、PCは気絶/消滅する。」
↓
「次のターン、更にPCは敵から3ダメージ受けた場合、PCのH-OSRは「12」になるが、H-OSRの上限は10なので、2点オーバー。この時、PCは気絶/消滅する。」
となります。ダメージが上限を1点でも超えたら消滅/気絶にチェックが入ります。
#確かにこの辺、ルールブックの記述がイマイチですね……。
ですが「敵は」致命傷をチェックするのに霊圧ランク、消滅/気絶をチェックするのに霊圧ランク+5のダメージが必要です。
この辺、PCと敵で扱いが違うのでちょっとだけ注意していただければ。
H-OSRの使用法としては例2が完璧に正しいです。
個人的には、致命傷を受けてからが真の勝負だと思っています(笑)
これで疑問は解けましたでしょうか。
このような疑問をいただけると、気づかなかったアラが見えてきて大変助かります。
よろしければ、また遊んでやっていただけると嬉しいです。
それでは、BLEACH OSRをどうぞよろしくお願いいたします。
( 2010年09月28日 22:23 [編集] )
岳る | URL | -
Re: BLEACH OSRリプレイ 「Hesitates is Lost」 4
>びぜん@備前屋さん
読了お疲れ様でしたーw
なるほど、これで多分H-OSRに関しては大丈夫だと思います。ありがとうございます。
恐らく、「ダメージが入ることでH-OSRが加算される」ということと、10点「までの」オーバーキルに耐えられるという部分、それと、それまでがHP制(ダメージチェック)だったことで、色々ゴチャゴチャになってしまったのだと思います。
これが正しく適用されればゲーム性が激変しそうなので、機会を見てまた遊ばせてもらいますよ!
( 2010年09月28日 22:48 [編集] )
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